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ロボアドバイザー実績比較アイキャッチ画像

【2024年11月】ロボアドバイザーの最新実績を比較!おすすめサービス3社も紹介


この記事では、ロボアドバイザーの最新実績をまとめています。

各ロボアドバイザー公式サイトで公開される運用実績は、運用開始月からの累計実績のみ掲載しており、複数サービスで正確に比較することができません。

そこで当記事では、各ロボアドバイザーの実績データを独自集計し、同じ基準月で比較できるようにまとめております。

運用実績でロボアドバイザーを比較したい方は、当記事を参考にして、ご自身にあったサービスを見つけてください。
実績が良いおすすめ
AI投資・ロボアドバイザー
ロボプロロゴ画像
ROBOPRO:AI将来予測で下落相場に強い
2020年1月から運用を開始したAI投資サービス。コロナショックによる市場全体の下落からいち早く回復し、投資家の話題を集めた。2020年基準の運用実績では、ほとんどの期間で最も高い実績を出し続けている

詳細へ
ウェルスナビロゴ画像
ウェルスナビ:上昇相場で高いパフォーマンスを出す
リスクが異なる5つのコースが用意されており、いずれも高い実績を維持している。預かり資産1兆3,000億円、運用者数40万人を突破し、確かな実績と信頼を積んでいるロボアドバイザーサービス。

詳細へ
オンコンパスロゴ画像
ON COMPASS:リスク許容度最大ならウェルスナビに負けない
全コース平均はロボプロやウェルスナビに続くものの、最もリスクが高いコースはウェルスナビを上回るときもある。マネックス証券口座で利用でき、新NISAの成長投資枠にも対応している。 詳細へ
気になる実績比較はこちら

※当記事に掲載されている各サービスの実績は、2024年11月末時点の数値を掲載しています。
※実績数値の具体的な算出方法の説明はこちら


小関 拓弥
著者
小関 拓弥
株式会社EXIDEA
WEBディレクター

保有資格:日本証券業協会 一種外務員

早稲田大学商学部卒業後、SMBC日興証券に入社。現在は、前職での金融知識活かし金融ジャンルを担当する。

詳細の著者情報はこちらに記載しています。

ロボアドバイザーの実績を最新月から一定期間で比較!

一括投資・積立投資それぞれで実績比較をします
はじめに、最新月から一定期間の運用実績を比較していきましょう。

当サイトでは、直近6ヵ月・1年・3年の期間の実績をまとめています。ただ、ロボアドバイザーは長期運用を前提として提供されている投資サービスなので、実際に比較するときは直近3年間の実績を確認するのがおすすめです。

一括入金と積立投資の2パターン掲載するので、ご自身が利用したい方法に応じてご覧ください。まずは一括入金した場合の実績比較を見ていきましょう。

一括入金した場合

直近3年間の運用実績Top3(全コース平均)
直近1年間・6ヵ月の運用実績Top5はこちら
直近1年間の運用実績Top3(全コース平均) 直近6ヶ月間の運用実績Top3(全コース平均)

全コース平均の実績比較では、AI投資のROBOPRO(ロボプロ)が最も良い実績を出しています。直近数ヶ月の間に他のロボアドバイザーが下落しているなか、ロボプロだけ下落幅を最小限に抑えています。

ロボプロはAIが予測した相場の動きに合わせて、ポートフォリオを毎月変更して運用します。短期間の実績では他より下がるときがあるものの、長期的に見ると安定して高い実績を出しています

ロボプロの次に実績が良いのは、ウェルスナビとTHEO+ docomoです。どちらも2016年から運用開始しており、当サイトのアンケートでも満足度が他サービスと比較して高いロボアドバイザーです。短期間の実績でも、高いパフォーマンスを出しているのは高評価ですね。

他のサービスでは、SBIラップAI投資コースが調子を上げています。SBIラップAI投資コースはロボプロのAIを採用しており、海外ETFではなくSBI証券の投資信託を運用している特徴です。

ロボプロの公式サイトはこちら

全サービスの運用実績比較はこちら
直近3年間間の運用実績(全コース平均) 直近1年間の運用実績(全コース平均) 直近6ヵ月間の運用実績(全コース平均)
一括投資の運用実績(全コース平均)
6ヵ月 1年 3年
ウェルスナビ 2.19% 17.87% 41.28%
ROBOPRO 7.94% 21.98% 50.9%
THEO 1.62% 14.9% 39.7%
SBIラップ
AI投資
6.47% 18.73% -
SUSTEN 2.4% 13.56% -4.23%
SUSTEN(NISA) 2.07% 16.76% -
おまかせ運用 1.97% 14.82% -
楽ラップ 1.87% 13.27% 13.36%
ON COMPASS -0.33% 12.83% 26.79%
SBIラップ
匠の運用コース
0.6% 14.23% -
らくらく投資 3.4% 15.88% 15.93%
SMBCロボアドバイザー 0.41% 12.75% 19.18%
2024年11月作成 ※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。
※運用期間が足りていないサービスは、表では「-」で掲載しています。

直近3年間の運用実績Top5(リスク許容度最大)
直近1年間・6ヵ月の運用実績Top5はこちら
直近1年間の運用実績Top5(リスク許容度最大) 直近6ヵ月間の運用実績Top5(リスク許容度最大)

