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徹底解説・ネット証券の手数料の比較とおすすめ

ネット証券の手数料を徹底比較!株取引が安い・無料の会社ランキング


この記事では、主要ネット証券会社の手数料を比較します。商品ごとに手数料を比較し、費用を抑えられるおすすめネット証券会社を紹介します。

「ネット証券選びは手数料の安いところを選びたい」という方は、当記事をご参照ください。

取引手数料一斉比較はこちら

阿久津 健太
監修者
阿久津 健太
株式会社ウェルス・パートナー ポートフォリオマネージャー
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

福島県出身。早稲田大学商学部卒業後、2016年にSMBC日興証券株式会社へ入社。富裕層向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2017年に株式会社ウェルス・パートナーの創業に参画。顧客のポートフォリオ全体の最適化と相続・税務の最適化を支援。特に上場会社創業社長など保有資産数十億円超の超富裕層の資産管理に注力。資産運用のセミナー講師としても各所で活躍中。

当記事で紹介するサービスは監修者が推薦するものではございません。

小関 拓弥
著者
小関 拓弥
株式会社EXIDEA
WEBディレクター

保有資格:日本証券業協会 一種外務員

早稲田大学商学部卒業後、SMBC日興証券に入社。現在は、前職での金融知識活かし金融ジャンルを担当する。

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

ネット証券の株式取引手数料の仕組みを詳しく比較・解説

ネット証券の株式取引手数料の仕組みを解説
ネット証券会社の取引手数料は、商品ごとに異なります。

今回は主要商品の国内株(現物・信用・単元未満株)・米国株・投資信託の手数料を解説します。

国内株の手数料は1約定制と1日定額制の2種類

多くのネット証券会社の国内株には、「1約定制の手数料」と「1日定額制の手数料」、2種類の手数料コースが用意されています。

1約定制とは、1回の株式売買金額に対してかかる手数料体系です。取引金額ごとに手数料が変動し、取引額が大きいほど手数料の金額が増えます。

一方で1日定額制は、1日の合計約定金額に対して、取引手数料が決まる手数料体系です。取引回数に関わらず、1日の約定金額が多いほど取引手数料が高くなります。

例えば、SBI証券の1約定制「スタンダードプラン」と1日定額制「アクティブプラン」の手数料は、以下のとおりです。

SBI証券の国内株現物の手数料体系(税込)
取引金額 スタンダードプラン アクティブプラン
〜5万円 55円 0円
〜20万円 99円
〜50万円 115円
100万円 275円
〜150万円 535円 1,238円
※200万円まで
〜300万円 640円 1,691円
〜3,000万円 1,013円 100万円ごとに
+295円
3,000万円超 1,070円
SBI証券の国内株信用の手数料体系(税込)
取引金額 スタンダードプラン アクティブプラン
〜10万円 99円 0円
〜20万円 148円
〜50万円 198円
〜100万円 385円
〜200万円 1,238円
〜300万円 1,691円
300万円超 100万円ごとに
+295円
2024年4月作成

上記のように、1約定制は約定金額に対して取引手数料は徐々に増えるものの、上限が設定されています。

一方で1日定額制は、約定金額100万円以下は取引手数料0円ですが、100万円を超えると取引金額の増え方が1約定制よりも大きく上限もありません

具体的な手数料金額はネット証券会社によって異なりますが、金額の増え方は各社ほぼ同じです。

例えば、約定金額50万円の現物取引を3回行う場合、各コースの取引手数料を比較してみましょう。

スタンダードプランの取引手数料

50万円の取引金額:115円

合計手数料:115円×3回=345円


アクティブプランの取引手数料

1日の合計約定金額:50万円×3回=150万円

150万円の取引手数料:1,691円



このように、SBI証券の場合は1日の約定金額が100万円を超えると、1日定額制の取引金額のほうが割高です。もちろん、約定金額が高いほど取引手数料の差額は大きくなります。

以上を踏まえると、それぞれの手数料コースでおすすめできる取引は、以下のとおりです。

1約定制がおすすめの取引
  • 1日の約定回数が少ないものの、
    1回の約定金額が大きい

1日定額制がおすすめの取引
  • 少額取引を1日に何回もおこなう

多くのネット証券の手数料コースは、1日ごとに変更できます。そのため、状況に応じてコースを柔軟に変更することで、取引手数料を抑えることも可能です。

信用取引は金利・貸株料も別途発生
国内株の信用取引では、取引手数料だけでなく別途金利と貸株料も発生します。

それぞれの手数料は、信用取引の方法によって異なります。例えば、SBI証券の金利・貸株料は以下のとおりです。

SBI証券の信用取引の金利・貸株料
買方金利
(年率)
貸株料率
制度信用 2.80% 1.10%
一般信用 無期限 2.80% 1.10%
短期 3.90%
日計り 当日 0.00% 0.00%
期日超過 1.80% 1.80%
2024年4月作成

