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太陽光発電と蓄電池は300万円が相場!組み合わせ方や費用を抑えるポイントも解説


太陽光発電と蓄電池を同時に導入したいと考えていませんか?

太陽光発電と蓄電池をセットで導入すると、時間帯に関わらず発電した電力が効率良く使えるようになり、停電時も安定して電力を供給できます

ただ、その分初期費用が高くなるため、蓄電池の購入を迷っている方もいるでしょう。

当記事では、太陽光発電と蓄電池の価格相場をふまえて、初期費用を安くする方法やセットで導入するメリットを解説します

なるべく安く太陽光発電と蓄電池をセットで導入したい方は、ぜひ当記事をご覧ください。最後まで読めば、ご家庭に適した設備を導入する方法がわかるでしょう。

著者
鴇田 勝之
日本住宅性能検査協会の認定講座を修了
著者の画像
日本住宅性能検査協会が提供している再生可能エネルギーアドバイザーの認定講習を受講し、主に太陽光発電に関する情報を発信している。(修了証明書

太陽光発電と蓄電池は300万円が相場

太陽光発電と蓄電池の価格相場は約300万円
太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合、価格相場は約300万円となります

ここでは、太陽光発電と蓄電池の容量に応じて、300万円以内で設置費用がどのように変化するか簡単にシミュレーションします。

太陽光発電の価格相場は1kWあたり28.8万円

太陽光発電の設置費用の価格相場は、1kWあたり約28.8万円です(※)。例えば、容量5kWの太陽光パネルを導入した場合、設置費用は144万円となります。
※出典:経済産業省「「太陽光発電について」」P-37

住宅用太陽光発電の初期費用の推移
太陽光発電の設置費用は、基本的な太陽光発電システム全体の導入費用を含んでおり、以下の費用が含まれています。

  • 太陽光パネル:全体の約40〜50%
  • パワーコンディショナー:約15〜20%
  • 配線・架台などの周辺機器:約10〜15%
  • 設置工事費用:約20〜30%

太陽光発電の設置費用が変動する大きな要因は、太陽光パネルの価格です。容量はもちろん、発電効率の高さや耐久性によって太陽光パネルの価格は変動します

例えば、一般的な太陽光パネルは多結晶シリコンという素材が使われていますが、単結晶シリコンという素材を使った太陽パネルを選ぶと、価格が少し上がる代わりに発電効率が上昇します。

パワーコンディショナ代・周辺機器代・工事費は、設置する太陽光パネルの容量やメーカーに関わらず大きく変動しません。

蓄電池の価格相場は1kWhあたり13.9万円

蓄電池の設置費用の価格相場は、1kWhあたり約13.9万円です(※)。例えば、容量7kWhの蓄電池を導入した場合、設置費用は約97.3万円となります。
※出典:三菱総合研究所「定置用蓄電システムの普及拡大策の検討に向けた調査」P-41

蓄電池の設置費用も蓄電池本体だけでなく、下記のように周辺機器や設置工事費が含まれています。

  • 蓄電池本体:全体の約60〜70%
  • 蓄電池用パワーコンディショナー:約15〜20%
  • 設置工事費用:約15〜20%

蓄電池の設置費用も蓄電池本体の容量に応じて変動しますが、下図のように容量1kWhあたりの単価は安くなる傾向にあります。

蓄電池の容量別価格相場
ただ、蓄電池の容量が大きくなると蓄電池本体のサイズが大きくなるため、設置スペースを確保できるか事前の確認が必要です。

以上、太陽光発電と蓄電池それぞれの設置費用の相場を解説しました。この価格相場の金額を踏まえて、300万円以内の設置費用で導入できる容量の組み合わせをシミュレーションしていきましょう。

300万円以内で導入できる容量の組み合わせは?

