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SBI証券とマネックス証券のどっち記事サムネイル

【どっちがおすすめ?】SBI証券とマネックス証券の違いと共通点


ネット証券として人気があるSBI証券とマネックス証券ですが、どちらを選べばよいか分からない人もいるでしょう。それぞれの証券会社でメリット・デメリットが異なるため、自分の取引内容に応じて選ぶことが重要です。

SBI証券とマネックス証券の比較


この記事ではSBI証券とマネックス証券の違いと共通点を解説します。それぞれの証券会社が適している人の特徴も紹介するので、ぜひご覧ください。

小関 拓弥
著者
小関 拓弥
株式会社EXIDEA
WEBディレクター

保有資格:日本証券業協会 一種外務員

早稲田大学商学部卒業後、SMBC日興証券に入社。現在は、前職での金融知識を活かし金融ジャンルを担当する。

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

SBI証券とマネックス証券の違いを徹底比較

証券会社を比較する際には「サービス面の違い」と「取り扱う商品の違い」の2つを確認しましょう。

まずは、ポイントや銀行などのサービス面の違いを以下の表にまとめました。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
貯まるポイント 5種類 2種類
連携できる銀行 3社
即時入金可能な銀行 13社 18社
クレジットカード 三井住友カードOlive マネックスカード
dカード
取引アプリ・ツール スマホアプリが豊富 取引に役立つツールが豊富

普段利用している銀行口座やクレジットカード、ポイントがあるかが証券会社を選ぶ基準です。

また、証券会社が取り扱う商品ごとに細かい内容が異なります。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
国内株式手数料 無料のコースがある 無料のコースがない
外国株式対応する国 9カ国 2カ国
投資信託銘柄数 2,557本 1,783本
単元未満株特徴 手数料が無料 名古屋証券取引所も買付できる
iDeCo特徴 銘柄数が豊富 年金の受け取り方法が充実
IPO2024年実績 76件 50件

上記から、自分が取引したい項目が充実している証券会社を選ぶことがポイントです。2つの表を踏まえて、自分が取引するうえで重視する要素を比較しましょう。

貯まるポイントに違いがある

証券会社では、取引に応じてポイントが貯まるサービスが提供されています。SBI証券とマネックス証券で貯まるポイントは異なるため、確認しましょう。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
貯まるポイント Vポイント
Pontaポイント
dポイント
JALのマイル
PayPayポイント
マネックスポイント
dポイント

SBI証券は5種類のポイント・マイルが貯まるのに対し、マネックス証券は2種類です。ただし、マネックスポイントは以下のポイントに同レートで交換可能です。

  • dポイント
  • Amazonギフトカード
  • Vポイント
  • Pontaポイント
  • nanacoポイント
  • WAONポイント
  • ANAマイル
  • JALマイル

WAONポイントやnanacoポイント、ANAのマイルを貯めている場合、ポイントを交換可能なマネックス証券が向いています。そのほかのポイントは、どちらの証券会社でも貯まります。

ポイント付与率や貯まる取引が異なる

ポイントが貯まる取引と付与率も、証券会社ごとに異なります。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
国内株式 月間の合計手数料の1.1%相当
投資信託 月間平均保有金額の0.0175%〜0.25%
(1,000万円未満の場合)
月間平均保有金額の0.0175%〜0.26%
クレカ積立
(投資信託)
決済額の0.5%〜3.0% 決済額の0.2%〜3.1%

SBI証券は国内株式の手数料に応じてポイントを貯められます。ただし、SBI証券には手数料無料のコースもあるため、付与対象とならない可能性があります

投資信託とクレカ積立の最大付与率が高いのはマネックス証券です。

ただし、投資信託は銘柄ごとに付与率が異なります。クレカ積立も対象カードや利用条件によって異なるため、それぞれ確認が必要です。

ポイント投資の対象も異なる

ポイント投資の対象商品は、以下のように異なります。

SBI証券 マネックス証券
国内株式(現物・S株)
投資信託のスポット買付・積立
株式の売買手数料
投資信託のスポット買付
仮想通貨
(ビットコイン、イーサリアム、リップル)

SBI証券では、国内株式や投資信託の積立にもポイントが利用できます。一方で、マネックス証券はCoincheckの口座があれば、仮想通貨をリアルタイムレートで交換可能です。

