Automation Anywhereの価格や機能を紹介？使い方や特徴も解説

人件費や業務時間の削減、業務プロセスの自動化に役立つとして注目を集めるRPA。その中で世界シェアNo.1（※）を誇るのが、Automation Anywhere（オートメーション・エニウェア）です。
※引用元：大手アナリスト企業によるパブリッククラウド RPA市場シェア

日本でも、第一生命が全社展開により年間約13万時間のコストカットに成功したり、コニカミノルタが全体の64％に導入して年間約24,000時間のコストカットに成功したりしています。

しかし、導入にかかるコストや導入してもコストの削減につながらない可能性も踏まえて、なかなか手が出せない企業も多いのではないでしょうか。

そこで当記事では、Automation Anywhereの各機能やメリット、各社の事例を踏まえた口コミ・評判を解説したうえで、導入にかかる費用を2つの価格プランと併せて紹介します。

記事の後半では、導入までの流れや貴社におすすめなのか？という点についても解説しているので、働き方改革を推進したい経営者や企業担当の方はぜひ最後までご覧ください。

Automation Anywhere（オートメーション・エニウェア）は世界シェアNo.1のRPAプラットフォーム

Automation Anywhereとは、世界シェアNo.1のRPAプラットフォームです。しかし、どのようなサービスや機能を提供しているのかを知らない方も多いのではないでしょうか。

そこでまずは、Automation Anywhereの運営会社や各機能、導入実績について解説します。おすすめの企業規模や業種についても解説しているので、自社に最適なツールか確認してみてください。

運営会社やサービス概要、関連動画を紹介

Automation Anywhereは、定型業務を自動化するサービスを提供しています。それが、当記事で紹介するAutomation 360という製品です。

これまで手作業でおこなっていた勤怠管理や在庫管理、メール配信などの自動化が可能です。24時間365日ロボットが働いてくれるので、大幅なコスト削減やヒューマンエラーの抑制につながります。

また、Automation Anywhereの日本法人であるオートメーション・エニウェア・ジャパンも運営しているので、分からないことがあれば日本語で対応してくれます。

以下の動画では、「RPAとは何か？」「なぜRPAを導入する必要があるのか」などの基礎的な解説が英語でされています。RPAについて復習したい方は字幕をONにして、RPAの必要性について確認しましょう。

何ができるの？Automation Anywhereの強みである6つの機能

Automation Anywhereの強みである6つの機能を簡単に紹介すると、以下のとおりです。



Automation Anywhereは、自動化できそうな業務を自動で選定したり、すでに完成されているロボットを利用できたりします。他のツールは1からロボットを作る必要があるため、大きなアドバンテージと言えます。

その他にも、マルウェアの感染を防げるセキュリティシステムや、RPAのパフォーマンスを計測してくれる機能などが豊富です。

機能の詳細が知りたい方はこちらをクリックし、導入実績について知りたい方はそのまま読み進めてください。

導入実績を分析！おすすめの企業規模や業種を紹介？

Automation Anywhereは、企業規模や業種に縛られないツールです。なぜなら、従業員の多い企業であれば大幅なコスト削減を実現し、開発者やスモールビジネスであれば無料のRPAが導入できるからです。

それでは、実際に導入した企業の実績について解説します。
以上のとおり、大手企業による大規模なコストカットはもちろんのこと、中小企業による導入のしやすさや投資費用の回収のしやすさは魅力的だと言えます。

また、中小企業では、企業規模によっては無料プランが利用できるので、投資費用もかなり抑えられるでしょう。

実務視点で考えるAutomation Anywhereの導入効果と各機能のメリットは？

Automation Anywhereの導入効果と、各機能のメリットを実務視点で解説します。

自社サービスに最適なRPAを選択していただくために、機能の比較ポイントもあわせてご確認ください。


クラウド型（Web上の運用）やオンプレミス型（自社運用）については他記事で詳しく紹介しているので、違いについて復習したい方は以下の記事をご覧ください。

AIが自動化できそうな業務プロセスを選定するDiscovery Bot

Discovery Botとは、AIが自動化できそうな業務プロセスを選定し、導入できそうなBotの型を提案してくれる機能です。

「何を自動化できるか分からない」「自動化すべき業務が分からない」という企業がある中で、自動化できそうな業務を選定しBotの型を提案してくれる当機能は、ロボット作成時間の短縮や導入のしやすさにもつながります。

