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SBIラップの評判は?ウェルスナビ・ロボプロと比較しながら解説


SBIラップとは、SBI証券が運営する投資一任型ロボアドバイザーです。

「SBI証券が運用しているため興味があるが、他のロボアドバイザーとの違いが分からない」という人も多いのではないでしょうか?

SBIラップはAIが自動運用するコースと、プロの目利きも活用する2つのコースに分かれているのが特徴です。

この記事では、SBIラップの評判・口コミを調査しつつ、評判・口コミの内容で判明したSBIラップのメリット・デメリットを解説していきます。
\ SBIラップがおすすめの人 /
  • SBI証券でお任せ投資サービスを利用したい人
  • 手数料安くAI投資を利用したい人
  • ロボアドバイザーでアクティブ投資がしたい人
SBIラップの始め方
解説へ移動する
上記以外で自分に合ったサービスを探したい方は、「AI投資・ロボアドバイザーを比較!おすすめランキング・最強のサービスを紹介」をご参照ください。

SBIラップ預かり資産1,000億円を突破!

SBIラップ預かり資産1,000億円を突破
SBIラップは、2022年3月31日にサービス提供開始してから、預かり資産が1,000億円を突破しました。(※1)

1,000億円を突破するまでに、2022年度・2023年度第3四半期までの契約増加件数も1位を獲得しており、サービス開始当初から投資家の注目を集めています。(※2)

※1:SBI証券「『SBIラップ』残高1,000億円突破のお知らせ~サービス提供開始から2年1ヵ月余りで残高1,000億円を達成~
※2:一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況『ラップ業務』
2024年11月確認


小関 拓弥
著者
小関 拓弥
株式会社EXIDEA
WEBディレクター

保有資格:日本証券業協会 一種外務員

早稲田大学商学部卒業後、SMBC日興証券に入社。現在は、前職での金融知識活かし金融ジャンルを担当する。

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

目次

SBIラップとは?各コースの投資方法・ファンド情報を解説

SBIラップのサービス概要を解説
SBIラップとは、SBI証券で提供されている投資一任型ロボアドバイザーです。SBI証券口座を開設していれば、いつでも資産運用を始められます。

SBIラップは、次の2つのコースに分かれているのが特徴です。

SBI証券で用意されているコース
  • AI投資コース
  • 匠の運用コース

どちらも最低1万円から複数の資産に分散投資しますが、それぞれ投資戦略が異なります。各コースの特徴を詳しく見ていきましょう。

AI投資コースはAIが市場を予測して投資する

SBIラップAI投資コースのアイキャッチ画像
SBIラップAI投資コースは、その名の通りAIを活用して運用するコースです。

AI投資コースの特徴は以下が挙げられます。

AI投資コースの特徴

  • AIがマーケットデータを分析・相場の動きを予測する
  • 8種類のインデックスファンドでグローバル分散投資
  • AIの予測内容に合わせて投資配分を柔軟に変えながら運用する

SBIラップAI投資コースで利用されているAIは、AI投資サービスとして実績を積んでいるSBIグループのAI投資サービス「ROBOPRO(ロボプロ)」のAIを採用しています。

AI投資コースでは、AIが40種類以上のマーケットデータを分析し、相場の動きを予測します。その予測値を踏まえて、8種類のインデックスファンドの投資配分を柔軟に変えながら運用するのが特徴です。
SBIラップの投資戦略 出典:SBI証券「SBIラップ 運用方針」2024年11月確認

ファンドの詳細情報はこちら
AI投資コースが運用するファンド情報
ファンド名 ファンドのベンチマーク指数
(ラップ専用)SBI・
米国株式
CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
(ラップ専用)SBI・
先進国株式
FTSE先進国オールキャップ(除米国)インデックス
(ラップ専用)SBI・
新興国株式
FTSEエマージング・マーケッツ・インデックス
(ラップ専用)SBI・
米国債券
ブルームバーグ総合債券指数
(ラップ専用)SBI・
米国ハイイールド債券
米ドル建てハイイールド社債で構成される指数
(ラップ専用)SBI・
新興国債券
新興国の米ドル建て債券で構成される指数
(ラップ専用)SBI・
米国不動産
MSCI米国IMI 25/50不動産インデックス
(ラップ専用)SBI・
ゴールド

