2024年の電気代はどうなる?値上げの理由と対策を解説
2024年5月使用分で終了した「電気・ガス価格激変緩和対策事業」により、値上げとなった電気代。
2024年夏シーズンの電気代は値上げが心配されたものの、2024年8月使用分からは再び「酷暑乗り切り緊急支援」が実施され、SNSでは「毎日エアコンを使った割には、なぜか電気代が安かった」という方も見受けられました。
この「酷暑乗り切り緊急支援」は、2024年10月使用分(11月検針分)で終了。冬~春シーズンの燃料費によっては再び電気代が値上げとなる可能性があります。
2024年秋・冬シーズンに向けて、今後の電気代はどのような推移をたどるのでしょうか。この記事では、過去の電気代値上げの傾向から、今後の対策について掘り下げています。
値上がりする電気料金を少しでも抑えるために、ぜひお役立てください。
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当記事は電力ジャンルの制作ポリシーに沿って制作しています。ランキングロジックの詳細は「【電力】コンテンツ制作ポリシー」にて開示されています。当記事では、2024年11月1日時点で確定している、11月分の各電力会社の燃料費調整額を基に情報提供をしています。
2024年10月使用分(11月請求分)で電気・ガス代の「酷暑乗り切り緊急支援」は終了します。 詳しい電気代・ガス代補助の内容については、こちらの記事「電気・ガス料金補助が8月から再開!いくら安くなるのかを解説」にて解説しています。
2024年10月使用分(11月請求分)で電気・ガス代の「酷暑乗り切り緊急支援」は終了します。 詳しい電気代・ガス代補助の内容については、こちらの記事「電気・ガス料金補助が8月から再開!いくら安くなるのかを解説」にて解説しています。
目次
2024年大手電力会社各社の値上げによる電気代への影響
まずは、2023年~2024年の電気代値上げのタイミングについて確認しておきましょう。- 2023年6月:一般家庭向け低圧電気料金の値上げ
- 2024年4月:託送料金・容量拠出金に間する値上げ(料金改定)
- 2024年4月:再エネ賦課金の値上げ
- 2024年6月:「電気・ガス価格激変緩和対策事業」終了による値上げ
- 2024年11月:「酷暑乗り切り緊急支援」終了による値上げ
2023年6月1日、大手電力会社各社のうち、東京電力、北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、沖縄電力について電気料金の値上げが実施されました。
下記表は、2023年6月1日に電気料金の値上げを実施した大手電力会社の値上げ幅を一覧にしたものです。
平均引き上げ率 | |
---|---|
東京電力EP | 14% |
北海道電力 | 21% |
東北電力 | 24% |
北陸電力 | 42% |
中国電力 | 29% |
四国電力 | 25% |
沖縄電力 | 38% |
電気代の値上げによる家計の圧迫に「なぜ、こんなに電気代が値上げされるの?」と、頭を悩ませた方も。値上げ幅が大きい北陸電力や沖縄電力エリアにお住まいの方は特に驚かれたことでしょう。
関西電力、中部電力ミライズ、九州電力については、2023年6月の電気料金値上げは実施されませんでした。しかし2024年4月1日、大手電力会社を含む多くの電力会社で、一般家庭向けの料金プラン(低圧)の見直しが実施されました。
一般家庭向け料金プラン見直しは実質値上げに
2024年4月1日に実施された一般家庭向け料金プランの改定。電力会社によっては値上げとなったケースもあれば、値下げとなったケースもありました。下記表は、東京電力における料金改定の内容です。まずはご覧ください。
契約種別 | 区分 | 単位 | 改定前 | 改定後 | |
---|---|---|---|---|---|
従量電灯B | 基本料金 | 10A | 1契約 | 295.24円 | 311.75円 |
15A | 442.86円 | 467.63円 | |||
20A | 590.48円 | 623.50円 | |||
30A | 885.72円 | 935.25円 | |||
40A | 1180.96円 | 1247.00円 | |||
50A | 1476.20円 | 1558.75円 | |||
60A | 1771.44円 | 1870.50円 | |||
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 30.00円 | 29.80円 | |
121kWh~ 300kWh |
36.60円 | 36.40円 | |||
301kWh~ | 40.69円 | 40.49円 | |||
最低月額料金 | 1契約 | 321.42円 | 328.08円 |
東京電力では基本料金については値上げとなり、電力量料金については値下げとなりました。