国内株の信用取引をおこなう際は、金利・貸株料も考慮しましょう。

単元未満株の手数料体系

本来、国内株は100株ごとに取引する必要がありますが、一部のネット証券会社は1株ごとに取引できる単元未満株を取り扱っています

単元未満株の取引手数料は、約定金額に対して一定割合が発生する仕組みです。例えば、SBI証券の単元未満株「S株」は0%ですが、auカブコム証券だと0.55%(税込)かかります。

また、一部のネット証券会社では取引手数料ではなく、スプレッドが実質的な手数料として発生します。例えば、楽天証券の「かぶミニ®︎」のリアルタイム取引だと、約定金額の0.22%となっています。

単元未満株は、同じ銘柄の合計保有株数が100株以上になると単元株として扱われ、株主優待を受け取ることが可能です。単元未満株をコツコツ買い増して単元株を狙いたい方は、単元未満株の手数料体系も比較しておきましょう。

米国株を含めた外国株の手数料体系

米国株を含めた外国株の取引手数料は、単元未満株と同様に約定金額に対して一定割合が発生する仕組みです。

例えばSBI証券の米国株式の場合、取引手数料は約定金額の0.495%(税込)です。約定金額が100万円だと、取引手数料は4,500円となります。

ただ、外国株には最低手数料と上限手数料が設定されています。SBI証券の米国株だと約定代金2.02米ドル以下なら0円、上限手数料は20米ドルです。

また、外国株は基本的に外貨で取引する必要があるため、円貨で決済する場合は別途為替手数料も発生します

SBI証券の場合、米ドルの為替手数料は1米ドル25銭です。そのため、外国株を取引する際は取引手数料だけでなく、為替手数料の考慮して取引しましょう

投資信託には3種類の手数料がある

投資信託を取引する場合、以下3種類の手数料が発生します。

投資信託の取引で発生する手数料
  • 買付手数料
  • 買付時に発生する手数料。

  • 信託報酬
  • 投資信託の保有中に発生する手数料。

  • 信託財産留保額(解約手数料)
  • 投資信託を解約する際に発生する手数料。

上記の手数料は、運用するファンドの種類や金額によって変動します。気になるファンドを見つけたら、各手数料がどれくらいかかるか確認しましょう。

ただ、ほとんどのネット証券会社では、買付手数料と信託財産留保額は発生しません。そのため、基本的には信託報酬だけ考慮するだけで大丈夫です。

注意点として、信託報酬は年率で表示されていますが、実際に発生する手数料は日率に換算されます

例えば、年率0.1%のファンドを1,000万円運用する場合、単純計算だと信託報酬は1年間で1万円ですが、実際の信託報酬は以下のように計算されます。

信託報酬の実質的な算出方法
  • 当日の信託報酬
  • 1,000万円×0.1%÷365日=27.4円

  • 運用残高
  • 1,000万円ー27.4円=999万9972.6円

上記のように、信託報酬は運用残高から差し引かれるので、別途証券口座に手数料分の資金を入れておく必要はないのでご安心ください。

以上、主要商品の国内株・外国株・投資信託の手数料を解説しました。続いては、各商品の手数料を一斉比較していきます。

主要ネット証券会社の手数料を商品ごとに一斉比較

現物取引・信用取引の手数料一覧表〜約定制・定額制ごとに比較
国内株・外国株・投資信託の手数料の仕組みを踏まえて、主要ネット証券会社の手数料体系を比較していきましょう。