一般的なロボアドバイザーのように、事前に決められた投資配分を維持するのではなく、相場の動きに合わせて投資配分を変えることで、守りと攻めを両立した運用を目指します

そのため、SBIラップ公式サイトでは、「コア・サテライト運用」のコア資産としてAI投資コースの利用を推奨しています。
コア・サテライト運用の概要図 出典:SBI証券「SBIラップを活用したコア資産運用 」2024年11月確認

コア・サテライト運用とは、資産配分を「コア資産(核)」と「サテライト資産(衛星)」の2つに分けて、それぞれの資産の性質に合った運用方針を採る戦略のことです。
一般的に、コア資産では比較的リスクを抑えた「守り」の運用、サテライト資産では積極的に「攻め」の運用をおこないます。

コア資産で着実に資産を気付きつつ、サテライト資産でより高いパフォーマンスを目指すのが、コア・サテライト運用の狙いとなります。

SBIラップのAI投資コースは、AIの将来予測を踏まえて相場の動きに合わせながら運用するため、コア資産に適したAI投資サービスと言えます。

匠の運用コースは投資のプロが人の手で運用

SBIラップ匠の運用コースのアイキャッチ画像
SBIラップ匠の運用コースは、AIではなく投資のプロの投資判断も活用するコースです。

匠の運用コースの特徴は以下が挙げられます。

匠の運用コースの特徴

  • 長期にわたり安定した運用実績を誇る独自の投資戦略を活用
  • 市場環境に応じて臨機応変に対応する運用戦略
  • 積極的に収益を追求するアクティブファンドを運用する

匠の運用コースの投資方針は、野村アセットマネジメントが独自開発した「オールウェザー・ファクターアロケーション戦略」を採用しています。

市場の変化に対して、短期的な動きに対応しつつも長期的に安定した運用を目指すのが特徴です

また、投資先はAI投資コースと違って、アクティブファンドを運用します。世界中の資産に分散等しつつも、ファンドごとでパフォーマンスを積極的に狙います。

ファンド概要はこちら
AI投資コースが運用するファンド情報
ファンド名 ファンドのベンチマーク指数
ラップ専用
世界株式アクティブ
MSCIワールド・インデックス
ラップ専用
世界株式アクティブ
MSCIワールド・インデックス
ラップ専用
日本株式アクティブ
TOPIX
ラップ専用
外国債券アクティブ
ブルームバーグ・グローバル総合
ラップ専用
外国国債アクティブ
FTSE世界国債インデックス
ラップ専用
米国ハイ・イールド
債券アクティブ
ICE BofA US Cash Pay High Yield Constrained Index
ラップ専用
日本債券アクティブ
NOMURA-BPI総合
ラップ専用
グローバルREITアクティブ
S&PグローバルREIT指数
ラップ専用
J-REITアクティブ
東証REIT指数

このように、同じSBIラップでも各コースで特徴が大きく異なります。違いがわかるよう、AI投資コースと匠の運用コースの違いを以下でまとめてみました。

AI投資コース・匠の運用コースの比較
AI投資コース 匠の運用コース
投資方針 AIが市場データを分析・予測し、
ノーベル賞受賞のアルゴリズムで運用
野村アセットマネジメントの投資理論を活用し、
投資のスペシャリストが投信判断を下す
投資商品 インデックスファンド8銘柄 アクティブファンド9銘柄
手数料 0.66% 0.77%
2024年11月作成

SBIラップの各コースはどちらか一方だけを運用できますし、2つのコースを併用しての運用も可能です。

以上、SBIラップの各コースの特徴を解説しました。次章では、実際にSBIラップで資産運用している人の評判・口コミを紹介します。

利用者の評判・口コミを紹介

評判・口コミを紹介
SBIラップで実際に資産運用している人の口コミには、以下のように良い評判もあれば悪い評判もあります。

SBIラップの良い評判・口コミ
  • AI投資コースは相場の動きに合わせてリバランスしてくれる
  • 運用期間が長くなるほど実績が良くなっている
  • 手数料がロボアドバイザーより割安
SBIラップの良い評判・口コミ
  • 短期的な実績はあまり良くない
  • NISA口座が使えない

