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2024年5月最新!新NISAおすすめのネット証券会社を比較!成長投資枠と積立投資枠の違いも解説


保有している資産で得た利益が非課税になるNISA。2024年から制度が刷新され、旧制度よりも使いやすくなったと口コミで評判です。

ただ、NISA口座で保有できる商品や手数料は、証券会社によって異なります

そのため、この記事では、主要ネット証券会社のNISAを徹底比較し特におすすめのネット証券会社7社を紹介します

記事後半では、NISA口座を開設する証券会社の選び方や投資信託の成長投資枠・つみたて投資枠の人気銘柄ランキングもまとめています。

結論:NISAおすすめ証券会社は楽天証券!
楽天証券のNISA口座500万突破(2023年11月)
NISAでの日本株・米国株・投信の取引手数料がすべて無料

楽天カードを使ったクレカ積立では、楽天キャッシュにチャージした分も含めて月に20万円投資でき、最大1%の楽天ポイントが還元されます

また、楽天証券オリジナルファンドなら、信託報酬を抑えつつ運用中に楽天ポイントが貯められます

詳細解説はこちら
※1:日本証券業協会「NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果(全証券会社)」(2023年6月末時点)および各社ホームページ上での開示情報により、楽天証券にて集計
2024年5月確認


小関 拓弥
著者
小関 拓弥
株式会社EXIDEA
WEBディレクター

保有資格:日本証券業協会 一種外務員

早稲田大学商学部卒業後、SMBC日興証券に入社。現在は、前職での金融知識活かし金融ジャンルを担当する。

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

Contents

NISAでおすすめのネット証券会社

NISAでおすすめのネット証券会社
さっそく、NISA(新しいNISA)でおすすめのネット証券会社を紹介します。

主要ネット証券会社でNISAのサービス内容を比較した結果、特におすすめできるのは以下の7社です。

NISAおすすめネット証券会社

※タップすると詳細解説へ移動できます

NISAおすすめネット証券会社
  • 楽天証券
  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券
  • PayPay証券
  • 大和コネクト証券

各社のおすすめポイントはこちら
  • 楽天証券
  • 楽天カードを使った投信積立では、楽天キャッシュを活用することで最大20万円投資できる。また、楽天証券オリジナルファンドなら、運用中でも楽天ポイントが獲得可能

  • SBI証券
  • NISAの日本株・米国株・投信の取引手数料がすべて無料。投信では複数のポイント・マイルからお好きなサービスが貯められ、特にクレカ積立なら三井住友カードで最大5%還元される

  • マネックス証券
  • マネックスカードを使ったクレカ積立は常時1.1%還元で、同ランクのクレジットカードのなかでは最大となる。外国株では、米国株だけでなく中国株の取引手数料も無料

  • 松井証券
  • 投信での保有中のポイント還元率が年率最大1%還元される。また、助言型ロボアドバイザー「投信工房」もNISAに対応しており、事前に決めたポートフォリオを維持しながら自動積立投資が利用できる

  • auカブコム証券
  • auのスマートフォンを持っていれば、投信のクレカ積立が最大3%還元。またNISA口座を保有していれば、通常口座での日本株(現物・信用)の取引手数料が最大5%割引される。

  • PayPay証券
  • PayPayアプリの投資サービス「PayPay資産運用」で投信を買付すれば、買付金額に応じて最大0.7%のポイント還元。日本株・米国株は最低1,000円からお好きな金額で取引できる

  • 大和コネクト証券
  • 日本株(単元未満)・米国株・投信を購入すると、dポイント・Pontaポイントが貯められて使うことも可能。セゾンカードを使ったクレカ積立で、最大1%のポイントが貯まる。

NISAにおすすめのネット証券会社には、それぞれ異なるおすすめポイントがありますので、1社ずつ詳しく見ていきましょう。

楽天証券:楽天カードと楽天キャッシュで最大20万円積立できる

楽天証券ロゴ画像
手数料
国内株 米国株 海外ETF 投資信託
無料 無料 無料 無料
投資信託詳細
成長投資枠 つみたて
投資枠
ポイント
還元
(年率)
クレカ積立
2,482 206 最大0.028% 最大1.0%
2024年5月作成

楽天証券おすすめポイント
  • 楽天キャッシュを利用すれば楽天カードで毎月10万円積立投資できる
  • 楽天カードのクレカ積立で楽天ポイントが最大1.0%還元
  • 日本株・米国株・投信の取引手数料は無料

NISAで最もおすすめなネット証券会社は、楽天証券です。楽天証券は総合証券口座が1,000万口座(※1)、旧つみたてNISA口座数が500万人(※2)を突破し、国内で多くの人気を集めています。

楽天証券でNISA口座を開設すると、日本株・米国株・投資信託の取引手数料が無料になります。毎回の取引で発生する手数料を気にせず、NISA口座で投資をすることが可能です。

特に投信は、楽天カードと楽天キャッシュの積立投資にも対応しています。積立額に対して楽天カードなら最大1%楽天キャッシュは0.5%(楽天カードでのチャージ額)の楽天ポイントが獲得可能です。

一部のネット証券会社もクレカ積立に対応していますが、キャッシュレス決済での投資は1種類につき、月間10万円までと定められています。

一方、楽天証券なら楽天カードと楽天キャッシュが利用できるので、月に最大20万円もキャッシュレス決済で投信積立が可能です。NISA口座の積立投資枠は月に10万円まで使えるので、通常口座でも投資信託の積立投資をしたい場合でも楽天ポイントが貯められます。

投資信託の積立投資を始めたい方は、ポイント付与数を増やせる楽天証券を選ぶのがおすすめです。

投信積立におすすめ! 楽天証券の公式サイトはこちら

※1:楽天グループ株式会社「国内(証券単体)最多!楽天証券、証券総合口座数1,000万口座達成のお知らせ
※2:PR TIMES「業界最多!NISA(一般・つみたて・ジュニア)口座数、500万口座達成のお知らせ


