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ロボアドバイザーの手数料は高すぎる?評判・口コミで言われている理由を解説


ロボアドバイザーは運用を自動化できるため、運用残高に応じた手数料が発生します。

一方、「ロボアドバイザーの手数料は高すぎる」という意見も見受けられます。手数料が高いと、ロボアドバイザー投資はやめとくべきでしょうか。

結論を申し上げると、ロボアドバイザーの手数料が高いかどうかは人によって異なります

この記事では、ロボアドバイザーの手数料が高いと言われる理由を踏まえ、どのような人におすすめできるか解説します。同時に、手数料が最安のサービスも紹介しています

手数料が高いと聞いて、ロボアドバイザーを利用するか迷っている」という方は、ぜひ当記事をご参照ください。自分はロボアドバイザーで投資を始めるか、明確に判断できるでしょう。

手数料一斉比較へ進む

目次

ロボアドバイザーの手数料体系は2種類

ロボアドバイザーの手数料体系
「ロボアドバイザーの手数料が高い」と言われる理由を理解するためにも、まずはロボアドバイザーの手数料体系を把握しておきましょう。

ロボアドバイザー手数料体系は、大きく2種類に分けられます。

ロボアドバイザーの手数料体系

  • 固定報酬型
  • 運用実績に関わらず手数料が派生
  • 成果報酬型
  • 運用益が発生したときだけ手数料が発生

各手数料体系の違いを比較しながら解説します。

固定報酬型:運用実績に関わらず毎月発生する

固定報酬型は、運用実績に関わらず手数料が毎回発生する手数料体系です。

手数料の割合は各ロボアドバイザーで異なりますが、年率1%が目安と言われています。例えば、100万円を1年間運用した場合、年間手数料は1万円です。

ただ実際の計算方法は、下記のように年率を365日で割って算出されます

手数料の計算方法

    100万円 × 年率1% ÷ 365日 ≒ 27.4円

このように固定報酬型の手数料金額は、毎日変動することを理解しておきましょう。具体的な手数料の金額は、各ロボアドバイザーサービスの管理画面で確認可能です。

ちなみに、支払い方法は運用残高から自動的に支払われますが、支払い日はロボアドバイザーによって異なり、毎日支払うサービスもあれば、1ヶ月ごとにまとめて支払うサービスもあります。

成果報酬型:運用益が出た月だけ発生する

成果報酬型は、運用益が出たときだけ手数料が発生する手数料体系です。

具体的には、運用残高が過去最高額(HMW)を更新した際、上回った金額に対して一定割合の手数料が発生します

引用:SUSTEN「完全成果報酬の仕組み」2024年12月確認

例えば、SUSTENの成果報酬は、運用益の税込1.1/6〜1.1/9(約12〜18%)です。

固定報酬型と違い、運用残高が下落したときは手数料を支払う必要がないのがメリットです。その代わり、手数料の割合が固定報酬型と比較して高く設定されています。

そのため、成果報酬型のロボアドバイザーは運用実績が好調だと、手数料が固定報酬型よりも高くなる可能性があります。

注意点:手数料以外に投資先の保有コストが別途発生する

ほとんどのロボアドバイザーでは、投資信託もしくはETFを自動運用するため、手数料以外にも投資先の保有コスト(信託報酬もしくは経費率)が発生します

ただ、信託報酬・経費率は商品内で差し引かれるので、別途自分から支払う必要はありません。

ちなみに、運営会社が独自組成したファンドを運用するロボアドバイザーの場合、手数料は信託報酬に含まれています

例えば、マネックス証券のロボアドバイザー「ON COMPASS」は、マネックスアセットマネジメントが組成した投資信託を運用しており、手数料は年率0.9775%程度の信託報酬に含まれます。

このように、手数料体系が従来と異なるロボアドバイザーもあるため、手数料だけでなく投資先の保有コストも確認しましょう

手数料一斉比較へ進む

次章から、「ロボアドバイザーの手数料は高い」と言われる理由を解説します。「手数料が高いと聞いたから、ロボアドバイザーを始めるか迷っている」という方は、ぜひこのまま読み進めてください。

