クラウドサインの問題点・デメリットを利用者の口コミ・評判をもとに徹底解説!【独自調査】
「クラウドサインの導入前に問題点・デメリットも知っておきたい」や「クラウドサインについて調べようとしたら『問題点』と出てきて不安になった」という方、いるのではないでしょうか?
クラウドサインは導入実績豊富な人気のサービスですが、問題点やデメリットになりうる点も存在します。
当記事では、クラウドサインの問題点やデメリットを、独自アンケート調査で得られた実際の利用者の口コミ・評判を踏まえて徹底的に解説します。
最後まで読んでいただければ、自社に適したサービスの導入に進めるでしょう。
目次
クラウドサインの問題点はその法的効力にある?
クラウドサインの問題点として指摘されているポイントの1つが、その法的効力です。結論、クラウドサインには官公庁が認めた適法性があります。
しかし、問題点として指摘されるにはある程度の理由があるため、本章ではその点を徹底解説します。
そもそも電子契約の法的効力を担保する仕組みは2種類ある
クラウドサインの適法性に関する問題点を解説する前に、電子契約が法的効力を担保する仕組みを理解する必要があります。電子契約で行われる電子署名は「立会人型」と「当事者型」の2種類です。
まず「立会人型」は、契約の当事者ではない第三者が、当事者の指示に基づいて電子署名を付与する形式を指します。
次に「当事者型」は、契約の当事者が電子署名を付与する形式です。
立会人型は、本人認証をメールなどで行うため、当事者型に比べてなりすましのリスクが高いとされています。
立会人型と当事者型について、さらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
クラウドサインの問題点は立会人型の電子署名しか付与できないこと
クラウドサインの問題点として指摘されているのは、立会人型の電子署名しか付与できない点です。クラウドサインが、法的効力を担保している仕組みは、契約の当事者同士が合意している契約書類に対して、クラウドサインの運営会社である「弁護士ドットコム」が電子署名を付与するというもの。
この時、契約当事者の本人確認はメールなどによる本人認証で行われます。
よって、認証局で正式に本人確認されたものしか発行できない電子署名を、契約の当事者同士で付与する当事者型に比べると、クラウドサインの立会人型はなりすましのリスクが高く、法的効力が劣るという問題点があるのです。
そのため、より法的効力の強固な当事者型での電子契約を希望の場合は、当事者型での電子署名が可能な「GMOサイン」をおすすめします。
ただ、クラウドサインの立会人型にも法的効力はあり、それは官公庁からも認められているため、適法性のある電子契約を結ぶことは可能です。
本章では、クラウドサインの問題点としてよく指摘される、適法性について解説しました。
クラウドサインには、これ以外にも問題点・デメリットになりうる点があります。次章では、これらの点を詳しく解説します。
【独自調査】利用者の口コミ・評判をもとにクラウドサインの問題点・デメリットを解説
本章では、場合によっては、クラウドサインの問題点やデメリットになりうるポイントを、独自アンケート調査で分かった口コミ・評判を含めて解説します。自社の状況に当てはめて、導入後に後悔しないようにしましょう。
本人確認をメール認証で行う
まず解説するクラウドサインの問題点・デメリットになりうる点は、本人確認がメール認証であること。クラウドサインでは電子契約の際に本人確認が行われますが、これがメール認証で行われます。
つまり、メールアドレスごと乗っ取られていると、不正に電子契約を結ぶことが可能です。
実際の利用者からも以下のような、口コミ・評判が寄せられています。
30代・男性
業種:飲食・宿泊、職種:経理・財務、役職:社長、企業規模:1人(個人事業主)
認証方法がシンプルすぎてセキュリティ面で不安を感じる場面もありました。重要な契約に関しては、追加のセキュリティ強化が必要だと感じます。
ただ、クラウドサインとしても、この問題点に対して以下のような対策を講じています。
- 通信の暗号化
- ワンタイムパスワードによる2段階認証
- IPアドレス制限(上位プランのみ)
上記によって、ある程度のなりすましリスクは抑えられていますが、それでも不安が残る方は、そもそも当事者型で電子署名できるGMOサインがおすすめです。
契約書のファイル形式がPDFしか選べない
契約書のファイル形式がPDFだけであることも、クラウドサインの問題点・デメリットになりうるでしょう。クラウドサインで契約書を修正する際は、文書作成ソフトで手直ししたうえで、PDF化して再アップロードする必要があります。
