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おすすめのETLツールを比較

ETLツールのおすすめ11製品を比較!選び方や類似ツールとの違いを解説【2024年最新】


当記事では、編集部がおすすめするETLツール11製品を比較して紹介します。

また、製品のコストや特徴、提供形態などを一括で確認できる、おすすめのETLツール11製品の一覧比較表を作成しました。これを見れば自社に合うであろう製品を簡単に絞り込めるでしょう。

ETLツールの一覧比較表を見る

また、記事内では、ETLツールを導入するメリット選び方も解説します。ぜひ最後までご覧ください。

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ETLとは?

ETLとは、Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(書き出し・格納)の頭文字を取った言葉で、様々な場所にあるデータを収集し、分析に使える形に整えて、保管する一連のプロセスのことを指します。

企業では、部署ごとに異なるシステムや形式でデータが管理されていることが多く、そのままでは分析が難しいのが現状です。ETLはこのようなデータを抽出し、必要な形式に変換し、分析に適したデータベースなどに格納することで、データ分析やシステム間の連携がスムーズに行えるようになります。特に、大量のExcelファイルや部署ごとに散在するデータを統合する際に有効です。

また、データウェアハウス(DWH)へのデータ格納する際にも、分析処理の速度低下を防ぎ、効率的なデータ分析基盤を構築するために重要な役割を果たすのです。

例えば、顧客データの名寄せ処理など、異なるシステムで管理されているデータを統一する際にもETLツールが役立ち、業務効率化やデータ精度の向上が期待できます。

このように、ETLは企業におけるデータ活用を支える重要な技術であり、意思決定や業務改善に欠かせない存在と言えるでしょう。

本章では、ETLとは何かについて解説しました。次章では、ETLツールとその他ツールの違いや特徴を解説していきます。

導入を検討されている方は、システム導入後の効果を最大化するためにも、ぜひご一読ください。

ETLツールとその他ツールの違いや特徴を解説

本章では、ETLツールとその他ツールの違いや特徴を解説します。

それぞれのツールの違いや特徴を理解することで、自社に最適なツールを選択できるようになるでしょう。ぜひ、読み進めてみてください。

EAIとの違いや特徴を解説

ETLとEAI(Enterprise Application Integration)は、どちらも企業のデータ統合に欠かせない技術ですが、その役割と処理方法には明確な違いがあります。

ETLは、主にデータを抽出し、変換し、書き出すバッチ処理を得意としています。定期的に大量のデータを一括処理する際に力を発揮する点が特徴です。

一方、EAIは、複数のアプリケーションやシステムを連携させ、リアルタイムなデータ処理を実現します。必要なデータを必要な時に処理できる点が強みです。

具体的な例を挙げると、EAIは基幹システムと業務システム間のリアルタイム連携により、受注や在庫状況を即時に反映できます。しかし、EAIは大規模なデータ処理には不向きで、大量データの一括処理を得意とするETLとは対照的です。

近年では、企業のニーズに合わせて、バッチ処理のETLとリアルタイム処理のEAIを組み合わせたハイブリッドなデータ連携も増えてきています。

それぞれの強みを活かすことで、よりスムーズで効率的なデータ処理を実現し、業務を円滑に進められるでしょう。

DWHのと違いや特徴を解説

DWH(データウェアハウス)は、様々なシステムから収集したデータを時系列で整理・保管するデータベースです。

ETLによって抽出・加工されたデータを一元的に管理する役割を担い、長期間にわたって蓄積されたデータは、後から分析や意思決定に活用できます。

例えば、小売業ではPOSデータをDWHに保管することで、商品の売れ行きや顧客の購買傾向を時系列で追跡し、業務の改善や効率化に繋げることが可能です。

また、CRMシステム内での顧客データ管理にもDWHは効果を発揮します。顧客との取引履歴や接触履歴を時系列で管理することで、マーケティング戦略の立案やカスタマーサポートの向上に役立つでしょう。

BIとの違いや特徴を解説

BI(Business Intelligence)は、企業に蓄積されたデータを活用し、経営判断や業務改善に役立てるためのツールです。

主に、DWHに保存されたデータを分析し、その結果を可視化することで、経営者や担当者が迅速かつ正確な意思決定を行えるようサポートします。ETLがデータの抽出や変換を行うプロセスであるのに対し、BIはその後の分析や視覚化に特化している点が特徴です。