今回は、以下の商品ごとに手数料を比較します。

※タップすると該当箇所へ移動できます


一部のネット証券では、新NISA口座の取引なら取引手数料が無料になるサービスを提供しているので、一斉比較の項目に追加しました。

では、各商品の手数料を見ていきましょう。

国内株現物の取引手数料比較

現物取引・1約定制手数料の一覧比較表(税込)
ネット証券会社 〜5万円 〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円 〜150万円 〜300万円 〜3,000万円 3,000万円超
SBI証券
ゼロ革命※1
0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円
楽天証券
ゼロコース※2
0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円
大和コネクト証券※3 約定金額×0.033%(上限:660円)
SBIネオトレード証券 50円 88円 100円 198円 374円 440円 660円 880円 880円
DMM株 55円 88円 106円 198円 374円 440円 660円 880円 880円
GMOクリック証券 50円 90円 100円 260円 460円 550円 880円 880円 880円
CHEER証券 55円 55円 110円 275円 535円 640円 1,013円 1,013円 1,070円
SBI証券
スタンダードコース
55円 99円 115円 275円 535円 640円 1,013円 1,013円 1,070円
楽天証券
超割コース
55円 99円 115円 275円 535円 640円 1,013円 1,013円 1,070円
マネックス証券 55円 99円 115円 275円 535円 640円 1,013円 1,013円 1,070円
auカブコム証券 55円 99円 115円 275円 535円 約定金額×0.099%+99円(上限:4,059円)
岡三オンライン証券 108円 108円 220円 385円 660円 1,100円 1,650円 100万円ごとに330円ずつ増加(上限3,300円)
現物取引・1日定額制手数料の一覧比較表(税込)
ネット証券会社 〜100万円 〜150万円 〜200万円 〜300万円 300万円超
SBI証券
ゼロ革命※1
0円
楽天証券
ゼロコース※2
0円
SBIネオトレード証券 0円 880円 1,100円 1,540円 100万円ごとに+295円
SBI証券
アクティブプラン
0円 1,238円 1,691円 100万円ごとに+295円
GMOクリック証券 0円 1,238円 1,691円 100万円ごとに+295円
岡三オンライン 0円 1,430円 100万円ごとに+550円
楽天証券
いちにち定額コース
0円 2,200円 3,300円 100万円ごとに+1,100円
松井証券 〜50万円:0円 〜100万円:1,100円 2,200円 3,300円 100万円ごとに+1,100円(上限11万円)
auカブコム証券 0円 2,200円 3,300円 100万円ごとに+1,100円
マネックス証券 550円 2,750円 300万円ごとに+2,750円
2024年4月作成
※1:指定の電子交付サービスの申込が必須。
※2:RクロスとSOR利用が必須。
※3:手数料無料クーポンが月10枚配布されます。


1約定制・1日定額制関わらず、SBI証券と楽天証券は各社所定の条件を満せば、約定金額関わらず0円で取引可能です。

次に割安な他のネット証券会社を比較すると、1約定制は大和コネクト証券、1日定額制はSBIネオトレード証券となります。

ただ、大和コネクト証券では手数料無料クーポンが月10枚配布されるため、取引回数によっては手数料をかけずに取引できます

国内株信用の取引手数料比較

信用取引・1約定制手数料の一覧比較表(税込)
ネット証券会社 〜10万円 〜20万円 〜50万円 50万円超
SBI証券
ゼロ革命※1
0円 0円 0円 0円
楽天証券
ゼロコース※2
0円 0円 0円 0円
SBIネオトレード証券 0円 0円 0円 0円
DMM株 ~300万円:88円(3/29まで0円) 300万円超:0円
GMOクリック証券 97円 143円 187円 264円
大和コネクト証券※3 売買代金の0.033%(上限330円)
SBI証券
スタンダードプラン
99円 148円 198円 385円
楽天証券
超割コース
99円 148円 198円 385円
マネックス証券 99円 148円 198円 385円
auカブコム証券 99円 148円 198円 385円
岡三オンライン 108円 165円 330円 ~100万円:550円
~150万円:770円
~300万円:1,100円
300万円超:1,320円
信用取引・1日定額制手数料の一覧比較表(税込)
ネット証券会社 〜100万円 〜200万円 〜300万円 300万円超
SBI証券
ゼロ革命※1
0円 0円 0円 0円
楽天証券
ゼロコース※2
0円 0円 0円 0円
SBIネオトレード証券 0円 0円 0円 0円
SBI証券
アクティブプラン
0円 800円 100万円ごとに+440円
岡三オンライン 0円 1,100円 100万円ごとに+330円
GMOクリック証券 0円 880円 1,320円 100万円ごとに+440円
楽天証券
いちにち定額コース
0円 2,200円 3,300円 100万円ごとに+1,100円
松井証券 〜50万円:0円 〜100万円:1,100円 2,200円 3,300円 100万円ごとに+1,100円(上限11万円)
auカブコム証券 0円 2,200円 3,300円 100万円ごとに+1,100円
マネックス証券 550円 2,750円 300万円ごとに+2,750円
買方金利 貸株料
制度信用 一般信用無期限 一般信用1日 制度信用 一般信用無期限 一般信用短期 一般信用1日
SBI証券 2.80% 2.80% 0.00% 1.10% 1.10% 3.90% 0.00%
楽天証券 2.80% 2.80% 0.00% 1.10% 1.10% 3.90% 0.00%
マネックス証券 2.80% 3.47% 1.80% 1.15% 1.10% 3.90% 1.80%
松井証券 3.10% 4.10% 0.00% 1.15% 2.00% 銘柄による 0.00%
auカブコム証券 2.98% 2.79% 100万円超:0.00%
100万円未満:1.80%
1.15% 1.50% 100万円超:0.00%
100万円未満:1.80%
岡三オンライン 2.60% 2.80% 2.00%
DMM株 2.70% 2.70% 2.00% 1.10%
GMOクリック 2.75% 2.00% 1.10% 0.80% 3.85%
SBIネオトレード証券 2.30% 2.75% 1.10%
大和コネクト証券 2.80% 1.10%
2024年4月作成
※1:指定の電子交付サービスの申込が必須。
※2:RクロスとSOR利用が必須。
※3:手数料無料クーポンが月10枚配布されます。