貯めたポイントを資産運用に使いたい人は、どの取引をするかによって証券会社を選ぶのもひとつの方法です。

銀行のサービスに違いがある

証券口座に資金を入金する際には、銀行口座からの振替や振込が一般的です。それぞれの証券会社で提携する銀行やサービスが異なるため、確認しましょう。

SBI証券とマネックス証券の銀行に関するサービスの違い
SBI証券は以下3つの銀行と提携しており、様々なサービスを受けられます。

銀行 優遇金利 自動入出金 その他の特徴
SBI新生銀行 0.30% ⚪︎
外貨預金も入出金可能
提携コンビニATMの手数料が無料に
住信SBIネット銀行 0.110% ⚪︎
外貨預金も入出金可能
銀行アプリから残高や評価損益を確認できる
三井住友銀行 銀行アプリから投資信託の取引が可能

マネックス証券は提携している銀行はないため、自動入出金や優遇金利などのサービスがありません。代わりに、即時入金サービスに対応している銀行が、SBI証券よりも多いのがメリットです。

どちらの証券会社も対応 三菱UFJ銀行
三井住友銀行
住信SBIネット銀行
みずほ銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
楽天銀行
PayPay銀行
ゆうちょ銀行
イオン銀行
SBI証券のみ対応 関西みらい銀行
セブン銀行
スルガ銀行
マネックス証券のみ対応 SBI新生銀行
ソニー銀行
auじぶん銀行
香川銀行
静岡銀行
荘内銀行
北都銀行
伊予銀行

上記以外の銀行の場合は、振込などで入金する必要があるため、普段利用している銀行と提携している証券会社を選びましょう。

クレカ積立の対象カードに違いがある

「クレカ積立」とは、投資信託などの商品を積立で買付する際に、クレジットカードで決済できるサービスです。一度手続きをすると、証券口座の残高を気にせず自動で引き落としできる点がメリットです。

SBI証券とマネックス証券のクレジットカード積み立ての違い
クレカ積立の対象カードは証券会社ごとに異なるため、確認しましょう。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
対象カード 三井住友カード プラチナプリファード
Olive フレキシブルペイプラチナプリファード
三井住友カード ゴールド(NL)
Olive フレキシブルペイゴールド
三井住友カード(NL)
Olive フレキシブルペイなど
dカード
dカード GOLD
dカード PLATINUM
マネックスカード
ポイント付与率 0.5%〜3.0% 0.2%〜3.1%
NISA ⚪︎ ⚪︎
投資金額(月) 100円〜10万円 1,000円〜10万円

SBI証券は三井住友カード、マネックス証券はdカードとマネックスカードに対応しています。また、最小の投資金額が異なるため、数百円単位で購入したい場合はSBI証券が向いています

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クレジットカードごとにポイント付与率が異なる

クレカ積立のポイント付与率は、対象のカードや証券会社ごとに異なります。

SBI証券の場合、クレジットカードの年間利用金額が高いほど付与率が上がる仕組みです。

対象カード 利用金額ごとのポイント付与率
三井住友カード プラチナプリファード
Olive フレキシブルペイプラチナプリファード
500万円以上:3.0%
300万円以上:2.0%
300万円未満:1.0%
三井住友カード ゴールド(NL)
Olive フレキシブルペイゴールド
100万円以上:1.0%
10万円以上:0.75%
10万円未満:0.0%
三井住友カード(NL)
Olive フレキシブルペイ
10万円以上:0.5%
10万円未満:0.0%

一方マネックス証券は、カードによってポイント付与率の仕組みが異なるため、ルールを正しく把握する必要があります。

まず、「dカード PLATINUM」は初年度と次年度以降で付与率が異なります。

口座の種類 NISA口座 課税口座
初年度 3.1% 月の積立金額に応じて異なる
5万円以下:3.1%
7万円以下:2.6%
10万円以下:2.2%
2年目以降
(年間カード利用額10万円未満)
1.1% 月の積立金額に応じて異なる
5万円以下:1.1%
7万円以下:0.6%
10万円以下:0.2%
2年目以降
(年間カード利用額20万円未満)
2.1% 月の積立金額に応じて異なる
5万円以下:2.1%
7万円以下:1.6%
10万円以下:1.2%
2年目以降
(年間カード利用額20万円以上)
3.1% 月の積立金額に応じて異なる
5万円以下:3.1%
7万円以下:2.6%
10万円以下:2.2%

そのほかのカードでは、以下のポイント付与率が設定されています。

NISA口座 課税口座
dカード GOLD 1.1% 月の積立金額に応じて異なる
5万円以下:1.1%
7万円以下:0.6%
10万円以下:0.2%
dカードマネックスカード 月の積立金額に応じて異なる
5万円以下:1.1%
7万円以下:0.6%
10万円以下:0.2%
月の積立金額に応じて異なる
5万円以下:1.1%
7万円以下:0.6%
10万円以下:0.2%

クレカ積立はどちらを選べばいい?

