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【三ツ星ファーム】美味しさと健康の三ツ星基準:宅配弁当の新常識
健康と美味しさは両立できるのか。その問いに、三ツ星ファームは冷凍宅配弁当で挑戦を続けている。毎日の食事を、ただの栄養補給ではなく、喜びと元気の源にしたい。健康と美味しさを両立させた冷凍弁当は、従来の宅配食のイメージを根本から覆す可能性を秘めている。健康的でありながら本格的な味わいを追求する三ツ星ファームの挑戦の全貌を明らかにする。取材日:2024年11月28日手軽で健康な美味しい食事!特別で非日常の食体験という想いを込めて 引用:三ツ星ファーム公式HP三ツ星ファームのサービスが誕生したきっかけについて教えてください。三ツ星ファームのサービスは、2020年、コロナ禍の真っただ中に誕生しました。外出制限により外食が難しくなる中、多くの人々が自宅での食事を余儀なくされていた時期です。当時、私たちは市場に出回る宅食サービスを丁寧に調査しました。その結果、まだまだ世の中では「冷凍食品=あまり美味しくない」というイメージが多いことに気づいたのです。おいしい宅配弁当を提供することで、外食の代替となり得るサービスを創りたい。そんな想いから、味にこだわった冷凍宅食の提供を決意しました。コロナ禍の困難を、美味しい食事を通じて少しでも解消できないかという思いが、私たちのサービス立ち上げの原動力だったのです。ブランド名「三ツ星ファーム」に込められた意味や願いは何ですか?「三ツ星ファーム」というブランド名には、わたしたちの食へのこだわりと想いが込められています。ライフスタイルが多様化する現代社会において、忙しい毎日の中、食事に費やす負担はとても大きなものです。サービスの誕生当時からわたしたちが大切にしているのは、「食」を通じて皆さまの日常に寄り添い、幸せな気持ちになったり、ほっと安心したり、ワクワク感を感じたり、そんな情緒的な体験をご提供することです。一流シェフの監修のもと、食欲そそる色とりどりの見ても美味しい食べても美味しい味の追求。そして管理栄養士監修でたくさんの食材で栄養バランスの整ったお食事を提供しています。しかも、買い出しや調理や後片付けの負担を減らしてくれるお手軽に食べられる食事を厳選しています。なので、趣味や家族との団欒の時間も与えてくれます。「三ツ星」という言葉には、そんなわたしたちの商品へのこだわり、クオリティの高さへの自信が込められています。また、「ファーム」という言葉には、「ゴロゴロ野菜」がたっぷりと使われたナチュラル感や、ひとつひとつの商品を心を込めておつくりしている想いを表しています。「三ツ星ファーム」は、わたしたちの提供する食を通じて、皆さまの食体験がより豊かになるよう、そして、その食体験が皆さまの生活全体をより良いものにするお手伝いになってくれたら嬉しい、そんな願いが込められたブランド名なのです。三ツ星ファームの強みや特徴を教えてください。三ツ星ファームの強みは、おいしさだけではありません。現在100種類以上のメニューを展開し、お客様のニーズに幅広くお応えしています。特に注目すべきは、栄養面への徹底したこだわりです。すべてのメニューが管理栄養士監修となっております。メニューも原則1食あたりカロリー350kcal以下、糖質25g以下、たんぱく質15g以上という明確な基準を設けています。これは、健康を意識しながらも、美味しさを妥協しないという私たちの姿勢の表れです。美味しさに加え、豊富な種類と栄養バランスという点が、三ツ星ファームの大きな特徴となっています。ミシュランシェフが監修し、工場では涙の試作。情熱のメニュー開発 引用:三ツ星ファーム公式HP一流シェフ監修のメニューを提供する上でのこだわりは何でしょうか?三ツ星ファームのシェフ監修には、明確な基準があります。最も大切にしているのは、私たちの理念に共感し、高い技術と実績を持つシェフを選ぶことです。現在メインで監修いただいているのは、ミシュランで1つ星を獲得した四谷の割烹「鈴なり」のオーナーシェフです。村田シェフが監修したメニューは、今も多くのお客様に支持され、人気メニューの1つとなっています。私たちは、一流シェフの知恵と技術を通じて、お客様に本格的な味わいをお届けすることにこだわり続けています。 引用:三ツ星ファーム公式HPメニュー開発において、苦労した点は何ですか?メニュー開発における私たちのこだわりは、単に新メニューを増やすことではありません。毎月4〜5種類の新メニューを出すことを目指していますが、数を追うことで本来の目的を見失わないよう注意しています。開発プロセスは徹底的で、工場と何度も試作を重ね、管理栄養士に確認し、社内でも繰り返し試食を行います。味付けや食感の細部にまでこだわり、時には1年近くかけて一つのメニューを完成させることもあるのです。お客様の好みは様々ですが、全てのメニューに対して妥協のない姿勢で臨んでいます。「OK」が出た時には、スタッフが感極まって喜ぶほど、一つ一つのメニュー開発に情熱を注いでいるんです。食材については、なるべく国産のものを使用しながら健康に良いものを選ぶよう工場と連携しています。利用者に飽きがこないようにするための工夫を教えてください。各料理は、メニュー全体のバランスを見て食感や味付けが均一にならないように細心の注意を払っています。メニュー開発では、宅配弁当だけでなく、ピザ、冷凍ホットサンド、スイーツ、冬は鍋など、幅広いジャンルに拡大し、多様な選択肢を提供しています。加えて、特に注力しているのがメニュー名の工夫です。単なる「ハンバーグ」ではなく、味や雰囲気を想起させるメニュー名にしています。例えば「濃厚トマトソースとチーズの贅沢ハンバーグ」や「ナポリの風香る チーズをまとったトマトチキン」 「濃厚トマトソースとチーズの贅沢ハンバーグ」 (引用:三ツ星ファームメニューページ) 「ナポリの風香る チーズをまとったトマトチキン」 (引用:三ツ星ファームメニューページ) そして、和食メニューであれば「丹波の西京味噌の 銀鮭焼き弁当」、中華メニューであれば「天津風卵の 贅沢紅ズワイガニの白雲あん」など思わず食べてみたくなるようなようなメニュー名にするように心がけています。 「丹波の西京味噌の 銀鮭焼き弁当」 (引用:三ツ星ファームメニューページ) 「天津風卵の 贅沢紅ズワイガニの白雲あん」 (引用:三ツ星ファームメニューページ) 料金設定やキャンペーンに関するこだわりを教えてください。三ツ星ファームの料金設定には、新規のお客様を大切にする思いが込められています。初回は1食500円以下に抑え、できるだけ多くの方に試していただけるよう工夫しています。味へのこだわりからどうしても原価は高くなってしまいますが、、初回は赤字覚悟でのサービスです。それでも、興味を持っていただいた方が始めやすい料金設定にしております。しかし、私たちは味と品質への自信と、継続的なキャンペーンの充実により、ほとんどのお客様に2回目以降もご利用いただけると確信しています。競合他社が1食あたり300円前後で提供する中、私たちの初回メニューは1食あたり467円(税込)と、やや高めの設定です。ただし、その分の価格差は、確かな品質と栄養面で必ず還元できると自負しています。「安さ」だけを追求するのではなく、真に価値のあるサービスを提供することを大切にしています。三ツ星ファームで人生が変わった!諦めていた美味しい食事を再発見 引用:三ツ星ファーム引用画像現在の利用者層について、メインターゲットについて教えてください。三ツ星ファームのメインターゲットは、おいしさと健康を大切にし、忙しい日常の中で質の高い食事を求める方々です。具体的には、30代から50代の女性、特に子育てや仕事に忙しい方がメインの利用者層です。当初は女性をターゲットに開始しましたが、意外にも男性からの反響も大きく、コンビニ弁当に飽きた男性や、多様で美味しい食事を求める男性にも一定数ご利用いただいています。全体の比率としては女性の方が高いものの、性別を問わず、「おいしく」「健康的に」食べたいという方々に支持されているサービスです。利用者層に関しては、私たちが意図したわけではなく、お客様の口コミはもちろん、最近では、メディアや雑誌から女性向けのおすすめサービスとして紹介したいという声をいただくことも増えています。コロナ禍以前とその後で、利用者のニーズの変化はありましたか?コロナ禍前は事業を展開していませんでしたが、パンデミック中は外出困難による食事の代替として利用する方が多くいました。コロナ明け後は、利用者のニーズが変化し、時間がない、食事制限がある、といった具体的な課題解決を求める30〜40代の女性が主な顧客層となっています。今後は、これまでのターゲット層を継続しつつ、50〜60代の男女にも積極的にアプローチしていきます。子育てが一段落した世代や、忙しい20代の男女など、幅広い層に向けて、各世代や性別に応じたコミュニケーション戦略でプロモーションを展開する方針です。お客様からの印象的な言葉やエピソードを教えてください。お客様から、サービスを通して心温まる声を多数いただいています。特に印象的なのは、「料理が苦手で、毎日健康的な食事を作ることができないので、三ツ星ファームさんを始めました。おいしくて、作ったり買い物に行ったりする手間なしで野菜が摂れて、とてもありがたいです。」というお声や「毎日の献立を考えなくてもよくなり、ストレスが減りました。毎日何をたべるか楽しみになりました。」などのお声です。単なる時間節約だけでなく、諦めていたおいしい食事を再発見し、生活の質を向上させる効果があったと実感しています。 サービスをご利用いただいた方へのアンケートより抜粋を記載課題として感じている点や、特に改善に取り組んでいる課題はありますか?