では、実際の電気代はどのような値上げ・値下げ幅となったのでしょうか。東京電力の料金改定について、使用量ごとの影響額をシミュレーションしてみたので参考にしてください。
改定前 | 改定後 | |
---|---|---|
150kWhの料金 (30A) |
5,583.72円 | 5,603.25円 |
260kWhの料金 (30A) |
9,609.72円 | 9,607.25円 |
300kWhの料金 (40A) |
11,368.96円 | 11,375.00円 |
450kWhの料金 (60A) |
18,062.94円 | 18,072.00円 |
600kWhの料金 (60A) |
24,166.44円 | 24,145.50円 |
※燃料費調整額および再エネ賦課金は含んでいません
上記の表を見てわかるように、料金改定による影響は電力会社や契約アンペア数や料金プラン、そして使用量によって異なります。
電力量料金が値下げされたことで、安くなったと思われた電気代ですが、電力使用量によっては値上げとなってしまうケースも。
この2024年4月1日の料金改定については、託送制度変更や容量拠出金に伴う見直しが理由となっています。
各地域の大手電力会社が電気料金プランの見直しを実施したことに伴い、多くの新電力会社でも電気料金プランの見直しが行われました。
各電力会社における2024年4月1日の料金改定についてのお知らせは下記をご覧ください。
※電力会社名をクリックすると新しいページが開きます。
北海道電力、 東北電力、 東京電力、 中部電力、 北陸電力、 関西電力、 中国電力、 四国電力、 九州電力、 沖縄電力
2024年は再エネ賦課金の値上げ幅が過去最高値
再エネ賦課金とは、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を略したもの。いったい何の費用?と思われる再エネ賦課金ですが「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により、電力会社が買い取った費用を電気料金の一部に上乗せするものです。
再エネ賦課金の算定基準は、「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」という法律により定められており、全国共通の賦課金単価となります。
年度 | 1kWhあたりの単価 (前年度比) |
標準家庭の月間負担額 (360kWh) |
---|---|---|
2024年度 | 3.49円 (約150%増) |
1,242円 |
2023年度 | 1.40円(約60%減) | 504円 |
2022年度 | 3.45円(約3%増) | 1,242円 |
2021年度 | 3.36円(約13%増) | 1,256円 |
2023年度は再エネ賦課金が値下がりしましたが、2024年度は2023年度と比較して150%アップと2倍以上になり、過去で最も高い水準となりました。倍以上高くなった再エネ賦課金は、直接的な電気代値上げの原因になっています。
※再エネに関するFTI制度・賦課金単価の選定基準などについて詳しくしりたい方は経済産業省のWEBサイトをご確認ください。
2024年7月検針分で「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が終了
2024年1月使用分から4月使用分まで使用量×3.5円/kWh、2024年5月使用分については使用量×1.8円/kWhが燃料費調整単価もしくは電気料金から割引されていました。7月検針分でこの割引は終了し、7月使用分の電気代は値上げとなりました。各地域の大手電力会社における燃料費調整単価は、下記のように推移していました。
5月検針分 | 6月検針分 | 7月検針分 | |
東京電力EP | -9.14 | -7.60 | -6.09 |
北海道電力 | -9.02 | -7.47 | -5.69 |
東北電力 | -10.10 | -8.56 | -6.95 |
中部電力ミライズ | 0.04 | 1.51 | 2.84 |
北陸電力 | -9.77 | -8.17 | -6.42 |
関西電力 | -1.26(-18.84) | 0.44(6.66) | 2.24(33.66) |
中国電力 | -11.41(-171.29) | -9.86(-147.05) | -8.12(-121.99) |
四国電力 | -9.06(-99.65) | -7.47(-82.14) | -5.7(-62.68) |
九州電力 | -1.64 | 0.06 | 1.86 |
沖縄電力 | -15.05(-150.48) | -12.8(-127.94) | -10.43(-104.21) |
※関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力の()内は最低料金分の燃料費調整額です
エアコンを使っても安かった2024年夏!
