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RPAは大きく3種類!クラウド型、サーバー型、デスクトップ型

RPAは全3種類!クラウド・サーバー・デスクトップ型を徹底比較


近年、人手不足が叫ばれる中で、RPAを活用し、少しでも業務負荷を軽減・効率化したい企業様も多いでしょう。

実際に、金融機関などではRPAの活用によって、大幅な業務改善ができた事例もあります。 「みずほ銀行がRPA導入で年77万時間分の効率化、効果てきめんの「2大作戦」とは」

しかし、「RPAツールは色々な種類や製品があり違いがわからない」「自社にとって費用対効果が良いRPAの種類を知りたい」とお悩みがある企業担当者様や経営者様はいらっしゃいませんか?

RPAツールは数十社の企業が開発しているため、自社に最適な種類・ツールを選ぶのが難しいですよね。

そこで今回、RPAツールの自社開発をし、他社ツールも取り扱う企業に勤める私が、プロの視点からRPAツールの種類とその提供会社について余すことなくお伝えします。

自社に最適なRPAツールの種類を知りたい方は、ぜひ最後までご一読ください。

RPAツールを導入するメリットは?

RPAツールを導入するメリットをご紹介 種類をお伝えする前に、まずはRPAツールを導入するメリットについて、改めて明確にしておきます。RPAツール導入によるメリットは以下の3点です。

  • 人件費の削減
  • 人的ミスを防ぎ生産性の向上
  • 対応スピードの向上
  • 本来取り組むべき業務へ集中できる


  • 人件費の削減
  • RPA導入により、人件費の削減が期待できます。従来は人が行なっていた単純なルーティンワークなどをRPAで代替し、業務の効率化を行うことで、人件費の改善が見込めます。さらに、従業員は1日に稼働できる時間は限られますが、RPAでは24時間365日稼働可能です。溜まっていた業務をRPAに依頼しておくと深夜の稼働し、翌朝には全て完了しているという夢のような状態を実現することもできます。

  • 人的ミスを防ぎ生産性の向上
  • RPAツールを導入すれば、単純な作業を機械が正確に進めてくれます。これまでは人的なミスが発生していた業務も、RPAならミスなく進むため、生産性の向上が見込めます。

  • 対応スピードの向上
  • 人の手で行なっていた単純作業は、RPAが自動で進めてくれることで対応スピードの向上も期待できます。例えば、ある金融機関では融資業務においてデータベースから決算書、取引情報や貸出実績等を探し出して分析した後に、融資審査の資料を作成していました。しかし、これらの作業をRPAに代替したことで大幅な工数削減に繋がった事例があります。

  • 本来取り組むべき業務へ集中できる
  • 単純作業などのルーティンワークに割いていた工数をRPAツールに代替することで、従業員は本来取り組むべき重要な仕事に時間を割けるようになります。それだけでなく、従業員は細かい単純作業から解放されるため、仕事全般における満足度が上がることも期待できます。



これらのメリットを享受するためにRPAツールの導入を検討する場合は、業務プロセスの見直しから始まります。この業務プロセスの見直しによる副次的な効果として、効率の悪い業務が明らかになり、それらの改善のきっかけにもなることが挙げられるでしょう。

さらに、RPA導入後は現場レベルでも設計と開発ができるため柔軟な対応も可能です。

以上、RPAツール導入によるメリットをご紹介しました。RPAツールが企業様にとって良い効果をもたらす可能性が高いことがおわかりいただけたところで、次章ではRPAツールの種類について解説していきます。

自社にはどの種類のRPAツールが適切か考えながら確認していきましょう。

種類は主に3つ!それぞれの特徴をご紹介

RPAツール3種類、それぞれの特徴をご紹介 RPAツールの種類は多くありますが、その中でも主なものとしては3つの製品に分けられます。ここでは主要な以下3つの種類について、違いを明らかにしながら比較解説します。

  • デスクトップ型RPA
  • サーバー型RPA
  • クラウド型RPA


それぞれ種類によって、メリットや注意点があるので1つずつチェックしていきましょう。

デスクトップ型RPA

PCにソフトウェアをインストールするだけで使えるのがデスクトップ型RPAです。小さい業務範囲から自動化が可能なため、スモールスタートとしてRPA導入を進めたい企業におすすめの種類と言えます。スモールスタートによってRPA本格導入に向けて慣れる時間ができ、その後の本格導入のイメージを膨らますことができます。

主なメリット
  • エンジニアでなくても簡単に自動化できる機能がついているツールが多い
  • 現場のスタッフがRPA導入の効果を実感しやすい
  • サーバー環境の構築が不要でライセンス料が比較的安いので初期投資が押さえられる
  • デスクトップ上の作業を自動化できる
  • 1台のPC上で完結できるため、個人単位、業務単位で容易に管理が可能
注意点
  • RPAロボットが稼働している間は他の作業ができない
  • RPAロボットの動作が使用するPCのスペックに依存してしまう
  • 運用するロボットが増えると、その分だけPC等の端末を準備する必要がある