これまで、サービスの使いづらさが大きな課題となっていました。特に、メニュー変更や解約の手続きが複雑で、お客様の使いやすさの観点から改善の余地があったのです。この1年で、顧客体験の向上に注力し、大きな改善を実施しています。新しく開発したアプリにより、メニュー変更、解約手続き、配送日の変更などが非常に簡単になりました。以前と比べて、アプリから簡単に操作できるようになったのです。また、メニュー開発においても大きな変化があります。例えば、お子様が食べられるキッズメニューや、男性向けの量の多い「満腹メニュー」など、より幅広い層のお客様に対応できるメニューを開発しました。従来の60〜70種類のメニューから、より多様で柔軟な選択肢を提供することで、顧客満足度の向上を目指しています。誰かが心を込めて作ってくれた人の手にこだわり、温もりを感じる冷凍食品 引用:三ツ星ファーム引用画像宅配弁当の品質を高めるために活用している技術や工夫、また審査基準があれば教えてください。冷凍食品の課題である「水っぽさ」に対しては、最新の急速冷凍技術を活用しています。工場では、エビマヨなどの人気メニューを、フライヤーでの調理から盛り付けまで、手作業で行っていることが多いです。具体的には、エビを揚げてからマヨネーズをつけるなど、一つ一つの工程を人の手で行い、機械で急速冷凍することでおいしさをそのままお届けしております。機械化によるコスト削減も可能ですが、食品の品質や温かみを優先しております。そこには単なる食品ではなく、「誰かが心を込めて作ってくれた」という温もりを感じていただきたいという思いがあります。盛り付けから調理まで、できる限り人の手でこだわることで、ブランド全体に温かみを感じていただけると信じています。環境に配慮した観点から、注力している点があれば教えてください。三ツ星ファームでは、環境への配慮も意識しております。まず、お弁当のパッケージには環境負荷の低いパルプモール素材を使用しており、通常のプラスチックと比較して環境に優しい選択です。この取り組みは、お客様からも高く評価されており、環境意識の高い方々から好評をいただいています。SDGsの観点からは、食品ロスの削減にも積極的に取り組んでいるんです。余剰在庫については、アウトレット価格での販売や、渋谷区の子供食堂への無償提供など、可能な限り無駄にしない工夫を行っています。子供食堂への弁当提供は、社会貢献の側面からも意義深い取り組みです。このような取り組みを通じて、環境と社会に配慮した事業運営を目指しています。読者の方にメッセージをお願いします!三ツ星ファームの特徴は、味と栄養にこだわった食品づくりです。ここ数年で、宅食サービスはかなり増えてきました。そういった中で私たちは、社内で徹底的に研究を重ね、満足のいく製品だけを世に送り出しています。特に味の追求には力を入れており、これが私たちの大きな特長です。また、お客様に長く続けていただくための工夫にも注力しています。初回のみならず定期的なキャンペーンや、お客様が飽きないための様々な取り組みを通じて、継続的なご利用をサポートしています。こういった私たちの想いを、より多くの方々に知っていただきたいです。三ツ星ファームは、おいしさと栄養にこだわり、お客様に寄り添うサービスを目指しています。 三ツ星ファーム 公式サイトはこちら 三ツ星ファームの解説記事を読む -
【つくりおき.jp】冷蔵で届ける手作りの味—つくりおき.jpが叶える家庭の食のニューノーマル
「毎日の食事づくりに追われる生活から、もっと大切なことへ時間を使ってほしい」そんな想いから誕生した宅配食サービス「つくりおき.jp」が、いま注目を集めている。共働き世帯の増加とともに「作りたくても作れない」「あと一品欲しいのに...」という声は切実さを増すばかり。プロの料理人が手がける本格的な作り置きを、LINEという身近なツールで注文できる。仕事の合間でも注文できる利便性、栄養バランスへのこだわり、そして何より確かな品質。日本の食卓の未来を見据えた、その誕生秘話から将来の展望まで、サービスの全貌に迫る。取材日:2024年10月24日環境が変われば、人生が変わる!幼少期の体験が生んだ宅配食サービス 引用:株式会社Antway 公式ホームページつくりおき.jpの開発の背景について教えてください。つくりおき.jpは、代表の前島の幼少期の経験から事業構想を得て、一人で立ち上げたところからスタートしました。熊本出身の前島は、小学生時代に集団行動が苦手で不登校を経験しましたが、関東への転居を機に新しい環境で活き活きと過ごせるようになりました。この経験から、その人自身が変わっていなくても、置かれた環境によって人生が大きく変わり得るという気づきを得たそうです。事業のもう一つの原点は、前島が子どもの頃に経験した家庭環境です。父親がうつ病で一時期働けなくなった際、母親が家計と家事の両方を担わねばならない状況を目の当たりにしました。この体験から、特に女性に偏りがちな家事負担によって、本来なら仕事や家族との時間、趣味などに使えるはずの時間が制限されている社会課題に着目したそうです。ユーザーリサーチを通じて、家事の中でも特に料理が時間的にも精神的にも大きな負担となっていることが判明し、その解決策としてつくりおき.jpを立ち上げました。つくりおき.jpのサービスの強みや特徴は何でしょうか? 引用:株式会社Antway 公式ホームページ当社のサービスの最大の特徴の一つは、家事における義務的なタスクを徹底的に削減して、とにかく楽であるという点です。例えば、通常のミールキットの場合、最後の調理や後片付けまで、合わせて20分程度必要でしょう。また、冷凍弁当でも4人分を温めるとなると同様に20分ほどかかってしまいます。一方、私たちのサービスは冷蔵配送で、おひたしなどの冷菜は、受け取ってすぐに食べられ、温める必要のある主菜も3〜4分程度で準備できます。冷菜、温めた主菜、ご飯、味噌汁を組み合わせれば、わずか5分程度で食事の準備が完了します。さらに、調理器具を使用しないため、洗い物も食器類のみで済み、容器は捨てるだけです。もう一つの強みは、お客様の精神的な負担を解消する点にあります。冷凍弁当やコンビニ弁当は一時的な利用であれば問題ありませんが、毎日家族に提供することには少なからず罪悪感や抵抗感が伴うと思います。特に栄養バランスの面で不安を感じる方もいらっしゃいます。つくりおき.jpでは、管理栄養士が栄養バランスを考慮してレシピを作成し、プロの料理人が手作りした料理を冷蔵のままお届けします。自分で作るには少し手間がかかる料理を、大人も子供も一緒に食べられる薄味で、丁寧に手づくりしています。冷蔵でのお届けなので、出来立てそのままの美味しさで、夕食以外にも朝昼の1品にしたり、アレンジも自由自在です。さらに、メニューが週替わりで変化するため、日々の食卓に変化をつけることができます。このような特徴から、長期的な利用を前提としたサービスとして、多くのお客様から支持をいただいています。プロの料理人や管理栄養士と協力して作られたというメニューのこだわりのポイントや、開発過程でのエピソードについて教えてください。当社は、お客様からのフィードバックを基に、常に迅速な商品開発を行っています。毎週実施しているアンケートを通じて、お客様からの生の声や満足度、継続率などのデータを即座に分析し、チーム全体で商品改善に活かしています。他社でもお客様の声を商品開発に反映させる取り組みは行っていると思いますが、当社ほど迅速かつ直接お客様の意見を収集し、開発に活かしている例は少ないでしょう。顧客起点の開発サイクルの速さが、当社のメニュー開発のこだわりの一つです。例えば、魚料理は、家庭での調理に手間がかかる一方で、市販の惣菜は揚げ物が中心となっており、焼き魚や煮魚といった日常的な魚料理を手軽に楽しむ選択肢が限られているというお客様からの声がありました。そこでつくりおき.jpでは、フライなどの一般的な惣菜メニューに加えて、家庭的な焼き魚や煮魚などの料理も提供しています。例えば魚料理は、魚を捌いたり、骨を取ったりする調理工程を考えると調理のハードルが高くなりがちです。そのため、家庭料理としては浸透しているものの、調理の負担が高かったり、スーパーや市場で入手しづらかったりする魚を使用した魚料理も積極的に開発しています。メニュー開発の課題の一つは、子供から大人まで、家族全員が同じ食事を楽しめるための幅広い年齢層に対応しているかどうか、ということです。別々の食事を用意する手間を省くため、幼児向けすぎず、かといって大人向けすぎない、バランスの取れたメニュー作りを追求しています。例えば、豚骨ラーメンのように大人には美味しくても子供には適さない料理もあり、全年齢層が満足できるメニューの開発には試行錯誤しているんです。また、一つのメニューを開発する際には、最低3〜4回の試作を重ねています。これは、テストキッチンと実際の工場では、調理器具のサイズや食材の状態が異なるためです。家庭での調理以上に大規模な食品工場での生産には独自の課題があり、その都度最適な味と品質を実現するために、何度も試作を続けています。以前は問題なく提供できていたメニューでも、規模が大きくなることで様々な制約が生まれ、提供が難しくなるケースが発生するんです。また、お客様の増加に伴って、より多様なニーズへの対応も求められるようになってきました。メニュー開発においては、事業の拡大とともに日々新たな課題が生まれ、その解決に向けて努力を重ねている状況です。ありがとうございます。その上で、おすすめのメニューを3品あげるとしたら、何でしょうか? 引用:株式会社Antway 公式ホームページ当社の一番の人気メニューは、トマトハンバーグです。