SPGアメックスの特典やメリット・デメリットを解説
SPGアメックスは、アメリカン・エキスプレス社が発行するクレジットカードです。
このカードは、海外や国内の対象ホテルでの宿泊優待がある点が特徴。また、40社以上の航空会社のマイル交換にも対応しておりますので、旅行好きの方には特に魅力的なクレジットカードです。
本記事では、「優待は多いけど、年会費に見合っているの?」、「実際の使い勝手は良いカードなの?」といった疑問をお持ちの方に、SPGアメックスについて基本的なスペックやメリット、デメリットを解説します。
また、お得なキャンペーン情報や気になる審査についても紹介しますので、SPGアメックスの申し込みを検討中の方や旅行好きでお得なクレジットカードが欲しい方などは、ぜひご確認ください。
SPGアメックスは2022年2月23日に新規申し込みを終了しました。SPGアメックス以外のおすすめクレジットカードについては、別記事をご確認ください。
「クレジットカードおすすめ人気ランキング!専門家監修で徹底比較」
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目次
SPGアメックスの基本スペックを紹介~無料宿泊などの特典が豊富
まずは、SPGアメックスの基本スペックを紹介します。SPGアメックス基本情報 | |
---|---|
券面画像 | |
国際ブランド | American Express |
カード年会費 | 34,100円(税込) |
家族カード年会費 | 17,050円(税込) |
ETCカード発行手数料 | 935円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0%~1.25% |
国内旅行損害保険 | 最大5,000万円(利用付帯) |
海外旅行損害保険 | 最大1億円 (自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円) |
付帯サービス・特典 | 旅行損害保険 /ショッピング保険 /航空便遅延補償 /高級ホテル会員特典 /高級ホテル無料宿泊特典 /対象のレストラン・バーの利用代金15%割引 /空港ラウンジ優待 など |
※上記クレジットカード情報は2024年12月の情報です。
SPGアメックスは年会費が34,100円(税込)と少し高めの設定のクレジットカードですが、年会費以上の豊富な特典を受けることができます。
特に旅行関係の特典が手厚く、「Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員資格」、「高級ホテル無料宿泊特典」や「空港ラウンジ優待」などがあります。
次の章では、各特典の内容について解説します。
還元率以上にお得?SPGアメックスのお得な特典5選
SPGアメックスは年会費が34,100円(税込)と少し割高な一方で、基本のポイント還元率が1.0%(マイル換算)と特筆すべき数字ではありません。しかし、この年会費を遥かに上回るお得な特典が用意されていることがSPGアメックスのメリット。特典の内容について見ていきましょう。
SPGアメックスのメリット
- 1年に1度高級ホテルに無料で宿泊できる
- Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格が手に入る
- 旅行関連の特典が豊富
- Marriott Bonvoyのレストランやバーで15%の割引
- ポイントは多くの航空会社マイルに交換できる
豪華高級ホテルの無料宿泊特典が人気
SPGアメックスの特典の中で評判が良いのが、「高級ホテルの無料宿泊特典」。多くのMarriott Bonvoy参加ホテルに毎年1泊2名まで無料で宿泊することが可能です。シーズンにより特典を利用できるホテルは変わりますが、以下で無料宿泊が可能なホテルの例を紹介します。
<国内>
- リッツ・カールトン日光
- リッツ・カールトン大阪
- メズム東京
- ウェスティンルスツ&リゾート
- シェラトン・グランデ・トーキョーベイ
- セントレジデンス大阪
- シェラトン沖縄サンマリーナ
など
<海外>
- ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキビーチ(ハワイ)