最もリスク許容度が高いコースのランキングTop5は拮抗しているものの、若干SUSTENのNISA口座が若干頭1つ抜けている状態です。

投資先が世界株式100%なため、債券や金など他の金融商品に分散投資していないため、このような運用実績になっていると考えられます。

ただ、リスク許容度最大のコースで比較しても、ロボプロがトップレベルの実績を出しているのは驚きですね

  いずれのサービスを利用する場合でも、リスク許容度が最も高いコースは価格変動率が高いので、現時点の運用実績は良くても、将来大きく下落する可能性が高い点に注意しておきましょう

SUSTENの公式サイトはこちら

最新月の実績数値はこちら
直近3年間の運用実績(リスク許容度最大) 直近1年間の運用実績(リスク許容度最大) 直近6ヵ月間の運用実績(リスク許容度最大)
一括投資の運用実績(リスク許容度最大)
6ヵ月 1年 3年
ウェルスナビ 2.77% 21.62% 47.24%
ROBOPRO 7.94% 21.98% 50.9%
THEO 2.22% 21.73% 51.08%
SBIラップ
AI投資
6.47% 18.73% -
SUSTEN 5.12% 23.21% 25.37%
SUSTEN(NISA) 2.65% 22.97% -
おまかせ運用 2.07% 20.56% -
楽ラップ 1.71% 17.07% 23.78%
ON COMPASS 1.67% 21.08% 44.92%
SBIラップ
匠の運用コース
0.6% 14.23% -
らくらく投資 4.16% 21.11% 33.64%
2024年11月作成
※ロボプロ・SBI証券のSBIラップの実績数値は全コース平均のみですが、投資戦略を考慮してグラフに反映させています。
※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。
※運用期間が足りていないサービスは、表では「-」で掲載しています。

直近3年間の運用実績Top5(リスク許容度最小)
直近1年間・6ヵ月の運用実績Top5はこちら
直近1年間の運用実績(リスク許容度最小) 直近6ヵ月間の運用実績(リスク許容度最小)

リスク許容度が最も小さいコースでの実績比較は、ウェルスナビとTHEO+ docomoのみ良い実績を出しており、他のサービスはあまり芳しくありません

ただ短期的な実績を見ると、CHEER証券のおまかせ運用が伸びてきています。おまかせ運用は2023年7月に開始したばかりのロボアドバイザーですが、THEO+ docomoと同じ運営会社が運用しているため、良い実績が出ていると考えれます。

長期運用を前提とすると、リスクを抑えてロボアドバイザーを利用したい方は、現状ウェルスナビかTHEO+ docomoのいずれかを選ぶといいでしょう

ウェルスナビの公式サイトはこちら

最新月の実績数値はこちら
直近3年間の運用実績(リスク許容度最小) 直近1年間の運用実績(リスク許容度最小) 直近6ヵ月間の運用実績(リスク許容度最小)
一括投資の運用実績(リスク許容度最小)
6ヵ月 1年 3年
ウェルスナビ 1.23% 10.99% 29.28%
THEO 0.69% 9.48% 29.72%
SUSTEN 1.11% 5.79% -13.38%
SUSTEN(NISA) 1.21% 8.07% -
おまかせ運用 0.39% 8.91% -
楽ラップ 1.7% 8.16% 0.63%
ON COMPASS -1.5% 1.9% -3.13%
らくらく投資 2.39% 9.68% -1.77%
SMBCロボアドバイザー -0.46% 4.57% -2.55%
2024年11月作成 ※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。
※運用期間が足りていないサービスは、表では「-」で掲載しています。

積立投資の場合

直近3年間の積立投資の運用実績Top5(全コース平均)
直近1年間・6ヵ月の運用実績Top5はこちら
直近1年間の積立投資の運用実績Top5(全コース平均) 直近6ヵ月間の積立投資の運用実績Top5(全コース平均)

直近3年間では、ロボプロがトップの実績です。

ロボプロは一括投資の実績で常にトップを争っているので、そのまま積立投資の実績のも反映されていると考えられます。

また、ロボプロは下落相場に強いと口コミで評判です。下落相場時に積立投資した資金の損失を、最小限に抑えた結果が出ていると考えられます。

ロボプロの公式サイトはこちら

最新月の運用実績数値はこちら
積立投資の運用実績(全コース平均)
積立投資の運用実績(全コース平均)
6ヵ月 1年 3年
ウェルスナビ 1.74% 14.84% 31.7%
ROBOPRO 7.16% 18.82% 38.41%
THEO 1.21% 12.28% 29.74%
SBIラップ
AI投資
5.78% 16.09% -
SUSTEN(NISA) 1.71% 13.49% -
おまかせ運用 1.54% 12.32% -
楽ラップ 1.79% 16.06% 15.9%
ON COMPASS -0.55% 10.44% 21.31%
SBIラップ
匠の運用コース
0.53% 11.86% -
らくらく投資 3.23% 13.52% 14.86%
SMBCロボアドバイザー 0.27% 10.55% 16.68%
2024年11月作成
直近3年間の積立投資の運用実績Top5(リスク許容度最大)
直近1年間・6ヵ月の運用実績Top5はこちら
直近1年間の積立投資の運用実績Top5(リスク許容度最大) 直近6ヵ月間の積立投資の運用実績Top5(リスク許容度最大)