8月からの「酷暑乗り切り緊急支援」は10月で終了
先ほどの見出しで解説した国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が終了後、再び2024年8月使用分より「酷暑乗り切り緊急支援」がスタートしました。
この支援についても、2024年10月使用分(11月検針分)で終了が予定されています。料金の割引前と後で、大手電力会社各社の燃料費調整単価は下記のように推移しています。
8月検針分 (割引無し) |
9月検針分 4.00円/kWh割引 |
10月検針分 4.00円/kWh割引 |
11月検針分 2.5円/kWh割引 |
|
東京電力EP | -6.31 | -10.37 | -10.19 | -8.67 |
北海道電力 | -5.69 | -9.60 | -9.47 | -8.06 |
東北電力 | -7.13 | -11.14 | -11.00 | -9.52 |
中部電力ミライズ | 2.54 | -1.55 | -1.25 | 0.30 |
北陸電力 | -6.50 | -10.47 | -10.42 | -8.97 |
関西電力 | 2.24(33.66) | -1.76(-26.34) | -1.76(-26.34) | -0.26(-3.84) |
中国電力 | -8.25(-123.85) | -12.19(-183.16) | -12.13(-182.16) | -10.69(-160.65) |
四国電力 | -5.76(-63.36) | -9.70(-106.68) | -9.64(-106.00) | -8.20(-90.18) |
九州電力 | 1.87 | -2.12 | -2.12 | -0.62 |
沖縄電力 | -10.58(-105.65) | -14.50(-144.91) | -14.33(-143.19) | -12.92(-129.16) |
8月・9月使用分と比較して10月使用分(11月検針分)の値引き幅は4.00円から2.50円に引き下げとなるため、11月検針分の電気代は値上げとなる見通しです。
この「酷暑乗り切り緊急支援」は10月使用分で終了が予定されているため、2024年11月使用分からの電気代は値上げとなります。冬の電気代高騰を理由に今後、何かしらの補助がある可能性もありますが、その見通しは立っていません。
冬の時期は、エアコンの暖房にかかる電気代やお風呂を沸かすガス代、ストーブやファンヒーターの灯油代など、何かと燃料費がかかるため、早い時期のうちに電気代値上げ対策を進めることをおすすめします。
全国の電気代平均と電気料金の推移を解説
単身世帯(一人暮らし)と二人以上世帯の電気代平均
電力使用量が少ない一人暮らしと、ファミリーを含む二人以上世帯の2023年~2024年の電気代平均について四半期ごとの推移を確認してみましょう。一人暮らし | 二人以上世帯 | |
---|---|---|
2023年1~3月期 | 28,019円 | 53,168円 |
2024年1~3月期 | 21,449円 | 39,794円 |
2023年4~6月期 | 16,459円 | 34,061円 |
2024年4~6月期 | 17,516円 | 33,374円 |
2023年7~9月期 | 17,527円 | 29,655円 |
2024年7~9月期 | – | – |
2023年10~12月期 | 17,500円 | 30,296円 |
2024年10~12月期 | – | – |
大きく差が出ているのは、2023年1~3月期と2024年1~3月期です。2024年1~3月期は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の割引が理由で、電気代が安かったと予測できます。
2024年7~9月期以降についてはまだ統計調査が行われていませんが、「酷暑乗り切り緊急支援」の割引があることが理由で、電気代平均についても安くなる見通しです。
2024年10月使用分で「酷暑乗り切り緊急支援」が終了となるため、11月使用分(12月検針分)以降は電気代の値上げが心配されています。
季節別に電気料金を比較してみると、二人以上世帯では、夏場7~9月期よりも、春の4~6月期のほうが電気代が高いことが分かります。
これは、電気代値上げが理由というよりも、まだ気温が低い時期でエアコンによる暖房を使うことが多いことや、6月の梅雨時期に除湿機能を使う場合があることが理由として挙げられます。
値上げ・値下げに関わる燃料費調整額とは