それでは、300万円以内の設置費用で、太陽光発電と蓄電池を同時に設置できる組み合わせをシミュレーションします。

今回は、以下のパターンでシミュレーションしてみました。

  • 一般家庭(4人家族)の組み合わせ
  • 太陽光発電の容量を増やした組み合わせ
  • 蓄電池の容量を増やした組み合わせ
  • どちらの容量も増やした組み合わせ

それぞれ、以下の容量を想定して計算していきます。

太陽光発電の容量 蓄電池の容量
一般家庭 5kW 7kWh
太陽光発電の
容量多め
7kW 5kWh
蓄電池の
容量多め
4kW 10kWh
両方の容量多め 7kW 10kWh

先ほど解説した太陽光発電と蓄電池の価格相場を踏まえると、設置費用の合計金額は以下のとおりです。

太陽光発電の
設置費用
蓄電池の
設置費用
合計金額
一般家庭 5kW 7kWh 2,413,000円
太陽光発電の
容量多め
7kW 5kWh 2,711,000円
蓄電池の
容量多め
4kW 10kWh 2,542,000円
両方多め 7kW 10kWh 3,406,000円

上表のように、太陽光発電と蓄電池どちらかの容量を増やすだけなら、設置費用を300万円以内におさめられます。

容量別の組み合わせの価格相場はこちら
太陽光パネル\蓄電池 3kwh 4kwh 5kwh 6kwh 7kwh 8kwh 9kwh 10kwh 11kwh 12kwh 13kwh 14kwh
3kw 1,281,000円 1,420,000円 1,559,000円 1,698,000円 1,837,000円 1,976,000円 2,115,000円 2,254,000円 2,393,000円 2,532,000円 2,671,000円 2,810,000円
4kw 1,569,000円 1,708,000円 1,847,000円 1,986,000円 2,125,000円 2,264,000円 2,403,000円 2,542,000円 2,681,000円 2,820,000円 2,959,000円 3,098,000円
5kw 1,857,000円 1,996,000円 2,135,000円 2,274,000円 2,413,000円 2,552,000円 2,691,000円 2,830,000円 2,969,000円 3,108,000円 3,247,000円 3,386,000円
6kw 2,145,000円 2,284,000円 2,423,000円 2,562,000円 2,701,000円 2,840,000円 2,979,000円 3,118,000円 3,257,000円 3,396,000円 3,535,000円 3,674,000円
7kw 2,433,000円 2,572,000円 2,711,000円 2,850,000円 2,989,000円 3,128,000円 3,267,000円 3,406,000円 3,545,000円 3,684,000円 3,823,000円 3,962,000円
8kw 2,721,000円 2,860,000円 2,999,000円 3,138,000円 3,277,000円 3,416,000円 3,555,000円 3,694,000円 3,833,000円 3,972,000円 4,111,000円 4,250,000円
9kw 3,009,000円 3,148,000円 3,287,000円 3,426,000円 3,565,000円 3,704,000円 3,843,000円 3,982,000円 4,121,000円 4,260,000円 4,399,000円 4,538,000円
10kw 3,297,000円 3,436,000円 3,575,000円 3,714,000円 3,853,000円 3,992,000円 4,131,000円 4,270,000円 4,409,000円 4,548,000円 4,687,000円 4,826,000円

ただ、この設置費用は太陽光発電と蓄電池、それぞれ単体で設置した場合の金額です。太陽光発電と蓄電池を同時に設置すれば、パワーコンディショナ代と工事費用を抑えられます

太陽光発電と蓄電池を同時接続できるハイブリッド型パワーコンディショナを選ぶと、パワーコンディショナを2台購入する必要がなくなります。また、太陽光発電と蓄電池を同時に導入すれば、一度で全て設備を設置可能です。

そのため、実際の設置費用は今回のシミュレーションよりも安くなる可能性があります

蓄電池とエコキュートを併設した場合のセット価格は?