- ローマ・マリオット・グランドホテル・フローラ(イタリア)
- パリ・マリオット・シャンゼリゼ・ホテル(フランス)
- ルメリディアン台北(台湾)
など
利用可能なホテルの中には高級ホテルも多く、例えばリッツ・カールトン日光であれば、1泊10万することも多いですので、「100,000円(高級ホテル1泊)÷34,100円(年会費)≒2.93年」と1泊無料宿泊を利用しただけで、約3年分の年会費分の特典を受ける計算になります。
高級ホテルやリゾートホテルを利用する機会が多い方には、SPGアメックスはおすすめのクレジットカード。口コミでも豪華ホテルに無料で宿泊できることに満足との声が多く見られました。
MarriottBonvoyのゴールドエリート会員と5泊分の実績が付いてくる
続いて紹介するSPGアメックスの特典は、「MarriottBonvoyのゴールドエリート会員と5泊分の実績が付いてくる」こと。MarriottBonvoyとは、マリオットホテル、リッツカールトン、SPG各グループ共通のポイントプログラムのことで、貯まったポイントはホテルで利用したり40以上の航空会社のマイルへの交換も可能です。
SPGアメックスを保有していると、そんなMarriottBonvoyのゴールドエリート会員のステータスが手に入ります。ゴールドエリート会員の特典は、客室のアップグレードや完全予約保証、25%のポイントアップ、レイトチェックアウトなどが挙げられます。
通常、ゴールドエリート会員のステータスは、MarriottBonvoy会員ホテルに年間25泊以上宿泊しないと手に入りません。そのことを考慮すると、特典の素晴らしさがわかります。
また、5泊分の実績も併せて付いてきます。MarriottBonvoyにはさらに上位のプラチナエリート会員のステータスも存在し、こちらのステータスを手に入れるには、通常年間50泊以上の宿泊が必要となります。
しかし、SPGアメックスを保有していれば5泊分カウントされますので、残り45泊でプラチナエリート会員に昇格できます。
SPGアメックスは、MarriottBonvoy会員ホテルに頻繁に宿泊される方には必須のクレジットカードと言えるでしょう。
旅行好きに手厚い、国内外の旅行保険も充実している
SPGアメックスは付帯の旅行保険も充実しているため、旅行好きの方にうれしいクレジットカードと言えるでしょう。旅行保険の具体的な内容は以下の通りです。海外旅行損害保険 | 国内旅行損害保険(自動付帯】 | ||
---|---|---|---|
自動付帯の場合 | 利用付帯の場合 | ||
傷害死亡・傷害後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 | 最高300万円 | なし |
疾病治療費用 | 最高200万円 | 最高300万円 | なし |
賠償責任 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 | なし |
携行品損害 | 最高50万円 | 最高50万円 | なし |
救援者費用 | 最高300万円 | 最高400万円 | なし |
海外旅行保険については、クレジットカードで旅行代金を支払っていない場合でも保険が適用される「自動付帯」でもかなり補償を受けることができます。
また、上記以外にもショッピング保険や航空便遅延補償も付帯しておりますので、海外旅行が趣味の方にとっても便利に利用できる保険内容が魅力です。
国内外29か所の空港ラウンジも無料で利用できる
続いて紹介するSPGアメックスの特典は「空港ラウンジ優待」。SPGアメックス会員は、国内外の主要空港29か所のラウンジを無料で利用でき、会員本人のほか、同伴者1名まで一緒にラウンジを利用できます。実際に、2人までラウンジを利用でき、満足との口コミも見られました。飛行機利用の多い方必見!マイル交換にボーナスがつく
SPGアメックスのポイントはMarriottBonvoyポイントとして貯まっていきますが、MarriottBonvoyポイントは数多くの航空会社のマイルに交換できます。交換レートは日本のANAとJALを含むほとんどの航空会社が3:1(3ポイント→1マイル)のレートに設定されています。このマイル交換の際、SPGアメックス会員であればボーナスマイルが付与される特典があります。