毎月、電気使用量がほとんど変わっていないのに、電気代が値上げ・値下げされるのは、電気代に含まれる燃料費調整額が大きな理由となっています。東京電力を例にして、燃料費調整単価の推移を確認してみましょう。
東京電力 従量電灯B 燃料費調整単価(円/kWh)の推移 | |||
---|---|---|---|
2024年1月分 | -9.65 | 2023年1月分 | 5.13 |
2024年2月分 | -9.56 | 2023年2月分 | -1.87 |
2024年3月分 | -9.28 | 2023年3月分 | -1.87 |
2024年4月分 | -9.21 | 2023年4月分 | -1.87 |
2024年5月分 | -9.14 | 2023年5月分 | -1.87 |
2024年6月分 | -7.6 | 2023年6月分 5月31日まで 6月1日以降 |
-1.87 |
2024年7月分 | -6.09 | 2023年7月分 6月30日まで ※7月1日以降 |
-9.95 ※-1.87 |
2024年8月分 | -6.31 | 2023年8月分 | -11.21 |
2024年9月分 | -10.37 | 2023年9月分 | -12.22 |
2024年10月分 | -10.19 | 2023年10月分 | -9.23 |
2024年11月分 | -8.67 | 2023年11月分 | -9.47 |
2024年12月分 | – | 2023年12月分 | -9.67 |
電気料金プランそのものは、2023年6月と2024年4月に見直しが行われ、事実上値上げとなっていましたが、2023年冬~春と比較して2024年冬~春の燃料費調整単価は、差し引き分が大きかったことが理由で、電気代は値下がりとなりました。
マイナスの値となっている燃料費調整単価については、電気料金から値引きされるため、電気代は値下げとなります。一方プラスの値となっている場合については、電気料金に上乗せされるため値上げになります。
2023年と2024年夏までの電気代を比較してみると、燃料費調整単価は落ち着いている状態です。
今回は東京電力エリアを例に、燃料費調整単価の推移をご覧いただきましたが、燃料費調整がプラスになるか、マイナスになるかは大手電力会社によって違いがあります。
東京電力では、燃料費調整単価の算定について基準燃料価格が86,100円となっており、これを上回ると値上げに、下回ると値下げなります。
基準燃料価格は電力会社別に異なり、中部電力ミライズの場合は基準燃料価格は45,900円です。基準の違いが燃料費調整単価の違いの要因となります。
また新電力会社の場合、燃料費調整額ではなく独自の算定基準に基づいた費用(電源調達調整費等)を加算する場合もあります。
現在の大手電力会社のエリア外に引っ越しをされる場合などは、燃料費調整額の違いを把握しておくと、「急に電気代が高くなった!」と驚かずに済むでしょう。
東京電力2023年と2024年の電気代を比較
下記表では、東京電力従量電灯Bの電気料金と電気代の目安について、2023年と2024年の同じ月ではどのくらい電気代に違いがあるのかを比較しています。下記タイミングで、電気料金について値上げ(見直し)がされています。これらをふまえて、電気代はどのように推移しているのかご覧ください。
- 2023年6月電気料金の値上げ
- 2024年4月電気料金改定(契約アンペア・使用量によって実質値上げ)
- 2024年5月分より再エネ賦課金の値上げ
※横にスクロールできます。
東京電力 従量電灯B 電気代の推移 |
2023/01 | 2024/01 | 2023/02 | 2024/02 | 2023/03 | 2024/03 | 2023/04 | 2024/04 | 2023/05 | 2024/05 | 2023/06 | 2024/06 | 2023/07 | 2024/07 | 2023/08 | 2024/08 | 2023/09 | 2024/09 | 2023/10 | 2024/10 | 2023/11 | 2024/11 | 2023/12 | 2024/12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基本料金 30A |
885.72円 | 885.72円 | 885.72円 | 885.72円 | 885.72円 | 885.72円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 | 885.72円 | 935.25円 |
基本料金 40A |