ハンバーグ系のメニューは、子供から大人まで幅広い年代に人気があります。また出汁を使った煮物系の料理も人気です。作り置きという形式と相性が良く、時間とともに味が染み込んでより美味しくなる特徴があり、プロの料理人による絶妙な味付けが好評です。これから冬に向けて提供予定のチーズフォンデュのような、家族で楽しめるメニューも用意しています。温めて最後にチーズをつけて食べるという、食事の楽しさも演出できるメニューとなり、おすすめの一品ですね。家事の外注に罪悪感はいらない!時間の余裕が作る心の余裕 引用:つくりおき.jp 公式ホームページプランや料金体系でのこだわりを教えてください。ユーザーリサーチを通じて、共働き世帯や子育て中の家庭が最も苦労しているのは、日々の食事の準備であることが分かりました。そこで、週の半分以上の食事を賄える量と、継続利用しやすい価格設定を重視しています。1食あたり700円台という価格は、2,000円近くかかるデリバリーサービスと比べても、かなり手頃な価格設定となっているでしょう。この価格を実現できている主な理由は、サブスクリプション型のビジネスモデルにあります。お客様が継続的に利用してくださることで、需要予測が立てやすく、食材の廃棄ロスを最小限に抑えることができているんです。一般の飲食店では来客数の予測が難しく、食材の廃棄が避けられない面がありますが、当社では大規模な運営にも関わらず、廃棄をほとんど出さない効率的な運営が可能となっています。このような無駄を省いた運営により、適正価格でのサービス提供を実現しています。忙しい方が使いやすいサービスを提供されているという印象を受けます。特にLINE登録して注文する仕組みを導入したのはなぜでしょうか?当社では創業当初から、忙しい顧客層の利便性を考慮し、LINEでの注文システムを導入しています。新たにアプリをダウンロードする手間を省き、日常的に使用しているLINEを活用することで、友達登録だけで簡単にサービスを利用開始できる仕組みを整えました。また、お客様の都合に合わせて注文でき、休会や解約は無料です。毎週の注文を義務付けることなく、柔軟に利用期間を調整できる点も、働きながら家事をこなす方々から好評を得ています。お客様の声で特に印象に残っているエピソードはありますか?以前、お客様へインタビューをした機会がありました。その際、特に印象に残っているエピソードがあります。ある女性のお客様は、当初、家事の外注に対して罪悪感があり、つくりおき.jpの利用を躊躇していたそうです。しかし、周囲に当たり前のようにサービスを活用し、時間を有効活用している友人たちがいることに気付き、自分の考えが変わったと言うお客様がいました。実際にサービスを利用し始めてからは、以前は時間が取れなかった小説執筆の時間が確保できるようになり、生活に余裕が生まれたそうです。その結果、家族への接し方にも良い変化が現れ、むしろ早く利用を始めておけばよかったと感じたとのことでした。当社のサービスが目指す理念が、お客様の体験として実現された好例だったので、このお客様のエピソードは特に印象深いものとなりました。また、私たちのサービスを通じて、食を介した家族の新たな発見や成長の瞬間を共有できたことを、多くのお客様からお喜びの声としていただいています。例えば、お子様が今まで苦手だと思っていたナスを美味しく食べていたり、普段は避けていた煮物を進んで口にしたりする姿に、保護者の方々も驚きと喜びを感じられるようです。普段苦手だと思って、食卓に出さなかったものの、つくりおき.jpで届いた料理がきっかけで、お子様にとっては新しい味との出会い、保護者の方にとってはお子様の未知の一面を発見できる機会を提供できたことは、当社としても嬉しい限りです。楽になる×楽しさ。「日々のゆとりを、つくりおき。」に秘められた思い 引用:つくりおき.jp 公式ホームページここ数年で、人々の食のニーズはどのように変化していますか? また、昨今では特にどのようなニーズが多いのでしょうか?コロナ禍とその後の変化によって、食生活に関する消費者の意識と行動が変わった部分があります。在宅勤務中は自炊の時間も確保できていましたが、出社勤務が再開してからは、多くの人が出社し、通勤時間や仕事量の増加など、全体的な忙しさが増えるようになりました。その過程で、コロナ禍に普及したデリバリーサービスの利便性を実感した人が増え、食事の準備に掛かる時間と手間を省くための選択肢として、こうしたサービスを積極的に活用する傾向が強まっています。まだ完全な定着とは言えませんが、日常的な食事をデリバリーで賄うという習慣は、少しずつ社会に浸透しつつあるように感じます。「つくりおき.jp」が目指す未来の食生活とは何ですか?弊社のキャッチコピーである「日々のゆとりを、つくりおき。」には、「楽になる」と「楽しむ」という二つの意味が込められています。昨今、完璧な栄養バランスを謳う食品が増えていますが、その多くは味わいの面で物足りなさを感じさせます。一方、弊社が目指すのは、食事の手間を減らすだけでなく、食卓の豊かさも同時に提供することです。普段目にしないような野菜や魚を使った料理、その食材にまつわるストーリーなどを通じて、家族の会話が弾むような体験を創出したいと考えています。効率や利便性だけでなく、食事本来の楽しみも大切にした、より豊かな「ゆとり」を提供できるよう、今後もサービスの品質強化に努めていきたいです。一人一人の「良かった!」が変えていく社会。家事を背負いこむ義務感を手放して。最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします!休日など時間に余裕がある時の料理は、趣味や楽しみとしていいのですが、毎日の食事の支度が義務的な負担になっているのであれば、その時間を家族との時間に使うこともひとつの選択肢ではないでしょうか。両親が心に余裕を持って穏やかに過ごせることは、子供たちにとっても嬉しいことだと思うのです。家事を自分で完璧にこなそうとするのではなくて、日常の料理という義務的なタスクを外部に任せることで、新しいライフスタイルが見えてくるかもしれません。まずは一週間でも、義務のタスクを任せてしまうという暮らし方を試してほしいと思います。初めての方におすすめのプランは、最も利用しやすい3食プランです。平日が忙しい方であれば週の前半に、また週末に料理から解放されたい方は木曜日や金曜日に料理を受け取っていただくことで、土日のお昼などにも活用できます。また、朝昼晩の全ての食事を手軽に済ませたい方にも多く使っていただいているんです。ライフスタイルに合わせて柔軟な使い方が可能なので、ご自身に合った活用方法を見つけていただければと思います。共働き世帯の増加や女性の社会進出が進む中、私たちのサービスも日本社会の変化に応じた支援的なサービスとして、メディアでも積極的に取り上げていただけるようになりました。一方で、「家事は全て自分でやらなければならない」と考えている方はまだ多くいらっしゃいます。このような状況を変えていくために、サービスを利用して良かったという経験を、SNSや口コミで周りの方々にお伝えいただけると嬉しいです。一人一人の「良かった!」という声が、社会の意識を少しずつ変えていくきっかけになるのではないでしょうか。 つくりおき.jp 公式サイトはこちら つくりおき.jpの解説記事を読む -
【ウェルネスダイニング】食事制限の不安に寄り添う!ウェルネスダイニングが描く未来の制限食文化
「食事制限」という言葉に、何を想像するだろうか?味気ない食事、制限された楽しみ、そして家族との食卓の断絶。そんな固定観念を打ち砕くべくウェルネスダイニングが掲げるのは、「健康管理と美味しさの両立」だ。管理栄養士たちの知恵と情熱が生み出す、驚きの美味しさと栄養バランス。そして何より、背景にある「お客様に寄り添う」という揺るぎない信念。今回の取材では、制限食という枠を超え、新たな食の喜びを創造するウェルネスダイニングの挑戦に迫る。取材日:2024年10月9日ウェルネスダイニングは、創業者の闘病経験と管理栄養士との出会いにより誕生。 左:事業企画部の清水様、右:CS事業部の高木様今回のインタビューでは、ウェルネスダイニングの事業企画部清水様、そしてCS事業部高木様にお話を伺います。まずは、御社の基本的なサービスや企業概要について教えてください。清水:ウェルネスダイニングは、主に食事制限を専門とした宅配食の通販事業を展開しています。当社の主力商品は「気配り宅配食」と呼ばれる、食事制限が必要な方向けの栄養管理された冷凍弁当です。これに加えて、高齢者向けのやわらか食や、塩分を控えた野菜たっぷりの味噌汁なども取り扱っています。気配り宅配食には複数のコースがあり、それぞれご病気と必要な食事制限に合わせて設計されているのです。例えば、腎臓病の方向けにはたんぱく質と塩分調整食、糖尿病の方向けには糖質とカロリー制限食、高血圧や心疾患が不安な方向けには塩分制限食などがあります。さらに、食生活の見直しや予防の観点から栄養バランスを整えた食事も提供しています。 引用:ウェルネスダイニング公式ホームページウェルネスダイニングを立ち上げるに至った背景には、どのような健康に対する問題意識があったのでしょうか?清水:創業の背景には、創業者自身の糖尿病の体験と、ある管理栄養士との出会いがありました。この管理栄養士は腎臓病専門の病院での勤務経験があり、食事制限の重要性について深い知見を持っていたのです。創業者は、自身の経験から食事制限の困難さを理解し、同時に薬物療法だけでは十分な治療効果が得られないことも認識していました。そこで、自宅で適切な食事制限を実践することの重要性と、それをサポートするサービスの必要性を感じたのです。