ボーナスマイル | 60,000ポイントをマイルに交換する毎に5,000マイルのボーナス付与 |
---|---|
条件 | 1回の交換で60,000ポイント以上 |
対象 | 全ての航空会社 |
通常のマイル交換ですと60,000ポイントは20,000マイルになりますが、SPGアメックスではプラスで5,000マイルが付与されます。
通常の方法で5,000マイルを貯めるには、「5,000マイル=15,000ポイント=1,500,000円利用(ポイント還元率1.0%で計算)」が必要になりますので、このボーナスマイルは非常にお得な特典ですね。
旅行好きの「マイラー」には最高のクレジットカードです。マイルを貯めるためにSPGアメックスを保有しているというマイラーの口コミも目立ちました。
その他の特典も多数!対象レストラン&バーの割引など
SPGアメックスにはここまで紹介した特典のほかにも多くの特典があります。対象のレストランやバーで15%の割引を受けられる特典や、空港から自宅までのスーツケース無料宅配、希少なワインを購入できる「ゴールド・ワインクラブ」など、豊富なラインナップです。SPGアメックスの特典についての紹介は以上の通りで、年会費を上回る数々の特典がSPGアメックスの評判が良い理由です。
続いて次の章では、SPGアメックスのデメリットについても解説します。
デメリットもある?SPGアメックスの注意点は4つ
SPGアメックスのデメリットについて確認します。年会費が高額で家族カードに特典がないのはデメリット
SPGアメックスのデメリットの1つが、年会費が34,100円(税込)と高額な点。毎年1度の無料宿泊の特典はあるものの、仕事や子育てが忙しく旅行に行けない方もいると思います。そのため、無料宿泊の特典を利用できない場合には年会費がネックとなる可能性も。X(旧Twitter)で見つけた口コミでも年会費が高いとの声がありました。
また、SPGアメックスの家族カードには特典がありません。家族カードも年会費17,050円(税込)がかかり、特典を受けることができないのは残念なポイントです。SPGアメックスの場合、家族カードの発行はあまりおすすめできず、家族カードの年会費が高いとの口コミも見られました。
ポイント対象外もある?税金、公共料金のポイント半減などのデメリット
SPGアメックスのデメリットとして2つ目に挙げられるのが、税金や公共料金での利用の場合に取得ポイントが半減してしまうことです。SPGアメックスは基本的には100円の利用で3ポイント還元されます。しかし、税金や公共料金の支払いでは付与されるポイントは半分となります。また、NHKやモバイルSuica、電子マネーへのチャージなどはポイント付与の対象外となっていますのでご注意ください。
税金や公共料金の支払いでSPGアメックスを利用することは効率的ではない可能性があります。口コミでも税金の時も3%ポイントが欲しいという声が見られました。
ただし、電気代だけはポイントが半減しない方法があります。電力会社のうち、ポイントが半減するのは東京電力などのあくまで「大手」の電力会社です。
「新電力会社」に電力契約を切り替えれば、電気代でポイントが半減する事態を避けることができます。主な新電力会社は、楽天でんき、九電みらいエナジー、ENEOSでんきなどが挙げられますので、ぜひこの方法をお試しください。
スイートルームへのグレードアップはプラチナエリートから
SPGアメックスのメリットとして、MarriottBonvoyのゴールドエリート会員のステータスが手に入ると紹介しました。ゴールドエリート会員には客室のアップグレードという特典がありますが、スイートルームまでグレードアップすることはほとんど不可能です。スイートルームに宿泊されたい方は、プラチナエリート会員への昇格が必要な点にご注意ください。
PayPayなど、QR決済サービスと連携できないものがある
SPGアメックスはPayPayに登録ができませんので、チャージやクレジットカード払いを利用することは不可能です。PayPayに限らず、QR決済サービスとは連携ができないケースが多いようです。SPGアメックスのデメリット紹介は以上です。ここまで紹介した特典やデメリットの内容を踏まえ、次章ではどのような方にSPGアメックスがおすすめかを解説します。
SPGアメックスカードはどんな人におすすめ?