SBI証券:複数のポイント・クレジットカードに対応

SBI証券ロゴ画像
手数料
国内株 米国株 海外ETF 投資信託
無料 無料 無料 無料
投資信託詳細
成長投資枠 つみたて
投資枠
ポイント
還元
(年率)
クレカ積立
1,146 211 最大0.25% 最大5.0%
2024年5月作成

SBI証券おすすめポイント
  • 複数のポイント・マイルサービスからお好きなサービスを選べる
  • クレカ積立も複数のカード会社が対応し、三井住友カードなら最大5.0%還元
  • 日本株・米国株・投信の取引手数料は無料

SBI証券は、グループ全体での口座数1,100万を突破したネット証券会社です。(※1)SBI証券でNISA口座を開設すると、日本株・米国株・投資信託の取引手数料が無料になります。

SBI証券の強みは、複数のポイント・マイルサービスに対応していること。口座開設後に貯めたいポイント・マイルを選べば、対象の取引で貯めることが可能です。

SBI証券に対応したポイント・マイルサービス
  • Vポイント
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • PayPayポイント
  • JALマイル

特に、対象の投信をSBI証券のNISA口座で運用すれば、月間の平均保有額に応じて年率最大0.25%のポイント・マイルが貯められます

月間平均保有額に対するポイント還元率
1,000万円未満 1,000万円以上
通常銘柄 年率0.1% 年率0.2%
SBIプレミアム
チョイス
年率0.15% 年率0.25%
その他指定銘柄 銘柄ごとにSBI証券が指定
※JALマイルは記載した付与率の半分が付与されます。

さらに、SBI証券はクレカ積立でも複数のクレジットカード会社と提携しており、積立額に対して各クレジットカードで付与されるポイントが貯められます。

SBI証券のクレカ積立で利用できるクレジットカード
  • 三井住友カード:最大5.0%
  • オリコカード:0.5%
  • アプラスカード:最大1.0%
  • 東急カード:最大3.0%
  • 高島屋カード:最大0.5%
  • 大丸松坂屋カード:最大0.5%
  • UCSカード:0.5%

特に三井住友カードで貯まるVポイントは、さきほど解説したようにSBI証券のポイントサービスに対応しています。そのため、三井住友カードをお持ちの方は、SBI証券でNISA口座を開設するのがおすすめです。

お好きなポイントが貯められる! SBI証券の公式サイトはこちら

※1:SBIホールディングス「国内初となる証券総合口座1,100万口座達成のお知らせ


マネックス証券:クレカ積立のポイント還元率が1.1%

マネックス証券ロゴ画像
手数料
国内株 米国株 海外ETF 投資信託
無料 無料 無料 無料
投資信託詳細
成長投資枠 つみたて
投資枠
ポイント
還元
(年率)
クレカ積立
1,717 203 最大0.08% 最大1.1%
2024年5月作成

マネックス証券おすすめポイント
  • 中国株の取引手数料が無料
  • 2024年9月30日までマネックスカードの投信クレカ積立の還元率が2.2%!
  • 日本株・米国株・投信の取引手数料は無料

マネックスのNISA口座は日本株・米国株・投資信託にくわえて、中国株の取引手数料も無料です。楽天証券とSBI証券もNISA口座で中国株が取引できますが、取引手数料が発生します。

そのため、NISA口座で中国株も取引したい方は、マネックス証券でNISA口座を開設するのがおすすめです。

また、マネックス証券もマネックスカードを使ったクレカ積立に対応していますが、同じランク帯のクレジットカードのなかで付与率が最も高くなっています

同ランク帯でのクレカ積立ポイント還元率比較
カード名 年会費(税込) 付与率
マネックス証券 マネックスカード 初年度:無料
次年度以降:550円
※1回以上決済で次年度無料
1.1%
楽天証券 楽天カード 永年無料 0.5%
SBI証券 三井住友カード(NL) 永年無料 0.5%
auカブコム証券 au PAY カード 初年度:無料
次年度以降:1,375円
※au携帯の契約で永年無料
※1回以上の決済で次年度無料
1.0%
PayPay証券 PayPayカード 永年無料 0.7%
大和コネクト証券 SAISON CARD Digital 永年無料 最大0.5%
※当記事で紹介しているネット証券会社から抜粋しています。

さらに、2024年9月30日までの積立に対しては、付与率が2.2%にアップするキャンペーンを実施中!NISAのクレカ積立で効率よくポイントを貯めたい方は、マネックス証券でNISA口座を開設するのがおすすめです。

9月30日までクレカ積立付与率が2.2%! マネックス証券の公式サイトはこちら

松井証券:NISA口座で助言型ロボアドバイザーが使える

松井証券ロゴ画像
手数料
国内株 米国株 海外ETF 投資信託
無料 無料 無料 無料
投資信託詳細
成長投資枠 つみたて
投資枠
ポイント
還元
(年率)
クレカ積立
1,021 213 最大1.0%
2024年5月作成

松井証券おすすめポイント
  • 助言型ロボアドバイザー「投信工房」がNISAでも使える
  • 投資信託のポイント還元率が年率最大1.0%
  • 日本株・米国株・投信の取引手数料は無料

松井証券でNISA口座を開設すれば、ここまで解説したおすすめネット証券会社と同様、日本株・米国株・投資信託の取引手数料が無料になります。

松井証券なら、助言型ロボアドバイザー「投信工房」がNISAで利用可能です。サービス利用料は無料で、8つの質問に回答すれば、おすすめのポートフォリオと銘柄を提案してくれます。

最初の買付手続きはご自身でおこなう必要がありますが、それ以降はポートフォリオの資産配分を維持しながら、自動で積立投資してくれるのがメリットです。そのため、ご自身のリスク許容度にあわせて、複数の投信をNISA口座で積立投資したいなら、松井証券の投信工房を利用するのがおすすめです。