リスク許容度最大のコースで積立投資を比較すると、ロボプロよりもSUSTENのNISA口座が最も良い実績を出しています。

一括投資の運用実績が調子良く、その影響が積立投資にも出ていると考えられます。

ただ直近6ヵ月間では、ロボプロが最も高い実績を出していました。

SUSTENの公式サイトはこちら

最新月の運用実績数値はこちら
積立投資の運用実績(リスク許容度最大)
積立投資の運用実績(リスク許容度最大)
6ヵ月 1年 3年
ウェルスナビ 2.3% 18.03% 36.88%
ROBOPRO 7.16% 18.82% 38.41%
THEO 1.81% 18.05% 39.87%
SBIラップ
AI投資
5.78% 16.09% -
SUSTEN(NISA) 2.16% 19.14% -
おまかせ運用 1.67% 17.14% -
楽ラップ 1.59% 19.43% 25%
ON COMPASS 1.28% 17.48% 35.52%
SBIラップ
匠の運用コース
0.53% 11.86% -
らくらく投資 3.85% 17.92% 27.8%
SMBCロボアドバイザー 0.75% 15.85% 31.33%
2024年11月作成

※ロボプロ・SBI証券のSBIラップの実績数値は全コース平均のみですが、投資戦略を考慮してグラフに反映させています。
直近3年間の積立投資の運用実績Top5(リスク許容度最小)
直近1年間・6ヵ月の運用実績Top5はこちら
直近1年間の積立投資の運用実績Top5(リスク許容度最小) 直近6ヵ月間の積立投資の運用実績Top5(リスク許容度最小)

リスク許容度最小のコースでは、一括投資と同様にウェルスナビとTHEO+ docomoが軍を抜いている状態です。

他のサービスも一定のパフォーマンスは出ていますが、ウェルスナビとTHEO+ docomoと比較すると、少し物足りないと感じるかもしれません。

ただ、直近1年・6ヵ月だとCHEER証券のおまかせ運用の調子が良く、THEO+ docomoよりも高い実績を出しています。 ウェルスナビの公式サイトはこちら

最新月の運用実績数値はこちら
積立投資の運用実績(リスク許容度最小)
積立投資の運用実績(リスク許容度最小)
6ヵ月 1年 3年
ウェルスナビ 0.83% 9.03% 21.62%
THEO 0.31% 7.65% 21.56%
SUSTEN(NISA) 1.13% 6.22% -
おまかせ運用 0.01% 7.19% -
楽ラップ 1.68% 11.64% 5.72%
ON COMPASS -1.36% 1.47% -1.4%
らくらく投資 2.4% 8.32% 1.59%
SMBCロボアドバイザー -0.37% 3.78% -0.19%
2024年11月作成

※初期投資額100万円、積立投資楽3万円で算出しています。
※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。
※積立期間に対して運用期間が足りていないサービスは、グラフには非表示、比較表では「-」で表記しています。

以上、最新月から比較したロボアドバイザーの運用実績です。一括投資と積立投資では、それぞれ実績が異なることがわかりましたね。

次章では、経済ショックを基準に実績を比較します。相場の対応力が高いロボアドバイザーを比較したい方は、ぜひこのまま読み進めてください。

経済ショックを基準にした実績結果は?

経済ショックが起きた月を基準に比較します
長期的に投資を続ける以上、世界経済に大きな影響を及ぼす出来事を経験する可能性があります。この章では、国内で投資一任型ロボアドバイザーが運用開始した、2016年以降に起きた経済ショックを基準に、ロボアドバイザーの運用実績を比較します。

今回は、コロナショックによる市場への影響が最も大きかった2020年3月から6ヵ月間、ウクライナ危機が起きた2023年2月から1年間の運用実績を見ていきましょう。

コロナショックで経済が停滞した2020年3月基準

コロナショック(2020年3月)からの運用実績(全コース平均)
運用実績数値はこちら
2020年3月から9月までの運用実績(全コース平均)
ウェルスナビ 14.00%
ROBOPRO 18.78%
THEO 13.20%
楽ラップ 13.01%
ON COMPASS 9.22%
SMBC
ロボアドバイザー
11.11%
2024年11月作成
コロナショック(2020年3月)からの運用実績(リスク許容度最大)
運用実績数値はこちら
2020年3月から9月までの運用実績(リスク許容度最大)
ウェルスナビ 20.05%
ROBOPRO 18.78%
THEO 20.49%
楽ラップ 18.40%
ON COMPASS 17.92%
SMBC
ロボアドバイザー
18.58%
2024年11月作成
※ロボプロの実績数値は全コース平均のみですが、投資戦略を考慮してグラフに反映させています。
コロナショック(2020年3月)からの運用実績(リスク許容度最小)
運用実績数値はこちら
2020年3月から9月までの運用実績(リスク許容度最小)
ウェルスナビ 7.45%
THEO 6.53%
楽ラップ 7.29%
ON COMPASS 2.29%
SMBC
ロボアドバイザー
4.07%
2024年11月作成
※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。

まずは、コロナショックによる市場への影響が最も大きかった、2020年3月から6ヵ月間のロボアドバイザーの実績を比較します。

全コース平均では、ロボプロが群を抜いて実績を回復させています。ロボプロは2020年1月から運用を始めており、まだ数ヵ月も経っていない状態でコロナショックを経験しながらも、下落相場に強い実績を出したことで投資家から評判を集めました。