この章では、「SPGアメックスはどのような方におすすめなのか」を解説します。マリオットグループ、高級ホテルをよく使う人には評判が良い
SPGアメックスは高級ホテルをよく利用する方からの評判が良いです。SPGアメックスはMarriottBonvoyポイントが25%ポイントアップしたり、実績が5泊付与されたりといった特典があります。MarriottBonvoy会員ホテルに宿泊時のポイント還元率が良いといった評判や、MarriottBonvoyのプラチナエリート会員ステータスを狙うためにSPGアメックスを保有するという評判が目立ちました。
MarriottBonvoy会員ホテルに定期的に宿泊される方は、宿泊でポイントを効率よく貯めながら付帯サービスを満喫することができる上、会員ステータスの昇格も狙えるという一石三鳥のクレジットカードと言えます。
以上より、SPGアメックスは「マリオットグループなどのMarriottBonvoy会員ホテルによく宿泊される方」におすすめのクレジットカードです。
食事、宿泊でポイントを貯めたい人にもおすすめ
SPGアメックスはMarriottBonvoy会員ホテルの宿泊だけでなく、ホテル内のレストランやバーでの食事もポイントアップの特典を受けることができます。また、食事代金から15%の割引を受けることができ、これらの特典は宿泊せずに食事だけでも利用が可能です。
仕事などでMarriottBonvoy会員ホテルのレストランを頻繁に利用する方にもメリットのある特典ですね。X(旧Twitter)の口コミでもポイントアップと食事割引に対して満足されている方が見られました。
SPGアメックスは「MarriottBonvoy会員ホテルでの食事や宿泊でポイントを貯めたい方」におすすめのクレジットカードです。
年1回の豪華ホテルの無料宿泊を楽しみつつ、カードのお得感がほしい方
SPGアメックスは年会費が34,100円(税込)と比較的高額ですが、年1度豪華ホテルに無料で宿泊できる特典があります。前述もしておりますが、1泊10万円程度のホテルに無料で宿泊すれば、約3年分の年会費をペイできる計算になります。
マイル換算で実質のポイント還元率が1.25%(1%+ボーナスマイル0.25%)である点や、付帯の保険が充実している点、その他の特典も豊富な点を考慮すると、SPGアメックスはゴールドカード級の特典のあるカードに年に1度豪華ホテルの無料宿泊が付与されるクレジットカードと言えるでしょう。
SPGアメックスは「年1回の豪華ホテルへの無料宿泊を楽しんだ上で、お得なクレジットカードを保有したい方」におすすめのクレジットカードです。
以上、SPGアメックスはどんな方におすすめのクレジットカードかを解説しました。続いて、他のクレジットカードとSPGアメックスのスペックを比較します。
【他社比較】SPGアメックスと他カードを比較すると何が違う?
この章ではSPGアメックスと他の4つのクレジットカードを比較し、特徴を紹介します。同じアメックスと比較!アメックスゴールドとの違いは?
まずは、SPGアメックスと同じアメリカン・エキスプレス社発行のアメックスゴールドを比較します。SPGアメックスとアメックスゴールドの基本情報をまとめた表をご覧ください。SPGアメックス・アメックスゴールド比較表 | ||
---|---|---|
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
券面画像 | ||
国際ブランド | American Express | American Express |
カード年会費 | 34,100円(税込) | 31,900円(税込) |
家族カード年会費 | 17,050円(税込) | 1枚目…無料 2枚目以降…13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0%~1.25% | 0.5% |
国内旅行損害保険 | 最大5,000万円(利用付帯) | 最大5,000万円(利用付帯) |
海外旅行損害保険 | 最大1億円 (自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円) |
最大1億円 (自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円) |
付帯サービス・特典 | 旅行損害保険 /ショッピング保険 /航空便遅延補償 /高級ホテル会員特典 /高級ホテル無料宿泊特典 /対象のレストラン・バーの利用代金15%割引 /空港ラウンジ優待 など | 航空便遅延補償 /スマートフォン保険 /ショッピング保険 /空港ラウンジ優待 /ゴールド・ダイニング /ホテル宿泊割引 など |
※出典:アメックスゴールド公式サイト
※上記クレジットカード情報は2024年12月の情報です。
SPGアメックスとアメックスゴールドを比較した際、異なる点としてまず第一に挙げられるのが年会費です。
アメックスゴールドは31,900円(税込)とSPGアメックスより若干割安の設定です。また、家族カードの年会費もSPGアメックスの17,050円(税込)に対し、アメックスゴールドは1枚目が無料。
ポイント還元率については、マイル換算で1.0~1.25%のSPGアメックスのほうが優れています。なお、アメックスゴールドは基本ポイント還元率は0.5%ですが、ポイントアップサービスであるメンバーシップリワードプラス(年会費3,300円)に加入すると還元率は1.0%になります。
特典を比較すると、SPGアメックスの豪華ホテル無料宿泊のインパクトには劣ります。しかし、アメックスゴールドはグルメ系の優待やスマートフォン保険などアメックスならではの豊富な特典を受けることができます。
また、アメックスゴールドはプロパーカードですので、利用額が増えてくればプラチナカードの招待が来る可能性もあるハイステータスなカードです。
「旅行好きな方」や「高級ホテルに宿泊される方」にはSPGアメックス、「家族カードを利用したい方」や「日常生活でもクレジットカードをよく利用される方」、「ハイステータスなカードを保有したい方」にはアメックスゴールドがおすすめです。
同じホテル系列のアメックスと比較!ヒルトンオーナーズアメックスとの違いは?