国内株信用では、SBIネオトレード証券・SBI証券・楽天証券が取引手数料が0円です。ただ、SBIネオトレード証券は条件がなく、SBI証券と楽天証券は国内株現物と同様の条件を満たす必要があります。

1約定制のみ用意しているDMM株は、300万円以下で88円、300万円超で0円と、他のネット証券会社とは異なる手数料体系を採用しています。毎回300万円を超える取引であれば、DMM株でも取引手数料をかけずに取引することが可能です。

1日定額制では、300万円超の取引だと岡三オンラインが100万円ごとに330円追加で、増額幅が他のネット証券より小さくなっています。

単元未満株の取引手数料

単元未満株の手数料の一覧比較表(税込)
ネット証券会社 買付 売却 最低手数料 スプレッド
SBI証券 0円 0円
楽天証券 0円 0円 寄付取引:-
リアルタイム取引:0.22%
マネックス証券 0円 0.55% 52円
大和コネクト証券 0.5% 0.5%
auカブコム証券 0.55% 52円
PayPay証券 0.5%
CHEER証券 0.5%
岡三オンライン証券 ~2万円:220円
~3万円:330円
~10万円:660円
10万円超:10万円毎に+660円
松井証券 0.55% 52円
2024年4月作成

単元未満株は、SBI証券が買付・売却ともに0円で取引可能です。楽天証券も0円で取引できますが、リアルタイム取引を利用する場合は約定金額0.22%のスプレッドが発生します。

他のネット証券会社で比較すると、マネックス証券は買付時のみ0円で取引できますが、最低手数料がある点に注意が必要です。

ちなみに、松井証券の単元未満株は売却のみ可能で、買付は対応していません。

米国株の取引手数料比較

単元未満株の手数料の一覧比較表(税込)
ネット証券会社 買付 売却 最低手数料 最高手数料 為替手数料(/米ドル)
moomoo 0.088% 0米ドル
※約定金額12.5米ドル以下
20米ドル
※約定金額25,000米ドル以上
0銭
松井証券 0.495% 0米ドル
※約定金額2.22米ドル以下
20米ドル 0銭
マネックス証券 0.495% 0米ドル
※約定金額1.101米ドル以下
20米ドル 買付時:0銭
売却時:25銭
auカブコム証券 0.495% 0米ドル 20米ドル 20銭
SBI証券 0.495% 0米ドル
※約定金額2.22米ドル以下
20米ドル 25銭
楽天証券 0.495% 0米ドル
※約定金額2.22米ドル以下
20米ドル 25銭
CHEER証券 現地立会時間:0.5%
上記以外:0.7%
20銭
PayPay証券 現地立会時間:0.5%
上記以外:0.7%
35銭
大和コネクト証券 0.7% 30銭
2024年4月作成