「ロボアドバイザーの手数料は高い」と言われる3つの理由

手数料が高いと言われる理由
「ロボアドバイザーの手数料は高い」と言われる理由は、以下のとおりです。

ロボアドバイザーが高いと言われる理由

  • 投資信託やETFと比較して高いから
  • 損失が出ても手数料が発生するから
  • ロボアドバイザーと同じ運用が自分でも出来るから

上記の意見は、主に投資経験者から言われています。なぜロボアドバイザーの手数料が高いと言われるのか、その理由を1つずつ見ていきましょう。

投資信託やETFと比較して高いから

ほとんどのロボアドバイザーサービスは、投資信託もしくはETFの運用を自動化する分、運用残高に応じた手数料が発生します

一方、自分で投資信託・ETFを購入すれば、手数料を支払う必要はありません

つまり、自分で投資信託・ETFのファンドが選べるなら、投資の費用を抑えることが可能です。

このような理由から、投資経験者のなかには「ロボアドバイザーの手数料は高すぎる」と考える人もいらっしゃいます。

ただ、ロボアドバイザーで資産運用を始める魅力は、投資の知識・経験に自信がない方でも、長期・積立・分散投資を自動化できることです。

そのためロボアドバイザーの手数料は、運用の手間を手放せる対価として支払うものと言えます。

自分で投資を始める自信がない方は、ロボアドバイザーで資産運用を自動化するのがおすすめです。

損失が出ても手数料が発生するから

ロボアドバイザーに運用を任せる以上、固定報酬型であれば相場状況に関係なく手数料が発生します

価格が下落して損失が出たとしても、運用残高に応じた手数料を支払わないといけません。

一方、自分で金融商品を取引できるなら、相場の動きに合わせて売買することで、損失を軽減できる可能性があります。

どのような相場状況でも手数料を支払う必要があることから、投資経験者から「ロボアドバイザーの手数料は高い」と言われているかもしれません。

ただ、ほとんどのロボアドバイザーサービスは、世界経済の成長に合わせた運用を目指しています。一時的に価格が下落して損失が出たとしても、長期的に積立投資を続けることが推奨されています

実際、各ロボアドバイザーが公開している運用実績から、積立投資した場合の実績を集計してみると、ほとんどのサービスが一定以上のパフォーマンスを出していました。 直近3年間の積立投資実績 ※各ロボアドバイザーサービスが公開している実績データを参考に、当サイトが独自集計