SBIラップの評判・口コミを良いものと悪いもの、それぞれ紹介していきます。

SBIラップの良い評判・口コミ

SBIラップの良い評判・口コミには、次のようなものがあります。

※横にスクロールできます
review
★★★★★5
SBIラップの運用益がすごいことになってる
2024年4月の暴落で多少は減ったが、それでも一定のパフォーマンスを維持してる
マージンは多少取られるが、それを補ってあまりある感じ
今度、数百万買い足そうと思っている
review
★★★★4
AIだと資産構成比率がどうなるのか見たくてSBIラップ始めたんだけど、米国・先進国株式が少なくて債券が多かったり、新興国と金が多かったり、いろいろ面白くて始めて正解だったと思ってる。
review
★★★★4
SBIラップ、北米株の下落率の高かったももの申し訳程度しか保有しておらず、結果的にパフォーマンスは悪くなかった。今のところ、AIはしっかり相場を読んでいるかな。
review
★★★★4
SBIラップでAI投資コースと匠の運用コースを10万ずつ同額で1年前に購入して、昨年内まではどちらもイマイチで少しだけ匠の運用コースがマイナス
でも、今月に入ってAI投資コースが+3.2%、匠の運用コースが5.3%とかなり差がついてきた
NISAの余剰資金があれば匠に入れとくのありかも
review
★★★3
SBIラップの方が手数料安いし、利益も高いならウェルスナビやめてSBIラップだけにした方がいいかな。

SBIラップの良い評判には、「市場が下落したタイミングでも、その影響を最小限に止めるリバランスを実施している」という口コミが多くなっています。

複数の資産に投資する際には、ポートフォリオをどうするかが重要ですが、SBIラップであればAIがリスクを最小限に抑えられると判断したポートフォリオを作成してくれます。

下落相場の影響を軽減する運用ができる点は、SBIラップのメリットとして評価できるポイントでしょう。

また、AI投資コースと匠の運用コースを併用している方の評判・口コミでは、「月によって実績は逆転するけど、長期的に見ると匠の運用コースのほうじわじわ良くなってる」という意見が見受けられました。

他の評判・口コミでも他ロボアドバイザーより匠の実績が良いときもあると投稿されていました。

SBIラップの悪い評判・口コミ

SBIラップを運用した人の悪い評判・口コミは次の通りです。

※横にスクロールできます
review
★★2
SBIラップ解約した
20万位しか運用してなかったけど約2年間で1.3万プラスくらい
そんなに増えなかった感じ
同じ期間で自分でちびちびと買い足してた高配当日本株の方が、35銘柄に45万投資で60万くらいになってる事を考えると、毎月手数料が発生するSBIラップを続ける意味無いなと思いました
review
★★★3
久々に覗いたSBIラップとWealthNavi。
リバランスが多いSBIラップは、やはり上げ相場ではWealthNaviに劣後しますね🤔
そしてSBIラップは43%米国不動産にリバランスしてますが、崩れたりしないのでしょうか😂
review
1
sbiラップの解約、7営業日迎えたけどまだ入金されない…。
review
1
SBIラップ匠の運用コースは解約でいいかな。何が匠なんだってレベル。
review
1
SBIラップNISA非対応でした。SBI証券ともあろう大手が非対応ってどうなのさ。ウェルスナビでも対応してる。
ロボアドバイザーに関してはちょっと出遅れてるのかしらね。
SBIラップの悪い評判・口コミで目立っていたのは、「運用を任せている割に実績が高くない」という意見でした。

ただ、この意見のほとんどは、自分で投資できる経験者から投稿されています。自分で投資先やポートフォリオを組める人からすると、AIに任せるメリットは大きくないと考えられます。

また、他のロボアドバイザーサービスと比較しながら運用している人の評判・口コミでは、「下落相場は強いけど、逆に上昇相場には弱い」という意見が見受けられました。

多くのロボアドバイザーは、事前に決められた資産配分を維持すること目指しています。ロボアドバイザーの資産配分に適した相場になった場合、SBIラップよりもパフォーマンスが良くなる可能性があります。