また、自動化によって得られる投資利益率（ROI）も計算できるので、ロボット作成の順位づけにも役立ちます。ROIが可視化できることで費用対効果が明確になり、意思決定もしやすいです。

当機能は競合ツールにもあまり見られない機能なので、Automation Anywhereの強みと言えます。

世界中の開発者が作成したロボットが利用できるBot Store

Bot Storeとは、世界中の開発者が作成したロボットが利用できる機能です。すでに構築されているオートメーションなので、購入するだけで利用可能。

1からプロジェクトの開発や展開をおこなう必要がないので、導入までにかかる時間、開発や保守にかかるコストの削減にも期待できます。

他社製品はプログラミングの知識が必須の製品も多く、導入までのコストもかかります。

そのため、企業全体にRPAを導入する場合やプログラミングの経験者が少ない企業には、Automation Anywhereがおすすめです。

マルウェアからの攻撃を防げるBot Security

Bot Securityプログラムとは、サイバーセキュリティ専門家を交えて抗議したBotのセキュリティプログラムを4段階で評価したものです。

4段階で評価されたセキュリティレベルの主な内容は以下のとおりです。



これらの評価をBot Storeで公開されるすべてのBotに付与することで、安全性の可視化を実現しています。RPAはサイバー攻撃の対象になりがちなので、安全性の可視化ができることで購入するBotも選定しやすいです。

つまり、Bot Storeでの購入でBot作成の時間もかからず、安全性の高いBotが選定できます。対して他社製品の場合は安全性の高いBot作成に時間がかかることに加え、1からBotを作成する必要があります。

そのため、導入までにかかる時間の短さや安全性の確保のしやすさも、Automation Anywhereの魅力と言えます。

このBotセキュリティプログラムはRPA業界初の試みなので、Automation Anywhereならではの機能です。

画像やPDFから文字情報の読み取りをサポートするIQ Bot

IQ Botとは、Automation Anywhereが提供するAI OCRのことです。AI OCRは、AIの特徴である機械学習やディープラーニングを駆使し、文字の認識率を高めます。

画像やPDFから英語、フランス語、ドイツ語、日本語などを含む190種類の言語の文字情報が読み取り可能。さらに、読み取った情報をデジタルで使えるテキストデータに変換できます。

そのため、今まで人がおこなっていた文章の読み取りや、フォーマットに沿った入力などの定型業務から開放されます。また、ロボットが自動で作業してくれるので、人為的なミスが起こったり勤務時間に縛られたりすることもありません。

さらに、他社製品にはAI OCRが搭載されていない場合が多いため、RPAとは別にAI OCRのツールを契約する必要があります。

他社製品との相性や金銭的な面についても考える必要があることから、元々AI OCRが搭載されているAutomation Anywhereは、非常に導入しやすいツールと言えます。

RPAのパフォーマンスを計測するBot Insight

Bot Insightとは、Botで処理される膨大なデータ量を瞬時にビジネスに有用な情報へと変換するツールです。

処理中のBotを追跡することでBotのパフォーマンスを計測し、Botに起きる不具合の原因や開発速度などを予測します。

また、オートメーションプログラムに関するインサイトも簡単に取得が可能。インサイトはツールから直接他のユーザーに共有できるので、組織内でプログラムの賛同を得る際にも役立ちます。

このようなROIの測定や成果の予測は、他社製品にはない強みです。そのため、効率的なプログラムの作成や膨大な数のBotを扱う企業には、Bot Insightを提供するAutomation Anywhereがおすすめです。

迅速な自動化を実現するRPA Workspace

RPA Workspaceとは、Automation 360プラットフォームの心臓部とも言える機能です。この機能は、さまざまなデジタルタスクや業務プロセスをかつてないほど迅速に自動化します。

また、最新のWebベースのアプリケーションや旧式のレガシーシステムも簡単に自動化が可能です。つまり、企業の業務プロセスに採用されている異なるテクノロジーを統一できます。

そのため、企業全体の業務プロセスを自動化したい企業にとってはRPA Workspaceが必須とも言えます。

このように、Automation Anywhereは導入から運用までを想定した機能が豊富です。他社製品と比べても、導入や運用のしやすさの優位性は非常に高いでしょう。

Automation Anywhereにはできないことは？

Automation Anywhereは高性能ですが、すべてのRPAツールに言えるできないこととして、複雑な画像からの文字の判別やCAD画面の認識、タッチパネルの操作などには対応していません。