また、松井証券の投資信託は保有中に付与されるポイント付与率が年率最大1%と、他のネット証券会社よりも高くなっています。投資信託の運用で効率良くポイントを貯めたいなら、付与率が高い松井証券を選ぶといいでしょう。

NISAでお任せ投資ができるネット証券! 松井証券のNISA公式サイトはこちら

auカブコム証券:auスマホ利用者におすすめ

auカブコム証券ロゴ画像
手数料
国内株 米国株 海外ETF 投資信託
無料 無料 無料 無料
投資信託詳細
成長投資枠 つみたて
投資枠
ポイント
還元
(年率)
クレカ積立
1,671 213 最大0.24% 最大3.0%
2024年5月作成

auカブコム証券おすすめポイント
  • auユーザーであれば、クレカ積立のポイント還元率が最大3.0%
  • 通常口座の日本株(現物・信用)の取引手数料が5%割引
  • 日本株・米国株・投信の取引手数料は無料

お持ちのスマートフォンがauである方は、auカブコム証券でNISA口座を開設するのがおすすめです。

auの「auマネ活プラン」を契約すれば、NISA口座を保有しつつau PAY ゴールドカードで投信のクレカ積立をすれば、付与率が通常1.0%のところなんと3.0%までアップします。同じゴールドカードで比較すると、クレカ積立の付与率はauカブコム証券が最大です。

同ランク帯でのクレカ積立ポイント還元率比較
カード名 年会費(税込) クレカ積立の付与率
auカブコム証券 au PAY ゴールドカード 11,000円 auマネ活プランの条件達成で3.0%
※通常1.0%
楽天証券 楽天プレミアムカード 11,000円 1.0%
SBI証券 三井住友カードゴールド(NL) 5,500円 1.0%
大和コネクト証券 ゴールドカードセゾン 初年度:無料
次年度以降:11,000円
最大0.5%

auマネ活プランには他にもさまざまなポイント還元サービスが付いているので、au PAYやauじぶん銀行など各種auサービスを利用している方は、auカブコム証券もあわせて利用すると、より多くのポイントが貯められます。

さらに、auカブコム証券でNISA口座を開設すると、通常口座での日本株(現物・信用)の取引手数料が最大5%割引されます。通常口座でも日本株を取引したいなら、auカブコム証券でNISA口座を開設しておくと、取引手数料を抑えることが可能です。

auユーザーに断然おすすめ! auカブコム証券の公式サイトはこちら

PayPay証券:日本株・米国株が好きな金額で買える

paypay証券ロゴ画像
手数料
国内株 米国株 海外ETF 投資信託
有料 有料 有料 無料
投資信託詳細
成長投資枠 つみたて
投資枠
ポイント還元 クレカ積立
非公開 非公開 0.5%※ 0.7%
2024年5月作成

PayPay証券おすすめポイント
  • 日本株・米国株が最低1,000円からお好きな金額で買える
  • 投信積立でPayPayカードとPayPay残高が使えてポイントも付与される
※買付時のポイント還元率

PayPay証券は、日本株・米国株が最低1,000円から好きな金額で取引できる、スマートフォン専用のネット証券会社です。

PayPay証券のNISA口座も、同様に1,000円から日米株が買えます。金額指定で取引できるため、株価に左右されずにご自身が投資できる金額だけ投資ができるのがメリットです。

また、スマホ決済アプリのPayPayで投資ができる「PayPay資産運用」もNISA口座に対応しています。PayPay資産運用なら、投資信託の買付金額に対してPayPay残高で支払うと0.5%PayPayカードを使えば0.7%のPayPayポイントが付与されます。

そのため、最初は少額でNISAを始めたい方や普段からPayPayでお買い物をしている方は、PayPay証券でNISA口座を開設するのがおすすめです。

少額からNISAを始めたい人におすすめ! PayPay証券の公式サイトはこちら

大和コネクト証券:個別株・投信でdポイント投資が可能

大和コネクト証券ロゴ画像
手数料
国内株 米国株 海外ETF 投資信託
有料 有料 有料 無料
投資信託詳細
成長投資枠 つみたて
投資枠
ポイント
還元
(年率)
クレカ積立
47 29 最大0.03%※ 最大1.0%
2024年5月作成

大和コネクト証券おすすめポイント
  • 日本株・米国株・投資信託の買付でポイントが貯まってポイント投資もできる
  • クレカ積立で貯まる永久不滅ポイントはdポイントと交換できる
※買付時のポイント還元率

大和コネクト証券は、大和証券グループのスマートフォン専用のネット証券会社です。アプリのデザインや使い勝手が評価され、スマホ専業証券の顧客満足度2年連続1位、2023年度のグッドデザイン賞を受賞しました。(※1)

大和コネクト証券のNISA口座なら、日本株の単元未満株・米国株・投資信託でdポイントとPontaポイントが貯められます。他のネット証券もNISA口座でポイントが貯められますが、対応商品の数で比較すると大和コネクト証券が最多となります。

NISA口座でポイントが貯められる商品
ポイント 国内単元株 国内単元未満株 米国株 投資信託
大和コネクト証券 dポイント
Pontaポイント
×
楽天証券 楽天ポイント × × ×
SBI証券 Vポイント
Tポイント
dポイント
Pontaポイント
JALマイル
PayPayポイント
× × ×
マネックス証券 マネックスポイント × × ×
auカブコム証券 Pontaポイント × ×
松井証券 松井証券ポイント × × ×
PayPay証券 PayPayポイント × × ×

また大和コネクト証券では、セゾンカードを使った投信クレカ積立にも対応しており、積立額に対して最大1%の永久不滅ポイントが付与されます。貯めた永久不滅ポイントはdポイントと交換でき、交換レートは1永久不滅ポイント=5dポイントです。