続いて比較するのが、アメックスのホテル系列のカードでヒルトンオーナーズアメックスです。SPGアメックス・ヒルトンオーナーズアメックス比較表 | ||
---|---|---|
SPGアメックス | ヒルトンオーナーズアメックス | |
券面画像 | ||
国際ブランド | American Express | American Express |
カード年会費 | 34,100円(税込) | 16,500円(税込) |
家族カード年会費 | 17,050円(税込) | 1枚目…無料 2枚目以降…6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0%~1.25% | 0.2~0.75%(マイル換算) |
国内旅行損害保険 | 最大5,000万円(利用付帯) | 最大2,000万円(利用付帯) |
海外旅行損害保険 | 最大1億円 (自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円) |
最大3,000万円(利用付帯) |
付帯サービス・特典 | 旅行損害保険 /ショッピング保険 /航空便遅延補償 /高級ホテル会員特典 /高級ホテル無料宿泊特典 /対象のレストラン・バーの利用代金15%割引 /空港ラウンジ優待 など | 旅行損害保険 /航空便遅延補償 /高級ホテル会員特典 /高級ホテル無料宿泊特典 /空港ラウンジ優待 など |
※出典:ヒルトンオーナーズアメックス公式サイト
※上記クレジットカード情報は2024年12月の情報です。
SPGアメックスではMarriottBonvoyが貯まるのに対し、ヒルトンオーナーズアメックスではヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントが貯まります。
年会費や家族カードの年会費はヒルトンオーナーズアメックスが安いです。また、年間利用額が150万円以上という条件こそ付きますが、ヒルトン系列ホテルの無料宿泊特典も付帯しています。
ヒルトン系列のゴールド会員ステータスも特典として付き、ヒルトンオーナーズアメックスは、ヒルトン系列のホテルを利用される方にはかなりお得なクレジットカードと言えます。
一方、ヒルトンオーナーズアメックスのポイント還元率は0.2%と低い水準で、特典も日常生活やショッピングなどの優待はほとんど付帯していません。SPGアメックスに付帯する手厚い保険の内容や旅行関連の優待でも劣ります。
ヒルトンオーナーズアメックスは「ヒルトン系列のホテルやレストランをよく利用される方」や、「安い年会費で、無料宿泊特典のあるクレジットカードを保有したい方」におすすめのクレジットカードです。
その他の特徴があるアメックスと比較!デルタスカイマイルアメックスと比較
続いては、デルタスカイマイルアメックスとの比較です。SPGアメックス・デルタスカイマイルアメックス比較表 | ||
---|---|---|
SPGアメックス | デルタスカイマイルアメックス | |
券面画像 | ||
国際ブランド | American Express | American Express |
カード年会費 | 34,100円(税込) | 13,200円(税込) |
家族カード年会費 | 17,050円(税込) | 1枚目…無料 2枚目以降…6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0%~1.25% | 1.0%~1.5% |
国内旅行損害保険 | 最大5,000万円(利用付帯) | 最大5,000万円(利用付帯) |
海外旅行損害保険 | 最大1億円 (自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円) |
最大5,000万円(利用付帯) |
付帯サービス・特典 | 旅行損害保険 /ショッピング保険 /航空便遅延補償 /高級ホテル会員特典 /高級ホテル無料宿泊特典 /対象のレストラン・バーの利用代金15%割引 /空港ラウンジ優待 など | 旅行損害保険 /ショッピング保険 /デルタ航空上級ステータス /空港ラウンジ優待 など |
※出典:デルタスカイマイルアメックス公式サイト
※上記クレジットカード情報は2024年12月の情報です。
デルタスカイマイルアメックスはアメリカの大手航空会社「デルタ航空」に関する特典の多いカードです。
デルタ航空のマイルプログラムである「スカイマイル」のシルバーメダリオンスカイチームエリートという上級資格が付与されたり、ボーナスマイルの付与が主な特典です。
デルタスカイマイルアメックスの年会費や家族カードの年会費はSPGアメックスと比較すると安いですが、付帯保険の内容や特典の豊富さなどはかなり劣ります。
結論として、デルタスカイマイルアメックスは「デルタ航空をよく利用される方」に特におすすめのクレジットカード。また、デルタ航空はスカイマークと提携しており、「スカイマークをよく利用される方」にもおすすめです。
他社ブランドと比較!三井住友カード プラチナとの違いは?