そのため、RPAの導入前にどのような業務プロセスを自動化したいのかを明確にしておくことが重要です。

しかし、Automation AnywhereとAPI連携しているツールによっては、RPAの効果を最大化する場合もあります。

API連携を可能にしているシステムやツールに興味がある方はこのまま読み進めていただき、RPA単体での購入を検討されている方はこちらからレビューの詳細をご覧ください。

効果を最大化！Automation AnywhereとAPI連携可能なシステム・ツールをご紹介

「Google Cloud」や「CData Drivers」などのSaaSがAutomation AnywhereとAPI連携したことにより、RPAの効果が最大化されます。

例えば、Google Cloudとの連携では高度な文書処理を実現し、CData Driversとの連携ではプログラミング不要のオートメーション構築が可能です。

それでは、Automation AnywhereとAPI連携したSaaSの詳細について解説します。

Google Cloudとの連携でAIと機械学習の力を最大化

Automation AnywhereとGoogle Cloudが連携することで、AIと機械学習の最大化が可能です。そのため、RPAには難しいとされている高度な文書処理を実現しています。

実際に自動言語処理や機械学習（ML）を活用すれば、アプリケーションやEメール、画像などの非構造化ドキュメントの情報を自動的に分類や抽出、検証できます。

この機能は金融関係で多く利用されており、ローン審査の査定や審査などの自動化が可能です。

今までは人の目で確認、入力する必要があった作業を自動化できるので、大幅な業務プロセスの効率化につながります。

CData Driversとの連携でプログラミング不要のオートメーション構築が可能

Automation AnywhereとCData Driversが連携することで、SharePointやDynamics 365、クラウドサインなど、250以上のSaaSがノーコードでの連携が可能です。

現在、企業が使用するアプリケーションは急激にSaaSに移行しているため、増加するSaaSに対応できていません。SalesforceやSAPなどのコネクタも提供されていますが、間に合っていない状況です。

通常、コネクタに未対応のSaaSはAPIプログラミングをする必要があり、RPAシナリオ開発の長期化や高難度化の原因でした。しかし、この2つの企業の連携により、250以上のSaaSがノーコードで連携できます。

そのため、データソースごとにAPIの習得を迫られているエンジニアにとっては、作業の負担を減らして時間を有効活用できる画期的な連携です。

2つの料金プランと費用感、無料トライアルについて解説

Automation Anywhereが提供する2つの料金プランと費用感、無料トライアルについて解説します。

30日間の無料トライアルについて解説

30日間の無料トライアルでは、Automation 360の体験が可能です。無料トライアルでは、自動化できる業務プロセスの確認や、得られる費用対効果などの確認ができます。

また、クレジットカードの登録も不要なうえに、技術サポートの対応までしてくれます。

業務プロセスの自動化を検討するための参考にもなるので、まずは無料トライアルを利用してみてはいかがでしょうか。

プラン①Automation 360（旧名称：Enterprise A2019）

Automation 360は、月額の支払いが必要なRPAです。料金プランは2種類あるので、以下の表で解説します。



標準プランであるCloud Starter Packには、自動化できる業務を選定するDiscovery Botや、文字情報の読み取りをサポートするIQ Botなどの機能が搭載されていません。

そのため、Automation Anywhereのサービスをすべて利用したい企業には、Advanced Packがおすすめです。

また、クラウドにもオンプレミスにも対応しているので、企業の業務プロセスに最適な形態を選べます。

プラン②Community Edition（無料版）

Community Editionは、学生や開発者向けに提供する無料版のRPAです。しかし、無料で導入するには以下の条件があります。



これらの条件をクリアしていれば、スモールビジネスでも無料で導入が可能。コストをかけずに、業務プロセスを自動化できます。

Automation Anywhereの口コミ評判は？レビューから分かるメリットとデメリット

Automation Anywhereの口コミや評判から分かる、メリットとデメリットについて解説します。

自社に導入すべきか判断するためにも、実際の企業の評判を確認しましょう。

口コミ・評判から見た導入のメリットとは？

この章では、実際にAutomation Anywhereを導入した企業の口コミを元に、メリットを紹介します。自社に導入することで、どのように利用できそうかを考えながらご覧ください。