証券会社ごとにポイント付与率や条件が異なりますが、すでに対象のカードを保有している場合は該当の証券会社を選ぶとよいでしょう。

証券会社とあわせて対象のクレジットカード発行も検討中の場合、以下の基準で選ぶのもひとつの方法です。

対象カードのランク SBI証券が向いている人 マネックス証券が向いている人
プラチナカード 年間利用額が500万円以上
月の積立額が5万円を超える
NISA口座を利用する
一般口座で、月の積立額が5万円以下
ゴールドカード 年間利用額が100万円以上
月の積立額が5万円を超える
NISA口座を利用する
一般口座で、月の積立額が5万円以下
一般カード 月の積立額が7万円を超える 月の積立額が7万円以下

取引アプリやツールの種類に違いがある

SBI証券とマネックス証券のアプリやツールを比較
それぞれの証券会社で提供されているツールを、以下の表にまとめました。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
PCツール HYPER SBI2
商品先物専用トレーディングツール
マネックストレーダー
Monex Trader FX
マネックス銘柄スカウター
マルチボード500
BRiSK for マネックス証券
チャートフォリオ
フル板情報ツール
MONEX VISIONなど
スマホアプリ SBI証券 株 アプリ
SBI証券 米国株 アプリ
かんたん積立 アプリ
SBI証券 FXアプリ
SBI証券 先物・オプションアプリ
取引所CFDアプリ -くりっく株365
マネックス証券アプリ
マネックストレーダー株式
マネックストレーダー先物
マネックストレーダーFX
マネックストレーダー米国株
MONEX TRADER CRYPTO
SNS型投資アプリ「ferci」
銘柄スカウター
マーケットボード
マネックストレーダー株式 タブレット

マネックス証券は情報ツールが充実しており、国内株式の取引に役立ちます。SNSアプリ「ferci」を使えば、投資の情報について発信や情報共有が可能な点も魅力的です。

SBI証券は、スマホアプリの取引ツールが細分化されているメリットがあります。例えば、積立取引のみに特化したい場合などに役立つでしょう。

国内株式の手数料に違いがある

国内株式の取引所や銘柄に大きな違いはありませんが、手数料が異なります。

SBI証券とマネックス証券の国内株手数料の違い
SBI証券には「国内株式取引手数料”ゼロ革命”」というプランがあり、インターネットコース(プランC含)のインターネット取引の場合は、手数料がかかりません
※電子交付設定等の諸条件を満たす必要があります。

一方、マネックス証券には無料のコースはなく、取引コースに応じて手数料がかかります。取引毎手数料コースの場合、以下の手数料です。

1注文の約定金額 手数料(税込)
5万円以下 55円
5万円超10万円以下 99円
10万円超20万円以下 115円
20万円超50万円以下 275円
50万円超100万円以下 535円
100万円超150万円以下 640円
150万円超3,000万円以下 1,013円
3,000万円超 1,070円

一日定額手数料コースの場合、以下の手数料が適用されます。

  • 100万円以下:550円
  • 100万円超:300万円ごとに2,750円
  • ※月間の利用回数が多い人には割引あり。

手数料の面で比較すると、SBI証券の方が抑えられるでしょう。

マネックス証券には手数料を還元するサービスがある

マネックス証券は手数料無料のコースはありませんが、「株式手数料充当ポイント」という、一部の手数料を還元してくれるサービスがあります。

  • 一日定額手数料コースで日計り取引(※)の場合:片道分の手数料を還元
  • 取引毎手数料コースで、月間手数料が30万円以上の場合:月間手数料の半額を還元
  • ※同一日に同一銘柄を「買い」「売り」すること

そのため、マネックス証券で頻繁に取引する場合は手数料が抑えられるでしょう。

外国株式の対象国に違いがある

外国株式でSBI証券とマネックス証券が異なる点は、取り扱う国の数です。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
対象国 米国
中国
韓国
ロシア
ベトナム
インドネシア
シンガポール
タイ
マレーシア
米国
中国