とはいえ、SBIラップは長期積立投資を前提としているため、短期的な損益でSBIラップを評価することは適切とは言えません

実際、公式サイトの実績データを見ると、運用期間が長くなるほど運用実績が良くなっている傾向にあるので、実績に関する評判・口コミはあくまで短期的な評価だと言えます。

では、実際にSBIラップの実績はどうなっているのでしょうか?次章では、他ロボアドバイザーと比較しながら、SBIラップの最新運用実績を解説していきます。

SBIラップの最新実績は?ウェルスナビやロボプロとも比較

SBIラップの最新運用実績を公開
ここからは、大手のロボアドバイザーのWealthNavi(ウェルスナビ)とROBOPROの運用実績とSBIラップの運用実績を比較してみましょう。

WealthNaviとROBOPROでSBIラップの運用実績を比較は、以下のようになります。
ロボプロ・SBIラップ・ウェルスナビ運用実績比較
SBIラップ・ロボプロ・ウェルスナビの運用実績比較
(2024年10月末基準)
1ヶ月 6ヶ月 1年
SBIラップ
AI投資コース
1.25% 6.47% 18.73%
SBIラップ
匠の運用コース
0.77% 0.6% 14.23%
ROBOPRO 0.77% 7.94% 21.98%
WealthNavi
(ウェルスナビ)
0.89% 2.19% 17.87%
2024年11月作成

グラフでは、SBIラップAI投資コースが運用開始した2022年5月基準で比較していますが、匠の運用コースが2023年7月から運用開始したため、他サービスよりも運用期間が短い点にご注意ください。

比較できる期間を見てみると、現状AI投資コース・匠の運用コースともにウェルスナビ・ロボプロよりも低い状況です。

とはいえ、AI投資コース・匠の運用コースともに一定のパフォーマンスを出しています。SBIラップを利用するか運用実績で判断したい方は、もう少し運用実績の様子を見てもいいかもしれません。

以上、SBIラップの運用実績を解説しました。次章では、評判・口コミの内容を踏まえつつ、SBIラップを利用するメリット・デメリットを解説します。

評判から分かったSBIラップ5つのメリットを紹介

評判・口コミからわかったSBIラップを利用するメリットを
SBIラップを実際に利用した方の評判から分かる、SBIラップのメリットは次の6点です。

SBIラップのメリット
  • 手数料が割安
  • 1万円から投資できる
  • 運用金額に応じてポイント・マイルが貯まる
  • 自動で資産配分(リバランス)をしてくれる

SBIラップは低コストで少額投資ができ、投資を任せきりにできる点が評価されています。

それぞれのメリットをSBIラップの特徴とあわせて詳しく解説していきます。

手数料が割安

SBIラップは、他のロボアドバイザーと比較して手数料が割安です。

SBIラップの手数料(年率・手数料)
  • AI投資コース:0.66%
  • 匠の運用コース:0.77%

上記の手数料で、AI投資コースはAIによる相場予測、匠の運用コースは機関投資家が採用している野村證券の独自戦略で自動運用ができます。

一般的な投資一任型ロボアドバイザーの手数料は年率1%なので、SBIラップの手数料が以下に割安かわかりますね。

費用を抑えることは、投資において重要な要素だと言われています。ほとんどのロボアドバイザーサービスは運用実績に関係なく、運用残高に応じた手数料を支払う必要があるので、手数料は安いに越したことはありません。

手数料をおさえつつ、一般的な投資一任型ロボアドバイザーとは違う自動運用がしたい方は、SBIラップを利用するのがおすすめです。

1万円から投資できる

SBIラップではAI投資コース・匠の運用コース、どちらも1万円から始められます

ロボアドバイザーによっては、初期投資額が10万円以上のサービスもあるため、1万円から運用をスタートできるSBIラップは少額投資をしたい人に向いています。

また、積立投資も最低1,000円以上1,000円単位で始めることが可能です。他サービスは最低1万円から積立投資できることを踏まえると、SBIラップならご自身の資金に応じて細かく金額を調整できます。