実際の口コミ：顧客からの問い合わせや勤怠管理が自動化できた

顧客からの問い合わせや勤怠管理といったものを自動化することができています。実際工数的には、3割ほど減っており、だいぶ助かっています。
引用：https://it-trend.jp/rpa_tool/10814/review

どんな企業の 口コミか？	情報処理やSI、ソフトウェアなどを扱う 企業の社員による評判
自動化した 業務は？	顧客からの問い合わせや 勤怠管理などの業務を自動化

上記の他にも、「安定的に動いている」「直感的に操作できる」などの運用のしやすさも評価されていました。

顧客からの問い合わせや勤怠管理などの定型業務に時間を取られている企業は、導入すべきRPAと言えます。

実際の口コミ：社内システム運用の自動化することで時間やミスが削減できた

社内のシステム運用（チェック作業等）の自動化、時間外実施が常態化している作業からの解放、転記作業のミス削減など、幅広い内容で効果が得られています。
引用：https://www.itreview.jp/products/automation-anywhere/reviews?page=3#review-23479

どんな企業の 口コミか？	ソフトウェアやSIなどを扱う 企業のIT管理者による評判
自動化した 業務は？	人の目で確認する必要がある チェック作業の自動化

上記の他にも、人が作業する場合に起こる転記作業によるミスや残業時間の削減にもつながっているそうです。

自動化によるコスト削減だけでなく、ヒューマンエラーによるミスの削減ができるのも、RPAの大きな魅力と言えるでしょう。

それでは、Automation Anywhereの口コミから分かるメリットを以下にまとめます。



Automation Anywhereを導入した企業の評判を確認すると、さまざまな定型業務が自動化できるのはもちろんのこと、残業時間や転記作業などのミスも削減できたと分かります。

社員の負担も少なくなり、浮いた時間は企業の成長分野へ人員配置できるので、企業にとってもメリットが多いです。

そのため、「事業を拡大したい」「コストを削減したい」と考えている企業にとっては、この先RPAによる自動化が必須になってくるでしょう。

口コミ・評判から見た導入のデメリットとは？

この章では、実際にAutomation Anywhereを導入した企業の口コミを元に、デメリットを紹介します。あらかじめデメリットを確認しておくことで、導入後に起こり得るリスクを回避しましょう。

実際の口コミ：業務部門で利用するにはややハードルが高い

業務部門で利用するにはややハードルが高いかと感じます。
「ある程度の教育を行えば」十分対応できますが、ささっと使いたい方にはスタートのハードルがやや高いと感じました。
引用：https://www.itreview.jp/products/automation-anywhere/reviews?page=2#review-64701

どんな企業の 口コミか？	情報通信やインターネットなどを扱う 企業の社員による評判
自動化した 業務は？	定期的におこなっている 業務全般を自動化

他社のRPAツールと比較しても機能、価格が優秀ですが、使用するには専門知識が必要なため、ある程度の教育が必要だそうです。

実際に導入した第一生命の事例を確認すると、2018年の本格的な稼働までにRPAを実際に体感してもらったり、サーバー構築やロボット開発、運用のルール作りをしたりしています。

その他にも開発者の育成もおこなっており、入念な準備がされていると分かります。

サーバー型なので一元的に管理でき、企業全体にも導入しやすいですが、事前準備が必要ということを把握しておきましょう。

実際の口コミ：バージョンアップでバグやエラーが出る

バージョンアップの対応が原則いらないとのことだったが、バグやエラー等が出てくることが結構あったので、バージョンアップしても過去に開発したロボットは止まらないようにしてほしい。
引用：https://www.itreview.jp/products/automation-anywhere/reviews#review-94838

どんな企業の 口コミか？	情報通信やインターネットなどを扱う 企業の社員による評判
自動化した 業務は？	緊急性のない 業務全般を自動化

上記の口コミを確認すると、バージョンアップするとバグやエラーが発生してしまうと分かります。

しかし、Automation Anywhereをバージョンアップする際には、前提条件としてデータベースやリポジトリ、インストール構成ファイルのバックアップが必要とされています。

そのため、バージョンアップの対応は原則いらないが、前提条件としてバックアップを取っておくことが重要です。

それでは、これまでの口コミを踏まえてAutomation Anywhereのデメリットを以下にまとめます。

上記の口コミから、RPAを導入する際には入念な準備が必要だと分かります。Automation Anywhereの公式サイトに記載されている導入事例を確認することで、事前の準備もしやすいので、確認しておきましょう。