サーバー型RPA

サーバー型RPAは、サーバー上で動作するため複数のPCを一括して管理できます。そのため、複数の部門間で組織的にRPA導入を考えている場合におすすめの種類です。初めから組織横断的にRPA導入を検討している場合におすすめの種類と言えます。

主なメリット
  • ロボットの一元管理により組織横断的にRPA導入が可能
  • 自社サーバーで運用のため、高いセキュリティレベルを維持
  • デスクトップ型RPAのようにPCスペックに左右されたり、RPA稼働時にPCの動作を止める必要がない
  • 十分なスペックとストレージ容量を確保しやすい
注意点
  • サーバー上にRPAの環境構築をするため、導入、開発、運用のハードルが高い
  • デスクトップ型と比較すると、初期費用から運用上のコストまで多く掛かるものが多い


クラウド型RPA

クラウド型RPAは、インターネットのクラウドサーバー上で稼働する種類です。そのため、基本的にはWebブラウザ上で作業するものを自動化するRPAロボットとなります。サーバー上に環境を構築したりソフトウェアをインストールしたりする必要がないため、技術的に不安を抱えている企業にもおすすめの種類です。

主なメリット
  • サーバー環境を整える必要がない
  • ソフトウェアのインストールが不要
  • 導入に掛かる費用や時間の負担が少ない
  • 管理上のハードルが低く、IT人材不足の企業や中小企業においても導入しやすい
  • 最新版へのアップデートが容易に可能(基本的には自動で行われる)
  • 利用ユーザーが増えた場合でも金銭的・時間的コストが軽いものが多い
注意点
  • 社内の機密情報等を取り扱う場合、セキュリティに注意する必要がある
  • RPAがクラウド上で稼働のため、システム上デスクトップでの操作ができない可能性がある


どれを選べば良いの?最適な種類選定について

どうやって選べばいいのか解説 これらRPAの3つの種類には、選び方によって適したものがあります。ここでは選定理由をあげて、おすすめのRPAツールの種類について解説します。

導入コストを抑えたい場合:デスクトップ型RPA

デスクトップ型RPAは、社内PCにソフトをインストールするため導入時のコストが比較的安価です。また、単独もしくは一部での導入が可能なのでスモールスタートにも適しており、初期に掛かる費用も安価で済みます。

デスクトップ型RPAは、基本的には単純な反復作業の自動化が主な活用用途であるため、開発においても大幅な工数や費用が掛かることは少ないでしょう。そのため、低コストでRPAを導入したい場合におすすめです。

自社でカスタマイズをしながら活用したい場合:サーバー型RPA

サーバー型RPAは、自社サーバーでRPAロボットを稼働するため、RPAを扱える人材がいる企業であれば柔軟にカスタマイズできます。現場の声をしっかり取り入れながら自社の業務を自動化できるでしょう。

Webブラウザ上の業務を自動化したい場合:クラウド型RPA

クラウド型RPAは、基本的にWebブラウザ上の業務の効率化に限られるため、Web上の操作を自動化したい場合におすすめです。GoogleやYahooなどで情報を検索するといった作業も、RPAロボットに記憶させ動作させられます。

RPAロボットの導入に掛かる時間や費用も少なく済むものが多く、気軽に進めやすいところもポイントです。

取り扱うものが機密性の高い情報の場合:
デスクトップ型RPA or サーバー型RPA

個人情報や社内の機密情報を扱う作業をRPAロボットに代替する場合は、デスクトップ型RPAもしくはサーバー型RPAがおすすめです。

先程も解説したとおり、クラウド型RPAだとインターネットに接続するためセキュリティ面のリスクが高くなる部分があります。とはいえ、デスクトップ型RPAは、専用のPCを用意しなければセキュリティ面は強いとは言えません。機密性の高い情報をデスクトップ型RPAで取り扱う場合は、専用のPCを用意するのがおすすめです。

部門横断的に業務効率化を進めたい場合:サーバー型RPA

サーバー型RPAは、デスクトップ型と比較すると扱えるデータの量が多くなっています。それにより、複数の端末で処理が可能なため、大規模かつ複数部門間で横断的にRPAロボットを導入する場合におすすめです。

また、自社で自由にRPAの環境構築や開発を行えるため柔軟性も高いです。

エンジニアが不在の中で導入する場合:デスクトップ型RPA or クラウド型RPA

自社でカスタマイズ可能なサーバー型RPAは、自由度が高く柔軟に業務の効率化を進められます。ただし、プログラミングの知識などシステムに強い人材が必要です。

そのため、情報システム部がないケース、IT人材に不安を持つベンチャー企業や中小企業においては、デスクトップ型RPAもしくはクラウド型RPAがおすすめです。これらのRPAロボットでは、知識が少ない人材でもユーザー主導で導入運用がしやすく、部署単位で独自に作業の自動化を進めやすいです。

以上、最適な種類の選び方について解説しました。

次章では、実際にRPAツールを提供している企業である15社について調査した内容をご紹介していきます。ここまで確認してきた種類ごとの特徴・選び方を考慮しながら、自社に最適なツールを探していきましょう。

RPAツールの提供会社15社を徹底調査!