また、SBIラップを利用している人の中には「1万円だけ投資して、ポートフォリオを勉強し、自分の投資に活用する」という口コミも見受けられました。

そのため、「手元にまとまったお金がない方」「少額から投資を始めたい方」「AIのポートフォリオを勉強したい方」など様々な方法で活用できるでしょう。

運用金額に応じてポイント・マイルが貯まる

SBIラップでは、運用金額に応じてお好きなポイント・マイルを貯めることも可能です

SBIラップでの月間の平均運用資産額に応じて、以下のポイント・マイルが付与されます。

SBIラップで貯まるポイント・マイルサービス
  • Tポイント
  • Vポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • PayPayポイント

上記のサービスからお好きなものをSBI証券と連携すれば、SBIラップの運用残高に応じて付与されます。

還元率は運用残高が1000万円未満なら年率0.1%、1000万円以上なら年率0.2%です(※JALマイルのみ還元率は年率0.125%)。ポイント還元を加味すれば、実質的に手数料はより安くなります。

運用しているだけでTポイントが貯まるので、普段からTポイントを貯めている人にもSBIラップはおすすめです。

自動で資産配分(リバランス)をしてくれる

SBIラップは、各コースの運用戦略に応じて自動で資産配分(リバランス)をしてくれます

SBIラップはAI投資コース・匠の運用コース、どちらもパフォーマンスの最大化を目指しています。

AI投資コースはAIによる相場予測、匠の運用コースは野村證券が独自開発した運用戦略、それぞれ異なる投資方針で投資判断を下します。

どちらのコースも相場の動きを分析して、パフォーマンスが最大化できると判断したポートフォリオにリバランスして運用するのが特徴です。

一般的なロボアドバイザーは、過去のデータからポートフォリオを事前に組んで運用し、資産配分が崩れたら元に戻してリスク許容度の範囲内で自動運用することを目指します。

そのため、「ロボアドバイザーにお任せするなら、積極的にパフォーマンスを狙いたい」という方は、それぞれ異なる運用戦略を採用したSBIラップを利用するのがおすすめです。

評判から分かったSBIラップの4つのデメリットを解説

知っておきたいデメリットを解説
SBIラップを実際に利用している人の口コミや評判から、SBIラップには次のようなデメリットがわかりました。

SBIラップのデメリット
  • ラップ口座専用ファンドで運用するためNISA口座は非対応
  • クレジットカードで積立ができない
  • リスク許容度を選べない

各デメリットを1つずつ詳しく解説していきます。

ラップ口座専用ファンドで運用するためNISA口座は非対応

SBIラップは、NISA口座に対応していません

NISA口座で保有している資産は、得た利益にかかる税金が非課税になります。

SBIラップはAI投資コース・匠の運用コースともに投資信託を運用しますが、どちらもラップ口座専用のファンドを保有します。そのため、NISAに対応しておらず、運用益に対して20.315%の税金が課されます

NISAで投資を始めたい方は、SBIラップはNISA口座で保有できないことに注意しましょう。

NISA対応のロボアドバイザーサービスはこちらの記事にまとめています。

クレジットカードで積立ができない

SBIラップではクレジットカードでの積立投資ができません

一部のネット証券会社では、投資信託の積立買付でクレジットカードが使えるサービスを提供しています。クレジットカードで積立投資することで、積立額に対してポイントが貯めることが可能です。

SBIラップを提供するSBI証券も、三井住友カードを使って投資信託を積立投資できますが、SBIラップは銀行口座振替でしか積立投資ができません。

リスク許容度を選べない

SBIラップはリスク許容度を選んだ運用ができません

一般的なロボアドバイザーは、リスク許容度の大きさに応じて複数のポートフォリオを用意しています。

例えば、WealthNavi(ウェルスナビ)だと5つのポートフォリオが用意されており、質問に答えることでおすすめのものを提案してくれます

SBIラップは相場の動きに合わせてポートフォリオを変更し、パフォーマンスの最大化を目指すロボアドバイザーです。そのため、リスク許容度にあわせた自動運用はできません。