エコキュートは、空気中の熱と電気を利用し、お湯を効率的に沸かす給湯器です。太陽光発電と組み合わせることで、お湯を沸かす電気も自宅で発電した電気を利用できるので、もっとお得になります。

太陽光発電や蓄電池だけでなくエコキュートも導入して、光熱費をさらに削減したい方もいるでしょう。本項では、太陽光発電・蓄電池・エコキュートを同時に設置した場合の設置費用について考えていきます。

エコキュートの設置費用は下記の要素で変動しますが、一般家庭だと50万円前後で導入することが可能です。

エコキュートの設置費用の主な要素

  • エコキュート本体の性能
  • エコキュートのタンク容量
  • 周辺設備(リモコン機器など)
  • 工事費

したがって、先ほどシミュレーションした金額に、エコキュートの設置費用も合わせると、下記のようになります。

太陽光発電の
設置費用
蓄電池の
設置費用
エコキュートの
設置費用
合計金額
一般家庭 5kW 7kWh 50万円 2,913,000円
太陽光発電の
容量多め
7kW 5kWh 3,211,000円
蓄電池の
容量多め
4kW 10kWh 3,042,000円
両方多め 7kW 10kWh 3,906,000円

このように、一般的な家庭で導入されることが多い容量であれば、エコキュートを含めても設置費用を300万円以内で導入可能です。ただ、太陽光発電・蓄電池どちらかの容量を増やすと300万円を超えてしまいます。

そのため、エコキュートも合わせて太陽光発電と蓄電池を設置するなら、予算に余裕を持っておくほうがおすすめです。

価格相場が変動する要因

価格相場が変動する要因
さきほど、太陽光発電と蓄電池の価格相場は約300万円と解説しましたが、実際の価格は人によって変動します。

その主な要因としては、以下が挙げられます。


ご自身が導入したい太陽光発電・蓄電池の価格相場を把握できるためにも、1つずつ確認していきましょう。

容量の組み合わせ方で価格相場は変動する

太陽光発電と蓄電池の価格は容量によって大きく変動するため、それぞれの容量の組み合わせで価格相場は変動します

前章のシミュレーションでは、5kWの太陽光発電と7kWhの蓄電池を導入する場合で計算しました。当然ながら、容量を増やせば初期費用は上がりますし、逆に減らせば安くできます。

下記に、太陽光発電と蓄電池の容量別の設置費用をまとめましたので、ご参照ください。

太陽光パネル\蓄電池 3kwh 4kwh 5kwh 6kwh 7kwh 8kwh 9kwh 10kwh 11kwh 12kwh 13kwh 14kwh
3kw 1,281,000円 1,420,000円 1,559,000円 1,698,000円 1,837,000円 1,976,000円 2,115,000円 2,254,000円 2,393,000円 2,532,000円 2,671,000円 2,810,000円
4kw 1,569,000円 1,708,000円 1,847,000円 1,986,000円 2,125,000円 2,264,000円 2,403,000円 2,542,000円 2,681,000円 2,820,000円 2,959,000円 3,098,000円
5kw 1,857,000円 1,996,000円 2,135,000円 2,274,000円 2,413,000円 2,552,000円 2,691,000円 2,830,000円 2,969,000円 3,108,000円 3,247,000円 3,386,000円
6kw 2,145,000円 2,284,000円 2,423,000円 2,562,000円 2,701,000円 2,840,000円 2,979,000円 3,118,000円 3,257,000円 3,396,000円 3,535,000円 3,674,000円
7kw 2,433,000円 2,572,000円 2,711,000円 2,850,000円 2,989,000円 3,128,000円 3,267,000円 3,406,000円 3,545,000円 3,684,000円 3,823,000円 3,962,000円
8kw 2,721,000円 2,860,000円 2,999,000円 3,138,000円 3,277,000円 3,416,000円 3,555,000円 3,694,000円 3,833,000円 3,972,000円 4,111,000円 4,250,000円
9kw 3,009,000円 3,148,000円 3,287,000円 3,426,000円 3,565,000円 3,704,000円 3,843,000円 3,982,000円 4,121,000円 4,260,000円 4,399,000円 4,538,000円
10kw 3,297,000円 3,436,000円 3,575,000円 3,714,000円 3,853,000円 3,992,000円 4,131,000円 4,270,000円 4,409,000円 4,548,000円 4,687,000円 4,826,000円