リスク許容度最大で比較しても、他サービスと遜色ない実績となっています。

ロボプロの公式サイトはこちら

ウクライナ危機が始まった2022年2月基準

ウクライナ危機(2022年2月)からの運用実績(全コース平均)
運用実績数値はこちら
2022年2月から1年間の運用実績(全コース平均)
ウェルスナビ 6.70%
ROBOPRO 8.64%
THEO 7.72%
SUSTEN -10.70%
楽ラップ -2.56%
ON COMPASS 4.23%
らくらく投資 -4.10%
SMBC
ロボアドバイザー
0.25%
2024年11月作成
ウクライナ危機(2022年2月)からの運用実績(リスク許容度最大)
運用実績数値はこちら
2022年2月1年間の運用実績(リスク許容度最大)
ウェルスナビ 6.75%
ROBOPRO 8.64%
THEO 8.77%
SUSTEN -4.22%
楽ラップ -0.42%
ON COMPASS 7.22%
らくらく投資 -0.21%
SMBC
ロボアドバイザー
5.07%
2024年11月作成

※ロボプロの実績数値は全コース平均のみですが、投資戦略を考慮してグラフに反映させています。
ウクライナ危機(2022年2月)からの運用実績(リスク許容度最小)
運用実績数値はこちら
2022年2月から1年間の運用実績(リスク許容度最小)
ウェルスナビ 5.78%
THEO 6.16%
SUSTEN -11.96%
楽ラップ -5.12%
ON COMPASS -4.04%
らくらく投資 -8.43%
SMBC
ロボアドバイザー
-5.84%
2024年11月作成
※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。

続いては、ウクライナ危機が始まった2022年2月から1年間の運用実績を比較します。

コロナショックと同様、ロボプロが若干良い実績を出しています。ウクライナの状況がどうなるか不透明なため、相場が不安定になっているなか、ある程度実績を出しているのはさすがですね。

以上、投資一任型ロボアドバイザーが始まった、2016年以降に起きた経済ショックを基準にロボアドバイザーの運用実績を比較しました。コロナショックではAIによる相場予測をおこなうロボプロ、ウクライナ危機では日本株に集中投資するWealth Wingが良い実績を出していました。

今回比較した運用実績は、将来の利益を保証しません。今後起こりうる経済ショックによっては、今回比較した実績とまったく異なる結果が出る可能性があります。

次章では、主要ロボアドバイザーの運用開始時期から比較します。比較できる最大期間でロボアドバイザーの実績を比較したい方は、ぜひ次章もご覧ください。

主要ロボアドバイザーの運用開始時期で比較

運用年数で実績を比較します
最後に、主要ロボアドバイザーが運用開始した年から最新月までの期間で実績を比較します。今回は、5年以上運用している4サービスと、3年以上運用している7サービスの2パターン用意しました。

特定の期間ではなく、可能な限り最大の期間でロボアドバイザーの実績を比較しているで、各ロボアドバイザーサービスの特徴が把握できるでしょう。

2016年から運用している4サービスで実績比較

6年以上運用しているロボアドバイザーの実績比較(全コース平均)
最新月の運用実績数値はこちら
2016年から7月からの運用実績(全コース平均)
ウェルスナビ 123.64%
THEO 95.09%
楽ラップ 62.16%
ON COMPASS 62.61%
2024年11月作成
6年以上運用しているロボアドバイザーの実績比較(リスク許容度最大)
最新月の運用実績数値はこちら
2016年7月からの運用実績(リスク許容度最大)
ウェルスナビ 155.21%
THEO 148.59%
楽ラップ 104.53%
ON COMPASS 129.03%

6年以上運用しているロボアドバイザーの実績比較(リスク許容度最小)
最新月の運用実績数値はこちら
2016年7月からの運用実績(リスク許容度最小)
ウェルスナビ 78.5%
THEO 59.58%
楽ラップ 20.5%
ON COMPASS -2.46%
2024年11月作成
※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。

2016年から運用を開始しているロボアドバイザーは、ウェルスナビ・THEO+ docomo・楽ラップ・ON COMPASSの4サービスです。

どのリスク許容度で実績を比較しても、ウェルスナビが最も良い実績を出しています。ウェルスナビが他のロボアドバイザーよりも実績が良い理由として、リバランス頻度の違いが考えられます。

投資一任型ロボバイザーは、一定期間ごとにポートフォリオの資産比率を元に戻すリバランスを実施します。今回比較している4サービスのリバランス頻度は、以下のとおりです。

リバランス頻度の一覧
  • ウェルスナビ:6ヵ月
  • THEO+ docomo:1ヵ月
  • 楽ラップ:1ヵ月
  • ON COMPASS:3ヵ月

上記のように、ウェルスナビのリバランス頻度は他のロボアドバイザーと比較して長くなっています。

リバランスの頻度は、多ければ良いとは限りません。例えば株式市場が上昇傾向にある場合、ポートフォリオ内の株式比率は大きくなり、株式から得られるリターンが増える可能性があります。

一方、リバランスを実施してポートフォリオの株式比率を元に戻した場合、株式市場から得られる恩恵を減らしてしまうかもしれません。

リバランスを実施する目的は、ご自身のリスク許容度の範囲内で運用を続けることです。ただ、市場の状況によってはリバランスしないほうが、運用実績が良くなる可能性があります。