そのため、クレカ積立で貯まった永久不滅ポイントも、実質的にポイント投資ができます。

そのため、普段からdポイントを貯めていたりセゾンカードでお買い物していたりする方は、大和コネクト証券でNISA口座を開設するのがおすすめです。

NISAでdポイント投資ができる! 大和コネクト証券の公式サイトはこちら

※1出典:大和コネクト証券「J.D. パワー“個人資産運用顧客満足度「スマホ専業証券 部門」”2年連続1位受賞のお知らせ」、
大和コネクト証券「取引アプリ「コネクト」が「2023年度グッドデザイン賞」 を受賞


以上、NISA口座開設におすすめのネット証券会社を紹介しました。次章では、他の証券会社も含めて、NISAの取扱商品やポイントサービスを一斉比較します。

おすすめネット証券会社だけでなく、他の証券会社も比較しながら選びたい方は、あわせてご参照ください。

主要ネット証券会社を一斉比較

主要ネット証券会社を一斉比較
主要証券会社NISA一斉比較表
国内株 米国株 その他海外株 海外ETF 投資信託 ポイント還元
取扱 IPO 手数料 取扱 手数料 取扱 手数料 取扱 手数料 取扱 手数料 単元未満株 米国株 投資信託(年率) クレカ積立
国内株 米国株 その他海外株 海外ETF 投資信託 ポイント還元
取扱 単元未満株 IPO 手数料 取扱 手数料 取扱 手数料 取扱 手数料 取扱 手数料 単元未満株 米国株 投資信託(年率) クレカ積立
楽天証券 楽天証券 無料 無料 有料 無料 無料 最大0.028% 最大1.0%
SBI証券 SBI証券 無料 無料 有料 無料 無料 最大0.25% 最大5.0%
マネックス証券 マネックス証券 無料 無料 無料 無料 無料 最大0.08% 最大1.1%
auカブコム証券 auカブコム証券 無料 無料 無料 無料 最大0.24% 最大3.0%
松井証券 松井証券 無料 無料 無料 無料 最大1.0%
PayPay証券 PayPay証券 有料 有料 有料 無料 0.5%※ 0.7%
大和コネクト 大和コネクト 有料 有料 有料 無料 0.10% 0.20% 最大0.03%※ 最大1.0%
moomoo moomoo 無料 無料
SBIネオトレード SBIネオトレード 有料
GMOクリック GMOクリック 無料 無料
SMBC日興証券 SMBC日興証券 有料 有料 有料 有料 無料 0.20% 最大300ポイント
野村證券 野村證券 有料 無料
大和証券 大和証券 有料 有料 有料 有料 一部無料
岡三オンライン 岡三オンライン 無料 無料
みずほ証券 みずほ証券 有料 有料 有料 一部無料
※買付時のポイント還元率

以上、NISAにおける主要ネット証券を一斉比較してみました。違いを比較して、ご自身にあった証券会社でNISA口座を開設してください。

次章では、NISA口座を開設する証券会社の選び方を解説します。どの証券会社でNISA口座を選べばいいか知りたい方は、続けて読み進めてください。

NISAを口座開設・変更する際の選び方

NISAを口座開設・変更する際の選び方
NISA口座を開設する・もしくは変更する証券会社の選び方は、以下の4つが挙げられます。

NISA口座を選ぶポイント
  • 株式・投資信託・ETFの取扱数は豊富か
  • 取引手数料は無料か
  • クレジットカードで積立投資ができるか
  • ポイント還元率が高いか

上記で比較すると、ご自身にあった証券会社が見つけられるでしょう。

株式・投資信託・ETFの取扱数は豊富か

NISA口座を開設するなら、対象商品の取扱銘柄数が多いほうが証券会社がおすすめです。

NISAでは非課税期間が無期限で、売却すると翌年に投資枠が回復します。そのため、その都度の投資判断で売買することで、NISA口座で保有できる商品を自由に調整することが可能です。

今は特定の銘柄だけNISA口座で保有したいと考えていても、将来的には他の銘柄も保有したいと思うかもしれません。取扱銘柄数が少ない証券会社でNISA口座を開設すると、気になる銘柄を取り扱っていない可能性が上がります。

NISAでの投資は生涯かけて続けるものなので、気になった銘柄がいつでも保有できるよう、取扱銘柄数が豊富な証券会社でNISA口座を開設しておくといいでしょう。

取引手数料は無料か

NISA口座を開設するなら、NISA口座での取引手数料が無料の証券会社を選ぶのがおすすめです。一部のネット証券会社は、対象商品の取引手数料が無料になるサービスを提供しています。

取引手数料が無料なら、その分投資効率が上げられます。特に成長投資枠をメインに利用して、定期的に売買を繰り返すつもりの方は、NISAの取引手数料に注目してください。

クレジットカードで投信の積立投資ができるか

つみたて投資枠をメインでNISA口座を利用したい方は、クレジットカードを使った投資信託の積立投資に対応しているか見てみましょう。

クレジットカードで投資信託を積立投資すれば、積立額に対してクレジットカードのポイントが付与されます。同じ投資信託を積立投資するなら、ポイントがもらえる証券会社を利用するほうがお得ですよね。

その際、普段から貯めているポイントに対応したクレジットカードに対応した証券会社を選ぶといいでしょう。特に貯めているポイントがない方は、次のポイント還元率の高さをチェックしてみてください。

ポイント還元率が高いか

NISAでポイントが貯められる証券会社は、商品・サービスによってポイント還元率が異なります。そのため、NISAで保有したい商品のポイント還元率が高い証券会社を選ぶのがおすすめです。

一部のネット証券会社は、投資信託のポイント還元に力を入れています。以下のサービスのポイント還元率を比較して、ご自身が重視したいものを選んでください。

  • 買付時のポイント還元率
  • クレカ積立のポイント還元率
  • 投資信託の保有残高に応じたポイント還元率

また、貯めたポイントでNISA対象商品が取引できると、現金を使わずにNISAの投資枠が使えて、実質的な投資効率が上げられます。貯めたポイントは投資で使いたい方は、ポイント投資に対応した商品で比較するのもおすすめです。