上表のように、太陽光パネルと蓄電池の容量が変わると、最大約400万円の差が生まれます

一般的な家庭の場合、太陽光パネルの容量は3〜5kW、蓄電池の容量は5〜7kWhで導入されることが多いと言われています。

そのため、明確な理由があって容量を増やさない限り、太陽光発電と蓄電池の初期費用は300万円以内に収めることが可能です。

周辺設備や設置するタイミングで価格相場は上がる

太陽光発電・蓄電池を導入する際、ご家庭によっては以下のようなニーズもあるでしょう。

  • エコキュートで自宅をオール電化に変えたい
  • V2Hを利用して太陽光発電の電気を効率良く使いたい
  • すでに家を建てたけど今から太陽光発電を導入したい

上記のニーズをお持ちの場合、太陽光発電・蓄電池を導入する際の初期費用は上がってしまいます

エコキュートとV2Hは、太陽光発電・蓄電池との組み合わせが良いと言われる周辺設備ですが、利用するには専用機器を追加で設置する必要があるため、その分費用が上がります。

また、太陽光発電・蓄電池の施工費用は、自宅が新築か既築によって変動します。

一般的には、既築の方が工事費が高くなります。新築であれば、自宅の建築と同時に太陽光発電・蓄電池を設置するため、その分工事費を安くできるからです。

このように、周辺設備を導入したり既築の自宅に後付けて設置したりすると、必要な費用が上がるので注意しましょう。

【価格をおさえたい人向け】設置費用を安くするポイント・注意点

設置費用を安くするポイント・注意点
導入することが決まっているなら、太陽光発電・蓄電池の設置費用を極力安くしたいですよね。

太陽光発電と蓄電池の価格を抑えるには、以下の方法が挙げられます。


上記を実践すれば、価格相場よりも安く太陽光発電・蓄電池を導入できるでしょう。

補助金制度を利用する

補助金制度を利用できれば、太陽光発電と蓄電池の価格を確実に安くできます

2024年現在、政府が実施している補助金制度はありませんが、お住まいの地方自治体によっては独自の補助金制度を実施しています

例えば東京都の場合、基準を満たした住宅を新築する際に太陽光発電を設置すると、1kWhあたり12万円(3.6kW以下の太陽光パネルの場合)の補助金が助成されます。
※出典:東京都「令和6年度 家庭における太陽光発電導入促進事業

補助金が受け取れる金額・条件は地方自治体で異なるので、太陽光発電を導入する際は、お住まいの地方自治体の補助金制度の詳細を必ず確認しましょう。

太陽光パネルと蓄電池をセットで導入する

太陽光発電と蓄電池をセットで導入することも、価格を安くする方法として挙げられます。一度の工事で太陽光発電と蓄電池を設置するので、その分工事費を抑えられる場合があるからです。

もし最初に太陽光発電のみを導入し、後から蓄電池を設置する場合、蓄電池の設置や配線接続の追加工事が必要になります

また、太陽光発電の設備状態によっては、電力を変換するパワーコンディショナを追加で購入しないといけません

そのため、太陽光発電と蓄電池をセットで利用したい方は、同時に導入すれば初期費用を抑えることが可能です。

訪問販売でなく販売会社に直接依頼する

実は依頼先の違いでも、太陽光発電・蓄電池の初期費用が変動することがあります。

太陽光発電・蓄電池の導入を依頼する方法は、主に4つ挙げられます。

太陽光発電・蓄電池の導入依頼先

  • 訪問販売
  • ネット販売
  • 家電量販店・ホームセンター
  • 工務店(新築時のみ)