ウェルスナビでは6ヵ月ごとにリバランスを実施するので、市場の上昇傾向にうまく乗り続けられたと考えられます。

2020年から運用している7サービスで実績比較

3年以上運用しているロボアドバイザーの実績比較(全コース平均)
最新月の運用実績数値はこちら
2020年11月からの運用実績(全コース平均)
ウェルスナビ 65.48%
ROBOPRO 79.99%
THEO 58.04%
SUSTEN -0.92%
楽ラップ 26.91%
ON COMPASS 43.75%
SMBC
ロボアドバイザー
32.87%
2024年11月作成
3年以上運用しているロボアドバイザーの実績比較(リスク許容度最大)
最新月の運用実績数値はこちら
2020年11月からの運用実績(リスク許容度最大)
ウェルスナビ 77.03%
ROBOPRO 79.99%
THEO 79.64%
SUSTEN 40.21%
楽ラップ 44.31%
ON COMPASS 76.55%
SMBC
ロボアドバイザー
63.17%
2024年11月作成
3年以上運用しているロボアドバイザーの実績比較(リスク許容度最小)
最新月の運用実績数値はこちら
2020年11月からの運用実績(リスク許容度最小)
ウェルスナビ 45.65%
THEO 40.27%
SUSTEN -15.08%
楽ラップ 6.75%
ON COMPASS -0.61%
SMBC
ロボアドバイザー
0.81%
2024年11月作成
※THEO+ docomoの運用実績は参照元がTHEO公式サイトのため、グラフではTHEOと表記しています。
※SUSTEN自体の運用開始は2020年10月なため、課税口座のポートフォリオの運用成績を掲載。


2020年から運用を続けているロボアドバイザーは、先ほど比較した4サービスにくわえて、ロボプロ・SUSTEN・SMBCロボアドバイザーの合計7サービスです。

全コース平均では、ロボプロが最も良い実績を出しています。しかも、基準月からすべての期間で、他のサービスより高い実績を出し続けている状態です。

特に、株式市場が下落相場になっているときに、他のロボアドバイザーの実績が軒並み下落しているなか、ロボプロだけ下落を最小限に抑えるか、むしろプラスの実績を出している月があるのは驚きです

リスク許容度最小のコースでは、ウェルスナビとTHEO+ docomoしか十分なプラスを出しておらず、他のサービスはほぼプラスマイナスゼロで、SUSTENは下落傾向となっています。

以上、特定の年から運用されているロボアドバイザーで運用実績を比較しました。ロボプロが安定しつつ高い実績を出しており、リスク許容度の違いを考慮する、ウェルスナビ・THEO+ docomoも良い実績を出しています。

次章では、さまざまな期間で実績を比較した結果を踏まえて、おすすめのロボアドバイザーを紹介します。実績の良さでロボアドバイザーを選びたい方は、ぜひこのまま読み進めてください。

実績比較でわかったロボアドバイザーランキングTop3!

おすすめロボアドバイザーランキングTop3を紹介します
ここでは、さまざまな期間で実績を比較してわかった、実績が良いロボアドバイザーランキングTop3を紹介します。

実績の良さでロボアドバイザーを選びたい方は、以下のロボアドバイザーを選ぶのがおすすめです。

  • ROBOPRO
  • ロボプロロゴ画像 AIによる相場予測によって、資産配分を柔軟に変えながら運用するAI投資サービス。コロナショックによる下落相場で、いち早く回復したことから投資家の間で話題を呼んだ。運用期間が長くなるほど実績が良くなっており、運用を開始した2020年基準の実績では、ほぼ全期間で最も高い実績を出している

  • ウェルスナビ
  • ウェルスナビロゴ画像 用意されているすべての運用コースで、常にトップレベルの実績を出している預かり資産1兆2,000億円、運用者数40万人も突破しており、確かな実績と信頼を兼ね添えたロボアドバイザー。

  • ON COMPASS
  • オンコンパスロゴ画像 全コース平均ではロボプロやウェルスナビより低いものの、リスク許容度最大のコースであれば、ウェルスナビを上回る実績を出している。マネックス証券口座で運用し、新NISAの成長投資枠にも対応している


各サービスの運用実績を再度確認しつつ、サービスの詳細内容を解説していきます。

ロボプロ(ROBOPRO)|AI投資の代表格!コロナ禍からのパフォーマンスの回復力が評判に

ROBOPRO
ロボプロの基本情報
手数料
(年率・税込)
AI将来予測 最低投資金額 新NISA対応
1.1% 10万円 ×
2024年11月作成 ロボプロの運用実績
最新月の運用実績数値はこちら
最新実績(2024年11月末基準)
運用コース 6ヵ月 1年 3年 6年 設定来
全コース平均 7.94% 21.98% 50.9% - 89.8%
2024年11月作成


続いておすすめするのは、AI投資のロボプロ(ROBOPRO)です。

全コース平均での実績比較では、ほとんどの期間で常にTop3に入っており、AI投資による実力の高さを示しています。特に、コロナショックの影響が最も出ていた2020年3月以降の実績比較では、他のロボアドバイザーよりもいち早く回復しており、投資家のなかでも評判となりました。