次の章では、Automation Anywhereが貴社におすすめのツールなのか、口コミ、評判を総括します。

Automation Anywhereはあなたの会社におすすめ？口コミ評判を総括します

これまでの口コミから、以下のようなメリットやデメリットがあると分かりました。

Automation Anywhereのメリット
顧客からの問い合わせや勤怠管理を自動化できた（工数3割減） チェック作業などのシステム運用を自動化できた 業務効率改善によって残業時間を減らせた 転記作業など、人的ミスを削減ができた
Automation Anywhereのデメリット
業務部門で利用するにはややハードルが高い 導入前にある程度の教育が必要 バージョンアップ後にバグやエラーが発生するので、バージョンアップ前にデータベースやリポジトリのバックアップが必要

これらの内容からAutomation AnywhereのRPAは、以下のような企業におすすめです。



企業によってはRPAを一括導入する場合もありますが、部門単位で小さく始めて大きく育てるのがRPAの定石です。

しかし、Automation Anywhereの口コミには、「直感的に操作しやすい」のような口コミもあれば、「業務部門で利用するにはややハードルが高い」などの口コミもあります。

そのため、まずはRPA導入の準備を進めてから、Automation Anywhereの30日間無料トライアルを実施しましょう。すぐに問い合わせたい方は、以下のリンクから詳細をご覧ください。

類似サービスと比較したい場合は、次の章で機能や料金などの項目ごとに比較しているので、そちらをご覧ください。

Automation Anywhereの
公式サイトはこちら

競合とどちらがおすすめ？類似のRPAツールとAutomation Anywhereを比較

Automation Anywhereとの類似サービスである、WinActor（ウィンアクター）とBizRobo!（ビズロボ）を機能や価格、口コミなどで比較します。

機能で比較

類似する3つのRPAを、導入から運用までを想定した場合の機能面で比較します。

Automation Anywhere
・AIが自動化できそうな業務プロセスを選定するため、制作に取り掛かる時間を短縮できる ・世界の開発者が作成したロボットが購入できるため、導入までに時間がかからない ・Bot Storeで販売されているロボットはマルウェアへの感染が確認されていないため、安心して利用できる ・画像やPDFから文字情報を読み取り、入力作業をおこなってくれるため定型業務から開放される ・RPAの投資利益率を計測してくれるため、導入すべきロボットの順位づけがしやすい ・サーバー型のRPAなため、一元的に作成したロボットを管理できる

WinActor
・初心者から上級者向けの開発機能が揃っているため、業務プロセスにあった開発ができる ・PCにインストールするだけで利用できる ・Webサイト上の情報を簡単にデータ化できるため、定型業務にかかる時間が改善される ・海外での使用も視野に入れているため、グローバル企業との連携も取りやすい

BizRobo!
・ロボットのアクションが100種類以上用意されているため、さまざまな業務の自動化ができる ・ロボットのスケジュールやタスク、ログなどの管理がしやすい ・高度な文字情報の読み取り機能で、紙からシステムへのデータ移行ができる

上記の表を確認すると、Automation Anywhereの導入や運用のしやすさが分かるのではないでしょうか。

Automation Anywhereであれば導入できる業務プロセスを選定し、ロボット作成のための型まで用意してくれます。もしロボットの作成に時間をかけたくない場合でも、Bot Storeで完成しているロボットを購入することも可能です。

また、投資利益率（ROI）の計測やロボットの管理のしやすさなど、他のツールにはない運用のしやすさまで兼ね備えています。

そのため、3つのRPAを導入から運用までを想定した場合、Automation Anywhereの優位性が高いです。

価格・費用などのライセンス料で比較

次に、価格・費用などのライセンス料で3社のRPAを比較します。

※スクロールできます。

価格だけで比較すると、年額90万円から利用できるBizRobo!がおすすめです。しかし、年額での利用なので1回の支払いに90万円が必要とされます。

対して、Automation Anywhereであれば月額での利用が可能。契約の見直しや解約のしやすさがメリットと言えます。

また、前章で紹介した機能面から、導入や運用のしやすさも分かります。なぜなら、AIが自動化できそうな業務プロセスを選定したり、RPAの投資利益率を計測してくれたりするからです。