それぞれメリットがありますが、初期費用を抑えることを重視するなら、ネットから販売会社へ直接依頼するのがおすすめです。

ネット経由で販売会社に直接依頼すれば、営業費用や店舗維持費用がかからないため、その分費用が安くなる傾向にあります。

逆に訪問販売を通じて、太陽光発電・蓄電池の依頼はおすすめできません。業者によっては営業会社に委託している場合があり、その分の利益が上乗せされている可能性が高いからです。

家電量販店・ホームセンターだと、自ら出向いて相談できるのがメリットですが、専門の担当者が相談に乗ってくれるとは限らず、価格に対して納得できる提案を受けられない場合があります。

そのため、納得できる設備を導入しつつ価格を抑えたいなら、ネット経由で販売会社に依頼して専門の担当者に直接相談するのがおすすめです。

太陽光発電と蓄電池をセットで導入するメリット

太陽光発電と蓄電池をセットで導入するメリット
初期費用が高くなるものの、太陽光発電と蓄電池をセットで導入すれば、下記のようなメリットがあります。


太陽光発電と蓄電池をセットで利用すると、太陽光発電で生み出した電力を有効活用できます。各メリットを1つずつ見ていきましょう。

売電収入と自家消費を効率良く使い分けられる

太陽光発電で生み出した電力は、電力会社に売電して収入を得ることはもちろん、自家消費することも可能です。

ただ、太陽光発電だけ導入した場合、自家消費して余った電力は自動的に売電されるので、自家消費と売電収入のバランスを取ることが難しくなります

一般的な家庭の消費電力は朝方・夜間が多く、昼間は少なくなります。一方、太陽光発電の発電量は昼間が多く、朝方・夜間はあまり発電されません。そのため、太陽光発電だけ導入すると、電力をたくさん使う朝方・夜間に太陽光発電の電力が使えず、電力会社から電力を購入する必要があります。

そこで蓄電池を導入すれば、太陽光発電の電力を充電でき、発電量が減る朝方・夜間でも実質的に自家消費することが可能です。パワーコンディショナの設定を変更すれば、自家消費で余った電力を充電せず売電に回せます。

つまり、太陽光発電と蓄電池をセットで導入すれば、自家消費と売電どちらを優先するか柔軟に変更することが可能です。

電気代を抑えられる

太陽光発電で生み出した電力を自家消費して電気代を抑えたい方は、蓄電池はほぼ必須アイテムと言えます

先ほど解説したように昼間の自家消費が少ないと、太陽光で発電した電気は余ってしまいます。蓄電池で充電しておけば、発電量が減少する朝方・夜間でも太陽光発電の電力が利用可能です。

売電収入で実質的に電気代を抑えられますが、自家消費の割合を増やしたほうがより多くの電気代を減らせます

以下の表に、売電と自家消費の割合を変えることで得られる経済的メリットの違いをまとめてみました。

比率 経済的メリット
売電0%・自家消費100% 188,325円
売電30%・自家消費70% 160,988円
売電50%・自家消費50% 142,763円
売電70%・自家消費30% 124,538円
売電100%・自家消費0% 97,200円
※計算式:年間発電量 × 容量 × (売電単価 × 売電割合 + 電力単価 × 自家消費割合)
※年間発電量:1,215kWh (環境省「3.2 住宅用等太陽光発電の導入ポテンシャルの再推計」から引用)。
※売電単価:2024年度のFIT制度16円/kWhで計算。
※電力単価:31円/kWh (全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」から引用)で計算。