相場の動きにあわせて金融商品を売買するのは、熟練の投資家でも難しいと言われています。

相場の状況に関係なく、運用を淡々と続けられるのがロボアドバイザーの魅力です。

そのため、相場の動きに左右されずコツコツ資産運用を続けたい方は、ロボアドバイザーを利用するのをおすすめします。

ロボアドバイザーと同じ運用が自分でも出来るから

実を言うとロボアドバイザーの運用手法は、そこまで難しくはありません。

一般的なロボアドバイザーの主なサービス内容は、ポートフォリオの設計・自動積立投資・定期リバランスの3つです。

ほとんどのロボアドバイザーはポートフォリオを公開しており、毎回の自動積立投資は証券会社も対応しています。

つまり、リバランスさえ自分で出来れば、ロボアドバイザーと同様の運用を始めることが可能です。

そのため、投資経験者から「ロボアドバイザーはサービス内容と手数料が見合っていない」という意見が見受けられます。

ただ、実際にリバランスをおこなうには、資産クラスごとにいくら売買するか毎回計算しないといけません

そのため、自分でリバランスするのが面倒だったり難しかったりする方は、ロボアドバイザーでリバランスを自動化するのがおすすめです。

以上、「ロボアドバイザーの手数料は高い」と言われる理由を解説しました。

手数料が高いと言われているのは、自分で投資ができる経験者からの意見です。

確かに、自分で金融商品を選んで運用できれば、ロボアドバイザーの手数料を支払う必要はありません。

しかし、ロボアドバイザーで運用を自動化すれば、投資の手間や時間を省きつつ、淡々と資産運用を続けられます

実際、当サイトが実施したアンケートでは、ロボアドバイザーを利用した理由として、「知識・経験に自信がない」が最多でした

数ある金融商品からロボアドバイザーを選んだ理由を教えてください。
そのため、手数料が高いと言われていることを理由に、ロボアドバイザーの利用をやめるのは早計です。

運用の自動化が手数料と見合っていると判断した方は、ぜひロボアドバイザーで資産運用を始めてください。

もし自分で投資したいと判断した方は、以下の記事でネット証券14社を比較し、おすすめをランキングで紹介しているので、あわせてご参照ください。

ネット証券14社の比較記事はこちら

次章では、手数料を中心に主要ロボアドバイザーサービスを一斉比較します。ロボアドバイザーの具体的な手数料体系やサービス内容を比較したい方は、ぜひこのまま読み進めてください。

ロボアドバイザーの手数料を一斉比較

手数料を含めたサービス内容を一斉比較
それで、主要ロボアドバイザーサービスを一斉比較していきましょう。

今回は、投資一任型と助言型ごとに手数料が安い順に並べて掲載しています。比較表を以下にまとめましたので、ご覧ください。

主要ロボアドバイザー比較表
  SUSTENロゴ画像 SUSTEN

SBIラップAI投資コースロゴ画像 SBIラップ
AI投資コース
オンコンパスロゴ画像 ON COMPASS

楽ラップロゴ画像 楽ラップ

ザ・ハイブリッドロゴ画像 ザ・ハイブリッド
オンラインコース
ウェルスナビロゴ画像 WealthNavi
(ウェルスナビ)
ロボプロロゴ画像 ROBOPRO
(ロボプロ)
THEO+ docomoロゴ画像 THEO+ docomo

ウェルスウィングロゴ画像 Wealth Wing

SBIラップ匠の運用コースロゴ画像 SBIラップ
匠の運用コース
投信工房ロゴ画像 投信工房

マネックスアドバイザーロゴ画像 マネックス
アドバイザー
運用タイプ 投資一任型 AI投資 投資一任型 投資一任型 投資一任型 投資一任型 AI投資 投資一任型 投資一任型 投資一任型 助言型 助言型
投資商品 独自組成の
投資信託
インデックス型
投資信託
独自組成の
投資信託
インデックス型
投資信託
独自組成の
投資信託
インデックス型
海外ETF
インデックス型
海外ETF
インデックス型
海外ETF
国内株 アクティブ型
投資信託
インデックス型
投資信託
インデックス型
国内ETF
手数料
(年率・税込)
0.08〜0.3%
※1・2
0.66% 0.9775%※1 固定報酬型:
0.715%
成果報酬型:
0.605%+運用益5.5%
1.1%※1 1.1% 1.1% 1.1% 0.99%
情報利用料:
330円/月
0.77% なし 0.33%
投資商品の
保有コスト
平均0.292% 最大0.2702% 0.08〜0.13% 非公開 非公開 平均0.691% 0.16%※3 0.166%※3
手数料割引 × × × × × × × × × ×
ポイント還元 × × × × × ×
その他比較要素はこちら
その他主要ロボアドバイザーの比較一覧
  SUSTENロゴ画像 SUSTEN

SBIラップAI投資コースロゴ画像 SBIラップ
AI投資コース
オンコンパスロゴ画像 ON COMPASS

楽ラップロゴ画像 楽ラップ

ザ・ハイブリッドロゴ画像 ザ・ハイブリッド
オンラインコース
ウェルスナビロゴ画像 WealthNavi
(ウェルスナビ)
ロボプロロゴ画像 ROBOPRO
(ウェルスナビ)
THEO+ docomoロゴ画像 THEO+ docomo