ロボプロではAIが相場の動きを予測し、ポートフォリオ自体を柔軟に変えつつ、パフォーマンスの最大化を目指して運用します。8種類の資産に分散投資をしますが、相場によっては一部の資産に一切投資しない大胆さを持っているのが特徴です。

リスク許容度にあわせた運用をしないため、ROBOPROはウェルスナビと違って運用コースが1つしかありません。それでも不安定な相場にもうまく対応できていると、口コミで評判となっています。

リスク許容度ではなく相場の状況に合わせて投資したい方は、ウェルスナビではなくロボプロを選ぶのがおすすめです。

ロボプロの公式サイトはこちら

ウェルスナビ(WealthNavi )|実績が高く認知度も高い満足度No.1のロボアドバイザー

ウェルスナビの基本情報
手数料
(年率・税込)
AI将来予測 最低投資金額 新NISA対応
1.1% × 1万円
2024年11月作成 ウェルスナビの運用実績
最新月の運用実績数値はこちら
最新実績(2024年11月末基準)
運用コース 6ヵ月 1年 3年 6年 設定来
全コース平均 2.19% 17.87% 41.28% 82.81% 124.57%
リスク許容度1 1.23% 10.99% 29.28% 58.66% 74.18%
リスク許容度2 1.54% 14.74% 36.3% 73.14% 103.92%
リスク許容度3 2.19% 18.36% 42.4% 84.85% 128.7%
リスク許容度4 2.79% 21.39% 47.8% 96.05% 153.8%
リスク許容度5 2.77% 21.62% 47.24% 96.5% 162.23%
2024年11月作成

実績比較した結果、当サイトが最もおすすめできるロボアドバイザーは、WealthNavi (ウェルスナビ)です。ほとんどの期間での実績比較で、全コース平均・リスク許容度最大・リスク許容度最小ともに、トップレベルの実績を出していました。

当サイトの満足度調査でも、見事No.1に輝いています。利用者は36万人(※1)を超えており、人気・実力を兼ね備えたロボアドバイザーと言えるでしょう。

ウェルスナビには、リスク許容度に応じて5つの運用コースが用意されています。リスク許容度を選んで入金すれば、世界約50ヵ国、約12,000銘柄にお任せで分散投資をしてくれます。

さらに、運用で得た利益にかかる税金の負担を最適化する「DeTAX(デタックス)」という機能を提供しており、2024年から始まる新NISAにも対応する予定です。世界中の資産に分散投資をしながら、得た利益にかかる税金の負担を減らせるのもウェルスナビの魅力と言えます。

確かな実績を出しつつ、多くの人に選ばれているロボアドバイザーを利用したい方は、ウェルスナビを選ぶのがおすすめです。

※1:一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」をもとにネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年6月時点)

ウェルスナビの公式サイトはこちら

ON COMPASS|リスク許容度最大のコースならウェルスナビを上回るマネックス証券のロボアドバイザー

オンコンパス
ON COMPASSの基本情報
手数料
(年率・税込)
AI将来予測 最低投資金額 新NISA対応
0.9775% × 1,000円 成長投資枠
2024年11月作成 ON COMPASSの運用実績
最新月の運用実績数値はこちら
最新実績(2024年11月末基準)
運用コース 6ヵ月 1年 3年 6年 設定来
全コース平均 -0.33% 12.83% 26.79% 49.42% 63.28%
2024年11月作成


ON COMPASSは、マネックス証券が提供するロボアドバイザーです。8つの運用コースが用意されており、最もリスク許容度が大きいコースは、ウェルスナビよりも高い実績を出しています。

ON COMPASSでは、従来のロボアドバイザーと同様に質問に回答して運用コースを決めますが、その際に運用目的や目標金額も設定します。

その内容とご自身のリスクを踏まえて、目標達成率が80%を超えないと運用を始められないのが特徴です。

ON COMPASSの診断結果
運用開始後は、常に現状の目標達成率をチェックし、一定基準を下回ると臨時リバランスや計画の見直しの通知を出してくれます。ただ単に良い実績を出しているだけでなく、運用を続けられる工夫も施されています。

マネックス証券の新NISAの成長投資枠にも対応しており、1つの証券口座で株式や投資信託と一緒に運用することも可能です。

高い実績を狙いつつも、自分の目標金額に向けて自動運用したい方は、マネックス証券のON COMPASSを利用してみるといいでしょう。

ON COMPASSが利用できる
マネックス証券公式サイトはこちら


以上、実績比較を踏まえた、おすすめロボアドバイザーサービスを紹介しました。ロボアドバイザーは実績で選びたい方は、今回紹介した3サービスから選ぶといいでしょう。

ただし、ロボアドバイザーの比較方法は、実績だけではありません。そこで、次章では実績以外に注目したい、ロボアドバイザーの比較ポイントを解説します。

実績だけでなく、他の要素も比較してロボアドバイザーを選びたい方は、このまま読み進めてみてください。

実績以外の比較ポイント5選

実績以外の比較ポイントを解説します
ここまで、ロボアドバイザーの運用実績をさまざまな期間で比較し、おすすめサービスを紹介しました。

しかし、ロボアドバイザー選びは実績だけではありません。自分に合ったロボアドバイザーを選びたい方は、実績だけでなく以下の要素も比較してみてください。

実績以外の比較ポイント
  • 手数料の安さ
  • 運用コースの豊富さ
  • 相場予測・下落軽減機能
  • 新NISA・税金最適化などの節税サービス
  • 最低投資金額

