【1,455人に聞いた】クレジットカードに関する総合調査|利用額別で満足度の高いクレカが判明
当編集部では、全国の19歳から69歳の男女1,455人を対象とした、クレジットカード利用に関するアンケート調査を行いました。
本記事では、その調査結果をまとめます。
アンケート調査概要 | |
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調査機関 | 株式会社ディーアンドエム (https://www.d-and-m.co.jp/ ) |
調査方法 | インターネットリサーチ |
調査対象 | クレジットカード利用者(年齢・性別問わず) |
調査対象地域 | 全国47都道府県 |
有効回答数 | 1,455名 |
調査実施期間 | 2023年7月 |
調査サンプルの基本情報
本章では、当アンケート調査における調査サンプルの基本情報を確認していきます。調査サンプルの性別と年代
当アンケート調査は、合計1,455人の方に答えていただきました。男性が795人で54.6%、女性が660人で45.4%と、男女比ほぼ半々の調査サンプルです。また、年代別に見ると、20代と30代が全体の20%程度、40代〜60代が80%程度を占めています。
調査サンプルの職業と世帯年収
職業については、「その他」を除くと、「会社勤務(一般社員)」が最も多い割合で24.2%、「派遣・パート等」が23.3%、そして「専業主婦・主夫」が14.3%と続きます。世帯年収に関しては、「答えたくない」を除くと、「200〜400万円未満」が最も多く20%、その次に「400〜600万円未満」が18.1%、「600〜800万円未満」が15.9%となりました。また、「200万円未満」「800〜1,000万円未満」「1,000〜2,000万円未満」が全て9%弱でした。
調査サンプルの婚姻状況と同居人数
まず、婚姻状況ですが、61.1%の方が「既婚(配偶者あり)」、30%の方が「未婚」、7.7%の方が「既婚(離別)」という結果になりました。同居人数については、「2人」の方が最も多く32.4%、次に多いのが「3人」で28.2%、その後には「1人暮らし」が17.8%、「4人」が15.2%、「5人」が4.9%、「6人以上」が1.4%と続きます。
調査サンプルの居住都道府県
各県で2本の棒グラフがありますが、左側の棒グラフが「その都道府県に住んでいる調査サンプルの人数」を表し、右側の棒グラフが「日本の総人口を1,455人(今回の調査サンプル数)としたときの各都道府県の人口」を算出したものです。東京都在住の回答者数が最も多く、その後ろに神奈川県、大阪府、埼玉県と続きます。
最も使われているクレジットカードは楽天カードで全体の40%を占める
回答者には、以下の条件に当てはまるクレジットカードの中で、最も使っているものを答えていただきました。- 3か月以上継続して利用してる
- 過去3年以内に契約したもの
- 年会費を把握している
- 選定に関与した
結果は、1位が「楽天カード」で584人、2位が「dカードGOLD」で101人、3位が「PayPayカード」で95人という結果になりました。
楽天カード利用者が最も多く、その割合は調査サンプル全体のおよそ4割を占めます。2位のdカードGOLDの5倍以上の利用者数がいる人気のクレジットカードであることがわかります。
1ヵ月のクレジットカード利用額を調査
「5,000円未満」の利用者が最も多く、その割合は19.2%で、全体のおよそ5分の1。続いて多いのが「1万円〜3万円未満」で17.5%、次に「3万円〜5万円未満」で14.4%と並びます。また、50万円を超える利用者は全体の2.6%となりました。
利用者が最も多かった「楽天カード」が満足度調査でも1位に
※ランクイン対象はユーザーが30人以上のクレジットカードアンケート回答者に、自身の利用しているクレジットカードの満足度を1〜10点で採点していただきました。
結果は、1位が「楽天カード」で7.73点、2位が「dカードGOLD」で7.42点、3位が三井住友カード(NL)で7.42点です。
利用者数で2位に5倍以上の差をつけて1位となった「楽天カード」が、満足度でも1位を獲得しました。
また、利用者数は少ないものの、三井住友カード(NL)は利用者から支持が厚く、満足度ランキングでは3位にランクイン。
そしてdカードGOLDは、利用者数でも満足度でも2位にランクインし、安定した人気を誇っていることがわかります。
クレジットカードを選ぶ際に重視するのは「年会費」と「ポイント」
クレジットカードを選ぶ際に重要視することを調査しました。調査方法や集計方法を確認したい方は以下から詳しくご覧ください。- 調査方法
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以下にあげたクレジットカードを選ぶ際の16個の比較項目を重要視している順に並べ替えてもらいました。
クレジットカードの比較項目
- 年会費の安さ
- 基本ポイント還元率
- 実際のポイントの貯まりやすさ
- キャンペーン
- カードデザイン
- 付帯保険
- 付帯特典
- ステータス
- カードのランク
- セキュリティ
- アプリの使いやすさ
- 貯まるポイントの種類
- 提携銀行の豊富さ
- キャッシュレス決済の豊富さ
- 発行手続きの簡単さ
- カスタマーサポート体制
- 計算方法
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加重平均法を使用しました。
各回答者が1番重要視しているものに16点、2番目に重要視しているものに15点、、、一番重要度が低いものには1点、と点数を振っていきその平均値を取ります。
結果としては、「年会費の安さ」が最も重要で、その次に「実際のポイントの貯まりやすさ」と「基本ポイント還元率」が続きます。そしてその後に、「セキュリティ」「貯まるポイントの種類」「キャンペーン」が並びます。