ウェルスウィングロゴ画像 Wealth Wing

SBIラップ匠の運用コースロゴ画像 SBIラップ
匠の運用コース
投信工房ロゴ画像 投信工房

マネックスアドバイザーロゴ画像 マネックス
アドバイザー
AI将来予測機能 × × × × ×
下落予測機能で利用
× × × ×
運用コース 5コース 1コース 8コース 5コース 7コース 5コース 1コース 231コース 8コース 1コース 5コース 3コース※4
コース変更 × × ×
最低投資金額 1円※5 1万円 1,000円 1万円 1万円 1万円 10万円 1万円 15万円 1万円 100円 5万円
最低積立金額 1万円 1万円 1,000円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 100円 1万円
NISA対応 × 2024年春対応予定 × × × × × × ×
税金最適化機能 × × × × × × × × ×
下落幅軽減機能 × × × × × × × ×
メール通知
運営会社 sustenキャピタル・
マネジメント
SBI証券 マネックス証券 楽天証券 フィデリティ証券 ウェルスナビ FOLIO お金のデザイン
SMBC日興証券
スマートプラス SBI証券 松井証券 マネックス証券

2024年12月作成
※1:信託報酬の信託もしくはETFの経費率を含む
※2:一部の投資先は完全成果報酬を採用
※3:モデルポートフォリオの場合
※4:投資初心者おすすめ・自分の見通しを反映・プロの見通しを反映の3種類から選択
※5:投資信託の最低購入金額を満たない場合は現金で保持


上記の比較表をもとに、次章では投資一任型と助言型で手数料が最安のロボアドバイザーを紹介します。

投資一任型と助言型で手数料が最安のロボアドバイザー

手数料が安いおすすめロボアドバイザー
投資一任型と助言型で手数料が割安なおすすめロボアドバイザーは以下のとおりです。

手数料が割安なおすすめロボアドバイザー

  • 投資一任型:SUSTEN
  • 年率0.08〜0.3%(税込)

  • 助言型:投信工房
  • 手数料無料

各サービスの詳細を1つずつ見ていきましょう。

SUSTEN:年率0.08〜0.3%でNISA口座も使える

SUSTEN紹介画像
SUSTENの基本情報
運用タイプ 運用コース コース変更 投資対象
一任型 5コース オリジナル組成の
投資信託
手数料 投資商品の
保有コスト
最低投資額 最低積立額
0.08〜0.3%※1
投資先の保有コスト含む
1円※2 1万円
AI将来予測 NISA対応 税金
最適化機能
下落幅
軽減機能
× ×
2024年12月作成

SUSTENは、手数料が年率0.08〜0.3%(税込)と、投資一任型のなかで手数料が最安のロボアドバイザーです。

運用するポートフォリオによっては、他の投資一任型ロボアドバイザーと比較して手数料が10分の1以下になります。

NISA口座に対応しており、積立投資で1年以上の出金がなければ最大年率0.1%のキャッシュバックも受け取れます。

そのため、キャッシュバック分も合わせると、実質的な手数料は年率最大0.2%で運用可能です。ただでさえ手数料が安いのに、さらにキャッシュバックも受け取れるのはうれしいですね

運用を自動化しつつ手数料を極力抑えたい方は、SUSTENを利用しましょう。

手数料が投資一任型で最安! SUSTENの公式サイトはこちら

SUSTENの課税口座は完全成果報酬型
課税口座でSUSTENを利用する場合、手数料は完全成果報酬型になります。

引用:SUSTEN「完全成果報酬の仕組み」2024年12月確認

手数料の割合は運用残高に応じて、更新した金額の1.1/6〜1.1/9です。運用益が大きいほど、成果報酬の割合は小さなくなります。

SUSTEN完全成果報酬の一覧表
HWMの基準 成果報酬(税込)
80万円未満 1.1/6
80〜200万円未満 1.1/7
200〜500万円未満 1.1/8
500万円以上 1.1/9
2024年12月作成