米国株の取引手数料は、moomooが最安で約定金額の0.088%となっています。しかも、為替手数料も発生しません

他のネット証券会社のほとんどは、同じ手数料体系を採用しており、為替手数料に違いがある程度です。なかでも松井証券は、為替手数料が無料となっています

スマホ専業のネット証券会社であるPayPay証券とCHEER証券は、取引時間に応じて取引手数料が変動するのが特徴です。現地立会時間外に取引すると、取引手数料が割高になってしまいます。

新NISAの取引手数料比較

ネット証券会社 取引手数料の無料サービス
国内株 米国株
SBI証券
楽天証券
マネックス証券 キャッシュバック
auカブコム証券 ◯※1
松井証券
PayPay証券 × ×
大和コネクト × ×
moomoo
SBIネオトレード証券 ×
GMOクリック
岡三オンライン キャッシュバック
DMM株 ×
2024年4月作成
※1:単元未満株は2024年5月末までキャッシュバック、6月以降は無料化予定。


新NISAの取引金額を比較すると、なんとSBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券の5社が、国内株・米国株ともに取引手数料が無料になるサービスを提供しています。

他のネット証券会社で比較すると、moomooは米国株、GMOクリック証券・岡三オンラインは国内株のみ、取引手数料が無料になります

以上、主要ネット証券会社の取引手数料を一斉比較しました。次章では比較内容を踏まえて、取引手数料を抑えられるおすすめネット証券会社をランキング形式で紹介します。

株式売買取引の手数料が安い口座開設におすすめのネット証券会社ランキング

株式売買取引の手数料がお得なネット証券会社おすすめランキング ここからは紹介した各ネット証券会社の手数料の一覧比較から、手数料が安いネット証券会社をランキングで紹介します。

手数料の安さに注目したランキングなので、手数料が安いネット証券で口座を開設したい方はぜひ参考にしてください。

※ネット証券会社をタップすると、詳細解説の箇所へ移動できます

ランキング1位:SBI証券~他のネット証券と比較して商品・銘柄が豊富なサービス

SBI証券
手数料が安いおすすめネット証券会社ランキング1位のSBI証券は、なんと国内株(現物・信用・単元未満)の取引手数料が0円のネット証券会社です。グループ会社も含めて口座開設数が約1100万口座を突破し、多くの投資家から人気を集めていると言えます。

安い手数料に加え、SBI証券は他のネット証券と比較して、取扱商品や各商品の銘柄数が豊富に取り扱っています。複数のポイント・マイルサービスと連携しており、対象商品を取引することで、お好きなポイント・マイルを貯めることも可能です・

さらに、単元未満株や投資信託など少額から取引できる商品も取り扱っており、初めて投資に挑戦する初心者にもおすすめできます。ネット証券会社選びで迷っている方は、最初のネット証券口座はSBI証券を選ぶといいでしょう。

SBI証券の1約定制(国内株式・現物取引)の手数料

1約定制(国内株式・現物取引)の約定代金別手数料
〜5万円 〜10万円 〜20万円 〜50万円
0円 0円 0円 0円
〜100万円 〜150万円 〜3,000万円 3,000万円超
0円 0円 0円 0円
2024年4月作成
※金額は税込
※指定の電子交付サービスの申込で無料化

SBI証券の1日定額制(国内株式・現物取引)の手数料

1日定額制(国内株式・現物取引)の約定代金別手数料
〜100万円 〜200万円 〜300万円 300万円超
0円 0円 0円 0円
2024年4月作成
※金額は税込
※指定の電子交付サービスの申込で無料化

SBI証券の1約定制(国内株式・信用取引)の手数料

1約定制(信用取引)の約定代金別手数料
〜10万円 〜20万円 〜50万円 50万円超
0円 0円 0円 0円
2024年4月作成
※金額は税込
※指定の電子交付サービスの申込で無料化

SBI証券の1日定額制(国内株式・信用取引)の手数料

1日定額制(国内株式・信用取引)の約定代金別手数料
〜100万円 〜200万円 それ以降
0円 0円 0円
2024年4月作成
※金額は税込
※指定の電子交付サービスの申込で無料化


SBI証券の詳細情報(取扱商品や銘柄数)

SBI証券の詳細情報
投資信託銘柄数 2,640銘柄
米国株銘柄数 5,600銘柄超
つみたてNISA銘柄数 193銘柄
IPO取扱社数(2022年) 89社
最低購入株数 1株
最短口座開設日数 翌営業日
対応ポイント Tポイント、Pontaポイント
2024年4月作成
※金額は税込