1,180.96円 | 1,180.96円 | 1,180.96円 | 1,180.96円 | 1,180.96円 | 1,180.96円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 | 1,180.96円 | 1,247.00円 |
基本料金 50A |
1,476.20円 | 1,476.20円 | 1,476.20円 | 1,476.20円 | 1,476.20円 | 1,476.20円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 | 1,476.20円 | 1,558.75円 |
基本料金 60A |
1,771.44円 | 1,771.44円 | 1,771.44円 | 1,771.44円 | 1,771.44円 | 1,771.44円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 | 1,771.44円 | 1,870.50円 |
~120kWh | 25.04円 | 30.00円 | 25.04円 | 30.00円 | 25.04円 | 30.00円 | 25.04円 | 29.80円 | 25.04円 | 29.80円 | 30.00円 | 29.80円 | 30.00円 | 29.80円 | 30.00円 | 29.80円 | 30.00円 | 29.80円 | 30.00円 | 29.80円 | 30.00円 | 29.80円 | 30.00円 | 29.80円 |
121~300kWh | 31.64円 | 36.60円 | 31.64円 | 36.60円 | 31.64円 | 36.60円 | 31.64円 | 36.40円 | 31.64円 | 36.40円 | 36.60円 | 36.40円 | 36.60円 | 36.40円 | 36.60円 | 36.40円 | 36.60円 | 36.40円 | 36.60円 | 36.40円 | 36.60円 | 36.40円 | 36.60円 | 36.40円 |
301kWh~ | 35.73円 | 40.69円 | 35.73円 | 40.69円 | 35.73円 | 40.69円 | 35.73円 | 40.49円 | 35.73円 | 40.49円 | 40.69円 | 40.49円 | 40.69円 | 40.49円 | 40.69円 | 40.49円 | 40.69円 | 40.49円 | 40.69円 | 40.49円 | 40.69円 | 40.49円 | 40.69円 | 40.49円 |
燃料費調整単価 | 5.13円 | -9.65円 | -1.87円 | -9.56円 | -1.87円 | -9.28円 | -1.87円 | -9.21円 | -1.87円 | -9.14円 | -1.87円 | -7.60円 | -1.87円 | -6.09円 | -11.21円 | -6.31円 | -12.22円 | -10.37円 | -9.23円 | -10.19円 | -10.37円 | -8.67円 | -10.37円 | – |
再エネ賦課金 | 1.40円 | 3.49円 | 1.40円 | 3.49円 | 1.40円 | 3.49円 | 1.40円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 | 3.49円 |
150kWhの 電気代(30A) |
5,819.22円 | 4,659.72円 | 4,769.22円 | 4,673.22円 | 4,769.22円 | 4,715.22円 | 4,769.22円 | 4,745.25円 | 5,082.72円 | 4,755.75円 | 5,826.72円 | 4,986.75円 | 5,826.72円 | 5,213.25円 | 4,425.72円 | 5,180.25円 | 4,274.22円 | 4,571.25円 | 4,722.72円 | 4,598.25円 | 4,551.72円 | 4,826.25円 | 4,551.72円 | – |
300kWhの 電気代(40A) |
11,839.96円 | 9,520.96円 | 9,739.96円 | 9,547.96円 | 9,739.96円 | 9,631.96円 | 9,739.96円 | 9,659.00円 | 10,366.96円 | 9,680.00円 | 11,854.96円 | 10,142.00円 | 11,854.96円 | 10,595.00円 | 9,052.96円 | 10,529.00円 | 8,749.96円 | 9,311.00円 | 9,646.96円 | 9,365.00円 | 9,304.96円 | 9,821.00円 | 9,304.96円 | – |