ご自身のリスク許容度にあわせてロボアドバイザーを利用したい方は、SBIラップの運用戦略や実績をしっかり確認したうえで、利用するか検討してください。

以上、SBIラップのメリット・デメリットを解説しました。次章では、主要ロボアドバイザーとサービス内容を比較していきます。

他お任せ投資サービスとの違いを比較

ここでは、SBIラップと他のおまかせ投資サービスを比較していきます。

ウェルスナビなど主要ロボアドバイザーと比較

他社サービスとの違いを比較
まずは、主要ロボアドバイザーサービスとSBIラップを比較していきます。

主要ロボアドバイザーとSBIラップの比較表
ロボアドバイザー 形態 最低投資金額 運用コース NISA対応 投資対象 手数料(年率・税込)
SBIラップ
AI投資コース
一任型 1万円 1コース × 投資信託 0.66%
SBIラップ
匠の運用コース
一任型 1万円 1コース × 投資信託 0.77%
Wealthnavi
(ウェルスナビ)
一任型 1万円 5コース ETF 1.1%
SUSTEN
(NISA口座)
一任型 1万円 5コース × 投資信託 0.08〜0.3%
THEO+
docomo
一任型 1万円 231コース × ETF 1.1%
ON COMPASS 一任型 1,000円 8コース
※成長投資枠のみ
投資信託 0.9775%
※ETF経費率含む
楽ラップ 一任型 1万円 5コース × 投資信託 ■固定報酬型:
0.715%
■成果報酬型:
0.605%+運用益5.5%
2024年11月作成

ロボアドバイザーはリスク許容度の異なる運用コースを用意することで、利用者がリスク許容度の範囲内でお任せ運用ができる投資サービスです。

一方、SBIラップはパフォーマンスの最大化を目指していることから、運用コースは1つしか用意されていません。

ただ手数料で比較すると、AI投資コースならSUSTENの次に割安です。

各サービスの違いを把握して、SBIラップもしくは他のロボアドバイザーを利用するか検討してみてください。

AI投資サービスROBOPROと比較

つづけて、SBIラップAI投資コースと同じAI投資サービス「ROBOPRO(ロボプロ)」との違いを比較します。

SBIラップAI投資コースとロボプロの比較表
SBIラップ ROBOPRO
投資先 投資信託 海外ETF
銘柄数 8銘柄 2〜8銘柄
最低投資額 1万円 10万円
最低積立額 1万円 1万円
手数料(税込・年率) 0.66% 1.1%
直近1年の実績 18.73% 21.98%
その他サービス 運用残高に応じたポイント付与 手数料割引サービス
運用開始 2022年5月 2020年1月
2024年11月作成

SBIラップAI投資コースとロボプロは、同じAIを活用し8種類の資産に分散投資しますが、投資商品とポートフォリオの組み方が異なります。

SBIラップAI投資コースはSBI証券の投資信託を運用しますが、ロボプロは海外ETFを運用します。

どちらも相場の動きを予測してポートフォリオを調整しますが、SBIラップはすべての資産を必ず保有する一方、ロボプロは一部の資産を一切保有しない場合があります。

そのため、SBIラップAI投資コースとロボプロは同じAIを使っていながらも、運用の仕方に大きな違いが出てきます。例えば、2024年11月時点のポートフォリオを比較すると、その違いは明白です。

2024年7月ROBOPROとSBIラップのポートフォリオ
他の違いとしては、最低投資額と手数料が挙げられます。どちらもSBIラップのほうが低いことから、始めやすさで比較するとSBIラップを選ぶのがおすすめです。

ただ、ROBOPROはSBIラップよりも2年以上長く運用しており、コロナショックを経験しながらも累計運用実績は89.8%と、確かな実績を出しています。

重視する項目によって、どちらのAI投資サービスを利用するか判断するといいでしょう。


最新キャンペーン情報を解説

現在、SBIラップではキャンペーンは実施されていません。

SBIラップを始める方法

SBIラップを始める方法を解説
SBIラップを始めるには、以下の手順で手続きをおこないます。

SBIラップの始め方
  • SBI証券の総合口座を開設する
  • SBIラップの申込と契約手続き
  • 初回入金・積立金額を設定する

それぞれの流れを詳しく見ていきましょう。

①SBI証券総合口座を開設する

SBIラップを始めるには、まずSBI証券に口座を開設する必要があります。

SBI証券の口座開設手順は、以下のとおりです。

SBI証券口座の開設手順
  • メールアドレス認証
  • 必要事項の記入
  • 規約等の同意
  • 本人確認手続き
  • 口座完了通知の受け取り
  • 初回ログイン&初期設定