SBI証券の公式サイトはこちら

ランキング2位:楽天証券~安い手数料に加え、楽天ポイントの付与も

楽天証券
手数料が安いネット証券会社ランキング2位は、楽天証券です。楽天証券もSBI証券と同様、国内株(現物・信用・単元未満)の取引手数料0円で取引できます

楽天証券の強みは、なんと言っても他の楽天サービスと連携していること。特に楽天ポイントを活用したサービスでは、対象商品の取引で貯めたり使ったりできます。

また、「取引画面やアプリが見やすくて使いやすい」という口コミが多く見受けられ、投資に慣れていない方でも始めやすいと評判です。

手数料が安いだけでなく、普段から楽天サービスを利用している方や使いやすさを重視したい方は、楽天証券を選ぶといいでしょう。

楽天証券の1約定制(国内株式・現物取引)の手数料

 
1約定制(国内株式・現物取引)の約定代金別手数料
取引コース 〜5万円 〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円 〜150万円 〜3,000万円 3,000万円超
ゼロコース0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円
超割コース 55円 99円 115円 275円 535円 640円 1,013円 1,070円
2024年4月作成
※金額は税込

楽天証券の1日定額制(国内株式・現物取引)の手数料

1日定額制(国内株式・現物取引)の約定代金別手数料
〜100万円 〜200万円 〜300万円 それ以降
0円 2,200円 3,300円 100万円ごと+1,100円
2024年4月作成
※金額は税込
※ゼロコース(一部の取引は対象外)の選択で無料化

楽天証券の1約定制(国内株式・信用取引)の手数料

1約定制(国内株式・信用取引)の約定代金別手数料
取引コース 〜10万円 〜20万円 〜50万円 それ以降
ゼロコース 0円 0円 0円 0円
超割コース 99円 148円 198円 350円
※金額は税込
2024年4月作成

楽天証券の1日定額制(国内株式・信用取引)の手数料

1日定額制(国内株式・信用取引)の約定代金別手数料
〜100万円 〜200万円 〜300万円 それ以降
0円 2,200円 3,300円 100万円ごと+1,100円
2024年4月作成
※金額は税込
※ゼロコース(一部の取引は対象外)の選択で無料化


楽天証券の詳細情報(取扱商品や銘柄数)

楽天証券の詳細情報
投資信託銘柄数 2,627銘柄
米国株銘柄数 4,911銘柄
つみたてNISA銘柄数 190銘柄
IPO取扱社数(2022年) 65社
最低購入株数 1株
最短口座開設日数 翌営業日
対応ポイント 楽天ポイント
2024年4月作成
※金額は税込


楽天証券の公式サイトはこちら


ランキング3位:大和コネクト証券〜クーポンを利用すれば手数料無料に!

大和コネクト証券
手数料が割安なおすすめネット証券会社3位は、「大和コネクト証券」です。大和コネクト証券は大和証券グループのネット証券ですが、手数料率が取引に対して一律の割合で、手数料に上限額もある特殊な手数料体系です。

他のネット証券と比較して、手数料率が一律0.033%と異なる手数料体系を採用しており、現物取引の手数料は上限660円、信用取引で上限330円と、高額取引でも他のネット証券と比較して手数料が安い点が特徴です。

さらに毎月手数料無料クーポンがもらえるため、取引回数によっては手数料をかけずに国内株(現物・信用)を取引することもできます。

大和コネクト証券の現物取引の手数料

大和コネクト証券の現物取引の手数料は、一律で売買代金の0.033%。(手数料上限660円)

大和コネクト証券の信用取引の手数料

大和コネクト証券の信用取引の手数料は一律で売買代金の0.033%。(手数料上限330円)

※共通で使える手数料無料クーポンを毎月10枚配布

大和コネクト証券の詳細情報(取扱商品や銘柄数)

詳細情報
投資信託銘柄数 35銘柄
米国株銘柄数 62銘柄
つみたてNISA銘柄数 16銘柄
IPO取扱社数(2022年) 42社
最低購入株数 1株
最短口座開設日数 翌営業日
対応ポイント
2024年4月作成

大和コネクト証券の公式サイトはこちら

ランキング4位:SBIネオトレード証券~手数料の安いネット証券会社

SBIネオトレード証券
手数料が安いネット証券会社のランキング4位がSBIネオトレード証券です。現物取引ではSBI証券・楽天証券・大和コネクト証券の次に安く、特に信用取引は1約定制・1日定額制どちらも手数料無料となっています。