そのため、もしWordやGoogleドキュメントでの修正機能が欲しい場合には、freeeサインやBtoBプラットフォーム契約書がおすすめです。
送信件数ごとに200円の送信代がかかる
クラウドサインの利用には、月額料金の他に、契約書送信に対して、1件あたり220円の送信料が従量課金されます。1件は220円ですが、契約数が多い企業にとっては重なると大きなコストになる可能性もあるでしょう。
実際の利用者からも以下のような、口コミ・評判が寄せられています。
30代・女性
業種:IT・広告・マスコミ、職種:販売・営業、役職:一般社員、企業規模:1,000名以上5,000名未満
1件送信ごとに費用が発生するため絶対に間違えられないというプレッシャーがあり、すこし利用時に緊張感がありました。もう少し送信料部分が緩和されると嬉しいです。
他の電子契約システムを見てみると、GMOサインなら110円、BtoBプラットフォーム契約書なら50円、FAST SIGNなら一定数まで無料で送信できます。
自社で毎月どれくらいの送信数が必要なのかを確認して、それをもとに自社にとってコストパフォーマンスの良い電子契約システムを選ぶのがおすすめです。
上位プランでしか利用できない機能が多い
次章で詳しく解説しますが、クラウドサインには無料プランを除いて「Light」「Corporate」「Business」「Enterprise」の4つのプランがあります。「Light」でも基本的な電子契約システムの機能は使えますが、書類のインポート機能や監査ログ機能は使えません。また、電話サポートがあるのも「Corporate」からです。
さらに「Corporate」でも承認権限設定やIPアドレス制限がなく、専任のカスタマーサクセスがつくのも「Business」からとなっています。
上記のようにクラウドサインでは、上位プランを契約しないと書類管理やセキュリティ対策に関する機能が利用できないことも、問題点・デメリットと言えるでしょう。 そのため、自社の予算に合うプランを確認したうえで、ニーズを満たす機能がない場合には、その他の電子契約システムを視野に入れても良いかもしれません。
クラウドサインユーザーの一部からは「使いづらい」という口コミ・評判も
クラウドサインは、以下のグラフからもわかるように、基本的には操作性において比較的高い評価を得ている電子契約システムです。一方で、独自アンケート調査では、以下のような口コミ・評判も寄せられました。
30代・男性
業種:IT・広告・マスコミ、職種:情報システム、役職:一般社員、企業規模:10名以上50名未満
契約書における入力の設定が面倒なところがあり、ITの知識が素人レベルであれば厳しい側面が見られます。
40代・女性
業種:コンサル・会計・法務関連、職種:企画・広報・マーケティング、役職:一般社員、企業規模:10名以上50名未満
初めて利用する際に、契約者側(導入者側)はある程度理解していると思いますが、ユーザー側には特にきちんとした説明等もなく始まるので、ネットリテラシーが低い上司等への説明が大変でした。
一部の企業では、クラウドサインを使いづらいと感じることもあるようです。不安な場合はまずはクラウドサインの無料プランから試してみるのがおすすめです。
無料プランを利用するには、以下のボタンから資料請求をして、担当者に直接話を聞いてみましょう。
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以上がクラウドサインの問題点・デメリットになりうる点です。
上記のような問題点・デメリットがありながらも、クラウドサインは多くの企業に選ばれる人気のサービスです。
果たして、その人気の理由はどこにあるのでしょうか?次章では、クラウドサインが多くの企業から選ばれる理由をお伝えします。
それでもクラウドサインは業界トップクラスの認知度と導入実績を誇る
クラウドサインは、先述したような問題点・デメリットがありながらも、業界トップクラスの認知度と導入実績を誇ります。その理由は、クラウドサインには問題点・デメリットがあることを踏まえても、それを超えるメリットや魅力も持っているからです。
具体的には、クラウドサインには以下のようなメリットや魅力があります。
クラウドサインのメリット
- 弁護士監修だからこその安心感と便利な機能がある。
- 豊富な導入実績と知名度があるため、取引先に信用してもらいやすい。
- 連携できる他システムが豊富なため、電子契約にとどまらず、幅広く業務を効率化しやすい。