SUSTENでは、課税口座とNISA口座によって手数料体系が異なることを理解しておきましょう。

投信工房:手数料無料でリバランス機能が使える

投信工房
投信工房の基本情報
運用タイプ 運用コース コース変更 投資対象
助言型 5コース インデックス型
投資信託
手数料 投資商品の
保有コスト
最低投資額 最低積立額
なし 0.16%※1 100円 100円
AI将来予測 NISA対応 税金
最適化機能
下落幅
軽減機能
× × ×
2024年12月作成

投信工房は、ネット証券会社の松井証券で提供されている、手数料無料の助言型ロボアドバイザーです。

一般的な助言型ロボアドバイザーは、運用のアドバイスのみ受けられ、実際の購入手続きやリバランスなど運用に必要な作業は自分でおこなわないといけません。

松井証券の投信工房は手数料無料でありながら、以下の自動リバランス機能が搭載されています

投信工房の自動リバランス機能

  • 定期リバランス
  • 一定期間ごとにリバランスが自動でおこなわれる

  • 積立リバランス
  • 積立投資時に同時にリバランスも実施される

  • 手動リバランス
  • 任意のタイミングでリバランスを実施できる

購入手続きとリバランス設定さえ自分で出来れば、手数料無料で投資一任型と同様の自動運用が実現可能です

さらに、松井証券の投資信託は運用残高に応じて、年率最大1%のポイントも付与されます。貯めたポイントは、商品交換や投資信託の購入に充てられます。

ある程度自分で投資ができる方は、手数料無料で自動運用ができる松井証券の投信工房がおすすめです。

手数料無料で自動リバランスが使える! 投信工房の公式サイトはこちら

以上、手数料が割安のロボアドバイザーを解説しました。ただロボアドバイザー選びには、手数料以外にも大切な要素があります。

そこで次章では、手数料割引が利用できるロボアドバイザーを紹介します。

手数料割引があるロボアドバイザー

手数料割引があるおすすめサービス
ここでは、手数料はSUSTENや投信工房と比較して割高なものの、手数料割引サービスがあるロボアドバイザーを紹介します。

手数料割引があるロボアドバイザー

  • WealthNavi(ウェルスナビ)
  • 運用者数・預かり資産ともにNO.1のロボアドバイザー(※1)。50万円以上の運用&NISA口座で、手数料が割引される。

  • ROBOPRO(ロボプロ)
  • 運用実績が口コミで評判のAI投資サービス。積立投資を継続すると、抽選で手数料がキャッシュバックされる。

それぞれ異なる特徴を持っているので、1つずつ詳細内容を見ていきましょう。

※1:一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年9月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年12月時点)

WealthNavi (ウェルスナビ):50万円以上の運用&NISA口座で手数料割引

ウェルスナビ
ウェルスナビの基本情報
運用タイプ 運用コース コース変更 投資対象
一任型 5コース インデックス型
海外ETF
手数料 投資商品の
保有コスト
最低投資額 最低積立額
1.1% 0.08〜0.13% 1万円 1万円
AI将来予測 NISA対応 税金
最適化機能
下落幅
軽減機能
×
2024年12月作成

WealthNavi(ウェルスナビ)は、運用者数・預かり資産ともにNO.1の投資一任型ロボアドバイザーです(※1)。運営会社は、東証グロース市場に上場しており、人気と信用どちらも兼ね備えたロボアドバイザーと言えます。

ウェルスナビの手数料は年率1.1%(税込)ですが、以下2種類の手数料割引サービスが用意されています。

ウェルスナビの手数料割引サービス

  • 長期割
  • NISA口座(おまかせNISA)

各手数料割引の詳細は下記のとおりです。

ウェルスナビの長期割概要図 引用:WealthNavi「長期割」2024年12月確認

半年ごとに運用残高を確認し、50万円以上だと年率0.1%ずつ、200万円以上なら年率0.2%ずつ、最大年率0.99%まで割引されます。

50万円以上200万円未満で運用を続けると5年、200万円以上なら最短2年半の運用で手数料を最安にできます。
wealthnaviの手数料 引用:WealthNavi「おまかせNISA」2024年12月確認