このような経緯から、ウェルネスダイニングは通常の弁当宅配事業ではなく、食事制限を必要とする人々に特化したサービスとして誕生しました。創業者のご経験をもとに生まれたサービスなのですね。特にこだわっている点や、食事の質をどのように維持しているのか教えてください。清水:「美味しさ」と「食事の楽しさ」にはこだわっています。「美味しさ」に関しては、特製のタレや出汁を用いて、制限食とは思えないしっかりとした味付けを目指しています。また、食材の硬さにも注意を払い、実際に召し上がるお客様のことを想像しながら、食べやすさと安全性を確保しています。「食事の楽しさ」では、約90種類のメニューを用意し、常に改良を重ねていることです。特に、お客様へお届けするお食事の内容には特に気を配っております。毎週配送のお客様には、メニューが重複しないよう細かな計画を立てていたり、1回の配送で7食分をお届けする場合は、肉料理、魚料理、卵料理などのバランスを考慮したりしています。高木:さらに、昨年からは食事制限をしながらも季節の食材を楽しんでいただけるように、期間限定で季節メニューの提供を始めました。例えば、夏限定のウナギを使用したメニューがあります。多くのお客様が「制限食ではウナギは食べられない」と諦めていたため、とても好評でした。 引用:ウェルネスダイニング公式ホームページ制限食であっても季節感や豊かな食体験を提供することで、お客様の食生活に楽しみをお届けすることを心がけています。季節限定メニューとして開発され、お客様からの高い評価を受けて通常メニューに昇格したメニューも少なくありません。 社員用の冷蔵庫福利厚生の一環として社員は当社の弁当を食べられますが、皆飽きることなく食べています。食事内容以外にもこだわっている部分はありますか?お客様が商品を開封した際、メニュー名を見て美味しそうだと感じていただけるよう工夫しています。食材は異なっても名称が似ているメニューがあると、お客様には同じように感じられる可能性があるため、メニュー名の選定には細心の注意を払い、社内でも活発なディスカッションをおこなっているんです。また、商品ラベルの設計にも細心の注意を払っています。メニュー名はもちろん、加熱時間や詳細な栄養成分表示など、お客様が知りたい情報をひと目で分かるように工夫しています。特に、タンパク質、糖質、脂質、食塩、カリウムの値に加え、腎臓病の方からのご要望に応じてリンの含有量も表示するようになりました。また、主菜だけでなく副菜のメニュー名も分かりやすく表記し、原材料表示も見やすいように改行を入れるなど、細部にまでこだわっています。長期利用のお客様ほど内容に注目されるため、パッケージを開封せずとも情報が得られるよう心がけています。お客様の年齢層を考慮し、文字の大きさやフォントの選択にも気を配っているのです。 商品ラベルの違い(左:改良前、右:改良後)意外と難しい!直面して初めて分かる健康管理の苦労に寄り添いたいどのようにしてウェルネスダイニングを知るお客様が多いのでしょうか?清水:多くのお客様は、健康診断や血液検査の結果を受けて、医師から食事制限の必要性を指摘されたことがきっかけで、健康に対する意識を高めるようです。お客様の行動パターンとしては、まず自分の症状や疾患に関連する食事情報をインターネットで検索し、制限すべき食品などについて調べます。調べる中で、実際に適切な食事管理の難しさや、自己管理がきちんと出来ているのか不安を感じ、宅配食サービスの存在を知ることが多いようです。制限食に特化した宅食サービスは他にもありますが、ウェルネスダイニングならではの魅力を教えてください。清水:私たちの最大の強みは、お客様の健康をサポートしたいという強い思いです。そのため、当社ではお客様の声を非常に重視しています。毎朝、前日に寄せられたすべての顧客フィードバックを全社員で共有し、迅速に対応する体制を整えているのです。例えば、特定のメニューの味付けに関する指摘があった場合、翌日には製造元に連絡し、サンプルを取り寄せて味の確認をします。お客様からのフィードバックへの対応は、通常1週間以内には必ず改善策を講じています。また、お客様とのコミュニケーション方法も重視しており、インターネットでの問い合わせだけでなく、自分の意見を直接伝えたいという思いに応えるため、電話で声を聞く機会も多く設けています。高木:お客様のお声で多いのは味に関するものです。そのため、ウェルネスダイニングは、美味しさと健康の両立に注力しています。多くの人が制限食を味気ないものと捉える中、当社は塩分2.5グラム以下または2グラム以下のコースを設け、減塩しながらも満足度の高い味付けを実現しているのです。塩分制限下での美味しさを追求するため、出汁の活用や香辛料の工夫、味噌の種類の選定など、様々な技術を駆使しています。調味料室には様々な種類の調味料が揃えられており、同じカテゴリーの調味料でも複数の製品を用意しています。これは、各食材に最適な味付けを見出すためです。実際に試食させていただきましたが、塩分2.5グラム以下とは信じられないくらいしっかりした味付けで美味しかったです。ボリュームも十分ですし、制限食に限らず毎日食べたいと思いました。高木:ありがとうございます。コンビニに売られているおにぎりの塩分量は1個あたり1gほどなので、おにぎり2個分の塩分量と同じくらいなんですよ。ちなみに、ウェルネスダイニングの具体的な味付けの選定は、科学的な数値分析よりも、実際の試食を通じた感覚的な判断に重きを置いています。製造元の管理栄養士と密接に連携し、日々のコミュニケーションと試食によるフィードバックを重視しながら、試行錯誤しています。さらに、視覚的な魅力にも注目し、カラーコーディネーターの助言を取り入れ、弁当の見た目の美しさにも配慮しています。容器の色選びにも細心の注意を払い、食材の色を引き立てる白色のトレーを採用しました。メニューの改良に際しては、味、栄養バランス、見た目の調和を同時に考慮する細やかなアプローチを取っています。例えば、ある魚料理のちゃんちゃん焼きのケースでは、味噌の種類を変更することで複数の課題を解決しました。当初、赤味噌を使用していたため、料理に含まれる赤ピーマンや緑ピーマンの色彩が引き立ちませんでしたが、白味噌に変更することで、主菜の見栄えが格段に向上しました。色味だけではなく、塩分量も抑えることができています。「制限食なのにこんなに美味しい」健康応援団として、お客様に安心感を オフィスの様子。企業理念を中心に、社長室も存在しないフルフラットな空間にすることで、健康応援団としての社員の連携がシームレスにおこなわれているそうです。持病を持つ方々に向けて、安心感を伝えるために工夫していることはありますか?高木:お客様の健康を生涯にわたって応援することが私たちの企業理念です。単なる販売者ではなく、お客様の健康をサポートする「健康応援団」として、食事制限のサポートをおこなっています。多くのお客様が医師とのコミュニケーションに悩んでいたり、クリニックに管理栄養士がいないため栄養相談ができないという課題を抱えているでしょう。当社は38名の従業員のうち半数が管理栄養士の資格を持ち、お客様対応スタッフの過半数も管理栄養士です。これにより、お客様からのお電話に常に専門知識を持ったスタッフが対応できる体制を整えています。例えば、スーパーでの買い物中に「腎臓病の私がこれを食べても良いか」といった相談にも応じています。このような取り組みを通じて、お客様との距離が非常に近く、くだけた会話ができるほど親密な関係を築いているんです。お客様にいつでも気軽に電話していただき、必要なサポートを提供することで安心感を与えられるよう努めています。ご病気を持持つ方に食事を提供する方たちにとっても、魅力的なサービスだと思うのですが、食事を提供する側が抱えている課題やお悩みはどのような点があげられますか?高木:多くの場合、食事制限が必要な方のご家族、特に食事を準備する立場の方が大きな責任感と不安を抱えていると思うのです。例えば、腎臓病患者の食事制限では、塩分制限は比較的イメージしやすいですが、カリウム制限のような専門的な栄養素の管理に関しては多くの方が困難を感じています。病院では「1日の塩分摂取量を6グラムに抑えましょう」という程度の概要的な説明にとどまることが多く、実践的な方法まで踏み込んで指導されることは少ないようです。私たちは、野菜の茹で方など「どうすればいいのか」という具体的な部分をサポートすることで、患者さんやそのご家族の不安を軽減し、実行可能な食事管理を提案しています。ウェルネスダイニングの利用頻度は様々ですが、夕食の置き換えとして利用される方が最も多いです。健康な方なら外食という選択肢もありますが、食事制限のある方にはそういった選択肢が限られているでしょう。そのため、私たちのお弁当を冷凍庫に常備しておくことで、食事準備の負担や精神的なストレスを軽減できると考えています。押し売りはしない!困った時に気軽に頼れる存在でありたい 年に1回社内で発行されるアルバム。アルバムからは社員を大切にする様子が伺えました。食事制限を必要とする方々以外にも、ウェルネスダイニングのサービスを広げるためには、どのようなアプローチが必要だと感じていますか?清水:私たちのサービスを多くの方に知っていただくため、食事制限が必要な方々だけでなく、潜在的な顧客層へのアプローチを強化したいと考えています。当社の強みである栄養相談サービスを活用し、商品購入という従来の入口だけでなく、栄養相談を新たな入口として模索していきたいです。まずは商品を購入せずとも、私たちと対話する機会を通じて、より多くの方々に当社のサービスを知っていただき、興味を持っていただけるきっかけを作りたいと考えています。