1つずつ、詳しく解説していきます。

手数料の安さ

実績と同様、ロボアドバイザー選びで重視したいのが手数料の安さです。

ロボアドバイザーを利用するには、運用残高に応じた手数料を支払わないといけません。手数料の支払い方には、運用残高に対して一定割合の手数料を支払う固定報酬型と、運用益が出た月に手数料を支払う成果報酬型の2種類があります。

以下の比較表に、主要ロボアドバイザーの手数料体系をまとめてみました。

主要投資一任型ロボアドバイザーの手数料体系
サービス名 利用手数料(年率・税込)
ウェルスナビ 1.1%
ROBOPRO 1.1%
THEO+ docomo 1.1%
SUSTEN※1 0.08〜0.3%
楽ラップ ■固定報酬型:0.715%
■成果報酬型:0.605%
+運用益5.5%
SBIラップAI投資コース 0.66%
SBIラップ匠の運用コース 0.77%
ON COMPASS 0.66%
2024年11月作成
※1:NISA口座の手数料を掲載。課税口座は完全成果報酬を採用。


ロボアドバイザーの手数料は、他のサービスと比べて高い安いと判断するのではなく、実績の良さやこの後紹介する比較ポイントも考慮して比較するのがおすすめです。

運用コースの豊富さ

各ロボアドバイザーには、投資戦略に基づいた運用コースが用意されています。

一般的な投資一任型ロボアドバイザーでは、利用者が自身のリスク許容度にあった運用ができるよう、複数の運用コースを用意しています。主要ロボアドバイザーサービスの運用コースは、それぞれ以下のとおりです。

主要投資一任型ロボアドバイザーの運用コース
サービス名 運用コース
ウェルスナビ 5コース
ROBOPRO 1コース
THEO+ docomo 231コース
SBIラップAI投資コース 1コース
SBIラップ匠の運用コース 1コース
SUSTEN※1 5コース
楽ラップ 5コース
ON COMPASS 8コース
2024年11月作成
※1:NISA口座の場合。課税口座は9コース用意されています。


運用コースが多く用意されているロボアドバイザーを選べば、よりご自身のリスク許容度に適したポートフォリオで投資を始められます

ただし、一部のロボアドバイザーは利用者のリスク許容度に合わせず、相場に応じてパフォーマンスの最大化を目指した運用をします。そのようなロボアドバイザーだと、運用コースは1つしか用意されていません。

そのため、ロボアドバイザーを選ぶ際は、最初にご自身の投資戦略を明確にすることをおすすめします。

相場予測・下落軽減機能

一部のロボアドバイザーには、毎回の自動積立やリバランスなどの基本的なお任せ投資サービスにくわえて、独自の機能が搭載されています。

そのなかでも、運用実績に関わる機能として相場予測機能と下落軽減機能が挙げられます。以下に、相場予測機能と下落軽減機能が搭載されたロボアドバイザーと、その詳細情報をまとめてみました。

  • ROBOPRO:AIによる相場予測
  • AIが相場の動きを予測し、それに合わせてポートフォリオ自体を柔軟に変えることで、パフォーマンスの最大化を目指します。8銘柄の海外ETFに投資するが、予測内容によっては一部のETFに一切投資しないポートフォリオで運用する場合があります。

  • THEO+ docomo:AIアシスト
  • AIがさまざまな資産に対するテキスト情報や市場データを分析する機能です。相場が下落すると予測したとき、その情報をポートフォリオ構築のインプットとして用いることで、ポートフォリオの下落リスクを軽減します

  • SBIラップ(SBI証券):AIによる相場予測
  • ロボプロと同様のAIを活用しており、AIの予測内容に応じてパフォーマンスの最大化を目指します。ロボプロとの違いは、SBI証券が提供する8銘柄の投資信託に投資しており、一部の投資信託の投資配分がゼロにはならず、必ず全銘柄に投資することです。

  • 楽ラップ(楽天証券):下落ショック軽減機能(DRC)
  • 株式市場の値動きが不安定だと判断したとき、株式の比率を下げて債権を比率を上げることで、ポートフォリオの下落幅を軽減する機能です。楽ラップが用意している5つの運用コースのうち4コースで用意されており、毎月任意で切り替えられます

上記のように、ロボアドバイザーサービスによって提供する機能には違いがあります。特に、ロボプロとSBI証券のSBIラップのAIによる相場予測は、投資戦略の根幹となる機能です。

また、楽ラップの下落ショック軽減機能は、任意で利用できる機能なので、利用するタイミングはご自身で判断する必要があります

新NISA対応・税金最適化機能

一部のロボアドバイザーには、投資で得た利益が非課税になる新NISAに対応していたり、税金最適化機能を搭載していたります。

税金最適化機能とは、評価損益が出ている資産をあえて売却することで、実現損益と相殺することで、税負担を最適化する機能です。売却した資産は、売却と同時に買い戻します。

現状、新NISA・税金最適化機能に対応したロボアドバイザーは、以下のとおりです。

新NISAと税金最適化機能に対応したロボアドバイザー
  • 新NISA:ウェルスナビ・SUSTEN・ON COMPASS・おまかせ運用(CHEER証券)
  • 税金最適化機能:ウェルスナビ・THEO+ docomo・SUSTEN