米国と中国以外の株式を取引したい場合、SBI証券が向いているでしょう。

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米国株式の為替手数料が抑えられるのはSBI証券

米国株式の取引手数料は共通していますが、為替手数料に違いがあります。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
手数料率 約定代金の0.495% 約定代金の0.495%
最低手数料 0米ドル 0米ドル
上限手数料 22米ドル 22米ドル
為替手数料
(円→米ドル)
0円 0円
為替手数料
(米ドル→円)
0円 1米ドルあたり0.25円

異なるのは「米ドル→円」の為替手数料です。SBI証券は無料ですが、マネックス証券は「1米ドルあたり0.25円」かかります。

少しでもコストを抑えたい場合、SBI証券が向いているでしょう。

中国株式の銘柄数や手数料はマネックス証券が充実

外国株式全体で見るとSBI証券の方が充実していますが、中国株式はマネックス証券の取り扱い数が充実しています。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
対象銘柄 香港証券取引所メインボード・GEM上場のうち、
自社で選定した銘柄
香港市場に上場するほぼ全銘柄
(銘柄数は2,000超)

また、中国株式の手数料にも違いがあり、マネックス証券が低い特徴を持ちます。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
手数料率 約定代金の0.286% 約定代金の0.275%
最低手数料 51.7香港ドル 49.5香港ドル
上限手数料 517香港ドル 495香港ドル

手数料や対象銘柄が充実しているため、中国株式に特化したい場合はマネックス証券が向いているでしょう。

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投資信託の取扱銘柄数に違いがある

投資信託の銘柄数で比較すると、SBI証券が充実しています。

SBI証券とマネックス証券の取り扱い銘柄数の違い
SBI証券は国内の証券会社でもトップクラスの銘柄数のため、投資信託を中心に取引する人に便利です。

単元未満株の手数料やサービス内容に違いがある

単元未満株とは、国内株式を100株未満の数量で買付できるサービスです。数百円から国内株式を購入できるため、投資初心者でも取引しやすいメリットがあります。

単元未満株については、証券会社ごとにサービスが異なるため、確認しましょう。

SBI証券は手数料が無料で、スプレッドもかかりません。一方マネックス証券はスプレッドはかかりませんが、売却時に手数料が発生します。

取引の種類 手数料
一般口座・特定口座
買付
無料
一般口座・特定口座
売却
0.55%
NISA口座
買付
無料
NISA口座
売却
実質無料
(全額キャッシュバック)

取引タイミングや注文時間も異なるため、以下を確認しましょう。

  • SBI証券:9:00、12:30、15:30のタイミングで買付・売却それぞれ1件ずつ取引可能(注文は24時間対応)
  • マネックス証券:当日分の注文は11:30まで、以降の注文は翌営業日に約定

また、買付できる銘柄(取引所)がそれぞれ異なります。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
買付・売却
どちらも可能
東京証券取引所 東京証券取引所
名古屋証券取引所
売却のみ 名古屋証券取引所
福岡証券取引所
札幌証券取引所
福岡証券取引所
札幌証券取引所

SBI証券は東京証券取引所のみですが、マネックス証券は名古屋証券取引所の取引も可能です。

取引所の多さを重視したい場合はマネックス証券、コストを抑えたい場合はSBI証券が向いているでしょう。

iDeCoの銘柄数や受取方法に違いがある

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、公的年金とは別で給付を受けられる私的年金制度です。ほかの年金制度とは異なり、掛金を自分で運用するのが特徴です。

iDeCoの手数料はどちらの証券会社も共通していますが、銘柄数や受け取り方法が以下のように異なります。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
銘柄数 37銘柄 28銘柄
受給年数 5年
10年
15年
20年
5〜20年(1年単位)
受給回数 年1回
年2回
年4回
年6回
年1回
年2回
年3回
年4回
年6回
年12回

銘柄数が多いのはSBI証券、年金受け取りの選択肢が豊富なのがマネックス証券です。重視したいポイントにあわせて証券会社を選びましょう。

IPOの実績件数や抽選方法が異なる

IPO(新規公開株式)とは、取引所に上場していない株式を上場し、新たに売り出すサービスです。

2024年におけるIPOの実績件数は、以下の通りです。

  • SBI証券:76社
  • マネックス証券:50社

また、IPOを買付するには抽選に当選する必要がありますが、方法は証券会社ごとに異なります。

  • SBI証券:60%が完全平等、30%がチャレンジポイント(※)、10%は自社の基準で選定
  • マネックス証券:100%完全平等
  • ※チャレンジポイント:抽選・配分に外れた回数に応じて加算されるポイント。ポイントを使用すると当選しやすくなる