450kWhの 電気代(60A) |
18,769.44円 | 15,290.94円 | 15,619.44円 | 15,331.44円 | 15,619.44円 | 15,457.44円 | 15,619.44円 | 15,498.00円 | 16,559.94円 | 15,529.50円 | 18,791.94円 | 16,222.50円 | 18,791.94円 | 16,902.00円 | 14,588.94円 | 16,803.00円 | 14,134.44円 | 14,976.00円 | 15,479.94円 | 15,057.00円 | 14,966.94円 | 15,741.00円 | 14,966.94円 | – |
同じ電力会社・電力使用量でも、さまざまな要素から電気料金が値上げ・値下げされていることがお分かりいただけたでしょうか。
電気代の仕組みを理解することで、どんな電力会社ならば電気代を節約できるのか、自分自身のライフスタイルに合うのか判断しやすくなります。ぜひお役立てください。
関西電力と九州電力の電気代はなぜ安い?理由を解説
ここまで、東京電力を例に電気代の値上げ・値下げについて解説してきました。SNS等では「今月の電気代が高い、値上げされた?」と心配される方も見受けられますが、電気代はお住いの地域によって差があります。
関西エリアと九州エリアの電気代は、他のエリアと比較して安めになっています。実際に、関西電力と九州電力では2023年6月の値上げを実施しませんでした。
関西エリアと九州エリアの電気料金プランが安い理由には、原子力発電所や火力発電所などの発電設備が充実していることなどが挙げられます。
また、同じく値上げを行わなかった中部電力については、業績が好調であることが値上げを実施しなかった理由のひとつ。中部・関西・九州については、2024年時点では、全国の中でも電気代が安いエリアになっています。
次はいつから?政府による電気・ガス料金高騰対策実施時期の予測
各地域の大手電力会社各社の2023年4~12月期決算では、各社黒字となり東京電力と沖縄電力を除いた8社が過去最高の利益であったことが発表されています。黒字となった理由には、2023年6月以降の電気料金の値上げや、燃料費の下落したことが要因となり、各社の大きな利益につながりました。
しかしながら、その利益が家庭に還元されているとは言えず、2024年8月使用分からスタートした「酷暑乗り切り緊急支援」が終了することが理由で、再び電気代が値上げとなるのでは?と心配する方が増えています。
2024年秋・冬シーズンに向けて、物価上昇による家計負担を軽減するための策として、電気・ガス代の値引きが期待されますが、今後の支援有無や時期についての見通しは立っていません。
電気料金値上げによる企業への影響と対応・対策は?
電気料金値上げの中小企業経営への影響|大手の電気代が2倍に?
電気料金の値上げは、家庭の電気代だけでなく、中小企業の経営にも大きな影響を与えました。製造業など電力を大量に消費する業種では、電気料金の値上げは経営負担の増大を意味します。電気代のコストが増えることで、利益率の低下や価格競争力の喪失につながります。
一時的な補助金により電気代が値下げされたとしても、長期的な目線では電気料金は値上げが続いており、経営環境悪化への影響が大きく懸念されています。
中小企業にとっては、電気代のコストが予測よりも大幅に増加することで、新たな設備投資や人件費の確保など、中小企業の成長を阻害すると指摘する声も。
中部電力エリアで産業廃棄物処理業を営む企業では、新電力会社「日本テクノ株式会社」と中部電力ミライズを高圧電気料金を比較したところ、2倍の差が。そこで新電力へ切り替えたことで、年間の電気代にかかるコストを大幅に削減できたというケースがありました。
法人で大手電力会社との契約を長年継続している場合は、今後の電気料金高騰に備え、一度、新電力会社へと相談してみることをおすすめします。
自家消費太陽光発電という対策の選択肢
企業においては、太陽光発電や高圧の蓄電システムを導入し、消費電力における電力会社依存の割合を減らすことで、電気料金を下げる方法も効果的だと考えられます。法人の場合は、自家消費太陽光を設置することも選択肢に入るでしょう。自家消費太陽光は電気料金を下げられるだけでなく、節税などのメリットもあるため、利益が出ている企業には特におすすめです。
詳細は下記記事をご覧ください。
→ 自家消費太陽光に使える補助金や設備費用の回収期間は?
