【2024年8月~】電気代補助金が再開!いつまで・いくら安くなる?
政府は2024年8月使用分から10月使用分まで、電気代とガス代の補助「酷暑乗り切り緊急支援」による値引き を発表しました。
円安と酷暑による負担を軽減するため、電気料金は一人暮らしで約600円、4人家族以上では約1,500円、都市ガスについても一人暮らしで約262円、4人家族以上で約700円の値引きがされるとのことです。
本記事では、補助の詳細や期間、目的について詳しく解説し、電気使用量ごとの電気代削減額を計算し、家庭の経済的負担をどれだけ軽減できるかを示します。
最後には電気代、ガス代を削減できるアイディアやアクションも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
電気代・ガス代削減方法が知りたい方はこちら
目次
2024年8月使用分から始まる電気代・ガス代補助の内容とは?
電気・ガス料金支援の値引き単価について
2024年6月21日、岸田内閣総理大臣は記者会見を行い、2024年8月・9月・10月分の3ヵ月について、電気・ガス料金補助を行うと発表しました。2024年5月で終了した補助金同様、家庭の電気料金とガス料金が一律で一定額補助されることになります。そして、経済産業省資源エネルギー庁では、発表通り2024年8月使用分から10月使用分の3か月間、政府は電気代とガス代の補助「酷暑乗り切り緊急支援」による値引きをスタート。
電気代・ガス代の料金値引き額と値引き期間は下記の通りです。
電気代値引き単価 | 都市ガス代値引き単価 | |
---|---|---|
2024年8・9月使用分 | 低圧
4.0円/kWh 高圧 2.0円/kWh |
17.5円/㎥ |
2024年10月使用分 | 低圧
2.5円/kWh 高圧 1.3円/kWh |
10.0円/㎥ |
2024年8月からいつまでか?電気料金補助の期間を解説
この補助金制度は、2024年8月から10月までの3か月間にわたって実施されます。この期間は、夏季の電力消費が最も高くなる時期であり、多くの家庭がエアコンなどの使用で電気料金が増加するため、補助金によって電気代やガス代の負担を軽減することが期待されているのです。実際に電気代が安くなるのは、9月・10月・11月に検針される電気代・ガス代です。値引きされる金額は、過去に行われた「電気・ガス価格激変緩和対策」と同様に、燃料費調整単価からの値引き、もしくは値引き単価×電力使用量で計算されます。
2024年8月使用分からの電気代・ガス代の値引きについては、電力会社やガス会社への手続きは不要です。この値引きに関して、電力会社より個人情報や手数料などを求められることはないので注意してください。
電気代・ガス代補助の目的は酷暑を乗り切るため
補助金の再開の目的は、酷暑を乗り切るための家庭の経済的負担を軽減することです。特に、昨今の円安により電気料金やガス料金が上昇している状況下で、家庭の支出が増えることを防ぐための対策として位置付けられています。8月電気代・ガス代補助でいくら安くなるのか?使用量ごとに計算
電気代とガス代の補助金により、家庭の電気代およびガス代がどれだけ削減されるかを使用量ごとに具体的に計算してみましょう。以下の表は、標準的な家庭での使用量ごとに補助金を適用した場合の電気代とガス代の削減額を示しています。電気代の補助額計算(8月分・9月分)
使用量 (kWh) | 補助前電気代 | 補助後電気代 | 削減額 |
---|---|---|---|
100 | 2,000円 | 1,600円 | 400円 |
200 | 4,000円 | 3,200円 | 800円 |
300 | 6,000円 | 4,800円 | 1,200円 |
400 | 8,000円 | 6,400円 | 1,600円 |
ガス代の補助額計算(8月分・9月分)
使用量 (立方メートル) | 補助前ガス代 | 補助後ガス代 | 削減額 |
---|---|---|---|
10 | 2,000円 | 1,825円 | 175円 |
20 | 4,000円 | 3,650円 | 350円 |
30 | 6,000円 | 5,475円 | 525円 |
40 | 8,000円 | 7,300円 | 700円 |
この計算からわかるように、使用量が多いほど補助金の恩恵を受ける額も大きくなります。例えば、月に電気を300kWh、ガスを30m3を使用する家庭では、補助金適用後に合計で約1,700円の削減が見込めるということです。
電気代を安くする2つの方法を紹介!
ここまで、政府による電気代・ガス代補助金の内容を解説してきましたが、電気代やガス代を安くするには、個人でできる対策もあります。特に電気代・ガス代削減で有効な2つの対策を紹介しますので、参考にしていただければと思います。
節電をする
電気代を削減する最も直接的な方法は節電です。下記の図を見ると、エアコンと冷蔵庫の消費電力が全体の半分以上であることがわかります。参考資料:資源エネルギー省 家庭でできる省エネ
例えば、エアコンの温度設定を1度上げるだけでも、消費電力を大幅に削減できます。また、冷蔵庫や洗濯機の使用時間を工夫することや、LED照明への切り替えも効果的です。これらの節電方法を実践することで、家庭の電気代をさらに削減することが可能です。
効果的な節電方法
- エアコンの設定温度を調整 夏季はエアコンの設定温度を1度上げることで、消費電力を約10%削減できます。
- LED照明への切り替え LED照明は従来の白熱電球や蛍光灯よりもエネルギー効率が高く、長寿命であるため、電気代の節約に役立ちます。
- 待機電力の削減 待機電力の削減: 使用していない家電の電源をコンセントから抜くことで、待機電力を削減できます。特にテレビや電子レンジなどの家電は待機電力が高いため、注意が必要です。
電力会社・ガス会社を乗り換える
電力自由化により、各家庭は自身のニーズに合った電力会社を選ぶことができます。料金プランや契約条件を比較して、最もコストパフォーマンスの良い電力会社に乗り換えることで、年間の電気代を大幅に削減することが可能です。電力会社の比較ポイント
- 料金プラン 基本料金と使用量に応じた従量料金を比較し、自身の使用パターンに最も合ったプランを選ぶことが重要です。
- 契約条件 解約手数料や契約期間の縛りなど、契約条件を確認することで、不要な費用を避けることができます。
- 再生可能エネルギーの活用 環境に配慮した再生可能エネルギーを提供する電力会社を選ぶことで、環境保護に貢献しながら電気代を節約することができます。
電気料金が安いおすすめの電力会社とガス会社は下記の記事をご覧ください。
政府の電気代・ガス代補助に関してまとめ
政府の電気代・ガス代補助は、2024年8月から10月までの3か月間限定で再開されました。この補助により、家庭の電気代・ガス代が月間1,700円程度削減される想定です。これに加えて、節電や電力会社の乗り換えを行うことで、さらなるコスト削減が期待できるでしょう。特に、電力会社の切り替えは一度行ってしまえば、効果がずっと続きます。
切り替え自体はWebで5分程度で完結し、電気の質も変わらないため、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
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