お客様から寄せられるフィードバックの中で、特に印象に残っているエピソードや改善点はありますか?高木:当社は日々多くのお客様からご意見をいただいていますが、特に印象的なのは手書きのお手紙です。例えば、病気の父親のために娘さんが注文し、料理を準備する母親の負担が軽減されたという喜びの声や、同じ食事制限で悩む方々へのアドバイスを送ってくださる常連のお客様もいらっしゃいます。私たちは単に販売数を増やすことよりも、ウェルネスダイニングのファンを増やすことを重視しています。一方で、お客様の嗜好は様々です。例えば、レモン風味の料理に対して「レモンが強すぎる」という声もあれば「さっぱりして美味しい」という声もあります。改善のつもりが特定のお客様の嗜好に合わないこともありますが、そのような意見も真摯に受け止め、さらなる改善につなげています。 オフィスにいるペットロボット。2体おり社内の雰囲気を和やかにしていました。ウェルネスダイニングが目指す、食事と健康を通じた未来のライフスタイルとはどのようなものでしょうか?清水:当社は食事制限食を提供する会社として、お客様に健康的な食生活を長期的に続けていただくことを重視しています。また、お客様個人だけでなく、ご家族全体をサポートすることも重要だと考えているんです。食事を用意する方の負担を軽減しつつ、食べる方の健康も同時に支援することで、家族全体の健康と生活の質の向上に貢献したいと考えています。最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします!清水:私たちは何よりもお客様に寄り添うことを大切にしているので、商品のご購入の有無にかかわらず、お気軽にご連絡いただきたいと思っています。販売者と顧客という関係性ではなく、、お客様が困ったときに頼れる存在でありたいという思いが一番強いです。特に、健康に不安を感じたり、病気になったと思われたときは、ぜひご連絡ください。私たち管理栄養士が全力でサポートさせていただきます。また、私たちは制限食であっても、日々商品の品質向上に努めています。美味しく、健康的で、お客様の生活に寄り添える食事を提供することを目指しているので、ぜひ一度、私たちの商品をお試しいただければ幸いです。 ウェルネスダイニング 公式サイトはこちら ウェルネスダイニングの解説記事を読む -
【Meals】食卓に変革を: デリッシュキッチンの宅配“Meals(ミールズ)”が届ける、手軽さと健康を両立させた未来の食事
忙しい日常に追われる現代人。栄養と時間の狭間で、毎日の食事に「理想」と「現実」のギャップを感じている人は多い。食のメディア「デリッシュキッチン」から始まったエブリーが、長年の知見を結集し、ついに生み出した新しい食のカタチ。栄養、美味しさ、利便性を兼ね備えた冷凍宅配弁当サービス「Meals(以下:ミールズ)」は、私たちの日常を再定義する。食のプロフェッショナルたちが描く、忙しい現代人の食生活を根本から変える挑戦に迫る。取材日:2024年12月4日レシピメディアから始まった、毎日飽きずに食べられる、罪悪感のない食事体験 引用:ミールズ公式HPミールズが誕生した背景を教えてください。弊社は、もともと「デリッシュキッチン」というレシピメディアから始まった会社です。食に関するコンテンツ配信を中心に、食を通じた課題解決を軸に事業を展開してきました。近年は、「美味しさ」と「健康」をキーワードに事業を拡大しており、ヘルシカというヘルスケアアプリも運営しています。食と健康を結びつけるサービスの展開を模索する中で、宅配弁当事業であるミールズの誕生に至りました。実は、数年前にすでにECへのチャレンジの経験があり、デリッシュキッチンのオリジナルキッチンツールや、お菓子作りキットなどを販売してきたこともあり、食とECに関する知見は蓄積されていました。これらの経験と、食・健康・ECに対する知識とノウハウが、現在のミールズ事業へとつながっています。ミールズの強みや魅力は何ですか?ミールズの強みは、「美味しさ」と「健康」を軸にした商品開発です。特に美味しさへの追求は妥協せず、多くの競合他社がトップシール型(容器とフィルムシール層で剥離する容器)を選ぶ中、真空パックにこだわり続けています。製造コストとしては少々張りますが、冷凍後も水っぽくならず、食材本来の味を損なわない仕上がりが実現されるのです。 真空パックまた、商品化前には必ず試食を重ね、味の質にこだわり、細部までチェックしています。味の追求を軸とした妥協しない姿勢が、私たちの大きな強みです。 引用:ミールズ公式HP 健康面でも、単なるカロリーや糖質管理にとどまらない、より多方面からの栄養アプローチを取っています。他社様の場合では、糖質や塩分のみは配慮しているものの、その他の栄養素は満たしていない商品も存在します。ですが、ミールズでは管理栄養士が監修した栄養バランスを基準に、8つの項目の栄養基準を設けた商品を開発しているんです。一般的に行われている糖質、脂質、塩分、野菜量などの基本的な栄養管理に加えて、エネルギー、タンパク質、糖質、炭水化物、糖質、食塩相当、野菜量、品目数などの項目を設定しています。このような基準を設けることで、栄養基準を総合的にカバーすることが可能です。 引用:ミールズ公式HP「家庭的なおいしさ」の探求の秘密を教えてください。ミールズが目指すのは、毎日の食事を想定した宅配弁当サービスです。デリッシュキッチンを運営する経験から、罪悪感なく、日常的に食べられる味付けにしています。また、デリッシュキッチンは「大根1個で何種類もの料理ができる」といった、少ない材料での多様な料理提案が得意ですが、弁当事業では健康面を考慮し、品目数や栄養バランスをより重視しています。お金を払って購入する弁当だからこそ、「冷蔵庫の中で作れるものではなく、たくさんのものが食べられる」体験を提供したいと考えています。レシピ事業で培ったノウハウを活かしつつ、弁当という新たな形態ならではの価値を模索しています。“あえての真空パック”を採用することで実現した、コンパクト収納と美味しさの両立 引用:ミールズ公式HP冷蔵庫のスペースを圧迫しがちな宅配冷凍食ですが、収納問題へのアプローチや冷蔵庫に収まりやすい商品設計へのこだわりを教えてください。容器設計には徹底的にこだわっています。特に、真空パックを採用し、食材と空気の隙間を最小限に抑えることで、コンパクトで収納しやすい設計を実現しました。 引用:ミールズ公式HP従来のトップシール型と比較して、私たちの容器は非常に薄く、冷凍庫への収納に適しています。しかし、この薄さゆえに、料理の盛り付けには高度な技術が必要です。例えば、ロールキャベツの場合、理想的にはソースをかけたり、下に何かを敷いたりしたいところですが、容器の制約により、そうした細かい盛り付けが難しくなります。食材の配置や盛り付けは、電子レンジでの加熱時間や火の通り具合に大きく影響するため、何度も試作と実験を繰り返してますね。具体的には、様々な配置パターンを試し、レンジで加熱した際に全体に均一に火が通るよう、細心の注意を払っています。さらに、レンジの連続使用による加熱むらも考慮し、ワット数の調整なども行っています。容器は石灰でできており、燃えるゴミとして簡単に処分できます。これにより、環境に優しいだけでなく、料理の後片付けも日常の調理と同じくらい簡単になります。美味しさ、使いやすさ、環境への配慮を兼ね備えた冷凍食品パッケージを創り上げることを目標に、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、常に改善を続けています。管理栄養士の監修により、美味しさと栄養バランスにもこだわったミールズの宅配弁当。 イメージ画像管理栄養士との協力体制はどのように形成され、どのような影響を与えていますか?ミールズのメニュー開発は、OEM先の管理栄養士と自社の管理栄養士が緊密に連携する、徹底的な試食プロセスを特徴としています。新メニュー開発には3ヶ月から1年以上を要することもありますが、それは試食を何度も重ねることで、より良い商品を追求しているためです。初期段階では金額や取引先の制約を考慮しつつ、最終的にはユーザーに喜んでもらえる商品を目指して、味や栄養バランス、食感など、何度も微調整を行っています。ミールズのメインターゲット層を教えてください。あえて絞ってはいないのですが、結果として40代以上の女性を中心に支持されています。サービス開始当初は、ターゲット層を明確に定めず、オールターゲットでスタートしたのですが、ある程度ユーザー数が蓄積したところでアンケートを取ってみると、40代~60代の方の購入比率が高いことがわかりました。小学生以上のお子様がいる家庭や、子どもと同居していない50代以上の1人もしくは2人暮らしの世帯が中心です。これは、私たちの商品設計、特に栄養バランスや使いやすさが、40代~60代の年齢層のニーズにぴったり合致したためだと考えています。コロナ禍以降に改めてサービスを展開する際に、苦労されたポイントや注力されたポイント、消費者のニーズの変化はありましたか?コロナ禍、特にサービス初期は、プロモーション費をかければある程度の新規顧客を獲得できましたが、継続率の低さが課題でした。そこで、この期間の顧客からのフィードバックを真摯に受け止め、最も多かった「味」への改善に集中的に取り組みました。味の改善により、顧客の継続率が徐々に上がり始め、サービスの質を高めることの重要性を実感したのです。 引用:ミールズ公式HPそして、当初は「おまかせコース」という独自のサービスモデルのみを展開していました。具体的には、食数と配送サイクルのみ指定すれば、毎回異なるメニューが自動的に届くスタイルです。