SBI証券はチャレンジポイントを使うことで、欲しい銘柄の当選確率を上げられることがメリットです。

一方でマネックス証券は完全平等抽選なので、ポイントがなくても当選確率が変わらないメリットがあります。

SBI証券とマネックス証券の共通点

SBI証券とマネックス証券には共通点もあります。以下の項目は、どちらでも大きな違いがありません

  • 【投資情報】どちらも四季報やバロンズ・ダイジェスト、自社アナリストのレポートを閲覧できる
  • 【NISA(成長投資枠)】どちらも国内株式、外国株式、投資信託を取り扱う
  • 【NISA(つみたて投資枠)】どちらも200件以上の銘柄数
  • 【投資情報】どちらも四季報やバロンズ・ダイジェスト、自社アナリストのレポートを閲覧できる

どちらの証券会社でも、以下の投資情報を利用可能です。

  • 市況情報・銘柄情報
  • 四季報情報
  • 投資情報メディア
  • バロンズ・ダイジェスト

投資情報メディアやアナリストのレポートは、証券会社ごとに異なるものの、どちらも充実しています。

【NISA(成長投資枠)】どちらも国内株式、外国株式、投資信託を取り扱う

NISA(少額投資非課税制度)とは、株式や投資信託などの配当金(分配金)や売却益が非課税となる制度です。

どちらの証券会社も、成長投資枠の投資先は共通しています。

  • 投資信託
  • 国内株式(ETF、J-REIT含む)
  • 外国株式(ETF含む)
  • ※一部対象外の銘柄あり

また、成長投資枠で取引できる投資信託の取扱銘柄も1,000以上です。

  • SBI証券:1,263銘柄
  • マネックス証券:1,100銘柄以上

ただし、違いで説明した通り、外国株式はそれぞれの証券会社でラインナップが異なります。SBI証券は国数が豊富で、マネックス証券は中国株の銘柄が豊富なため、取引したい内容にあわせて選ぶとよいでしょう。

【NISA(つみたて投資枠)】どちらも200件以上の銘柄数

NISA(つみたて投資枠)は、長期の積立・分散投資に適した一定水準の投資信託のみを対象とする制度です。

金融庁が指定した銘柄のみが対象で、2025年1月時点で303本が登録されています。

つみたて投資枠の銘柄数は、どちらも200件以上を取り扱っており、幅広い選択肢から買付できます。

  • SBI証券:248銘柄
  • マネックス証券:234銘柄

対象の銘柄はそれぞれ異なるため、ご自身が取引したい方を選びましょう。

【積立の頻度】SBI証券は「毎週」も選べる

銘柄数に大きな違いはありませんが、積立の頻度が異なります。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
積立の頻度 毎日
毎月
毎週
毎日
毎月

どちらの証券会社も「毎日」「毎月」が選べますが、SBI証券は「毎週」も選択可能です。細かく設定したい場合、SBI証券が向いているでしょう。

SBI証券とマネックス証券はどっちが自分に合う?おすすめの人を解説

マネックス証券が向いている人
どちらの証券会社を選ぶか迷う人は、クレジットカードや銀行・ポイントサービスの違いを確認しましょう。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
クレジットカード 三井住友カードOlive dカード
マネックスカード
連携できる銀行 SBI新生銀行
住信SBIネット銀行
三井住友銀行
即時入金可能な銀行 関西みらい銀行
セブン銀行
スルガ銀行
SBI新生銀行
ソニー銀行
auじぶん銀行
香川銀行
静岡銀行
荘内銀行
北都銀行
伊予銀行
ポイントサービス Vポイント
Pontaポイント
dポイント
JALのマイル
PayPayポイント
マネックスポイント
dポイント