やはりクレジットカード選びにおいては、「年会費の安さ」と「ポイント」が大切なようです。ただ、それだけではなく、ユーザーは、クレジットカードの安全面や貯まったポイントがどう使えるのか、また魅力的なキャンペーンを実施しているかどうかなども見ているようです。
年代別で見た1ヵ月のクレジットカード利用額
年代別で見ると1ヵ月のクレジットカード利用額はどうなるのでしょうか?結果は、どの年代も1万円未満の利用者の割合が最も多く、20代では29.7%、30代では23.1%、40代では27.7%、50代では26.2%、60代では25.6%となりました。
また、15万円以上の利用者は、20代で4.3%、30代で15.3%、40代で10.6%、50代で12.9%、60代で16.0%と、全体として年代が上がるごとに増加傾向にあります。
1ヵ月の利用額別で見た満足度の高いクレジットカード
本章では、1ヵ月のクレジットカード利用額別で、満足度が高いクレジットカードを見ていきます。~1万円利用の場合
※ランクイン対象は利用額別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカードこの利用額帯で最も満足度が高かったクレジットカードは、「イオンカードセレクト」でその満足度は7.58点です。
2位は「楽天カード」で満足度は7.53点、3位は「au Payカード」で満足度は7.28点でした。
1万円~5万円利用の場合
※ランクイン対象は利用額別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカード月に1万円〜5万円をクレジットカード利用しているユーザーにとって最も満足度が高かったクレジットカードは「三井住友カード(NL)」でその満足度は8.18点を誇ります。
2位は、満足度7.81点で再び「楽天カード」が続き、3位には満足度7.53点の「PayPayカード」がランクインしました。
5万円~10万円利用の場合
※ランクイン対象は利用額別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカードこの利用額帯では、先ほどまで2位だった「楽天カード」が1位となり、満足度は7.79点。
2位の「PayPayカード」が満足度が7.53点で、3位には「JCB一般カード」がランクインし、その満足度は7.43点でした。
10万円以上利用の場合
※ランクイン対象は利用額別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカードこの利用額帯では、今までランクインしてこなかったゴールドカードが高い満足度を誇っています。
1位は「楽天ゴールドカード」で満足度は8.36点、2位は「dカードGOLD」で満足度は7.88点、3位は「楽天カード」で満足度は7.80点です。
この結果を見ると、1ヵ月のクレジットカード利用額が10万円を超える場合は、ゴールドカードの契約も視野に入れたほうが良いことがわかります。
また、どの利用額帯でもランクインしている楽天カードは、利用額に関わらず多くの人にとって満足度が高いクレジットカードであると言えるでしょう。
さらに、楽天カードの満足度が最も高くなるのは、1ヵ月のクレジットカード利用額が「1万円〜5万円未満の場合」であることもわかります。
世帯年収に見た満足度が高いクレジットカード
本章では、世帯年収別で、満足度が高いクレジットカードを見ていきます。~200万円の場合
※ランクイン対象は世帯年収別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカード最も満足度が高いクレジットカードはdカードで、その満足度は8.00点です。
その後ろには、2位に「dカードGOLD」で満足度7.67点、3位に「楽天カード」で満足度7.65点となりました。
200~400万円の場合
※ランクイン対象は世帯年収別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカードこの年収帯では、1位が満足度7.84点の「楽天カード」、2位が満足度7.64点の「dカードGOLD」、3位が満足度7.38点の「JCB一般カード」という結果になりました。
400~600万円の場合
※ランクイン対象は世帯年収別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカードこの年収帯でも引き続き「楽天カード」が1位となり、その満足度は7.91点。
2位には「JCB一般カード」が続き満足度は7.42点、3位は「dカードGOLD」で、その満足度は7.38点でした。
600~800万円の場合
※ランクイン対象は世帯年収別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカード世帯年収が「600〜800万円の場合」に最も満足度が高かったのは、ここまで2位どまりだった「dカードGOLD」でその満足度は8.00点です。
2位には、満足度が7.89点の楽天カードを抜いて「三井住友カード(NL)」がランクイン。その満足度は7.98点でした。
800~1,000万円の場合
※ランクイン対象は世帯年収別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカード世帯年収「600〜800万円の場合」に引き続き、1位は「dカードGOLD」で満足度は8.00点でした。
2位には満足度7.35点の「楽天カード」が、3位には満足度7.33点の「dカード」が続きます。
1,000万円以上の場合
※ランクイン対象は世帯年収別で見た時のユーザーが10人以上のクレジットカードこの年収帯で最も満足度が高いクレジットカードは「楽天カード」でその満足度は7.57点です。
続いて「dカードGOLD」が満足度7.50点で2位にランクイン、「PayPayカード」が満足度7.09点で3位にランクインしました。
総じて、世帯年収別で見ても楽天カードの満足度は安定して高く、どの年収帯からも人気なクレジットカードであることがわかりました。