NISA口座で運用する場合、つみたて投資枠なら0%、成長投資枠ならリスク許容度に応じて手数料が割引されます。


長期割とおまかせNISAは併用可能なので、どちらも適用されると手数料は年率0.594〜0.66%(税込)と、課税口座の約半分の手数料でウェルスナビを利用することが可能です。

運用者数・預かり資産ともにNo.1! ウェルスナビの公式サイトはこちら

※1:一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年9月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年12月時点)

ROBOPRO (ロボプロ):積立投資を継続すると抽選で手数料キャッシュバック

ROBOPRO
ロボプロの基本情報
運用タイプ 運用コース コース変更 投資対象
AI投資 1コース × インデックス型
海外ETF
手数料 投資商品の
保有コスト
最低投資額 最低積立額
1.1% 非公開 10万円 1万円
AI将来予測 NISA対応 税金
最適化機能
下落幅
軽減機能
× × ×
2024年12月作成

ROBOPRO (ロボプロ)は、実績の高さが口コミ・評判の投資一任型AI投資サービスです。

過去3年間の運用実績は[robopro_ave peri=”this_3yrs”]と、各ロボアドバイザーの平均運用実績と比較して、最も高い実績を出しています。

ロボプロの手数料は年率1.1%(税込)ですが、抽選で手数料がキャッシュバックされる「長期積立特典」を実施しています。

積立投資を15回以上継続していると、3ヵ月ごとに抽選がおこなわれ、当選すると積立継続回数に応じて、3ヶ月分の手数料が最大100%キャッシュバックされます。

ROBOPRO手数料長期割の概要図 引用:ROBOPRO「長期積立特典 抽選プログラム」2024年12月確認

積立継続回数とキャッシュバック率の関係
積立継続回数 キャッシュバック率
15・18・21・24回 70%
27・30・33・36回 80%
39・42・45・48回 90%
51回以降3回ごと 100%
2024年12月作成


積立投資を継続すれば、毎回抽選に参加可能です。確実ではありませんが、長期的に積立投資を続ければ、手数料を抑えながらAI投資が利用できます。

運用実績の高さが評判! ロボプロの公式サイトはこちら

ポイント還元があるロボアドバイザー

ポイントがあるおすすめサービス
この章では、ポイント還元制度のあるロボアドバイザーを紹介します。

直接的ではありませんが、ポイントが付与される分、実質的に手数料を安くできます。

ポイント還元制度があるロボアドバイザーのなかで、おすすめできるサービスは以下のとおりです。

ポイント還元があるおすすめロボアドバイザー

  • SBIラップ
  • SBI証券口座で利用できるAI投資サービス。複数のポイントサービスに対応しており、運用残高の最大年率0.2%付与される。

  • THEO+ docomo
  • 運用残高とドコモ回線契約に応じてdポイントが付与される。dカードのクレカ積立にも対応しており、積立金額の最大1.0%還元される。

  • WealtWing
  • 日本株に集中投資するロボアドバイザー。運用開始から6ヵ月間は年率1.0%、以降は年率0.1%のANAマイルが貯まる。

各サービスの特徴を詳しく解説していきます。

SBIラップ:複数ポイントから選んで貯められる

SBIラップ
SBIラップの基本情報
運用タイプ 運用コース コース変更 投資対象
AI投資 1コース × インデックス型
投資信託
手数料 投資商品の
保有コスト
最低投資額 最低積立額
0.66% 平均0.292% 1万円 1万円
AI将来予測 NISA対応 税金
最適化機能
下落幅
軽減機能
× × ×
2024年12月作成

SBIラップは、SBI証券で提供されているAI投資サービスです。手数料は年率0.66%(税込)で、同じAI投資サービスのロボプロより割安となっています。

SBIラップのポイント還元制度は、月間の平均運用残高に応じて、1,000万円は年率0.1%、1,000万円以上なら年率0.2%のポイントが付与されます。

そのため、月間平均運用残高が1,000万円以上であれば、手数料が実質的に年率0.46%まで安くすることが可能です。

対象ポイントは、SBI証券で提携している以下のサービスから選べます。

SBIラップで貯められるポイントサービス一覧

  • Vポイント
  • Tポイント
  • PayPayポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント

  • ※JALマイルは対象外

複数のポイントサービスから選んで貯められるのはうれしいですね。

お好きなポイントを貯めながら自動運用を始めたい方は、SBI証券のSBIラップを利用しましょう。


THEO+ docomo:ドコモサービスと連携してdポイントが貯められる

テオプラスドコモ
THEO+ docomoの基本情報
運用タイプ 運用コース コース変更 投資対象
一任型 231コース インデックス型
海外ETF
手数料 投資商品の
保有コスト
最低投資額 最低積立額
1.1% 非公開 1万円 1万円
AI将来予測 NISA対応 税金
最適化機能
下落幅
軽減機能
△※1 ×
2024年12月作成

THEO+ docomoは、ドコモサービスと連携しているロボアドバイザーです。手数料は年率1.1%(税込)ですが、2種類のdポイント還元が用意されています。

1つ目は以下のように、月間平均運用残高とドコモ回線の契約有無に応じたdポイントが付与されます。

運用残高に応じたdポイント付与率
運用残高 ドコモ契約あり ドコモ契約なし
50万円 900ポイント 600ポイント
100万円 1,800ポイント 1,200ポイント
300万円 5,400ポイント 3,600ポイント
1,000万円 18,000ポイント 12,000ポイント
実質付与率(年率) 0.18% 0.12%

スマートフォンをドコモで契約していれば、ポイント付与率が無条件に1.5倍増えるのはうれしいですね。

さらに、THEO+ docomoはdカードのクレカ積立にも対応しています。dカードの種類とdポイントクラブの会員ランクに応じて、積立金額の最大1.0%が還元されます。

dポイントランクとdカードの種類に応じた付与率
ランク dカードGOLD dカード
5つ星 1.0% 0.1%
4つ星 0.3%
3つ星
2つ星 0.1%
1つ星

最高ランクの5つ星は、過去3ヵ月間のdポイント獲得数が5,000ポイントを超えたら獲得可能です。普段からドコモサービスを利用している方なら、難易度はそこまで高くないでしょう。

THEO+ docomoは、ドコモユーザーに断然おすすめできるロボアドバイザーサービスです。



WealtWing(ウェルスウイング):運用残高に応じてANAマイルが貯められる

Wealth Wing
WealtWingの基本情報
運用タイプ 運用コース コース変更 投資対象
一任型 8コース 国内株
手数料 投資商品の
保有コスト
最低投資額 最低積立額
0.99%
情報利用料330円/月
15万円 1万円
AI将来予測 NISA対応 税金
最適化機能
下落幅
軽減機能
× × ×
2024年12月作成

WealtWing(ウェルスウイング)は、日本株に集中投資するロボアドバイザーです。手数料は年率0.99%(税込)に加えて、情報利用料として月額330円(税込)が発生します

WealtWingはANAと提携しており、運用開始から6ヵ月間は年率1.0%、以降は年率0.1%のANAマイルが付与されます

また、最初の6ヵ月間はANAマイルの代わりに、現金キャッシュバックも選択可能です。キャッシュバック率は年率0.9%と少しだけ下がりますが、ANAマイルを貯めていない方も特典を受け取れます。

最初の6ヶ月間の付与率が高くなっているので、少しでも多くのANAマイルを貯めたいなら、まとまった資金を用意してWealtWingを始めるのがおすすめです。


手数料の安さだけでなく実績の高さも重要

実のところ、ロボアドバイザー選びは手数料だけで比較するのはおすすめしません

どれだけ手数料が安くても、自分のリスク許容度に見合った実績が出ないと、費用対効果が見合わないからです。

実際、主要投資一任型ロボアドバイザーのリスク許容度最大・最小の運用実績(直近3年間)を比較すると、各サービスの数値は全く異なります。

直近3年間リスク許容度最大の運用実績
直近3年間リスク許容度最小の運用実績
各サービス公式サイトで公開されている運用実績を参考に当サイトが集計

また、当サイトが実施したアンケートでも、ロボアドバイザー選びでは実績を重視している人が最多でした。
メインで利用しているサービスを選んだ理由で、最も重要視したポイントを教えてください。
運用実績は将来の利益を保証しませんが、ロボアドバイザー選びは手数料だけでなく、過去の運用実績も比較するのがおすすめです。