業務プロセスを自動化することで得られる利益率を可視化できるので、「何を自動化するべきか分からない」と悩む必要もありません。

そのため、月額で初期費用を抑えたいという企業や、運用のしやすさを視野に入れている企業にはAutomation Anywhereがおすすめです。

口コミ・評判で比較

最後に、口コミ・評判で3社のRPAを比較します。

※スクロールできます。

評判だけで比較すると、Automation Anywhereは機能面が高評価、WinActorは使いやすさや情報収集のしやすさが高評価、BizRobo!は初心者の利用のしやすさが高評価だと分かります。

しかし、口コミはあくまでも参考程度です。実際に使わなければメリットもデメリットも分からないので、まずは自社に最適なツールを検討し、無料トライアルを導入しましょう。

どんな企業におすすめのRPAツール？

これまでに比較した内容を踏まえ、どのような企業におすすめなRPAツールか解説します。



自社に最適だと感じる企業は見つかったでしょうか？ここまで絞り込めたら、あとは無料トライアルに申し込み、実際の画面や使いやすさを確認してみてください。

Automation Anywhereを導入するまでの流れとおすすめの問い合わせ方法

Automation Anywhereを導入するまでの流れやセミナー情報、問い合わせ先について解説します。

導入までの流れ

RPAツールの導入までの流れは、以下のとおりです。



簡単に流れを解説すると、社内の業務を洗い出して自動化できそうな業務を分析し、RPAツールをテスト導入します。これは、本番稼働した際の影響を少しでも抑えるためです。

そして、テスト導入が問題なく終わったら本格的に稼働します。企業全体で一括導入するケースもありますが、少しずつ自動化する部署を増やしていき、最終的に企業全体を自動化する方法もおすすめです。

本番稼働がひと段落すると、運用・保守をおこないます。定期的にRPAツールの効果を測定し、どれだけの成果が出ているか、改善事項がないかを確認します。

Automation Anywhereのどれだけの成果が出ているかや、Bot Insightという機能を利用すれば、投資利益率（ROI）を測定できるので、導入すべきロボットの順位づけにも役立ちます。このBot Insightは、他のRPAツールにはない機能の1つです。

しかし、運用や保守にはRPAツールに関する豊富な知識を持っている人材が必要です。もし人材不足なのであれば、Automation Anywhereのような、サポート体制が万全な業者を選びましょう。

セミナー情報

現在、Automation Anywhereのセミナー情報はありません。しかし、Automation Anywhereでは以下のようなサポートやイベントを開催しています。



RPAの最新情報を届けるイベントを始め、オンライントレーニングや公認パートナーによる教室やオンラインでの指導も提供しています。

オンライントレーニングに関しては無償で利用できるものも多いので、導入前に確認しておきましょう。

今すぐ以下からお問い合わせ可能です

RPAの導入を検討する際には、さまざまなRPAを一括検討するのではなく、1社に指定して検討することをおすすめします。

なぜなら、RPAツールへの検討度合いが高いとみなされ、1社ずつ質の高いコンサルティングを受けられる可能性があるからです。

また、Automation Anywhereは30日間の無料トライアル期間があるため、導入までにコストがかかりません。

まずは以下のリンクから問い合わせ、無料トライアルの流れやサポートについて確認してみてください。

Automation Anywhereの
公式サイトはこちら

まとめ

当記事で紹介したAutomation Anywhereを利用することで、業務プロセスの自動化が可能になり、時間や人件費などのコスト削減に役立ちます。

しかし、導入にコストがかかったり業務分析が必要だったりすることから、なかなかRPAの導入に進めない企業も多いと思います。

そこで、このまとめで再度、RPAツールを導入することで得られるメリットや導入がおすすめな企業について確認しましょう。




Automation Anywhereには、世界シェアNo.1のRPAプラットフォームという実績があります。また、実際に導入した企業の中には、本格稼働開始から約1年で13万2,000時間（導入した2社製品の合算）の削減に成功した企業もあるほど。

30日間であれば無料トライアルも体験できるので、この機会に以下のリンクから問い合わせてみてはいかがでしょうか？

お問い合わせ方法へ戻る

最後に現在資料請求が可能な、RPAツール一覧を紹介します。

資料請求可能なRPAツール一覧

RPAロボアシスタントサービス

ニスコム株式会社

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NEC Robotic Desktop Automation Solution