以上、NISA口座を開設する証券会社の選び方を解説しました。選び方を踏まえて、もう一度おすすめネット証券会社や比較表を確認したい方は、以下のボタンから戻ることが可能です。


続いては、NISAの成長投資枠とつみたて投資枠の人気ランキングで、上位に入っている投資信託を紹介します。これからNISAで保有する投資信託に迷っている方は、あわせてご参照ください。

成長投資枠・つみたて投資枠の投信人気ランキング

成長投資枠・つみたて投資枠の投信人気ランキング
ここでは、NISA対応の投資信託で人気を集めている銘柄をランキングで紹介します。

今回は当記事で紹介した、NISAおすすめネット証券会社Top3の楽天証券・SBI証券・マネックス証券の月間ランキングをまとめました。

成長投資枠・つみたて投資枠共通の人気ファンド
楽天証券 SBI証券 マネックス証券
1位 楽天・インド株
Nifty50
インデックス・ファンド
eMAXIS Slim
米国株式
(S&P500)
eMAXIS Slim
米国株式
(S&P500)
2位 eMAXIS Slim
全世界株式
(オール・カントリー)
eMAXIS Slim
国内株式
(日経平均)
eMAXIS Slim
全世界株式
(オール・カントリー)
3位 eMAXIS Slim
米国株式
(S&P500)
eMAXIS Slim
全世界株式
(オール・カントリー)
iFree S&P500インデックス
4位 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) iFree 8資産バランス
5位 iFreeNEXT
 インド株インデックス
三菱UFJ
日経平均
高配当利回り株ファンド
iFree 日経225インデックス
2024年4月末日時点
【引用元】
楽天証券:NISAランキング
SBI証券:ランキング(NISA)
マネックス証券:投資信託ランキング一覧


上気のランキングを踏まえて、どのネット証券会社でも人気のファンドを紹介します。

成長投資投資枠・つみたて投資枠ともに人気のファンド

NISAおすすめのネット証券会社の投資信託で、成長投資枠・つみたて投資枠共有して人気を集めているファンドは、以下のとおりです。

NISAの人気銘柄
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

銘柄の詳細
投資地域 全世界
信託報酬 0.05775%
騰落率
(1年)
40.04%
基準価額 24,470円
基準価額の
前月末比
373円
純資産総額 31,596億円
資金流入 2,305億円
運営会社 三菱UFJ国際投信株式会社
※2024年4月末日の情報です。

世界中の株式に分散投資ができる投資信託をお探しなら、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を運用するのがおすすめです。当記事で紹介したネット証券会社のほとんどのNISA人気ランキングで、常時Top3に入っています

当ファンドは、多くの世界株式インデックスファンドで採用される「MSCI ACWI」との連動を目指しています。先進国株式を中心に、世界47ヵ国の株式に分散投資することが可能です。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は年率0.05775%(税込)と、5年以上運用されている全世界株式インデックスファンドのなかでは最安です。

5年以上運用されているベンチマーク先が
同じ銘柄の信託報酬比較
ファンド名 信託報酬
(年率・税込)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
0.05775%
SBI・全世界株式
インデックス・ファンド
0.1102%
楽天・全世界株式
インデックス・ファンド
0.192%

同様に純資産総額で比較しても、当ファンドが最多となっています。(※1)NISAで全世界株式に分散投資ができる投資信託を運用したい方は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選ぶのがおすすめです。

ちなみに、eMAXIS Slim 全世界株式には、日本株を除いた「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」もあります。日本株だけ個別株や他の投資信託で投資したい場合は、こちらのファンドを選ぶのがおすすめです。

eMAXIS Slim 全世界株式が買えるネット証券会社(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・松井証券・大和コネクト証券・PayPay証券
※当記事で紹介しているネット証券のみ記載しています。

※1出典:一般社団法人投資信託協会「投信総合検索ライブラリー」2024年5月確認

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

銘柄の詳細
投資地域 先進国
信託報酬 0.1023%
騰落率
(1年)
41.61%
基準価額 29,575円
基準価額の
前月末比
386円
純資産総額 7,162億円
資金流入 182億円
運営会社 三菱UFJ国際投信株式会社
※2024年4月末日の情報です。

世界の先進国の株式に分散投資をしたいなら、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを運用するのがおすすめです。

当ファンドは、先進国株式の指標「MSCIコクサイ・インデックス」との連動を目指しています。日本を除く22ヵ国の先進国の株式に投資しており、そのなかで米国の資産割合は約75%を占めています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスが人気を集めているのも、信託報酬の安さが挙げられます。同じインデックスとの連動を目指す投信を比較すると、当ファンドの信託報酬が最安です。

ベンチマーク指標が同じ銘柄の信託報酬比較
ファンド名 信託報酬
(年率・税込)
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
0.09889%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.09889%
My SMT グローバル株式インデックス
(ノーロード)
0.1023%

またeMAXIS Slim 先進国株式インデックスには、信託報酬を投資家に還元する制度も設けています。純資産総額に応じて、信託報酬が以下のように割引されます。

  • 5,000億円未満の部分:0.09889%
  • 5,000億円〜1兆円未満:0.09823%
  • 1兆円以上:0.09757%

上記を踏まえて、純資産総額に対して実質的な信託報酬は以下のとおりです。

純資産総額に応じた実質信託報酬
純資産増額 4,400億円 5,400億円
実質信託報酬
(年率・税込)
0.09889% 0.09885%

さきほど解説した eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)も、同様の信託報酬還元制度を採用しています 。純資産総額が増えるほど実質的な費用が安くなるのも、人気を集めている理由と言えるでしょう。

NISAでは先進国に絞った投資がしたい方は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを選ぶのがおすすめです。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの取扱ネット証券会社(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・松井証券・大和コネクト証券・PayPay証券
※当記事で紹介しているネット証券のみ記載しています。