サービス提供会社15社を調査 RPAツールを提供している会社は述べ数十社あります。全ての会社を一つ一つチェックして自社に合いそうな会社を探すのはなかなか難しいでしょう。

そこで、厳選したRPAツール提供会社15社を調査し、その特徴について紹介します。各社を比較しながら、自社に合いそうな提供会社を探していきましょう。

※横にスクロールできます
提供会社 代表ツール 種類 特徴
NTTアドバンス
テクノロジ株式会社
WinActor デスクトップ型RPA 7,000社以上が導入してきた豊富な実績
集中管理ツールの導入で全体管理が可能
スターティアレイズ株式会社 RoboTANGO デスクトップ型RPA
(一つのライセンスを切り替えて複数のPC端末で利用可能)
月額5万円と低価格で最低利用期間が1か月で手軽
サポート体制に定評あり導入後までフォロー
Kofax Japan株式会社 Kofax Kapow
(日本語版OEM製品BizRobo!Basic)
サーバー型RPA RPAテクノロジーズと協働
ロボット作成者向けトレーニングサービスが充実
ナイスジャパン株式会社 NICE Desktop Automation サーバー型RPA 半自動化と全自動化を組み合わせ、
総合的な業務改善ソリューションシステムとして活用可能
UiPath株式会社 UiPath Studio デスクトップ型RPA
(その他取り扱いあり)
2005年創業、導入における各フェーズに応じた製品ラインナップあり
富士通株式会社 Axelute デスクトップ型RPA RPA導入の広がりに合わせてサーバー管理型にも対応可能
オートメーション・エニウェア
ジャパン株式会社
Automation Anywhere Enterprise サーバー型RPA 世界的なRPAリーディングカンパニー
高いセキュリティで機密データの保護やアクセス制御が可能
Blue Prism株式会社 Blue Prism サーバー型RPA
(クラウド型RPAも可能)
セキュリティ面に定評あり
ログやログイン履歴など全履歴を暗号化して保存
ディップ株式会社 コボットPlatform デスクトップ型RPA 運用実績5000社から誕生したRPAロボット
直感的な操作に定評あり初心者にも扱いやすいソフトがウリ
RPAテクノロジーズ BizRobo! Basic サーバー型RPA 2008年からソフトウェアロボットの導入運用支援
日本語トレーニングコンテンツが豊富
商品によってデスクトップ型RPAやクラウド型RPAも選択可能
ソフトバンク株式会社 SynchRoid サーバー型RPA BizRZobo!をベースに開発されている
BizRobo!とは異なるソフトバンク独自のサポートメニュー
株式会社DeNA Coopel クラウド型RPA 直観的な操作性
無料提供もあり安価で手軽に導入が可能
WorkFusion, Inc. WorkFusion RPA Express サーバー型RPA 完全無料で提供している「RPA Express starter」は、
世界的に急速に導入が進んでいる
日本マイクロソフト株式会社 Microsoft Power Automate デスクトップ型RPA 400以上のコネクタが用意されており、
API連携に不慣れでもクリック操作のみでほかの製品と連携可能
BizteX株式会社 BizteX cobit クラウド型RPA 国内初のクラウド型RPA
最短即日で導入が可能


RPAツールの選定には基準を明確にして慎重に!

以上、自社にあったRPAツールは見つけられたでしょうか?

RPA導入に失敗しないためには、RPAツールの種類とその特徴や違いを理解し、自社のRPA導入の目的や規模も想定して進める必要があります。実際に具体的なRPA導入イメージを考えてみたい方は、事例ページを参考にしてみてください。

他社の事例を参考にすることで、RPA活用の方法がより具体的におわかりいただけるでしょう。

業務効率化>RPA
RPA活用事例を総まとめ!事務/総務から広告運用や営業まで効率化
こちらのページはRPA導入後のさまざまな活用事例を詳しく解説をしている記事です。


また、そもそもRPA導入におけるハードルが価格の面なのであれば、RPAの製品価格の比較ページがおすすめです。

RPAツール
導入価格をプロが徹底比較


RPAツール導入により、業務負荷の軽減・効率化を実現していただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Q&A よくある質問

RPAツールを導入するメリットは?

人件費の削減・人的ミスを防ぎ生産性の向上・対応スピードの向上によって本来取り組むべき業務へ集中できるなど、多くのメリットがあります。

RPAは何種類ある?

RPAツールの種類は多くありますが、主なものは次の3種類になります。

・デスクトップ型RPA
・サーバー型RPA
・クラウド型RPA

デスクトップ型RPAとは?

PCにソフトウェアをインストールするだけで使えるRPAのことです。

サーバー型RPAとは?

サーバー上で動作するため複数のPCを一括して管理できるRPAのことです。

クラウド型RPAとは?

インターネットのクラウドサーバー上で稼働するRPAのことです。

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