2024年11月から電気代が再び値上げの見通し!今後、家庭での対策は?
ここからは、電気料金の値上げに対して、私たちができる対策を3つ紹介します。ぜひお役立てください。何に電気を多く使っているか把握し、節電を行う
今すぐできる対策として重要なのが、まず電気料金の基本を知ること。どんな家電製品にどれだけの電気代がかかっているのか、大体の平均だけでも把握することで、日々の暮らしの中で自然に節電できるようになります。省エネ家電の買い替えや節電グッズを取り入れることは、電気代値上りの長期的な対策として効果的。電気の使い方を見直すことが、値上り対策の第一歩です。
使用率が高いエアコン・冷蔵庫・テレビ・洗濯機・など電化製品ごとの季節別消費電力割合や電気代の節約方法について、下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
基本料金や電力量料金の単価が安い新電力へ乗り換える
日々、節電に取り組むことは重要ですが、家族全員が何でもかんでもと、節電を意識し続けることは大変ですよね。既に節電をがんばっているという方には、根本的な電気料金の見直しがおすすめです。大手電力会社の電気料金値上げに対して、私たちが今後取れる対策は、より電気料金が安い電力会社に切り替えること。ここではおすすめの新電力会社を5社紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
基本料金無料!全国で使えるLooopでんき
市場連動型プラン
ガスのセット割あり
電力供給エリア |
---|
全国 |
- 基本料金が0円
- 東京電力エリアは電気ガス契約の割引あり
- 市場連動プランで安い時にはとことん安く
- アプリで電気料金を確認可能
※新しいページが開きます
Looopでんきは、北海道から沖縄まで全国で契約できる数少ない電力会社の1つ。
基本料金が0円という驚きのプランは家計に優しいだけでなく、市場連動型プランにより、電力市場が安価な時にはさらに料金が下がるという特徴があります。時間の融通が利きやすい一人暮らし方にも人気があります。
30分毎に変動する電気料金は、スマホアプリでいつでも手軽に電気料金をチェックできるので、電気料金が高い時間帯を避けることで自然とエコな暮らしにつながります。
市場連動型プランは、時期によって電気料金の単価が異なるため、単月で比較すると電気代が高くなるリスクはあるものの、年間平均で比較をすると、各地域の大手電力会社よりも電気代が安い状態が続いています。
Looopでんきへの乗り換えはとても簡単。違約金・解約金もかかりません。電気代値上げ対策ができるLooopでんきをぜひ一度チェックしてみてください。
Looopでんきの
公式サイトはこちら
関東圏でおすすめの電力会社!CDエナジーダイレクト
オール電化プランあり
一人暮らし向けプランあり
電気ガスセット割あり
ポイントが貯まる
電力供給エリア |
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東京電力エリア(東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・茨城・山梨・静岡(富士川以東)) |
- 世帯人数別・ライフタイルに合わせて選べる電気料金プラン
- 100円で1ポイントのカテエネポイントが貯まる
- 電気ガスセット契約で割引あり
- LINEでカテエネの会員番号を申請すると1,000カテエネポイントGET!