例えば、BIツールは、経営判断や売上のシミュレーション、マーケティングにおける顧客ニーズやトレンドの把握など、幅広い業務に活用できます。DWHに蓄積された過去のデータから必要な情報を抽出して分析し、その結果をグラフやダッシュボードとして視覚的に表示することが可能です。

RPAとの違いや特徴を解説

RPA(Robotic Process Automation)は、パソコン上のルーティン業務を自動化するためのツールです。

RPAは、人が行うデスクトップ操作を模倣して繰り返し処理することに特化しています。これにより、請求書や経費処理、データ収集などの定型業務を効率化し、人的ミスの削減が可能です。ETLがデータベースからデータを抽出・変換・書き出しするのに対して、RPAは、ソフトウェアを操作してデータをダウンロードするなど、UIベースの操作を自動化します。

また、RPAはデータベースへの直接アクセスが難しいシステムに対しても有効です。

例えば、基幹システムやWebサービスの画面から特定の条件でデータを抽出する場合、ETLではなくRPAが操作を自動化し、データを所定のフォルダに保存します。その後、ETLツールがそのデータを連携・加工する形で、RPAとETLが連携してデータ処理を行うケースも少なくありません。

これにより、データ収集から加工までの一連のプロセスが効率化され、業務全体の自動化が可能となります。

ここまで、ETLツールについて理解を深めてきました。

次章では、おすすめのETLツール11製品を一覧比較表でご紹介します。気になるETLツールをぜひ見つけてみてください。

【2024年11月最新】おすすめETLツール11製品を一覧比較表で紹介

本章では、当編集部がおすすめするETLツール11製品の一覧比較表を確認しましょう。

この比較表ではコストや特徴、提供形態などを一括で比較できます。そのため、時間のないETLツール選定担当者の方でも、迅速かつ簡単に自社に合う可能性の高いETLツールを絞り込むことができます。

自社に合いそうなETLツールを5~6つくらいまで絞り込み資料請求をして、営業担当の方に詳しい話を聞きながら選定することで、自社の業務を最適化できるETLツールを選べる可能性が高まるでしょう。

 
ETLツール ASTERIA Warp Reckoner Waha! Transformer pengu trocco RapidMiner Boomi IBM InfoSphere
DataStage
AWS Glue Informatica
PowerCenter
Talend
コスト ASTERIA Warp Core:
30,000円/月
ASTERIA Warp Core +:
60,000円/月
ASTERIA Warp Core ++:
120,000円/月
ASTERIA Warp
Standard:
200,000円/月
ASTERIA Warp
Enterprise:
240,000円/月
初期費用0円
月額費用3万円~
(コネクタ追加費用なし)
要問い合わせ プレミアムプラン:
74万円~/年
ベーシックプラン:
50万円/年
スターター:
$459/月
エッセンシャル:
15万円/月
アドバンスド:
30万円/月
要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ
特徴 ノーコードでデータ
連携ができる
マウス操作でアプリを
つなげられる
大量データを高速実行 OCR、ETL、RPAの
3つの業務が1セット
コードベースの設定管理や本番適用前のテスト実行ができる 120以上ものアルゴリズムと分析モデルが搭載 ローコードによる開発と
アプリ連携のコネクターで
開発スピードの短縮
小売りやヘルスケアなど
各業界での豊富な導入実績
サーバーレスで自社の
インフラ整備不要
GUIベースにより
開発工数を削減
ビッグデータと連携出来る
提供形態 オンプレミス 、クラウド クラウド オンプレミス、クラウド
パッケージソフト
オンプレミス
パッケージソフト
クラウド オンプレミス
パッケージソフト
クラウド、オンプレミス クラウド、オンプレミス オンプレミス クラウド
マルチクラウド
ハイブリッド
オンプレミス
データ処理量 1ファイルあたり50MB 2000件のレコードを
500秒で処理できる
デフォルト:
200GBまで
上限緩和:
1TBまで緩和可能
標準的なDPUは1つで
4つのvCPUと16GBの
メモリを提供
ハイメモリDPU
(M-DPU) は
4つのvCPUと32Gの
メモリを提供
無料トライアル 〇(5日間のものと
30日間のものがある)
〇(14日間) 〇(1ヶ月間) 〇(14日間) 〇(14日間) 〇(30日間) なし 〇(1年間)
詳細 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ


次章では、各ETLツールについて、より具体的な情報を紹介していきます。気になっているETLツールについて、より詳細な情報を確認しましょう。

【国内製】おすすめのETLツール

本章では、国内製のおすすめETLツールを詳しく紹介します。価格や機能だけでなく、具体的にどんな企業におすすめかも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ASTERIA Warp

ASTERIA Warp
コスト ASTERIA Warp Core:30,000円/月
ASTERIA Warp Core +:60,000円/月
ASTERIA Warp Core ++:120,000円/月
ASTERIA Warp Standard:200,000円/月
ASTERIA Warp Enterprise:240,000円/月
特徴 ノーコードでデータ連携ができる
提供形態 オンプレミス 、SaaS
データ処理量 1ファイルあたり50MB
無料トライアル 〇(5日間のものと30日間のものがある)
※出典:ASTERIA Warp公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


ASTERIA Warpのおすすめポイント
  • プログラミング未経験者でもノーコード環境で構築期間を短縮できる
  • 複数システムやデータ入力作業を自動化でき、作業コストを削減できる
  • Google Workspace、Salesforce、kintone、Tableauなど100種類以上の接続先がある

ASTERIA Warpは、プログラミング未経験者でもノーコード環境で構築期間を短縮できるETLツールです。

ASTERIA Warpの導入によって、プログラミング知識がなくてもスムーズに導入できるため、チーム全体のリソースを効率的に活用し、ビジネスの成長スピードを加速できるでしょう。

以上よりASTERIA Warpは、技術者が限られているスタートアップや、ITリソースが不足している中小企業におすすめのETLツールです。

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Reckoner

Reckoner
コスト 初期費用0円、月額費用3万円~(コネクタ追加費用なし)
特徴 マウス操作でアプリをつなげられる
提供形態 クラウド 、 SaaS
データ処理量
無料トライアル 〇(14日間)
※出典:Reckoner公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


Reckonerのおすすめポイント
  • 画面操作が容易なので、専門知識がなくてもデータを扱える
  • 表記揺れやデータ型の相違など、欠損データを一括で解消できる
  • GA4やBIツールと連携するため、分析の精度がアップする

RapidMiner Reckonerは、表記揺れやデータ型の相違など、欠損データを一括で解消できるETLツールです。

Reckonerの導入によって、データの整合性が保たれることで、分析結果の信頼性が向上し、正確な意思決定をサポートできるでしょう。

以上よりReckonerは、データ品質がビジネスの鍵を握る企業におすすめのETLツールです。

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Waha! Transformer

Waha! Transformer
コスト 要問い合わせ
特徴 大量データを高速実行
提供形態 オンプレミス 、 クラウド 、パッケージソフト
データ処理量 2000件のレコードを500秒で処理できる
無料トライアル 〇(1ヶ月間)
※出典:Waha! Transformer公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


Waha! Transformerのおすすめポイント
  • 異なる形式のデータを変換・加工し、スムーズに連携できる
  • 作成したデータ処理は、見やすいエラー表示で確認できる
  • ビューフィルターと言われる機能で、データの加工から集計・統合ができる

Waha! Transformerは、異なる形式のデータを変換・加工し、スムーズに連携できるETLツールです。

Waha! Transformerの導入によって、複数のデータソースを効率的に活用できるため、全体的な業務プロセスの最適化が図れるでしょう。

以上よりWaha! Transformerは、多様なデータ形式を扱う必要がある企業やマルチチャネルを展開する企業におすすめのETLツールです。

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pengu

pengu
コスト プレミアムプラン:74万円~/年
ベーシックプラン:50万円/年
特徴 OCR、ETL、RPAの3つの業務が1セット
提供形態 オンプレミス 、パッケージソフト
データ処理量
無料トライアル
※出典:pengu公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


penguのおすすめポイント
  • 手書きで書いた文字をスムーズにデジタル化できる
  • 導入後にSEによる育成プログラムが受けられる
  • 紙帳票を自動でテキストデータにできる