そのため、顧客がマイページを操作する必要がほとんどありませんでした。しかし現在は、若い世代を中心に、自分でメニューを選択したいというユーザーの声も多かったため、2024年8月からメニュー選択機能をリリースし、顧客体験の改善に努めています。より良いサービス提供を目指し、常にユーザーの声に耳を傾け、改善を続けています。サービス開発の過程で、最も難しかったことや克服した課題は何でしたか?サービス開発における最大の課題は、栄養バランスを考慮したメニュー作りの複雑さでした。糖質、塩分、カロリーなど2〜3の栄養要素を調整することは比較的容易でしたが、品目数、タンパク質、野菜の量などを加えると、途端にメニュー開発の難易度が高くなりました。特に、1つの主菜に対して3つの副菜を用意し、それぞれに十分なボリュームを持たせることで、メニュー開発のプロセスはさらに複雑になります。最近、ロールキャベツ、エビクリームコロッケ、水餃子の3つの新メニューをリリースしました。これらは栄養基準を満たしつつ、やや「ジャンク」な印象のある料理で、ユーザーから予想以上に好評を博したのです。この経験から、栄養素の調整だけでなく、ユーザーの期待や満足感を考慮することの重要性を学んだのです。「Meals(ミールズ)」は人の健康をサポートし、食体験を豊かにするツール。 イメージ画像激化する宅配食の中で、どのような位置を確立していきたいですか?私たちの目標は、デリッシュキッチンやヘルシカとも連携した包括的な健康サポートエコシステムを構築することです。ミールズだけでなく、デリッシュキッチン、ヘルシカなど、エブリーが運営する各サービスを連携させ、栄養管理から食事提供、健康管理までをシームレスに行えるプラットフォームを目指しています。現在、デリッシュキッチンは既に一定のユーザー規模を持っていますが、ミールズ事業はまだ小規模です。当面の戦略は、ミールズ単体で事業規模を拡大し、最終的にはデリッシュキッチンと同等の事業規模を確立することです。印象に残ってるエピソードやお客様からの反響を教えてください。私たちのサービスは、多くの30代以上のお客様に毎日利用され、「毎回異なるメニューで飽きない」「美味しい」と喜びの声をいただいています。特に印象的なのは、家族間での利用パターンです。離れて暮らす子供や高齢の両親にミールズの宅配弁当を送っているお客様も少なくありません。例えば、社会人の息子や、70代、80代、90代の親御さんに食事を届けるケースが目立ちます。自分では食べなくても、家族に安心して食事を届けられる点がミールズの魅力です。ミールズを利用する際の理想的なライフスタイルやシチュエーションをどのように想定していますか?デリッシュキッチンやミールズを立ち上げた当初から、私たちは料理をするということに対する社会的な固定概念を変えたいと考えていました。料理や自炊が苦手という方や、仕事や家事に追われて料理が負担に感じている人にとって、料理は”毎日する負担の多い作業”となってしまいます。ですが、私たちの目的は、料理を楽しいものに変え、その楽しさを伝えることでした。デリッシュキッチンで料理の楽しさを感じてもらいつつ、疲れた日や料理する気分でない日には気軽に利用できるミールズがあることで、料理に対する精神的な負担を軽減し、食事の時間をより豊かで楽しいものにしていきたいと考えています。長年築き上げてきた食の世界観ーミールズが描く新しい食体験と未来 引用:ミールズ公式HPまだサービスを試したことのない読者の皆様におすすめのメニューを教えてください。最近リリースしたエビクリームコロッケは、栄養バランスと美味しさの両立を実現した自信作です。カロリー、糖質、タンパク質など、すべての栄養素基準をクリアしながら、塩分2.5グラム以下という制約の中で、豊かな味わいを実現しました。通常、健康的な料理は味や見た目で妥協することが多いですが、このエビクリームコロッケは、そんな常識を覆す一品です。 エビクリームコロッケおまかせコースには入っておらず、自分で選択しなければいけない商品ですが、私たちのメニューの中でも贅沢感のある、少し冒険した商品なので、ぜひ味わっていただきたいと思います。最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします! 引用:ミールズ公式HP私たちのミールズは、特に美味しさに揺るぎない自信を持っています。まだ試したことのない方もたくさんいると思いますが、ぜひ一度、私たちの料理を試していただきたいです。そして先ほどもお伝えしましたが、ミールズとデリッシュキッチンを連携しながら、栄養管理から食事提供、健康管理までを一気通貫して行えるプラットフォームを目指しています。料理からでも、お弁当からでも、デリッシュキッチンのおいしくて楽しい食体験にぜひ一度触れてみてください。 ミールズ 公式サイトはこちら ミールズの解説記事を読む -
【大阪ガスの電気】電力供給の先にあるもの:大阪ガスが描く新しい生活とエネルギーの未来
私たちの暮らしに欠かせないエネルギー。その供給を担う大阪ガスが、いま新たな挑戦を始めている。140年にわたりガス供給で培ってきた技術とノウハウを活かし、電気事業にも本格参入。ガスと電気を組み合わせることで、より快適で環境にやさしい暮らしを実現する—。そんな大阪ガスの想いと、未来のエネルギー社会への構想に迫る。エネルギー供給の先にある、関西の人々の豊かな暮らしづくりへの取り組みとは?取材日:2024年11月19日 当記事は成果報酬型の広告モデルを採用しています。ニーズに合わせ、お客さまの暮らし回りを丸ごとサポートするという使命「大阪ガスの電気」は電力自由化に伴い誕生しましたが、エネルギー業界の変革期において、御社が電気事業を始めた理由とその背景にはどのような想いがあったのでしょうか?大阪ガスは1990年代後半から、酉島発電所や中山共同発電所での発電事業を手始めに、電気事業への取り組みを開始しました。その後、電力市場の段階的な自由化という時代の流れに応じて、1999年からは工場や病院といった大規模施設向けに電力供給を展開しています。さらに2004年には風力発電事業にも参入し、環境に配慮したエネルギー供給の幅を広げいったんです。そして2016年の電力小売全面自由化を機に、一般家庭向けの電力供給を開始し、電力事業を本格的に拡大しています。創業以来培ってきたエネルギー供給のノウハウを活かし、電気・ガスの両方を安定的に供給することで、お客様の生活インフラを支える総合エネルギー企業としての役割を果たしていきたいと考えています。ありがとうございます。ガスと電気のセットプランによる生活改善への貢献は具体的にどのように感じていますか?その点で最も利用者に伝えたい価値は何ですか?大阪ガスは、「お客さまのライフスタイルや個々のニーズに合わせ、お客さまの暮らし回りを丸ごとサポートする」という使命のもと、多様なニーズに応える料金プランを展開しています。まず、大阪ガスならではの特徴は、ガスと電気をまとめることで料金が割引になる仕組みの提供です。さらに、インターネットサービスとのセット割引も実施しており、複数のサービスをまとめることでガス料金の節約が可能です。また、お客さまの生活スタイルに合わせた電気料金プランも充実させています。たとえば、一人暮らしや二人暮らしの方向けには、新生活のスタートを応援する「新生活応援プラン」※を提供しており、基本料金は無料です。一方、3人以上のご家族向けには「ファミリー応援プラン」※をご用意しており、電気使用量が多いご家庭の負担を軽減できるよう設計しています。さらに、お客さまの多様なライフスタイルに対応するため、Amazonプライムの年会費相当額を大阪ガスが負担するプランや、dポイントが貯まるプランなど、付加価値の高いサービスも展開中です。大阪ガスは、単にエネルギーを供給するだけでなく、お客さま一人ひとりのライフスタイルやニーズに合わせて、暮らし全体の質を向上させる提案を行っています。お客さまにとって最適な料金プランを選択していただくことで、より快適で経済的な生活を実現することができるのです。 新生活を始めるお客さま・使用量が少ないお客さま向け「新生活応援プラン」 公式|大阪ガスの電気 ファミリー応援プラン 電気をたくさん使うご家庭ならおトク/大阪ガス大阪ガスが提供する「環境配慮型エネルギー」の具体的な取り組みや、持続可能な社会への貢献について教えてください。大阪ガスが、カーボンニュートラル社会の実現に向けて取り組んでいることは、ガス事業と電力事業の両面から環境配慮型エネルギーの提供です。ガス事業においては、カーボンニュートラル実現までの移行期間における取り組みとして、天然ガスへの燃料転換やコージェネレーションシステムなどの省エネ技術の導入を通じて、低炭素化を推進しています。さらに、2050年のカーボンニュートラル化を見据えた長期的な取り組みとしては、「e-メタン」という新しい都市ガスの導入への挑戦です。この「e-メタン」は、既存の都市ガスインフラやお客さまの燃焼機器をそのまま活用できる水素キャリアであり、カーボンリサイクル技術により大気中のCO2を増やさないという特徴を持っています。現在、この実用化に向けて技術開発や実証実験を進めるとともに、国内外でのサプライチェーン構築に取り組んでいますね。電力事業では、2030年度までに国内外で合計500万キロワットという具体的な目標を掲げ、再生可能エネルギーの普及に貢献することを目指しており、この目標の達成に向けて、太陽光、風力、バイオマスなど、多様な再生可能エネルギー源の開発を積極的に進めるとともに、再生可能エネルギー由来の電力調達にも注力しています。VUCAの予測困難な時代に、大阪ガスのグリーンチャレンジ!電力事業を展開する中で、特に重視している顧客満足のポイントは何でしょうか?