NECソリューションイノベータ株式会社

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Power Automate Desktop

株式会社アシスタント

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QueenBOT RPA

SBI AntWorks Asia株式会社/株式会社テクノサーキュレーション

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AUTORO

オートロ株式会社

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RoboTANGO(ロボタンゴ)

スターティアレイズ株式会社

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アシロボ

ディヴォートソリューション株式会社

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robop

BizteX株式会社

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ロボパットDX

株式会社FCEプロセス&テクノロジー

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ロボオペレータ

富士通コワーコ株式会社

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ClickerAce

株式会社オンサイト

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ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ

株式会社キーエンス

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MinoRobo

SCSK Minoriソリューションズ株式会社

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pengu

オムロン株式会社

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OCEVISTAS

株式会社大崎コンピュータエンヂニアリング

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WinActor

スターティアレイズ株式会社

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Robo-Pat

スターティアレイズ株式会社

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もし他のRPAツールと比較したい場合は、30社のRPA比較記事から詳しい内容をご覧ください。

よくある質問

Automation Anywhereに関するよくある質問をまとめました。抱えている疑問があれば、この章で解決しておきましょう。

Automation Anywhereで何ができる？

Automation Anywhereは、バックオフィスはもちろん、フロントオフィスも自動化対象です。そのため、さまざまな部署の業務を自動化可能。

企業全体で自動化できるため、大幅なコスト削減に期待ができます。

どんな特徴がある？

Automation Anywhereは、500種類以上のBotを用意しています。つまり、バックオフィスやフロントオフィス、財務や会計、人事などのさまざまな業務の自動化が可能です。

また、世界中の開発者が作成したロボットが利用できるBot Storeという機能があるので、導入までに時間がかからないのも魅力の1つ。

導入社数はどのくらい？

Automation Anywhereの導入社数は、世界90か国以上、4,000社以上です。国内でも働き方改革や在宅ワークなどの影響から、RPAツールでの自動化に関する関心がさらに高まるでしょう。

国内でも働き方改革や在宅ワークなどの影響から、RPAツールでの自動化に関する関心がさらに高まるでしょう。

日本での浸透率はどのくらい？

2020年にMM総研がおこなった大手企業におけるRPAブランドの国内浸透率の調査では、Automation Anywhereが17社の中で6番目の浸透率とされています。

最も浸透率が高かったのはUiPath（ユーアイパス）で、次にBizrobo、WinActorと続きます。

どんな導入事例がある？

日本の代表的な生命保険会社である第一生命では、「プログラミングの知識がなくてもロボット作成ができる」「全社展開を想定している」などの理由からAutomation Anywhereを採用しました。

2016年当時はRPA市場が立ち上がったばかりということもあり、リスク分散として2社のRPAを導入。そして、2018年に本格稼働した結果、2社のトータル削減時間は年度内で13万2,000時間だったそうです。

しかし、第一生命がここまで大幅なコスト削減が実現できたのは、サーバー構築やロボット開発、運用ルールの作成や開発者の育成などの入念な準備があったからです。

実際にAutomation Anywhereを採用した導入事例を確認することで、得られる知見も多いです。企業がどのような順序で導入に至ったのか、その他の導入事例の確認もおすすめします。

使い方についての学習やトレーニングはできる？

Automation Anywhereでは、自分のペースでスキルアップができるEラーニングや、エキスパートから学べるバーチャルライブ授業などのトレーニングが可能です。

その他にも、無償で利用できるオンライントレーニングのサポートも実施しています。

コマンド一覧にはどんなものがある？

Automation Anywhereには、50以上のコマンドが用意されています。そのため、さまざまな機能の自動化が可能。

それでは、いくつかのコマンドを紹介します。

コマンド一覧	特徴
Active Directory コマンド	Active Directoryを管理して、システム内のユーザーの作成、変更、削除をおこなう
アプリ統合 コマンド	アプリケーションを自動タスクと統合したり、テキストデータをキャプチャしたりする
クリップボード コマンド	Windowsクリップ上のアクティビティを自動化する
データベース コマンド	データベースと他のアプリケーション間で、データのインポートやエクスポート、変換や転送ができる
遅延/待機 コマンド	タスクやBot/MetaBot、ロジックなどに遅延や待機条件を追加できる
Eメール自動化 コマンド	メールサーバーや受信メッセージのタスクを自動化する

上記の他にも40以上のコマンドがあるので、自動化したいと考えている業務プロセスもAutomation Anywhereなら自動化できる可能性が高いでしょう。