※新しいページが開きます
電気料金の高騰が気になる現在、関東のファミリー層におすすめなのがCDエナジーダイレクト。CDエナジーは多様なニーズに対応したプランを提供しており、1人暮らしから2人暮らし、そして3人家族・4人家族・5人家族のファミリー層と幅広い家族構成に対応しています。
またオール電化住宅向けのプランやポイントが貯まるプランなども提供されており、ライフスタイルに合わせて電気料金プランが選べることがメリットです。さらに、ガス代もまとめれば0.5%割引とお得に電気が利用できますよ。
特に注目すべきはファミリープラン。月々の使用量が400kWhを超えるご家庭ならば、電気代値上げ対策に効果的です。さらに、100円ごとに1ポイント分、CDエナジー独自のカテエネポイントが貯まるため、電気代によるポイ活にもおすすめになっています。
貯まったポイントはVポイント(旧Tポイント)、WAONポイント、dポイントなど幅広いポイントに交換可能です。電気料金の見える化にも対応。電気代をしっかりと把握したいという方はぜひお試しください。
CDエナジーの
公式サイトはこちら
新電力販売量1位の実績!東京ガス
新電力販売量1位
ガスのセット割あり
「東京ガスの電気」は、供給中件数は2024年3月時点で電力契約件数387.1万件を超えており、当サイトでも人気のおすすめ電力会社になっています。
自社所有の大規模発電所で電力を供給していることが特徴で、燃料費の高騰が続く現状でも安定した電力供給が可能。その信頼性は他のサービスに比べても一線を画しています。
さらに、合わなければいつでも解約可能で、解約金や違約金は一切不要。まずは試してみて、「東京ガスの電気」の魅力を実感してみてください。
電気ガスのセット契約が人気! 「東京ガスの電気」の
公式サイトはこちら ※ 東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です
関西(大阪ガス)エリアなら大阪ガス
関西で人気
ガスのセット割あり
電力供給エリア |
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関西電力エリア(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・三重・岐阜・福井の一部) |
- 1897年創業の長い歴史と信頼
- 電気ガスセット契約で割引あり
- プランが豊富で人気
※新しいページが開きます
「大阪ガスの電気」は、関西地域で新電力として最も信頼を寄せられているサービス(※)。これは、1897年の創業から築き上げてきた信頼性と、大手ガス会社ならではの安心感がベースにあるため。ガスと電力をセットで契約することで更なるお得感を得られるのも魅力の一つです。
さらに、ユーザーのライフスタイルに合わせて選べる電力プランが多数揃っています。特に「スタイルプランP」では、電気契約にプラスしてAmazonプライムが付帯されるなど、生活を豊かにするサービスも提供。
初期費用や解約手数料は無料なので、まずは気軽にお試してみてはいかがでしょうか?
大阪ガスの電気の
公式サイトはこちら
電気を使うほどお得なTERASELでんき
市場連動型プランあり
楽天ポイントが貯まる
TERASELでんきでは一人暮らしからファミリー世帯まで、電力使用量に合わせて選べる通常の電気料金プランの他、工夫次第で電気代が安くなる市場連動型の電気料金プランも提供されています。
通常プランの超TERASELプランは、東北電力「従量電灯B」と比較して、電気を使えば使うほど安くなるうえに、電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントも貯まるため、電気をたくさん使うファミリー世帯に特におすすめです。
現在、お得な乗り換えキャンペーンも実施されているため、TERASELでんきをまだ使ったことが無いという方は、ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。 TERASELでんきの
公式サイトはこちら
太陽光発電設備の設置で電気自給率を上げる
電気料金の値上げに対する長期的な対策として、太陽光発電設備の設置は検討すべき重要な手段です。太陽光発電設備(太陽光パネル)を設置することで、自宅で電気を生成し、使用する一定割合の電力を自給することが可能になります。これにより、電力会社からの電気供給に依存することなく、電気料金の値上げの影響を軽減することができます。
オール電化の一軒家、そしてエコキュートと相性が良く、ガス代がかからない分光熱費は節約できるようになります。
また、太陽光発電は再生可能エネルギーであるため、環境にも優しく、持続可能な社会の実現にも寄与します。
世界では「再エネ3倍」を目指しており、日本における太陽光発電の推移は2011年度の0.4%と比較すると2022年度は9.2%まで上昇。家庭でも発電できる太陽光発電設備設置の重要性は今後も高まると予想できます。
太陽光発電は導入にお金がかかりますが、電気代の高騰もあり投資回収期間が早くなっているのが特徴。太陽光発電の設置費用に関しては下記記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
→ 太陽光発電の価格に関して解説した記事
また下記記事では、地域別のおすすめ新電力をランキング形式で紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
※エリア別に特化したおすすめ電力会社の記事をご覧になりたい方は下記リンクをご利用ください。
北海道エリア、 東北エリア、 関東エリア、 中部エリア、 北陸エリア、 関西エリア、 中国エリア、 四国エリア、 九州エリア、 沖縄エリア
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