成長投資枠ならこの銘柄も人気!
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
銘柄の詳細
投資地域 先進国
信託報酬 0.09889%
騰落率
(1年)
41.58%
基準価額 39,077円
基準価額の
前月末比
511円
純資産総額 7,029億円
資金流入 121億円
運営会社 ニッセイアセットマネジメント
※2024年4月末日の情報です。

NISAの成長投資枠に限定するなら、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドも人気を集めています。

当ファンドもMSCIコクサイ・インデックスとの連動を目指しており、信託報酬も年率0.0988%(税込)と、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと変わりありません。

違いとして挙げるなら、運用期間の長さです。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの設定日が2018年2月27日である一方、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの設定日は2013年12月10日となっています。

また、同じインデックスとの連動を目指すファンドで純資産総額を比較すると、当ファンドが最高額です。信託報酬還元制度はありませんが、運用期間の長さや純資産総額の多さを重視するなら、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを選ぶといいでしょう。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの取扱ネット証券会社(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券・大和コネクト証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

銘柄の詳細
投資地域 米国
信託報酬
(年率・税込)
0.0968%
騰落率
(1年)
46.58%
基準価額 28,832円
基準価額の
前月末比
273円
純資産総額 43,131億円
資金流入 1,929億円
運営会社 三菱UFJ国際投信株式会社
※2024年4月末日の情報です。

NISAにおすすめのネット証券会社で、ほぼ全社の人気ランキングで1位を獲得しているのが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。

当ファンドは、米国株の主要な指標「S&P500」との連動を目指しています。S&P500とは、米国を代表する企業500社の時価総額から算出された株式指標です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がNISA人気ランキングで、常に上位にランクインしている理由は、信託報酬の安さが挙げられます。同じS&P500との連動を目指しており、5年以上運用されているインデックスファンドのなかでは最安です。

運用期間が5年以上でS&P500との連動を
目指すインデックスファンドの信託報酬
ファンド名 信託報酬
(年率・税込)
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
0.09372%
楽天・全米株式
インデックス・ファンド
0.162%
たわらノーロード
S&P500
0.09372%
iシェアーズ
米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
0.0938%

同様に純資産総額で比較しても、当ファンドが最も多くの金額を運用しています。(※1)そのため、NISAで米国株のインデックスファンドを運用したいなら、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選ぶのがおすすめです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が購入できるネット証券会社(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・松井証券・大和コネクト証券・PayPay証券
※当記事で紹介しているネット証券のみ記載しています。

※1出典:一般社団法人投資信託協会「投信総合検索ライブラリー」2024年5月確認

楽天・全米株式インデックス・ファンド

銘柄の詳細
投資地域 米国
騰落率
(1年)
46.2%
基準価額 29,316円
基準価額の
前月末比
225円
純資産総額 14,712億円
資金流入 270億円
運営会社 楽天投信投資顧問
※2024年4月末日の情報です。

最初に紹介したeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同様、米国株に投資するインデックスファンドで人気だったのが楽天・全米株式インデックス・ファンドです。

当ファンドは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」との連動を目指します。S&P500との違いは、米国株の中小銘柄まで網羅している点で、米国株の時価総額のほぼ100%をカバーしています。

実際、楽天・全米株式インデックス・ファンドでは米国株の中小銘柄にも投資しており、当ファンドを1つ運用すれば、米国株のあらゆる銘柄に分散投資することが可能です。

当ファンドは、米国ETF「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を実質的な投資先としています。その分信託報酬が年率0.162%(税込)と、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)よりも割高です。

ただ、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFは米国ETFなので、当記事で紹介したネット証券会社で楽天証券・SBI証券・マネックス証券・松井証券のNISA口座なら、取引手数料無料で直接購入できます

楽天・全米株式インデックス・ファンドが購入できるネット証券会社(※)

SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券・PayPay証券
※当サイトで紹介しているネット証券のみ記載しています。

おすすめネット証券会社ごとの人気銘柄を紹介

さきほど、当記事でおすすめのネット証券会社である楽天証券・SBI証券・マネックス証券、共通で人気を集めているファンドを紹介しました。

続いては、各社で継続的に人気を集めているファンドをピックアップしてまとめてみました。

ネット証券会社 楽天証券 SBI証券 マネックス証券
ファンド名 楽天・S&P500
インデックス・ファンド
楽天・オールカントリー株式
インデックス・ファンド
SBI・V・S&P500
インデックス・ファンド
ひふみプラス
信託報酬
(年率・税込)
0.077% 0.0561% 0.0938%程度 1.078%以内
特徴 楽天証券限定ファンド。
S&P500との連動を目指すファンドで信託報酬が最安。
運用残高に応じた楽天ポイント還元対象ファンド。
楽天証券限定ファンド。
MSCIコクサイインデックスとの連動を目指すファンドで信託報酬が最安。
運用残高に応じた楽天ポイント還元対象ファンド。
バンガード・S&P500 ETFを通じて主要な米国株に投資するファンド。
同じETFに投資する楽天・全米株式・インデックスファンドと比較して、信託報酬が割安。
主に日本株に投資するアクティブファンド。
著名ファンドマネージャーが運用を担当しており、実際に企業へ足を運びながら投資先を選定する。
2024年5月確認

楽天証券・SBI証券・マネックス証券でNISA口座を開設した場合は、上記の人気ファンドにも注目してもいいでしょう。

以上、当記事で紹介しているNISAおすすめネット証券会社で、人気ランキング上位のファンドを紹介しました。NISA口座で運用する投資信託に迷っている方は、各ネット証券会社の人気ランキングを参考にしてみるのがおすすめです。