- セキュリティ対策に力を入れている。
また、クラウドサイン利用者からは、以下のような良い口コミ・評判も多く寄せられました。 ※横にスクロールできます
30代・女性
業種:IT・広告・マスコミ、職種:その他、企業規模:100名以上500名未満、役職:その他
★★★★★5
紙ベースではない契約書は初めてだったが、とても分かりやすく、また擬似的に押印ができることに感動をした。ログインをして、あとから契約書が見れ、印刷等が不要でペーパレスに繋がる点がメリットだと思う。
40代・男性
業種:建設・建築、職種:技術・研究開発、企業規模:10名以上50名未満、役職:課長
★★★★4
テンプレートが非常に充実しているので、契約書を作成する際にも選択肢が広がるのはもちろん明らかに時短に繋がっています。また、契約書の検索も手軽に行えるので、管理をするにも手間にならず効率良く業務を熟せて助かっています。
40代・女性
業種:コンサル・会計・法務関連、職種:企画・広報・マーケティング、企業規模:10名以上50名未満、役職:一般社員
★★★★4
メールで受信して、すぐに確認・サインができるので場所を選ばずにスピーディーに対応できるところが一番良いところだと思います。私は取引先の希望でサインする側だったのですが、送付先を適宜関係部署担当者に指定して対応してもらえたので助かりました。控えとしてサインした内容がPDFですぐに受信できるのも良いよ思います。ペーパーレス化・業務効率化に役立つツールだと思います。
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クラウドサインのメリットは、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は是非ご覧ください。
本章では、クラウドサインの魅力を紹介しましたが、それを踏まえてもやはりクラウドサインの問題点が気になるという方もいるでしょう。
そのような方のために次章では、クラウドサインの問題点をカバーできるサービスを紹介します。
クラウドサインの問題点をカバーできるサービスを紹介
本章では、クラウドサインの問題点を鑑みて別のサービスを検討したいという方向けに、クラウドサインの問題点をカバーできるサービスを紹介します。- 立会人型ではなく、より効力の強い当事者型で電子契約を結びたい方 当事者型で契約を結べるGMOサインがおすすめ。
- 契約書のファイル形式をPDFだけではなく、WordやGoogleドキュメントも使いたい方 WordやGoogleドキュメントでの編集が可能な、freeeサインやBtoBプラットフォーム契約書がおすすめ。
- 従量課金の送信料をできるだけ抑えたい方 GMOサインなら110円、BtoBプラットフォーム契約書なら55円、FAST SIGNなら一定数まで無料で送信できます。
- 内部統制機能やセキュリティ機能を、料金を抑えて利用したい方 GMOサインの契約印&実印プランなら、月額9,680円(税込)~のプランで、内部統制やセキュリティ機能を利用可能です。
実際のところ、各企業によって業種も規模も異なるので、ネットのみの情報で自社に適したサービスを絞り切るのは難しいです。
そのため、手っ取り早く自社に合ったサービスを見つけたい場合は、一括資料請求をするのがおすすめです。
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また、クラウドサインを含めた各サービスをより詳しく比較してから資料請求に移りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ|各サービスのメリット・デメリットを適切に理解して、自社に合ったサービスを選ぼう
当記事では、クラウドサインの問題点やデメリットを徹底的に解説しました。クラウドサインはその法的効力が問題点として指摘されることがよくありますが、官公庁が認めた適法性がある事は覚えておきましょう。
また、それ以外にも先述したように、クラウドサインには問題点やデメリットになりうる点がありますが、それでもクラウドサイン多くの企業に選ばれている人気のサービスです。
迷って決められない場合は、まずは気になっているサービスについてまとめて資料請求してみるのがおすすめです。
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独自アンケート調査の概要
【調査媒体】クラウドワークス
【調査時期】2024年11月
【有効回答】10名
【調査対象】電子契約システム「クラウドサイン」の利用経験がある方