penguは、導入後にSEによる育成プログラムが受けられるETLツールです。

penguの導入は、導入後のサポートにより、社内での運用スキルが早期に向上し、システムの定着と活用がスムーズに進むでしょう。

以上よりpenguは、新しいシステム導入に不安を抱える企業におすすめのETLツールです。

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trocco

trocco
コスト スターター:$459/月
エッセンシャル:15万円/月
アドバンスト30万円/月
特徴 コードベースの設定管理や本番適用前のテスト実行ができる
提供形態 クラウド
データ処理量 デフォルト:200GBまで
上限緩和:1TBまで緩和可能
無料トライアル 〇(14日間)
※出典:trocco公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


troccoのおすすめポイント
  • パイプライン構築まで最短5分で完了する
  • ニーズに合わせて転送方法を選べる
  • ETLに標準搭載されているスキーマ変更検知・追従機能では、列の追加や変更の追従が可能

troccoは、パイプライン構築まで最短5分で完了するETLツールです。

troccoの導入によって、短時間でパイプラインを構築できるため、迅速にプロジェクトを開始し、ビジネス機会を逃さずに対応できるでしょう。

以上よりtroccoは、スピード重視で市場変化に素早く対応する必要があるスタートアップや、アジャイル開発を採用している企業におすすめのETLツールです。

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RapidMiner

RapidMiner
コスト 要問い合わせ
特徴 120以上ものアルゴリズムと分析モデルが搭載
提供形態 オンプレミス 、パッケージソフト
データ処理量
無料トライアル 〇(14日間)
※出典:RapidMiner公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


RapidMinerのおすすめポイント
  • 権限がある人だけがプロジェクトやデータを閲覧でき、リアルタイムでコミュニケーションがとれる
  • データの取り込みと同時に基礎統計量の計算が自動ででき、データを可視化できる
  • 操作方法やデータ分析方法を学習できるトレーニングが提供されている

RapidMinerは、権限がある人だけがプロジェクトやデータを閲覧でき、リアルタイムでコミュニケーションがとれるETLツールです。

RapidMinerの導入によって、安全な環境下で効率的にチーム連携が進むため、プロジェクトの透明性を保ちながら迅速な意思決定が可能になるでしょう。

以上よりRapidMinerは、データのセキュリティが重要な企業や機密情報を扱う企業におすすめのETLツールです。

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本章では、国内製のおすすめのETLツールを紹介しました。

次章では、海外製のおすすめのETLツールを紹介します。海外製のETLツールを探している方はぜひご一読ください。

【海外製】おすすめのETLツール

本章では、海外製のおすすめETLツールを詳しく紹介します。世界中の企業で導入実績を持つ製品を紹介しているので、ぜひ海外製ETLツールの導入を検討する際の参考にしてください。

Boomi

Boomi
コスト 要問い合わせ
特徴 ローコードによる開発とアプリ連携のコネクターで開発スピードの短縮
提供形態 クラウド、オンプレミス
データ処理量
無料トライアル 〇(30日間)
※出典:Boomi公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


Boomiのおすすめポイント
  • 社外システムとの連携が素早くできる
  • システム連携の構築後も運用管理ができるので、イノベーションのために時間が使える
  • 米国政府機関のクラウドセキュリティ認証制度に認定されており、信頼性がある

Boomiは、米国政府機関のクラウドセキュリティ認証制度に認定されており、信頼性があるETLツールです。

Boomiの導入によって、高いセキュリティ基準により、安心してデータを扱え、企業の信頼性向上にも寄与するでしょう。

以上よりBoomiは、厳格なセキュリティ要件を求められる企業におすすめのETLツールです。

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IBM InfoSphere DataStage

IBM InfoSphere DataStage
コスト 要問い合わせ
特徴 小売りやヘルスケアなど各業界での豊富な導入事例
提供形態 オンプレミス、クラウド
データ処理量
無料トライアル なし
※出典:IBM InfoSphere DataStage公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


IBM InfoSphere DataStageのおすすめポイント
  • ヘルスケアやエネルギー、小売りなどの他に、教育機関や自治体の実績を持っている
  • クラウドに加え、オンプレミスでの導入もできるため、柔軟に導入オプションを選べる
  • 並列処理とロード・負荷調整を使って、高速でデータ処理ができる