最後にSPGアメックスと比較するクレジットカードは、三井住友カード プラチナです。SPGアメックス・三井住友カード プラチナ比較表 | ||
---|---|---|
SPGアメックス | 三井住友カード プラチナ | |
券面画像 | ||
国際ブランド | American Express | Visa/Mastercard® |
カード年会費 | 34,100円(税込) | 55,000円(税込) |
家族カード年会費 | 17,050円(税込) | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0%~1.25% | 0.5%~7%(※) |
国内旅行損害保険 | 最大5,000万円(利用付帯) | 最大1億円(自動付帯) |
海外旅行損害保険 | 最大1億円 (自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円) |
最大1億円(自動付帯) |
付帯サービス・特典 | 旅行損害保険 /ショッピング保険 /航空便遅延補償 /高級ホテル会員特典 /高級ホテル無料宿泊特典 /対象のレストラン・バーの利用代金15%割引 /空港ラウンジ優待 など | 航空便遅延補償 /ショッピング保険 /空港ラウンジ優待 /グルメ優待 /トラベル優待 など |
※出典:三井住友カード プラチナ公式サイト
※上記クレジットカード情報は2024年12月の情報です。
- ※対象のコンビニ・飲食店でポイント最大7%還元の際の注意点
-
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済利用時
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
三井住友カード プラチナはプラチナカードであるため、SPGアメックスの年会費よりもさらに高い55,000円(税込)です。しかし、自動付帯で旅行保険が最大1億円まで補償されるなど、手厚い付帯サービスと特典を受けることができます。
豊富な特典の中には、ユニバーサルスタジオジャパンでのエクスプレスパスや高級レストランの料理が1名分無料になるグルメ優待、24時間年中無休でホテルの予約代行などを行ってくれるコンシェルジュサービスなど幅広いサービスがあります。
三井住友カード プラチナは「プラチナカードならでは豊富な特典を利用したい方」、「レジャー、イベント好きの方」などにおすすめのクレジットカードです。
SPGアメックスと他のクレジットカードの比較は以上です。それぞれ特徴が異なり、自分に合ったクレジットカードに申し込みましょう。
審査は大丈夫?申し込み方法と注意点のまとめ
次に、SPGアメックスの審査や申し込み方法、注意点についてまとめて解説します。手順を紹介!キャンペーンを使ったお得な申し込み
まず、SPGアメックスの入会申し込みに必要なものと申し込み手順を紹介します。申し込みに必要な書類や情報
- 免許証などの本人確認書類
- 電話番号や住所などの個人情報
- 勤務先情報
- 年収に関する情報
申し込み手順
- 1.マリオットの公式ホームページよりMarriott Bonvoyに入会する。会員番号が発行される。
- 2.アメックスの公式ホームページよりSPGアメックスの入会手続きを行う。個人情報などを入力する。
- 3.Marriott Bonvoyの会員番号を入力する箇所があるので、先ほど発行した会員番号を入力する。
- 4.その後も画面に従って収入などの情報を入力。最後のページの「同意して申し込む」ボタンを押すと申し込み手続きが完了。
この手順で申し込みを行えば、自動的に入会キャンペーンが適用されます。審査期間は約10日間とされていますが、もう少し早く審査結果が出るケースもあるようです。
審査が厳しいって本当?