ランキング上位のネット証券会社と比較して、金融商品の取扱が比較的少ない点には注意が必要です。特に、単元未満株や米国株の取り扱ってがない点がデメリットと言えます。

SBIネオトレード証券の1約定制(現物取引)の手数料

1約定制(現物取引)の約定代金別手数料
〜5万円 〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円 〜150万円 〜300万円 それ以降
50円 88円 100円 198円 374円 440円 660円 880円
2024年4月作成
※金額は税込


SBIネオトレード証券の1日定額制(現物取引)の手数料

1日定額制(現物取引)の約定代金別手数料
〜100万円 〜150万円 〜200万円 〜300万円 それ以降
0円 880円 1,100円
1,540円
100万円ごと+295円
2024年4月作成
※金額は税込


SBIネオトレード証券の信用取引の手数料

SBIネオトレード証券では、1約定制・1日定額制どちらも手数料無料で信用取引の売買が可能です。

SBIネオトレード証券の詳細情報(取扱商品や銘柄数)

SBIネオトレード証券の詳細情報
投資信託銘柄数 10銘柄
米国株銘柄数 ×
つみたてNISA銘柄数 1銘柄
IPO取扱社数
2022年
21社
最低購入株数 100株
最短口座開設日数 3営業日
対応ポイント
2024年4月作成

SBIネオトレード証券の公式サイトはこちら

ランキング5位:GMOクリック証券~他のネット証券と比較してツールが充実

GMOクリック証券
手数料が安いネット証券会社ランキング5位は、GMOクリック証券です。取引手数料はSBIネオトレード証券とほぼ同水準で、大手IT企業のGMOグループゆえの取引ツール・アプリの使いやすさに定評があります。

株式取引ではスマートフォンアプリが2種、パソコン用取引ツールが3種あり、各種で役割や機能が違うため、ツールの使い分けで自分好みの取引をおこなうことも可能です。

他にも、ネット銀行のGMOあおぞらネット銀行と口座を連携させると、GMOあおぞらネット銀行の口座連携で預金金利が0.001%から0.11%にアップします。

GMOクリック証券の1約定制(現物取引)の手数料

1約定制(現物取引)の約定代金別手数料
〜5万円 〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円 〜150万円 〜3,000万円 3,000万円超
50円 90円 100円 260円 460円 550円 880円 930円
2024年4月作成
※金額は税込


GMOクリック証券の1日定額制(現物取引)の手数料

1日定額制(現物取引)の約定代金別手数料
〜100万円 〜200万円 〜300万円 それ以降
0円 1,238円 1,691円
100万円ごと+295円
2024年4月作成
※金額は税込


GMOクリック証券の1約定制(信用取引)の手数料

1約定制(信用取引)の約定代金別手数料
〜10万円 〜20万円 〜50万円 それ以降
97円 143円 187円 264円
2024年4月作成
※金額は税込


GMOクリック証券の1日定額制(信用取引)の手数料

1日定額制(信用取引)の約定代金別手数料
〜100万円 〜200万円 〜300万円 それ以降
0円 880円 1,320円 100万円ごと+440円
2024年4月作成
※金額は税込


GMOクリック証券の詳細情報(取扱商品や銘柄数)

GMOクリック証券の詳細情報
投資信託銘柄数 133銘柄
米国株銘柄数 ×
つみたてNISA銘柄数 ×
IPO取扱社数(2022年) 0社
最低購入株数 100株
最短口座開設日数 2営業日
対応ポイント
2024年4月作成
※金額は税込


GMOクリック証券の公式サイトはこちら


ランキング6位:DMM株~投資・取引経験の豊富な上級者におすすめ

DMM株
手数料が安いネット証券会社ランキングの6位はDMM株です。DMM株には1日定額制がないため1約定制のみですが、1約定制の手数料はSBIネオトレード証券とほぼ同水準となっています。

信用取引の手数料が特徴のネット証券会社で、300万円までは88円、300万円超の取引手数料は0円です。そのため、信用取引の1回の取引が高額な方や投資・取引経験の豊富な上級者におすすめできます。

またGMOクリック証券と同様、大手IT企業のDMMグループなので、ツール・アプリの使いやすさ・見やすさに提供もあります。

DMM株の1約定制(現物取引)の手数料

1約定制(現物取引)の約定代金別手数料
〜5万円 〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円 〜150万円 〜300万円 それ以降
55円 88円 106円 198円 374円 440円 660円 880円
2024年4月作成
※金額は税込