IBM InfoSphere DataStageは、並列処理とロード・負荷調整を使って、高速でデータ処理ができるETLツールです。

IBM InfoSphere DataStageの導入によって、大量のデータを短時間で処理できるため、業務の遅延を防ぎ、ビジネスの迅速な意思決定に貢献できるでしょう。

以上よりIBM InfoSphere DataStageは、リアルタイムで大量のデータを処理する必要がある企業におすすめのETLツールです。

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AWS Glue

AWS Glue
コスト 要問い合わせ
特徴 サーバーレスで自社のインフラ整備不要
提供形態
データ処理量 標準的なDPUは1つで4つのvCPUと16GBのメモリを提供
ハイメモリDPU (M-DPU) は4つの vCPUと32GBのメモリを提供
無料トライアル 〇(1年間)
※出典:AWS Glue公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


AWS Glueのおすすめポイント
  • フルマネージメントサービスであるため、大規模なデータ処理に対応できる
  • 実際に使用した量に応じて料金がかかるため、使用量によっては無駄なコストがかからない
  • データソースからデータを抽出して加工した後、データを保管するデータストア機能がある

AWS Glueは、実際に使用した量に応じて料金がかかるため、使用量によっては無駄なコストがかからないETLツールです。

AWS Glueの導入によって、コストを柔軟に管理できるため、リソースを効率的に使い、予算内での運用が可能になるでしょう。

以上よりAWS Glueは、予算管理に敏感な企業や、変動の多いプロジェクトを扱う企業におすすめのETLツールです。

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Informatica PowerCenter

Informatica PowerCenter
コスト 要問い合わせ
特徴 GUIベースにより開発工数を削減
提供形態 オンプレミス
データ処理量
無料トライアル
※出典:Informatica PowerCenter公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


Informatica PowerCenterのおすすめポイント
  • データベースやアプリケーション、クラウドなど様々なシステムに接続できる
  • 操作しやすいGUIベースの開発で、複雑なデータ連携を可視化
  • 複数の環境や場所、チームへの展開を自動化し、高速開発化を実現できる

Informatica PowerCenterは、操作しやすいGUIベースの開発で、複雑なデータ連携を可視化できるETLツールです。

Informatica PowerCenterの導入によって、視覚的にデータ連携を管理できるため、複雑なプロセスでも理解が容易になり、効率的な運用が可能になるでしょう。

以上よりInformatica PowerCenterは、非エンジニアのチームメンバーが多い企業や、データ操作の負担を軽減したい企業におすすめのETLツールです。

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Talend

Talend
コスト 要問い合わせ
特徴 ビッグデータと連携出来る
提供形態 クラウド、マルチクラウド、ハイブリッド、オンプレミス
データ処理量
無料トライアル
※出典:Talend公式サイト
※情報が確認できなかったものは – としています。


Talendのおすすめポイント
  • 数千もの企業の実績があり、信頼できる
  • 複数のクラウドプロバイダーを使用したり、プロバイダーを切り替えたりできる柔軟プラットフォーム
  • 直感的に使用できる設計で、専門知識がなくても使いやすい

Talendは、複数のクラウドプロバイダーを使用したり、プロバイダーを切り替えたりできる柔軟なプラットフォームのETLツールです。

Talendの導入は、クラウド環境の選択肢が広がることで、ビジネスニーズに合わせて最適なインフラを選べ、コストやパフォーマンスの最適化がしやすくなるでしょう。

以上よりTalendは、複数のクラウドサービスを利用しているグローバル企業や、成長に伴ってインフラの柔軟性を求める企業におすすめのETLツールです。

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本章では、海外製のおすすめのETLツールを紹介しました。

次章では、ETLツールの比較ポイント・選び方を解説します。 正しくETLツールを選ぶためにも、ぜひご一読ください。

ETLツールの比較ポイント・選び方

本章では、ETLツールの比較ポイント・選び方を紹介します。ETLツールの選び方を知り、適切なETLツールを選びましょう。

自社に合ったコストかどうか

ETLツール導入の際は、コストと機能のバランスが重要です。

高価格なETLツールは多機能で処理能力も高いですが、自社のニーズに合わない過剰な機能を持つツールを選んでしまうと、無駄なコストが発生します。導入前に、自社に必要なデータ変換や処理を明確にし、適切なETLツールを選ぶことでコストを最適化しましょう。