続いては、SPGアメックスの審査についてです。SPGアメックスは「20歳以上」、「安定した収入がある」、「現住所が日本国内」の3点を審査基準で公表しております。SPGアメックスの審査難易度については公表されていませんが、これらの基準を満たすことで審査を通過する確率が高くなります。
基準にある「安定した収入」については具体的な金額は公表されていませんが、口コミを確認すると高収入でない会社員の方や学生でもSPGアメックスの審査を通過したとの評判も見られました。
これはSPGアメックスに限った話ではありませんが、クレジットカードの審査の際は申し込みされる方のこれまでの信用情報にマイナスポイントが存在すると、通過の難易度が上がる傾向にあります。その点はご注意ください。
まとめ
本記事ではSPGアメックスについて、ポイント還元率などの基本スペックや特典、デメリットなどを口コミを交えながら解説いたしました。最後にここまでの内容の振り返りとして、SPGアメックスの特徴をまとめます。
SPGアメックスの特徴
- 1年に1度高級ホテルに無料で宿泊できる
- Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格が手に入る
- 旅行関連の特典が豊富
- Marriott Bonvoyのレストランやバーで15%の割引
- ポイントは多くの航空会社マイルに交換できる
SPGアメックスの大きな特徴は、Marriott Bonvoyに加盟する高級ホテルに年に1度無料で宿泊できる点です。この特典を利用だけで年会費以上のメリットが見込めます。
また、Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格が手に入るため、Marriott Bonvoy会員ホテル利用時にはポイントアップや客室のアップグレードなど多くの特典サービスを利用可能です。
それだけでなく、SPGアメックス会員はMarriott Bonvoyのレストランやバーでの飲食代も15%の割引を受けることができるのもお得なポイントです。
SPGアメックスはMarriott Bonvoyのポイントが貯まり、40以上航空会社のマイルに交換が可能です。一部の航空会社を除いて、基本的には3ポイントで1マイルに交換できますが、まとめて60,000ポイントを交換すると5,000ボーナスマイルが追加で付与されます。
このボーナスマイルを考慮すると、SPGアメックスのポイント還元率は1.25%になりますので高水準と言えます。
SPGアメックスは付帯保険や空港ラウンジ優待、手荷物配送サービスなど旅行に関する特典が多いのも特徴的です。
これらの特徴を踏まえると、SPGアメックスは以下のような方々におすすめできるクレジットカードです。
- マリオットグループなどのMarriottBonvoy会員ホテルによく宿泊される方
- MarriottBonvoy会員ホテルでの食事や宿泊でポイントを貯めたい方
- 年1回の豪華ホテルへの無料宿泊を楽しんだ上で、お得なクレジットカードを保有したい方
SPGアメックスについてよくある質問
ここからは、SPGアメックスにについてよくある質問を紹介します。SPGアメックスの無料宿泊特典を利用した場合、食事もついてきますか?
SPGアメックスの無料宿泊特典を利用した場合、食事はつきません。そのため、食事代については別途料金を払う必要があります。SPGアメックスで貯まるMarriott Bonvoyポイントに有効期限はありますか?
SPGアメックスで貯まるMarriott Bonvoyポイントには、有効期限があります。ただし、最後にMarriott Bonvoyポイントを獲得した日から2年間の有効期限となりますので、SPGアメックスを使い続けていれば、有効期限は実質無期限となります。SPGアメックスを解約した場合、Marriott Bonvoyポイントの扱いはどうなりますか?
SPGアメックスを解約した場合、保有しているMarriott Bonvoyポイントは無効となります。そのため、ポイントがある状態での解約は損をすることになります。もし解約する場合は、ポイントを使い切った後での解約をおすすめします。Marriott Bonvoyゴールドエリート会員とは?会員になるとどんなメリットがありますか?
Marriott Bonvoyとは、有名ホテルグループであるマリオットインターナショナルのポイントプログラムのことです。会員になるとMarriott Bonvoy参加ホテルやレストランでさまざまな特典が受けることができます。SPGアメックス会員に付与されるゴールドエリート会員は、Marriott Bonvoy参加ホテルに通常だと25泊しないと手に入らない資格です。
ゴールドエリート会員には様々な特典があり、完全予約保証、25%ポイントアップ、客室アップグレードなどが可能となります。
Marriott Bonvoyゴールドエリート会員は、毎回客室のアップグレードができますか?
Marriott Bonvoyゴールドエリート会員は、大抵の場合はアップグレードしてもらえますが、混雑期などではアップグレードができないケースもあります。また、スイートルームへのアップグレートは難しいようです。
当ページ利用上のご注意
- 当ページで掲載している情報は、各金融機関の公表している情報を元に作成しておりますが、情報の更新等により閲覧時点で最新情報と異なる場合があり、正確性を保証するものではありません。各種商品に関する最新の情報やキャンペーンについての詳細は公式サイトをご確認ください。
- 当ページで掲載しているポイント還元率は、公表されている公式サイトの情報を元に独自に算出したものとなっています。より正確な情報は各カード会社のホームページをご確認ください。