そして、今後さらにどのように顧客体験を向上させていきたいと考えていますか?大阪ガスでは、お客さまの顧客満足を高めるため、個々のライフスタイルやニーズに合わせた柔軟な料金プラン展開を重視しています。たとえば、料金の節約を重視されるお客さまには経済的なプランを、また、自身の生活スタイルに最適なプランを探されているお客さまには、ライフスタイルに応じた選択肢を提供し、お客さまの多様なご要望にきめ細かく対応できるプラン設計を心がけています。現代は、VUCA(Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性)と呼ばれる予測困難な時代です。このような時代の中でも、大阪ガスは時代の変化や社会のニーズを敏感に捉え、常に新しいプランやサービスを開発・提供することで、お客さまの期待に応え続けたいと考えています。再生可能エネルギーの導入において、御社が特に注力している分野は何ですか?また、今後の成長戦略として見据えている新しいエネルギー技術やイノベーションについてお聞かせください。再生可能エネルギーの分野では、これまで太陽光、陸上風力、バイオマスといった多様な電源開発に取り組んできました。特に今後は、大きな開発可能性を秘めた洋上風力発電に注力していく方針です。ただし、単一の電源に偏ることなく、それぞれの再生可能エネルギー源の特徴を活かしながら、バランスの取れた電源ポートフォリオの構築を目指しています。また、将来に向けた新たな取り組みとして、再生可能エネルギーの開発・調達・販売の強化に加え、革新的な都市ガス「e-メタン」の実用化も進めているんです。この「e-メタン」の社会実装に向けては、技術開発や実証実験を重ねるとともに、国内外でのサプライチェーン構築にも力を入れています。「大阪ガスの電気」を通じて、どのような未来の暮らしやライフスタイルを提供したいと考えていますか?御社の描く理想の顧客像を教えてください。大阪ガスはこれまで、太陽光発電、陸上風力発電、バイオマス発電など、さまざまな再生可能エネルギーの開発に取り組んできました。現在はこれらに加えて、今後の成長が特に期待される洋上風力発電の分野にも力を入れていく予定です。その際、それぞれの発電方式の特徴や長所を最大限に活かせるよう、バランスの取れた開発を心がけています。また、当社の成長戦略は再生可能エネルギーの開発・調達・販売にとどまりません。次世代の環境配慮型エネルギーとして期待される「e-メタン」の実用化も重要な柱としています。この新技術の社会実装に向けて、技術開発や実証実験を進めるとともに、国内外でのサプライチェーン構築も並行して進めています。200拠点が紡ぐ信頼ー手間なく、安心してお客さま目線の寄り添う力。「大阪ガスの電気」を通じて、どのような未来の暮らしやライフスタイルを提供したいと考えていますか?御社の描く理想の顧客像を教えてください。大阪ガスは、長年培ってきたガス事業を基盤としながら、お客さまの暮らし全体をサポートする総合生活サービス企業として発展してきました。ガスや電気の供給にとどまらず、生活に必要な機器の提供やリフォーム、住まいのトラブル解決サービス「住ミカタ」など、お客さまの日常生活における様々なニーズにワンストップでお応えできる体制を整えています。 引用:大阪ガス公式HP 「住ミカタ」ページさらに、未来の暮らしをより豊かにするための革新的な技術開発にも取り組んでいるのです。例えば、CO2と水素から生成する次世代の都市ガス「e-メタン」の開発を進めているほか、エネルギーを使用せずに外気温よりも温度を下げることができる画期的な放射冷却素材「SPACECOOL®」※の開発と実用化にも力を入れています。「SPACECOOL®」は、宇宙空間への熱放出という新しい原理を活用したもので、出資先企業との連携により開発中です。大阪ガスは、お客さまの現在の生活をより快適にするサービスの提供と、環境に配慮した革新的な技術開発の両面から、未来のライフスタイルの創造に取り組み続けることで、より豊かで持続可能な社会の実現を目指しています。 e-メタンって、「世の中変えちゃうかも」ガス。 SPACECOOL® (炎天下でも宇宙に熱を逃してゼロエネルギーで冷え続ける新素材)今回ホンネのアワード※で、総合評価が最も高い結果がでました。この結果に関して、何か工夫されたことなどはありますか?このような評価をいただけること大変ありがたく思っております。大阪ガスがお客さまから高い評価をいただいている理由は、「WEBからまとめて申し込める」・「検針票がまとめて届く」などの点です。まず、お客さまの利便性を重視したサービス設計が特徴です。大阪ガスのWEBサイトでは、電気・ガス・インターネットの契約をまとめて完了できる仕組みを整えています。また、申込内容に不備があった場合でも、コールセンターや開栓作業員が丁寧にフォローする体制を構築しており、長年のガス事業で培ったノウハウを活かした安心のサポートを提供しているのです。検針票についても、他社が有料のデジタル化を進める中、当社では無料での紙面発行を継続しています。これは、お客さまが日々の使用量や料金を確認し、節電・節約に活用していただきたいという想いからこのようなサービス設計にしているんです。また私たちが、特に力を入れているのが、地域に根差したサポート体制です。大阪ガスの都市ガス供給区域内には200カ所以上のサービスチェーン拠点があり、約1,200名のサービスマンが地域のお客さまのお困りごとに対応しています。ガスや電気の使用開始は、お客さまにとって頻繁に行う手続きではありません。だからこそ、契約から開通までの不安を解消し、スムーズにご利用いただけるようサポートすることが、大阪ガスの重要な使命だと考えています。 HonNe Award(ホンネ アワード)競合他社との差別化ポイントとして、「大阪ガスの電気」が提供する独自の価値や強みは何だとお考えですか?大阪ガスの最大の特徴は、お客さま一人ひとりの生活スタイルに合わせた柔軟なサービス提供にあります。競合他社が従来型の電力供給を主軸としているのに対し、大阪ガスは個々のお客さまのライフスタイル、ニーズ、趣味や嗜好などに細かく対応した多様な料金プランを用意しています。これにより、お客さまは自身の生活パターンに最も適した料金プランを選択することが可能です。さらに、大阪ガス独自の強みとして、地域密着型のサービスチェーン網があります。長年のガス事業で培ってきた地域とのつながりを活かし、単なるエネルギー供給にとどまらない、暮らし全体をサポートするサービスを実現しています。描こう、関西の未来図!変わるエネルギー、変わらぬ想い 引用:Daigas Group 公式HP今後、エネルギー供給の分野で特に力を入れていきたい取り組みや挑戦について、どのようなビジョンを持っていますか?10年後に目指す未来像を教えてください。大阪ガスは、ガス事業と電力事業の両面から、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めています。ガス事業では、2030年度までに次世代の都市ガス「e-メタン」の1%導入が目標です。これは単なる通過点であり、その先の更なる拡大も視野に入れています。また、この目標達成に向けた社会実装の取り組みを加速させていく考えです。さらに、現在進めている天然ガスへの燃料転換と利用拡大を継続しながら、将来的には天然ガスからe-メタンへとスムーズに移行することで、段階的な低・脱炭素化を実現していきます。電力事業においては、2030年度までに二つの具体的な目標を掲げています。一つは、国内外で合計500万キロワットの再生可能エネルギー電源の普及に貢献することであり、もう一つは、国内の電力事業における再生可能エネルギーの比率を50%程度まで高めることです。これらの目標達成に向けて、再生可能エネルギーの電源開発から販売まで、一貫した取り組みを強化していきます。読者の方へメッセージをお願いいたします。大阪ガスの電気は、単なる電力供給を超え、ガスと電気のセット利用による生活の質の向上、さらには環境への配慮を含めた持続可能なエネルギー供給を目指しています。地域に根差して140年、関西の暮らしを支え続けてきた大阪ガスが、より快適な毎日をお届けします。新生活をスタートされる方も、今お住まいの方も、安心と信頼の大阪ガスのサービスで、暮らしをもっと便利に、もっと心地よくしませんか?関西二府四県(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県)にお住まいの方、これからお住まいになる方は、ぜひ一度大阪ガスのご利用をご検討ください! 大阪ガスの電気への切り替え を検討の方はこちら 引っ越し先で大阪ガスの電気 を検討の方はこちら 大阪ガスの解説記事を読む -
【eo光】コスパ最強!『eo光シンプルプラン』が描く新時代のインターネットサービス