ロボアドバイザーの総合比較は、以下の記事で詳しく解説しています。手数料だけでなく他の比較要素も含めてロボアドバイザーを選びたい方は、あわせてご参照ください。

ロボアドバイザーの総合比較はこちら

どうしても手数料が気になる方へ、投信工房とウェルスナビの併用がおすすめ

実績と手数料を両立する方法
当サイトのアンケートで、他の金融商品に投資しながらロボアドバイザーを利用する目的を調査すると、「ポートフォリオの参考」と回答した投資家が2番目に多いことが判明しました。

他の金融商品で投資をしている場合、ロボアドバイザーの利用目的を教えてください。
また、ロボアドバイザーを利用している人の口コミ・評判を調査すると、投資一任型のポートフォリオを助言型で組んで運用している意見が見受けられます。

review
投資一任型と助言型を併用する口コミ
松井証券の投信工房っていいと思うんだよねー。

ポートフォリオを組む際に買いたい投資信託と配分を自分で設定して、自動リバランスしてくれるのはウェルスナビと同じ事が低価格でできるんだよね。

以上を踏まえると、助言型ロボアドバイザーで投資一任型ロボアドバイザーのポートフォリオを運用すると、実績と手数料を両立できると言えます。

組み合わせ方法はいくつもありますが、おすすめはウェルスナビと松井証券の投信工房です。

ウェルスナビをおすすめする理由は、以下の3つ挙げられます。

ウェルスナビのポートフォリオがおすすめの理由

  • 1万円入金すれば、最新のポートフォリオが常時確認できる
  • 各資産クラスで1種類のファンドを運用するため、自分でもポートフォリオが組みやすい
  • 投信工房で提案されるモデルポートフォリオの資産配分を調整すれば、ウェルスナビと同等のポートフォリオが作れる
  • 現状の運用実績が好調

松井証券の投信工房は手数料無料で自動リバランス機能が使えるので、ウェルスナビと同じリバランス頻度を設定すれば、手数料をかけずにウェルスナビと同じような自動運用が実現します

以下の手順で準備すれば、投信工房とウェルスナビを併用した自動運用が始められます。

ウェルスナビと投信工房の併用方法

  • 1. ウェルスナビでリスク許容度診断&口座開設
  • 2. 1万円入金してウェルスナビのポートフォリオを確認
  • 3. 松井証券口座を開設して投信工房を開く
  • 4. ウェルスナビと同じポートフォリオを設定
  • 5. ウェルスナビと同じリバランス頻度(6ヵ月ごと)に設定

ある程度自分で投資できる方は、ウェルスナビと投信工房を併用して、手数料と実績を両立した自動運用を始めてはいかがでしょうか。

ただし、投信工房には資産配分が大きく崩れたときの臨時リバランス機能がありません。相場が急変したときは、投信工房の手動リバランス機能を使う必要がある点にご注意ください。

まとめ

この記事では、ロボアドバイザーの手数料が高いと言われる理由を解説しました。

ロボアドバイザーの手数料が高いと言っているのは、主に自分で投資判断ができる経験者です。自分で銘柄選定やポートフォリオが組める人からすると、ロボアドバイザーの手数料を支払うのがもったいないと考えられます。

しかし、投資の知識・経験が少ない初心者や投資の時間が作れない人にとっては、運用を自動化できるロボアドバイザーは魅力的な投資サービスです。

自分で投資するのは自信がない方や忙しくて自分で投資する暇がない方は、ロボアドバイザーを資産運用を始めるのをおすすめします。

もう一度、手数料が最安のロボアドバイザーを確認したい方は、以下のボタンから戻ることが可能です。

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