上表のように、自家消費の割合が大きくなる程、得られる経済的メリットは大きくなります

そのため、電気代を抑えることを優先したい方は、蓄電池を導入して自家消費できる割合を増やすのがおすすめです。

停電時にも安定して電気を供給できる

太陽光発電を導入するメリットには、自家消費や売電収入だけでなく、停電時に電力を供給できることも挙げられます

ただ、天候が悪いときや朝方・夜間に停電したときは、太陽光発電の発電量が減ってしまい電力供給が安定しません

そこで蓄電池を導入して電力を充電しておけば、いつ停電が起きても電力を使うことが可能です。

停電対策をしっかりしておきたい方は、太陽光発電と蓄電池をセットで導入するといいでしょう。

価格相場よりもご家庭の状況に合わせた設備の導入が大切

家庭の状況に合わせた設備の導入が大切
太陽光発電と蓄電池の価格相場は約300万円であるものの、それぞれの容量を変えると実際の価格は変動します。

「セットで導入したいけど価格が高くなるから、とにかく容量を減らして初期費用を抑えたい」と考える人もいるでしょう。

実際に太陽光発電と蓄電池を導入するなら、価格相場よりもご家庭の状況に合わせることが重要です。

もし初期費用を抑えることを最優先にすると、生活に必要な分の発電量が賄えなかったり、蓄電池の容量が足りなくて電力を購入する量があまり減らなかったりします。

また、初期費用が価格相場よりも異様に安い業者に設置を依頼すると、設置後にトラブルや故障が起きる可能性が高くなり、修理費や設備交換費など予想外の出費が発生してしまいます。

その結果、太陽光発電と蓄電池の経済的メリットが感じられず、「太陽光発電をやらなきゃよかった」と後悔するかもしれません。

仮に太陽光パネルと蓄電池の容量を増やし、初期費用が価格相場よりも高くなったとしても、その分発電量が増えるため、太陽光発電の電力だけで生活に必要な電力が賄える可能性があります。

ご家庭に適した太陽光発電と蓄電池の設備を決めるには、信頼できる販売会社に見積もり相談することがおすすめです。導入したい理由や使い方をヒアリングし、納得できる提案を受けられます。

太陽光発電と蓄電池をセットで導入するならSUNSエナジー株式会社

数ある販売会社のなかから当サイトがおすすめするのは「SUNSエナジー」です。 太陽光発電ならSUNSエナジー 太陽光発電ならSUNSエナジー

SUNSエナジーをおすすめする理由は、以下の3つ挙げられます。

SUNSエナジーのおすすめポイント

  • 埼玉県指定の協働事業者に認定されている
  • Panasonicの指定販売店に選ばれている
  • 蓄電池やエコキュートを含めた総合的な提案が受けられる

SUNSエナジーは、埼玉県の協働事業者に選ばれています。埼玉県では、住宅用太陽光発電設備の販売又は施工を3年間で30件以上設置した実績がある業者を協働事業者に選定(※)しているため、一定の信頼はできるのではないでしょうか。
※引用:埼玉県 住宅用太陽光埼玉あんしんモデル

また、SUNSエナジーは、太陽光発電だけでなくエコキュートや蓄電池を含めた無料相談に対応しています。太陽光発電の導入を検討しているなら、SUNSエナジーの無料相談を利用して、ご家庭に適した設備をシミュレーションしてみてください。

当サイト経由なら無料で相談可能! SUNSエナジーに無料で
シミュレーションを依頼する


まとめとよくある質問

当記事では、太陽光発電と蓄電池の価格相場や変動する要因、初期費用を安くする方法を解説しました。

太陽光発電と蓄電池の価格相場は約300万円ですが、ご家庭に適した設備内容は異なり、それに応じて実際の初期費用は変わります。

「太陽光発電と蓄電池をセットで導入したいけど、どれくらいの容量を選べばいいかわからない」という方は、販売会社に見積もり相談をするのがおすすめです。

当サイトがおすすめするSUNSエナジーは、蓄電池はもちろんエコキュートを含めた無料相談に対応した販売会社で、継続して実績を積み重ねていることから埼玉県の指定販売会社に認定されています。

SUNSエナジーなら、ご家庭の状況を詳しくヒアリングし納得できる設備内容を提案してくれます。どの業者に依頼するか迷っている方は、ぜひ一度SUNSエナジーの無料相談を利用してみてください。

よくある質問①太陽光発電と蓄電池は300万円で購入できますか?