次章では、NISAの使い方で知っておきたいポイントを解説します。NISAの使い方がよくわからない方は、あわせてご参照ください。

NISAの使い方で知っておきたいポイント

NISAの使い方で知っておきたいポイント
ここでは、NISAの使い方で知っておきたいポイントを解説します。具体的には、以下の5つ挙げられます。

NISAの使い方で知っておきたいポイント
  • 非課税期間は無期限
  • 成長投資枠とつみたて投資枠の限度額は異なる
  • 売却した分の投資枠は翌年に回復する
  • 損益通算・繰越控除ができない
  • 18歳未満は口座開設ができない
  • 旧一般NISA・つみたてNISAの保有資産を移管・ロールオーバーできない

事前に知っておけば、より効率的にNISAを活用した資産形成がおこなえるでしょう。では、各ポイントを詳しく解説します。

非課税期間は無期限

投資では得た利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISA口座を活用して投資すれば非課税になります。

NISAでは、保有している資産の非課税期間が無期限です。売却しない限り、NISA口座で得た利益は課税されません。

そのため、NISA口座で保有できる商品だけ投資をする方は、積極的にNISA口座を活用するのがおすすめです。

成長投資枠とつみたて投資枠の限度額は異なる

NISAの非課税期間は無期限ですが、非課税対象になる投資枠には限度があります。具体的には、年間360万円、生涯1,800万円と定められています。

新NISAの概要 出典:金融庁「新しいNISA 特に理解しておきたいのは、成長投資枠とつみたて投資枠の投資枠がそれぞれ異なることです。年間投資枠では成長投資枠が大きいですが、生涯投資枠だとつみたて投資枠が大きくなっています。

つみたて投資枠なら生涯投資枠を満額使えますが、成長投資枠では使いきれず、残りの600万円はつみたて投資枠でないと使えません

したがって、成長投資枠とつみたて投資枠を両方使いたい方は、それぞれの使い方を事前に決めて投資するのがおすすめです。

売却した分の投資枠は翌年に回復する

先ほど解説したように、NISA口座には年間360万円、生涯1,800万円の投資枠が設けられています。ただ、NISAで保有している資産を売却すると、取得時の金額分の投資枠が翌年に回復します

「投資枠を満額使ったけど、他の商品をNISA口座で保有しておきたい」という方でも、売却して翌年まで待てば再度投資枠が利用可能です。

そのため、生涯投資枠を使い切っても売却して翌年まで待てば、NISA口座で保有する資産を入れ替えられます。

ただし、投資枠が回復するのは翌年で、売却した年には回復しません。NISA口座で保有する資産を入れ替えたい場合は、売買するタイミングを考慮する必要があります。

損益通算・繰越控除ができない

NISA口座で保有している資産は、通常の課税口座との損益通算ができません

つまり、NISA口座で得た利益を課税口座の損失に当てたり、NISA口座で出た損失を課税口座で得た利益で補なったりできません。

NISA口座だけで投資する場合は気にする必要はありませんが、課税口座でも投資したい場合は、損益通算の仕方に気をつけてください

また、NISA口座は繰越控除もできません。NISA口座で損益が出たとしても、翌年以降の損益通算に使えないことも把握しておきましょう。

18歳未満は口座開設ができない

NISA口座を開設できるのは、18歳以上と定められています。18歳未満の方はNISA口座が開設できません

ただ、通常の口座であれば18歳未満でも口座開設が可能です。その際、同じ証券会社で親権者の口座開設が必要となります。

ちなみに、2023年9月まで受付していた旧ジュニアNISAであれば、18歳未満の方でもNISA口座が開設できました。

旧一般NISA・つみたてNISAの保有資産を移管・ロールオーバーできない

2023年まで実施されていた、旧一般NISAとつみたてNISAで保有している資産は、NISA口座へ移管・ロールオーバーができません。旧一般NISAとつみたてNISAの非課税期間が終了すると、自動的に課税口座へ移管されます。

ただ、旧一般NISAとつみたてNISAの非課税期間は、2024年以降も適用されます。例えば、2020年につみたてNISAで投資していた場合、非課税期間は2039年まで続きます。

つみたてNISA非課税期間の概要図 出典:金融庁「つみたてNISA

そのため、すでに旧一般NISAと旧つみたてNISAで投資している方は、非課税期間が終了するまで保有し続けておくのがおすすめです。別途、NISA口座で新たな投資をしておきましょう。

以上、NISAの使い方で知っておきたいポイントをまとめました。ポイントを踏まえて主要証券会社をもう一度比較したい方は、以下のボタンから戻ることが可能です。

主要証券会社のNISA一斉比較へ戻る

まとめ

この記事では、主要証券会社を一斉比較し、NISAにおすすめのネット証券会社を解説しました。どの証券会社でNISA口座を開設するか迷っている方は、以下のネット証券会社を選ぶのがおすすめです。

結論:NISAおすすめ証券会社は楽天証券!
楽天証券のNISA口座500万突破(2023年11月)
NISAでの日本株・米国株・投信の取引手数料がすべて無料

楽天カードを使ったクレカ積立では、楽天キャッシュにチャージした分も含めて月に20万円投資でき、最大1%の楽天ポイントが還元されます

また、楽天証券オリジナルファンドなら、信託報酬を抑えつつ運用中に楽天ポイントが貯められます

詳細解説はこちら
※1:日本証券業協会「NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果(全証券会社)」(2023年6月末時点)および各社ホームページ上での開示情報により、楽天証券にて集計
2024年5月確認


NISA口座を開設するネット証券会社は、取扱銘柄数の豊富さ・取引手数料の安さ・クレカ積立やポイントサービスの充実度で選んでください。特にNISA口座で投資したい商品が決まっている方は、どの比較項目を重視するか明確になっているでしょう。

NISAの非課税期間が無期限なので、生涯利用し続けられる非課税制度です。そのため、どの証券会社でNISA口座を開設するか検討している方は、各証券会社の違いを比較してみてください

納得できる証券会社でNISA口座を開設して、ご自身の資産形成に役立ててください。もう一度NISAおすすめネット証券会社を見たい方は、以下のボタンから戻ることが可能です。

おすすめネット証券会社解説へ戻る

よくある質問

NISAのおすすめ証券会社はどこ?