また、ETLツールの費用は、オンプレミス型とクラウド型で大きく異なります。オンプレミス型は初期費用が高い一方、運用費用が抑えられるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いのが特徴です。一方で、クラウド型は初期費用が低いですが、月額費用がかかるため、短期的な利用に向いています。

自社の予算と利用期間に合わせて、最適な形態のETLツールを選びましょう。

担当者が使いやすいETLツールか比較する

ETLツール導入においては、担当者にとっての使いやすさも重要なポイントです。

特に、ノンプログラミングで直感的な操作が可能なETLツールが増えており、プログラムの知識がなくてもドラッグ&ドロップ操作でデータフローを構築できるものが好まれます。例えば、プレビュー機能で操作結果をリアルタイムに確認しながら設定できるETLツールは、担当者にとって大変便利です。

また、導入前にマニュアルやガイドが分かりやすいかを事前に確認しましょう。複雑な操作を必要とするETLツールでは、担当者が慣れるまでに時間がかかり、運用効率が低下する可能性があります。

無料トライアルを利用して実際の操作性を確認し、担当者が簡単に扱えるかどうかを検討することが望ましいでしょう。

既存システムと連携できるアダプタ/コネクタを搭載しているか

ETLツールを選定する際には、既存のシステムやクラウドサービスとスムーズに連携できるアダプタやコネクタが搭載されているかを確認しましょう。

多くのETLツールには、データベースやクラウドサービスとの連携を可能にするために、様々なアダプタやコネクタが用意されています。例えば、Office 365、Salesforce、Google アナリティクス、Tableau、Twitter、Slackなどの主要なサービスと簡単に連携できるアダプタが提供されているETLツールも珍しくありません。

特に、複数のシステムを使用している企業にとって、対応するアダプタやコネクタの種類が豊富であることはメリットと言えるでしょう。中には100種類以上のアダプタを備えたETLツールもあり、プログラミングの知識がなくても、様々なシステム間でのデータ連携処理を容易にします。

将来的なデータ連携先の拡張も考慮し、導入を検討するETLツールがどのようなアダプタを搭載しているか、また新たなコネクタが開発されているかどうかも確認しておきましょう。

大量データを処理できるか

ETLツールを選ぶ際には、自社が扱う大量のデータを効率的に処理できるかどうかも重要です。

特に、膨大なデータ量を扱う企業では、ETLツールのデータ処理能力が自社のニーズに合致しているかを確認する必要があります。高速でデータを処理できるETLツールであれば、データの抽出、変換、書き出しの作業がスムーズに進み、大規模データ処理における遅延を回避することが可能です。

また、各ETLツールは、処理可能なデータの規模や速度が異なるため、導入前に自社で必要とするデータ処理性能をしっかりと把握しておく必要があります。

適切なETLツールを選ぶことで、業務のブラックボックス化を防ぎ、スムーズなデータ処理を実現できるでしょう。

本章では、ETLツールの比較ポイント・選び方について解説しました。

次章では、導入によって得られるメリットを紹介します。ETLツールを導入した際の効果を理解するためにも、ご覧ください。

導入によって得られるメリット紹介

本章では、ETLツールの導入によって得られるメリットを紹介します。現状の課題を解決するヒントを見つけるために、ぜひご覧ください。

大量のデータを短時間で処理できる

ETLツールのメリットの一つ目は、大量のデータを高速かつ効率的に処理できる点にあります。

従来の手作業やExcelを使ったデータ処理では、膨大なデータ量を扱う際に時間がかかり、作業の負担も大きくなってしまうのが現状です。また、BIツールでもデータの変換や分析は可能ですが、ETLツールほど大量データの処理には適していません。

そこで、ETLツールを導入すると、社内に散在するシステムやファイルから必要なデータを一括して抽出し、自動的に整理・加工ができます。これにより、データ連携がスムーズに行えるだけでなく、帳票作成やデータ加工にかかる工数も削減可能です