DMM株の1約定制(信用取引)の手数料

1約定制(信用取引)の約定代金別手数料
〜300万円 300万円〜
88円 0円
2024年4月作成
※金額は税込


DMM株の詳細情報(取扱商品や銘柄数)

DMM株の詳細情報
投資信託銘柄数 ×
米国株銘柄数 2,044銘柄
つみたてNISA銘柄数 ×
IPO取扱社数(2022年) 12社
最低購入株数 100株
最短口座開設日数 当日
対応ポイント DMM株ポイント
2024年4月作成
※金額は税込


DMM株の公式サイトはこちら

手数料の安いネット証券を選ぶ時の比較ポイント

ネット証券における株式取引手数料の仕組みとして1約定制と1日定額制の違いや、外国株の手数料について比較・解説しましたが、次に手数料の安いネット証券を選ぶ際の比較ポイントを解説します。主な比較ポイントは以下の3つです。

手数料体系でネット証券会社を選ぶポイント
  • 自分の投資スタイルに合う手数料プランを決める
  • 現物取引と信用取引の違い
  • 各ネット証券会社の手数料プランを比較

自分の投資スタイルに合う手数料プランを選択

ネット証券会社での口座開設の際、多くの場合は1約定制か1日定額制の選択が必要です。各プランで手数料の金額に違いがあり、1日の取引回数や約定代金の合計金額で実際の手数料も変わります。

そのため、手数料の安いネット証券を利用したい場合、まず自分の投資スタイルが重要です。

基本的に、1日の取引総額が大きい場合は1約定制の手数料がおすすめで、取引回数が多い場合は1日定額制のほうが手数料を抑えられます

もし投資初心者で最初は高額な取引をしない場合なら、1日定額制プランから始めるのがおすすめです。

なお、ネット証券の手数料プランは口座開設後に変更できます。経験や資金などで取引スタイルを変える場合、どちらの手数料プランが安いかを比較し、必要に応じてプラン変更してもいいでしょう。

現物取引と信用取引の違い

ここまでは1約定制と1日定額制を比較しながらネット証券の手数料を解説しましたが、国内株式の取引には現物取引と信用取引の2種類があり、それぞれ別の手数料が発生します。

そのため国内株の場合だと、下記ように最大4パターンの手数料プランがあります。

国内株の手数料プランのパターン
  • 現物取引・1約定制
  • 現物取引・1日定額制
  • 信用取引・1約定制
  • 信用取引・1日定額制

もし信用取引も始めたい方は、現物だけでなく信用取引の手数料プランも確認しましょう。

各ネット証券会社の手数料プランを比較

多くのネット証券会社は、1約定制と1日定額制どちらも用意していますが、どちらか片方だけ用意しているネット証券会社もあります。

例えばDMM株1日定額制がなく、松井証券は1日定額制しかないネット証券です。そのため、口座開設したいネット証券会社のなかには、自分が利用したい手数料プランがない可能性もあります。

そのため、手数料を比較する際は各社が用意しているプランは何かも確認するといいでしょう。

手数料一斉比較へ戻る

まとめ

まとめ 当記事では、ネット証券会社の手数料を一斉比較しました。

国内株の取引手数料なら、0円で取引できるSBI証券や楽天証券がおすすめのネット証券会社です。取扱商品も豊富で、初めて投資する初心者は、どちらかを選ぶといいでしょう。

ただ、ネット証券会社の比較は、ご自身の投資スタイルによっておすすめが変わります。投資初心者の方はSBI証券・楽天証券から試して、必要に応じて他のネット証券会社も併用するのも1つの手です。

手数料を抑えつつ、ご自身の投資スタイルに適したネット証券会社で投資をおこないましょう。

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当記事利用上のご注意
  1. 当記事で掲載している情報は、各金融機関の公表している情報を元に作成しておりますが、情報の更新等により閲覧時点で最新情報と異なる場合があり、正確性や安全性を保証するものではありません。各種商品に関する最新の情報やキャンペーンについての詳細は公式サイトをご確認ください。
  2. 本記事は金融サービス利用者への情報提供を目的としており、本記事内で紹介されている商品・サービス等の契約締結における代理や媒介、斡旋をするものではありません。
    また、商品・サービス等の成果を保証するものでもございません。
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最終更新日:2024年4月15日