今回は、「株式会社オプテージ」が提供する「eo光シンプルプラン」について紹介します。「料金プランが複雑で、どれが自分にとって最適なのかわからない......」「必要最低限の通信サービスが良いのに、不必要なオプションが多い......」「速くて安定した光通信を契約したい......」このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?「eo光シンプルプラン」は関西エリアを中心に提供されている高速光回線で、料金プランがわかりやすく、初年度はキャンペーンで月/500円、キャンペーン終了後も月/5,500円と「シンプルさ」にこだわりぬいて設計されたサービスです。シンプルで使いやすいサービスの背景に隠された想い、そして「eo光シンプルプラン」の魅力や強みについて本記事では紹介していきます。取材日:2024年12月13日デジタル革命への挑戦!シンプルが未来を拓く「eo光シンプルプラン」の誕生 引用:eo光シンプルプラン公式HP『eo光シンプルプラン』の誕生の背景について教えてください。「eo光シンプルプラン」の誕生には、主に2つの重要な背景があります。まず、ブランディングの観点です。eoは関西エリアでインターネットサービスのトップシェアを誇るブランドで、2000年代初頭からインターネットサービスを提供しています。これまでもインターネット通信にかかる信頼性と安定性で高い評価を得てきましたが、先進性や革新性の面では競合他社に比べて印象が弱いと感じており、時代のニーズに合った新しいサービスを投入し、アクティブで先進的なブランドイメージをマーケット及び顧客に感じていただく必要性があると考えていました。もう一つの背景は、生活スタイルの大きな変化です。コロナ禍の2020年から2022年にかけて、社会のデジタル化が急速に進みました。リモートワークが一般化し、働き方や生活スタイル、価値観が劇的に変容したと思います。特にデジタル志向の高い顧客が増えていることを踏まえ、こうした新しい生活様式により適合するサービスプランの開発が必要だと判断し、こういった背景から顧客のニーズと時代の変化に対応する「eo光シンプルプラン」をリリースしました。なお、eoの既存プランは、お客様のあらゆるニーズに適合するために、インターネットに加えて電話やテレビ、さまざまなオプションを備えるなどフルスペックのサービス展開を行ってきましたが、新しい「eo光シンプルプラン」は、インターネットサービスのみに特化したプランとなっています。「eo光シンプルプラン」が提供しているプランの概要を教えてください。「eo光シンプルプラン」の設計は、顧客の負担をできるだけ軽減することに重点を置いています。「eo光シンプルプラン」は超高速10ギガ回線が最大一年間で500円/月と驚きの低価格を実現しています。2年目以降は5500円/月(既存プラン1ギガと同水準)となり、業界最安値クラスの低価格が続きます。さらに、初期費用に関しては原価を意識しながらも、他社との競争を考慮し設定しています。標準工事費は実質無料(平日のみ)を実現しました。※2年以内に解約された場合は、標準工事費の残債を一括でお支払いいただきます。他社からの乗り換えの際は他社違約金を合計最大60000円まで補填するサービスも提供しています。これにより、他社の契約に縛られている方でも、気軽に乗り換えを選べるようになっています。 また、一般的な光回線で見られる長期利用割引契約(2年や3年契約) はなく、最低利用期間・解約違約金も設定していません。お客さまに対してより柔軟で自由な選択肢を提供しているのです。この低価格を実現するための理由の一つは、申し込みをWeb限定にすることで、コストを抑えたことです。また、サポートはチャットやメールなど、オンラインで対応することで運営コストを削減し、よりシンプルで効率的なサービスを提供しています。 デジタル架け橋世代を取り込め! eoの新たな挑戦と戦略通信料金を抑えながら、サービスの品質を維持する秘訣は何ですか?インターネットが生活に不可欠なインフラとなった今、弊社が特に注力してきたのは、通信の品質、速度、安定性、適正な価格、そして信頼性の高いサポートです。RBB TODAYやオリコンなどの第三者評価機関からも、総合満足度、サポート、ネットの安定性において高い評価を得てきました。これらの通信品質は、弊社にとって絶対に譲れない基本的な価値であり、今後も維持し続けなければならないものになります。一方、新しい「eo光シンプルプラン」では、この基本的な品質を保ちながら、さらに踏み込んだ価値提供を目指しました。特に注目して頂きたいのが、コストパフォーマンスです。初年度は月額500円のキャンペーン価格で、2年目以降も5,500円と固定価格を実現しました。この価格帯を可能にしたのは、申し込みチャネルとサポート方法の徹底的な簡素化です。従来は、ウェブ、電話、量販店、訪問販売など多様だった申し込みチャネルを、ウェブのみに限定しています。さらに、サポートも、ウェブメールとチャットのみとし、コールセンターでの対応を最小限に抑えました。デジタルリテラシーが高く、自力で問題解決できる顧客層を想定し、サービスを設計しています。その結果、サービス原価を大幅に抑えながら、通信品質は妥協することなく、競争力のある価格を実現したのです。主な利用者層について、教えてください。eoのインターネットサービスは、ADSLから光回線に乗り換えた世代(X世代)がボリュームゾーンでした。しかし、事業の成長を考えると、「デジタル化が生活に深く根付いている世代(Y世代)以下」の獲得が極めて重要な戦略となっています。 デジタルネイティブではないものの、ソーシャルメディアやデジタル技術を日常的に活用する世代を重要なターゲットと位置づけています。新規の顧客を取り込むために注力しているポイントは何ですか?先述した通り、「eo光シンプルプラン」においては、競争力のあるプライシングが挙げられると考えます。1年目が月額ワンコイン(500円)で高速10Gが利用可能なこと、また2年目以降も競合他社と十分に競争できる最安水準に設定したことにより、新規申込の障壁を下げることができたのではないかと考えています。また、プロモーションで注力しているのは、デジタルに親和性の高いY世代を中心に、デジタルマーケティングを軸とした展開です。ソーシャルメディアなどが生活に深く根付いている世代を念頭に、そのようなメディアとの接点を重視しています。従来のマーケティング手法から脱却し、デジタルネイティブ世代の特性や行動様式に合わせた、柔軟なマーケティング戦略を目指しています。変化し続ける企業、変革の岐路ーブランドの未来を賭けて現状抱えている課題は何でしょうか?インターネットの固定通信市場は、NURO、楽天、NTTドコモ、ソフトバンクなど、様々なプレイヤーが存在しており、特に、NTTの回線を利用する光コラボ事業者の台頭が著しく、競争は激化の一途をたどっています。市場が飽和状態にある中、プレイヤーは増え続けており、プロダクト、価格、通信品質における差別化が極めて難しくなっているなかで、新たな戦略が求められています。最大の課題は、ブランディングの革新であると私は考えており、現状、弊社は中高年向けのイメージが強く、若い世代からは革新性に欠けると見られています。そのため、新しいプロダクトの投入や、常に時代にあわせて変化し続ける企業というメッセージを発信し続けることが、今後の成長を左右する重要なポイントだと考えています。ユーザーからの印象に残っているエピソードはありますか?「eo光シンプルプラン」は、2024年10月に開始されたばかりの新しいプランであることから、現在は、まだお客様の声を本格的に収集している段階にあります。初期の断片的な反応では、シンプルなプランであっても、これまでと変わらない高い通信品質がeoの強みであることが確認されつつあります。eo光が提供するのは価格以上の価値。お客様の生活に寄り添うインターネット通信サービスを目指して今後挑戦して行きたいことは何でしょうか?eoは、これまで5ギガや10ギガのサービスを関西で最初にリリースするなど、常に新しいことに挑戦し、先駆的な取り組みを続けてきました。トップシェアを獲得したポジションだからこそ、今後も成長を実現するためにイノベーションの重要性を強く認識しています。成熟した通信市場において、今後の成長にかかっているのは、常に変化し続ける顧客のニーズと生活スタイルへの柔軟な対応です。競合他社との競争は、単なる価格や技術の競争ではなく、いかに先進性と革新性を示し続けられるかが鍵になると私は考えます。eoの挑戦は、マーケットの変化を敏感に捉え、それに応じて自らも変革し続けることです。顧客の多様化する価値観に寄り添いながら、「成長し続けるブランドである」というメッセージを、具体的な製品やサービスを通じて発信し続けることが、今後の戦略の核心となります。これは単なる事業戦略ではなく、常に進化し、顧客とともに成長し続ける企業文化そのものを意味しています。変化を恐れず、市場のニーズに応え続ける姿勢が、eoの未来を切り開く原動力です。最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。お客様が最初に注目するのは、料金という価格の部分でしょう。競争力のある料金は確かに重要な訴求ポイントです。しかし、私たちの事業の根幹は単に安さを追求することではありません。低価格以上に、お客様の生活に寄り添い、真に価値のあるサービスを提供することに全力を注いでいます。世の中にある商品の中には、複雑な申し込み条件が組み込まれていて、結果的にユーザーファーストなプランになってない商品も存在します。一方、私たちのシンプルプランは、期間限定のキャンペーンや複雑な条件はなく、いつでも同じ安心の料金でお申し込みいただけます。私たちは、単なる通信事業者ではなく、お客様の生活をより豊かにするパートナーでありたいという気持ちから、価格の魅力と、お客様への真心のこもったサービス、この両軸で事業を展開しています。これらは自信を持っておすすめできる特徴です。関西でインターネット通信をお探しの方に、私たちは自信を持って言えます。eo光シンプルプランを選択していただければ、間違いなく満足いただけます。お客様に損をさせることは絶対にありません。インターネット選びにお悩みの方は、私たちのサービスをぜひご検討ください。 eo光 公式サイトはこちら eo光のシンプルプランの解説記事を読む