NISAのおすすめ証券会社は、楽天証券です。

楽天証券のNISAは、日本株・米国株・投資信託の取引手数料が無料となっています。

特に投信では、楽天カードと楽天キャッシュ2種類のキャッシュレス決済での積立投資に対応しています。それぞれの投資可能額は月10万円で、最大1,500ポイントの楽天ポイントも貯められます。

NISAは投資信託の積立投資をメインで利用したい方は、楽天証券で口座開設するのがおすすめです。

旧一般NISA・つみたてNISAとの違いは?

旧一般NISA・旧つみたてNISAとNISAは、投資枠の金額と非課税期間に違いがあります。

投資枠では、旧一般NISAは年間120万円・生涯600万円、旧つみたてNISAは年間40万円・生涯800万円でした。

NISAは旧一般NISAと旧つみたてNISAが併用でき、年間360万円・生涯2,100万円まで拡張されています。

また非課税期間だと、旧一般NISAは5年間、旧つみたてNISAは20年間でしたが、NISAは無期限です。

証券会社と銀行どっちの金融機関がおすすめ?

NISA口座を開設するのは、銀行よりも証券会社がおすすめです。証券会社のほうが取扱商品数が多く、銀行よりも幅広い商品に投資できます。

また同じ証券会社のなかでも、ネット証券会社でNISA口座を開設するのがおすすめです。ネット証券会社なら、NISA口座での取引手数料が無料になったりポイント還元サービスが充実していたりします。

NISAおすすめネット証券会社の紹介はこちら

NISA口座は複数に分けられる?

NISA口座は、複数に分けられません。1人につき1口座しか開設できないと定められています。

ただ、一度NISA口座を開設した後、他の金融機関へ移管することは可能です。

もし他の証券会社に移管したい場合は、移管元と移管先の金融機関、それぞれで手続きする必要があります。

NISAで運用した商品は元本割れする?

NISA口座で保有する金融商品は、通常口座で保有する商品と変わりありません。NISA口座で保有していても、所得時とりも価格が下落すれば元本割れとなります。

NISAはあくまで金融商品の非課税制度なので、投資のリスクには変わりありません。投信にはどのようなリスクがあるか理解したうえで、NISAを利用しましょう。

成長投資枠・つみたて投資枠のおすすめ投資先は?

成長投資枠・つみたて投資枠それぞれのおすすめ投資先は、ご自身の投資目的によって変わります。

投資枠とつみたて投資枠は、投資期間で使い分けるのがおすすめと言われています。投資期間が短・中期なら成長投資枠、長期間ならつみたて投資枠を利用するのが一般的です。

特につみたて投資枠は、国が定めた条件を満たした投資信託のみ投資可能です。ご自身の投資目的にあわせて、成長投資枠とつみたて投資枠を使い分けましょう。

NISAは毎月いくら投資するべき?

NISAの投資金額は、ご自身の生活に影響が出ない範囲で決めるのがおすすめです。

NISAの年間投資枠は、成長投資枠が240万円、つみたて投資枠は120万円と定められています。1ヵ月あたりだと成長投資枠は20万円、つみたて投資枠なら10万円となります。

NISAの生涯投資枠は1,800万円と定まっているので、毎年の年間投資枠を使い切ったとしても5年で満額となります。翌年以降は売却しないと、NISA口座で新たな投資はできません。

そのためNISAで毎月使える金額が少ない方は、コツコツ時間をかけて生涯投資枠を使い切るといいでしょう。

NISAで債券は投資できる?

NISA口座で債券は投資できません。NISA口座で保有できる商品は、大きく分けて株式(現物)と投資信託の2種類です。

ただ、債券に投資する投資信託なら、実質的に債券に投資することが可能です。

NISAを活用して債券に投資したい方は、投資先に債券が含まれる投資信託を選んでみてください。

NISA口座の金融機関はあとから変更できる?

一度NISA口座を保有する金融機関は、あとから変更可能です。

変更したい場合は、変更前と変更後の金融機関でNISA口座の移管手続きをする必要があります。

NISA口座ならどれくらい利益が出る?

NISA口座でどれくらい利益を得られるかは、ご自身の投資手法で変わります。

NISA口座で保有できる金融商品は、通常の課税口座で保有できる金融商品と変わりありません。投資のリスクを理解しつつご自身の投資目的を明確にしたうえで、どの商品をNISA口座で保有するか決めましょう。

NISA口座でも株主優待・配当はもらえる?

NISA口座で保有している株式も、通常どおり株主優待と配当金がもらえます。

日本株でもらえる株主優待は、一般的に100株(単元株)ごと保有することが条件です。一方、配当金は1株以上保有していればもらえます。

NISAのおすすめインデックスファンドは?

NISA口座に限らず、インデックスファンドは信託報酬の安さで選ぶのがおすすめです。

インデックスファンドは、ベンチマークした指標の値動きに連動することを目指しています。銘柄が異なっていてもベンチマーク指標が同じであれば、値動きは大きく変わりません。

値動きがほぼ同じなら、費用が安い銘柄を選べば投資効率を上げられます。そのため、インデックスファンドを選ぶときは、ベンチマーク指標と信託報酬を必ずチェックしましょう。

当記事利用上のご注意
  1. 当記事で掲載している情報は、各金融機関の公表している情報を元に作成しておりますが、情報の更新等により閲覧時点で最新情報と異なる場合があり、正確性や安全性を保証するものではありません。各種商品に関する最新の情報やキャンペーンについての詳細は公式サイトをご確認ください。
  2. 本記事は金融サービス利用者への情報提供を目的としており、本記事内で紹介されている商品・サービス等の契約締結における代理や媒介、斡旋をするものではありません。
    また、商品・サービス等の成果を保証するものでもございません。
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