上記を踏まえると、新NISAと税金最適化機能どちらも対応しているのは、ウェルスナビとSUSTENの2サービスです。ただ、実績で比較すると現状ウェルスナビの方が良い状況となっています。

投資にかかる税金の負担を減らしたい方は、NISAや税金最適化機能に対応したロボアドバイザーを利用するのがおすすめです。

最低投資金額

最後に、各ロボアドバイザーの最低投資金額を確認しましょう。

ロボアドバイザーを利用するには、そのサービスが設定した金額以上のお金を入金しないと運用が始められません。以下に主要ロボアドバイザーの最低投資金額をまとめましたのでご覧ください。

主要投資一任型ロボアドバイザーの最低投資金額
サービス名 最低投資金額
ウェルスナビ 1万円
ROBOPRO 10万円
THEO+ docomo 1万円
SBIラップ 1万円
SUSTEN 1万円
楽ラップ 1万円
ON COMPASS 1,000円
2024年11月作成

一部のロボアドバイザーの最低投資金額は、10万円以上に設定されているものもあります。最低投資金額が低いければ、その分運用を始めやすくなるメリットがあります。

気になるロボアドバイザーを見つけたら、その最低投資金額を事前に確認しておきましょう。

まとめ

実績まとめ
当記事では、主要投資一任型ロボアドバイザーの運用実績を、さまざまな期間で比較しました。

その結果、実績の良さでおすすめしたいロボアドバイザーランキングTop3は、以下のサービスであることがわかりました。

実績が良いおすすめ
AI投資・ロボアドバイザー
ロボプロロゴ画像
ROBOPRO
2020年1月から運用を開始したAI投資サービス。コロナショックによる市場全体の下落からいち早く回復し、投資家の話題を集めた。2020年基準の運用実績では、ほとんどの期間で最も高い実績を出し続けている

詳細へ
ウェルスナビロゴ画像
ウェルスナビ
リスクが異なる5つのコースが用意されており、いずれも高い実績を維持している。預かり資産1兆3,000億円、運用者数40万人を突破し、確かな実績と信頼を積んでいるロボアドバイザーサービス。

詳細へ
オンコンパスロゴ画像
ON COMPASS
全コース平均はロボプロやウェルスナビに続くものの、最もリスクが高いコースはウェルスナビを上回るときもある。マネックス証券口座で利用でき、新NISAの成長投資枠にも対応している。 詳細へ
ロボアドバイザー選びでは実績を重視したい方は、上記のサービスから選ぶことをおすすめします。

投資一任型ロボアドバイザーに運用をお任せする以上、実績の良さは重要な比較ポイントです。ぜひ当記事の実績比較を活用して、自分にあったロボアドバイザーを見つけてください。

もう一度実績を比較したい方は、以下のボタンから戻ることが可能です。


実績の参照データ・算出方法について

実績データの参照元

当記事で掲載した運用実績は、各ロボアドバイザーの公式サイトで公開された実績データを参照しています。各サービスの公式サイトで公開される実績数値は翌月末に出揃うため、当記事では前月時点の運用実績を掲載しています。

各ロボアドバイザーの運用実績の参照元
※以下のロボアドバイザーサービスの実績データは、運用にかかる費用の一部またはすべてを控除せずに公開されています。
楽ラップ:手数料・投資先の投資信託の信託報酬
SUSTEN:成果報酬


当サイトの実績データの更新時期

各ロボアドバイザーで更新日が異なるため、当記事の実績数値は、翌月の下旬頃に更新しています。

実績データの計算方法

当記事の実績数値の計算方法は、上記のデータをもとに毎月の騰落率を算出し、基準月を100として以下の数式でおこなっています。

当月の実績 ÷ 前月の実績 × 100%

全コース平均として掲載した運用数値は、各ロボアドバイザーサービスが提供している運用コースの実績数値の平均値から算出しました。

また、リスク許容度最大・リスク許容度最小で掲載した実績数値は、各ロボアドバイザーサービスで提供されている、以下の運用コースから採用しています。

リスク許容度最大・リスク許容度最小で
採用した運用コース
サービス名 リスク許容度
最大
リスク許容度
最小
ウェルスナビ リスク許容度5 リスク許容度1
THEO+ docomo 年率リスク
7.90%のコース
年率リスク
15.97%のコース
SUSTEN 信用の世界経済 質実剛健
SUSTEN(NISA) リスク5 リスク1
楽ラップ かなり積極型 保守型
ON COMPASS Hコース Aコース
おまかせ運用※1 THEO+ docomoのリスク許容度最大を参照 THEO+ docomoのリスク許容度最小を参照
らくらく投資 がっちりコース のんびりコース
SMBCロボアドバイザー 成長重視 安定重視
※1:運用元がTHEO+ docomoと同様なため、同じリスク・リターンを参照。

当記事利用上のご注意
  1. 当記事で掲載している情報は、各金融機関の公表している情報を元に作成しておりますが、情報の更新等により閲覧時点で最新情報と異なる場合があり、正確性や安全性を保証するものではありません。各種商品に関する最新の情報やキャンペーンについての詳細は公式サイトをご確認ください。
  2. 本記事は金融サービス利用者への情報提供を目的としており、本記事内で紹介されている商品・サービス等の契約締結における代理や媒介、斡旋をするものではありません。
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