さらに、データ変換やクレンジング作業を自動化することで、人的ミスを防ぎ、作業の手間を軽減してくれる点もメリットと言えるでしょう。

結果として、データ処理にかかる時間が短縮され、ビジネスのスピードが向上し、従業員はより重要な業務に集中できます。

ノンプログラミングでスキルがなくても使いやすい

ETLツールのメリットの二つ目は、専門的なITスキルがなくても扱いやすい点です。

従来、複数のデータを統合し高度な分析システムを構築するには、システム開発の専門知識が求められ、メンテナンスも専門家に依頼する必要がありました。しかし、多くのETLツールはノンプログラミングで操作できるため、プログラミングの知識がなくても高度なデータ統合システムを構築・運用できます。

例えば、ドラッグ&ドロップの直感的なインターフェースを採用しているETLツールも多く、技術的なスキルがない従業員でも簡単にデータ処理や分析が可能です。これにより、システムの可視化や操作が容易になり、担当者がシステムを自身でメンテナンスできるため、属人化せず運用できます。

このように、ノンプログラミングで扱えることで、従業員の教育・研修コストも削減され、企業全体の効率化が図れる点もメリットと言えるでしょう。

ミスを削減でき、データの分析精度が上がる

ETLツールを活用することで、データ処理におけるミスが削減され、分析精度が向上します。

従来の手作業によるデータ集計・加工では、データの重複や入力ミス、部門ごとの認識の違いなどが原因で、データの品質にばらつきが生じることがありました。これにより、分析結果に影響を及ぼし、正確な意思決定を困難にすることも懸念されます。

一方、ETLツールを使用すると、データが統一されたフォーマットに変換され、規則的に処理されるため、ミスや差異の発生を抑制できます。データの品質が向上し、一貫性のあるデータを基にした精度の高い分析が可能になるでしょう。

このように、データの精度が向上することで、より正確なビジネスインサイトが得られ、信頼性の高い意思決定につながります。

本章では、ETLツールの導入によって得られるメリットについて解説しました。次章では、ETLツールを導入する際のデメリットを2つ紹介します。

導入する際のデメリットを2つ紹介

本章では、ETLツールを導入する際のデメリットを紹介します。メリットだけでなく、デメリットも理解した上で、ETLツール導入の是非を検討しましょう。

導入時や運用中に問題が発生した際は専門家と連携が必要

ETLツールは、高度で複雑なデータ変換や連携処理の自動化を実現できる一方で、導入や運用で問題が発生した場合、ITの専門知識が求められます。

特に、データベースの設定や複雑な変換処理の定義には、プログラミングやデータベースに関するスキルが必要です。自社にこうしたスキルを持ったスタッフが不足している場合は、外部の専門家との連携も視野に入れるべきでしょう。

ETLツールの導入を検討する際は、これらの要素を十分に考慮し、自社のスキルやサポート体制についても確認しておくことが重要となります。

導入に費用がかかる

ETLツールの導入には、一定のコストがかかる点もデメリットとして挙げられます。

特に高機能なETLツールでは、初期費用やライセンス料が高額になる場合があり、数百万〜数千万円に及ぶことも珍しくありません。導入後も継続的にメンテナンス費用やサポート費用が発生するため、総コストを慎重に見積もる必要があります。

一方で、月額数万円から利用できるリーズナブルなETLツールも存在しますが、機能が限定されていることが多いのが現状です。費用対効果を考慮し、まずは無料のお試し版やオープンソースのETLツールを試してから本格導入を検討するのも良いでしょう。

導入コストは確かに高いものの、データ処理や分析業務の効率化によって得られる効果は大きいため、費用対効果を考慮しながら最適なETLツールを選ぶことが重要です。

まとめ|類似製品との違いを理解したうえで、自社に必要なものを導入しよう

当記事では、そもそもETLツールとは何かから、ETLツールの選び方おすすめのETLツールの比較まで幅広く記述しました。

ETLツールを正しく比較して選ぶことができると、自社に最適なETLツールが導入でき、自社の課題を解決できます。

そのため、ETLツールを正しく比較して選びましょう。

最後に、現在資料請求が可能な、ETLツール一覧を紹介します。