本人確認手続きには、スマートフォンと郵送の2種類が用意されています。スマートフォンで手続きをすれば、最短翌日に口座開設が完了するのでおすすめです。

ログイン情報が記載された口座開設完了通知がメールもしくはハガキが届いたら、そのまま会員ページへログインして初期設定を済ませたら口座開設は完了です。

②SBIラップの申込と契約手続き

SBI証券の口座開設が完了したら、SBI証券の会員ページにアクセスしてSBIラップを申し込みましょう。

SBIラップの申し込みの流れは、次の通りです。

SBIラップの申し込み方法
  • 個人情報の提供等の確認
  • 規約等の同意

上記の手続きが完了すると審査がおこなわれ、無事に通過できたらSBIラップで運用を始められます。

審査には数日程度かかり、審査結果はSBI証券会員ページの「メッセージボックス」に届きます。

③初回入金を行い積立金額を設定する

SBIラップの申し込みが完了したら、SBI証券口座へ資金を入金しましょう。SBIラップの口座管理画面にログインして、画面下部から入金手続きできます。

SBIラップトップ画面
SBIラップでは、最低1万円から始めることが可能です。ご自身が用意できる範囲で、初回の投資金額を設定しましょう。

SBIラップ注文画面
営業日の15時25分までに受付が完了すれば、同日夜に入金がおこなわれ、翌営業日に注文執行がされます。

積立投資も始めたい方は、あわせて積立設定もおこなってください。積立投資は毎月1回おこなわれ、最低1,000円から積立可能です。積立投資は月末最終営業日の前日23時55分までに受付が完了すれば、翌月の第3営業日に組み入れられます

もし銀行口座から積立投資の資金を引き落としたい場合は、別途銀行自動引落の設定が必要です。SBI証券会員ページの「お客さま情報設定・変更」から「銀行引落サービス」にアクセスして、銀行口座の登録と引き落とし金額を設定しましょう。

以上でSBIラップを始める手続きは完了です。SBIラップで将来の資産形成を始めてください。

SBI証券口座でお任せ運用! SBIラップの公式サイトへ進む

まとめ

まとめ
SBIラップは、SBI証券口座で利用できるロボアドバイザーサービスです。

AIが投資を行う「AI投資コース」と、投資のプロが運用を行う「匠の運用コース」2種類のコースが用意されています。 一般的なロボアドバイザーのように、リスク許容度の範囲内で自動運用するのではなく、それぞれ異なる投資戦略でパフォーマンスの最大化を狙うのが特徴です。

そのためSBIラップは、お任せ運用しながら積極的にパフォーマンスを狙いたい方や、SBI証券の他の商品と併用しながらロボアドバイザーを利用したい方におすすめできます。

SBI証券口座で始められるSBIラップで、将来の資産形成を始めてみてください。

SBIラップの始め方へ戻る

SBIラップの評判についてよくある質問

他社ロボアドバイザーとの違いはなんですか?

SBIラップは、パフォーマンスの最大化を目指すのが特徴です。一方、他社のロボアドバイザーの多くは、複数の運用コースを用意しており、利用者の リスク許容度の範囲内で運用することを目指しています。

ロボアドバイザーを始める目的に応じて、利用するサービスを使い分けるのがおすすめです。

投資をAI投資に任せた方がよい理由を教えてください

AIに投資を任せた方がよい理由は、「感情を排除した投資ができる」ことが挙げられます。

投資が難しいと言われる理由の1つが、常に冷静な投資判断が求められることです。人間である以上、どうしても感情的に判断してしまうときがあります。 しかしAI投資なら、機械学習を活用しながらいつでも合理的な投資判断を下してくれます。

感情的にならず淡々と運等を続けられるのが、AI投資を利用するメリットです。

SBIラップにはキャンペーンはありますか?

現在、SBIラップではキャンペーンは実施されていません。

ただ、過去には「匠の運用コーススタート記念キャンペーン」が実施されていました。

解約する方法を教えてください

SBIラップの解約は、会員ページでいつでも手続き可能です。

営業日の15時25分までに解約注文を出せば、翌営業日に注文が執行され、6営業日後に解約代金がSBI証券口座へ入金されます。

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