上記の中にメインで使用する口座やクレジットカードがある人は、対象の証券会社を選ぶメリットがあります

また、それ以外の特徴を踏まえて、それぞれの証券会社が向いている人の特徴を紹介します。

SBI証券がおすすめの人

SBI証券は国内株式や投資信託、幅広い国に投資したい人に向いている証券会社です。

SBI証券が向いている人

国内株式の取引が中心の人

SBI証券は国内株式の手数料が無料になるコースがあるため、コストを抑えて取引できます。

また、単元未満株の手数料もマネックス証券に比べて抑えられるため、国内株式を中心に取引する場合に向いているでしょう。

さまざまな国の株式を取引したい人

SBI証券は外国株式の対象国数が9カ国で、マネックス証券より充実しています。

どちらの証券会社も米国、中国株式は取り扱っていますが、以下の国と取引したい場合はSBI証券が向いているでしょう。

  • 韓国
  • ロシア
  • ベトナム
  • インドネシア
  • シンガポール
  • タイ
  • マレーシア

投資信託やNISA(つみたて投資枠)を中心に取引する人

投資信託やNISA(つみたて投資枠)は、SBI証券が充実している傾向にあります。

対象商品 SBI証券のメリット
投資信託 マネックス証券に比べて銘柄数が多い(2,557本)
NISA(つみたて投資枠) 積立の頻度を「毎日」「毎月」「毎週」から選べる

また、SBI証券は「かんたん積立 アプリ」という積立投資専用のスマホアプリが提供されています。

上記を踏まえると、投資信託を中心に取引する場合、SBI証券のメリットが大きいと言えるでしょう。

マネックス証券がおすすめの人

マネックス証券は、中国株式に特化している証券会社です。また、国内株式の取引に役立つツールも豊富なため、本格的に投資を始めたい人に向いているでしょう。

マネックス証券が向いている人

中国株式を中心に取引する人

マネックス証券は、中国株式の銘柄や手数料が充実しています。香港市場に上場するほぼ全銘柄を取り扱っているため、幅広い先に投資できることがメリットです。

また、取引手数料率は「約定代金の0.275%」と、SBI証券に比べて0.011%抑えられます。中国株式をメインに取引する場合は、マネックス証券が適していると言えるでしょう。

さまざまなツールを活用して取引したい人

マネックス証券は国内株式の取引に役立つPCツールが充実しており、代表的なツールと特徴は以下の通りです。

ツール名 特徴
マルチボード500 100銘柄を1つの画面で表示できる株価更新ツール
最大500銘柄まで登録可能
チャートフォリオ 銘柄を「チャートの形」から検索できるツール
フル板情報ツール 全ての板情報を確認できるツール
注文件数や引け情報も表示できる
マーケットライダー 株価情報の更新ツール
市況ニュースやランキングなども確認できる

ほかにも取引に役立つツールが充実しているため、本格的に国内株式を取引したい場合に向いているでしょう。

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iDeCoの受け取りを「年金」で検討している人

マネックス証券は、iDeCoの受け取りを「年金」にした場合の選択肢が豊富です。

受給年数 5〜20年(1年単位)
受給回数 年1回
年2回
年3回
年4回
年6回
年12回

SBI証券の受給年数も「5年〜20年」ですが、5年単位でのみ設定できます。

また、受給回数は「年3回」「年12回」が選べないため、受け取り方を細かく調整したい場合はマネックス証券が向いているでしょう。

IPOの当選確率を上げたい人は両方の口座を保有しておくのもおすすめ

複数の証券会社を持つことはメリットもあるため、迷っている人は検討してみましょう。特に、IPOに投資したい場合は複数の口座を利用するメリットが大きくなります。

IPOは募集株数に対して申し込みの件数が上回るケースが多く、抽選などの方法で対象者が選ばれます。複数の証券会社でIPOを申し込みすることで、当選する確率を上げられるでしょう。

また、IPOが割り当てられる証券会社・株数は銘柄ごとに異なります。片方の証券会社のみ扱う銘柄もあるため、どちらの口座も保有しておくとスムーズに申し込みできます。

まとめ

SBI証券とマネックス証券は、取り扱う商品の特徴に細かい違いがあるものの、どちらを選んでも幅広い先に投資できます。

取り扱う商品にこだわりがない場合は、クレジットカードや銀行、ポイントサービスなどの違いを比較するとよいでしょう。

証券会社 SBI証券 マネックス証券
クレジットカード 三井住友カードOlive dカード
マネックスカード
連携できる銀行 SBI新生銀行
住信SBIネット銀行
三井住友銀行
即時入金可能な銀行 関西みらい銀行
セブン銀行
スルガ銀行
SBI新生銀行
ソニー銀行
auじぶん銀行
香川銀行
静岡銀行
荘内銀行
北都銀行
伊予銀行
ポイントサービス Vポイント
Pontaポイント
dポイント
JALのマイル
PayPayポイント
マネックスポイント
dポイント

国内株式や外国株式全体、投資信託が充実しているのがSBI証券です。マネックス証券は中国株式に特化しているのと、取引に役立つツールが充実しています。

自分の取引スタイルに応じて証券会社を選びましょう。

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