太陽光発電と蓄電池は300万円以内で購入可能です。一般的な家庭の場合、太陽光発電は3〜5kW、蓄電池5〜7kWhで導入されることが多く、ほとんどの場合で300万円以内に収められます。

ただし、太陽光パネル・蓄電池の容量や購入する方法によっては、300万円より高くなる場合があります。ただし、300万円を超えるからといって、価格を抑えるために容量を減らすと満足に利用できないかもしれません。

そのため、太陽光発電と蓄電池を導入する際は、価格よりもご家庭に適した容量を重視するのがおすすめです。

よくある質問②太陽光発電の導入には何が必要ですか?

太陽光発電を導入するには、以下の設備が必要です。

  • 太陽光パネル
  • パネルの架台
  • パワーコンディショナ
  • 電力量計(売電メーター)

太陽光発電と蓄電池をセットで導入したい場合は、蓄電池本体はもちろん、蓄電池の土台や蓄電池専用のパワーコンディショナも追加で設置します

また、売電収入を得たい場合は、設備の設置だけでなく固定買取制度(FIT制度)の申請手続きも行わないといけません。

よくある質問③初期費用の300万円は売電収入で回収できますか?

太陽光発電と蓄電池の初期費用300万円は売電収入で賄えますが、FIT制度の適用期間内に回収することは難しいでしょう。

2024年度の売電単価は16円/kWhで、5kWの太陽光パネルを導入してすべて売電できた場合、得られる売電収入を計算してみました。

1,215kWh/kW × 5kW × 16円/kWh ×10年 ≒ 97万円



上記のように、FIT制度期間中の売電収入だけでは初期費用を賄えません

ただし、卒FIT後でも売電できる電力会社で契約すれば、引き続き売電収入を得られるので、長期的に見れば初期費用を賄える可能性があります

また、売電だけでなく自家消費で節約できた電気代を加味した経済的メリットで考えれば、初期費用の回収年数を実質的に短くすることが可能です

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最終更新日:2024年12月2日

【2024年11月最新】太陽光発電のメリット・デメリットをわかりやすく解説!

太陽光発電を導入する前にはデメリットとメリットを理解しておかないと不安ですよね。 太陽光パネルは決して安い買い物ではないので、「とりあえず試して後悔した」なんてことだけは避けたいはず。 そのため、事前に太陽光発電のデメリ...
           
最終更新日:2024年11月5日

【2024年】太陽光発電の設置費用相場は?太陽光パネルの価格と費用対効果を解説!

太陽光発電の設置費用を考えずに導入をすると、大きく損をする可能性があります。 そのため、太陽光発電の価格相場を知っておくことは重要です。 太陽光発電の価格相場 1kWあたり平均28.8万円 しかし、上記は一般的に初期費用...
           
最終更新日:2024年11月5日

ソーラーカーポートの価格相場は?メリット・デメリットも紹介【2024年】

ソーラーカーポートの設置において価格を気にされる方は多いでしょう。 当記事では、カーポートに太陽光発電システムを導入するソーラーカーポートの費用について補助金制度を踏まえて解説します。 また、ソーラーカーポートを設置する...
           
最終更新日:2024年11月1日

太陽光発電と蓄電池を同時に設置するメリット・デメリットは?

太陽光で発電した電力を、日常生活や災害時などの必要なタイミングで使えるメリットがある家庭用蓄電池。 しかし、太陽光発電システム自体にも導入費用がかかるので、せっかく蓄電池を設置をしても、初期費用の回収ができずに損をしたら...
           
最終更新日:2024年11月11日
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