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太陽光発電なら電気代を安くできる!導入費用や節約ポイントも紹介

太陽光発電で電気代はゼロになる?削減シミュレーションを用いて解説


太陽光発電で生み出した電気を自家消費で使えば、電力会社から購入する電気が減り、電気代の削減が可能です。

ただ、実際に太陽光発電を導入した場合、自分の家庭ではどれくらい電気代を削減できるか気になるでしょう

この記事では、太陽光発電で家庭の光熱費がお得になる仕組みや電気代がどのくらい安くなるのかをシミュレーションした結果を紹介します。

太陽光発電で電気代を節約したい人や、いくら安くできるか知りたい人は、ぜひ当記事をご参照ください。

著者
鴇田 勝之
日本住宅性能検査協会の認定講座を修了
著者の画像
日本住宅性能検査協会が提供している再生可能エネルギーアドバイザーの認定講習を受講し、主に太陽光発電に関する情報を発信している。(修了証明書

太陽光発電で電気代は安くなる

太陽光発電を導入すれば、月々の電気代を安くすることが可能です。

太陽光発電は、文字通り太陽の光で発電します。太陽光発電で生み出した電気を売電するだけでなく、自家消費に利用すれば、その分電力会社から電気を購入する必要がありません

さらに、蓄電池や発電した電気をEVに充電する「V2H」などを活用し、自家消費分をすべて太陽光発電で賄えると、電気代をゼロに近づけることも可能です。

そのため、月々の電気代を節約したい方は、太陽光発電を導入することをおすすめします。

月々の電気代は平均でどのくらい安くなる?設備別のシミュレーションを紹介

太陽光発電を導入することにより、月々の電気代が安くなることは前章でお伝えしました。

では一体、電気代はどの程度安くなるのでしょうか。実際にシミュレーションをして解説します。



太陽光パネルのみの場合の電気代

太陽光パネルを自宅に設置することで日中の電気代を節約できます。

実際にどのくらい電気代を節約できるのか、下記のパターンでシミュレーションをするので、参考にしてください。

想定パターン
  • 3人家族
  • 月の電気使用量:350kWh(1日の電気使用量:11.3kWh)
  • 月の電気代:11,000円(電気代基本料:1,100円)

太陽光発電を導入すると売電収入が得られるので、実質電気代は下記のような計算式で算出できます。

実質電気代 = 総電気代 – 売電収入
  • 総電気代 = 天候別の電気代 + 電気代基本料金
  • 売電収入 = 1日の余剰発電量 × 売電単価(16円/kWh)× 31日

先に結論を申し上げると、太陽光発電を導入した場合の電気代は下記となり、実質電気代で見ると5割弱、総電気代で見ると3割弱安くなることがわかります

実質電気代 = 7,882円 – 2,154円 = 5,728円
  • 総電気代:7,882円
  • 売電収入:2,154円

それでは、具体的な計算方法を解説していきます。

総電気代の計算方法

まず、総電気代から計算します。

総電気代を計算するには、天候別の発電率を算出する必要があります。天候別の発電率の計算式は、下記のとおりです。

天候別発電率
= 1日の発電量 × 天候別発電効率 ÷ 昼の電力使用量
  • 天候別発電率:上限100%
  • 1日の発電量:H × K × P ÷ 1で算出
  • H:設置面の1日あたりの平均日射量(今回は東京の平均3.73kWh/㎡/日とする)
    K:損失係数(太陽光パネルの種類や汚れ状況を加味し、一般的な73%とする)
    P:システム容量(今回は住宅用の容量として5kWとする)
    1:標準状態における日射強度(kW/㎡)
    以上から1日の発電量は、3.73 × 0.73 × 5 ÷ 1 = 13.6kWh
  • 天候別の発電効率:晴れ100%、曇り50%、雨(雪)15%
  • 昼の電力使用:昼と夜の電力使用量を1:1として算出
  • 1日の電力使用量は11.3kWhなので、今回は5.65kWh

想定パターンにおける天候別の発電率
  • 晴れの日:13.6kWh × 100% ÷ 5.65kWh ≒ 240% > 100%
  • 曇りの日:13.6kWh × 50% ÷ 5.65kWh ≒ 120% > 100%
  • 雨(雪)の日:13.6kWh × 15% ÷ 5.65kWh = 36.2%

天候別の発電率がわかれば、天候別の電気代が以下の計算式で算出可能です。

天候別電気代(※) = 昼の電気代 + 夜の電気代
※昼と夜の電力使用量を1:1として算出
昼の電気代 = 電力量料金 × 天候の出現割合 × 非発電率
  • 電力量料金:使用量に応じて変動する部分の電気代(前提条件から9,900円
  • 天候の出現割合※:晴れ51.6%、曇り19.4%、雨(雪)29%
    ※:天気出現率における東京都の平均日射量から算出
  • 非発電率:100% – 天候別発電率(%)

夜の電気代 = 電力量料金 ÷ 2
夜間は通常の電力を使用するため、天候別パターンでの計算は不要

想定パターンにおける天候別電気代
    昼の電気代
  • 晴れの日:9,900円 × 51.6% × (100 – 100)% = 0円
  • 曇りの日:9,900円 × 19.4% × (100 – 100)% = 0円
  • 雨(雪)の日:9,900円 × 29.0% × (100 – 36.2)% =1,832円

  • 夜の電気代
  • 9,900円 ÷ 2 = 4,950円

以上より、総電気代は下記のとおりとなります。

総電気代 = 昼の電気代 + 夜の電気代 + 電気代基本料金

総電気代
(0円 + 0円 + 1,832円) + 4,950円 + 1,100円 = 7,882円

シミュレーションのとおり、総電気代で見た場合、電気代は3割弱安くなることがわかります。

売電収入の計算方法

次に、売電収入を見ていきましょう。売電収入は、余剰発電量がわかれば算出できます。

余剰発電量 =
1日の発電量 × 天候別発電効率 × 天候出現率 – 昼の電力使用量

想定パターンにおける余剰発電量
  • 晴れの日:13.6kWh × 51.6% – 5.6kWh = 8kwh
  • 曇りの日:13.6kWh × 19.4% – 5.6kWh = 1.2kWh
  • 雨(雪)の日:13.6kWh × 29.0% – 5.6kWh = 0kwh

以上より、売電収入は下記のとおりとなります。

売電収入 = 1日の余剰発電量 × 売電単価(16円/kWh)× 31日

想定パターンにおける売電収入
  • (8 + 1.2 + 0)kWh × 16kWh/円 × 31日 = 2,154円

よって、太陽光発電のみ導入した場合の実質電気代は7,882円 – 2,154円 = 5,728円となり、今回の想定パターンにおいては、5割弱の電気代を節約可能です。

太陽光パネルと蓄電池をセットで導入した場合の電気代

電気代をより節約したい人におすすめな設備が蓄電池。

蓄電池は日中に発電した電気を貯めておくことができるので、昼だけでなく夜に利用する分の電気代も節約が可能です

蓄電池を導入した際の電気代は、昼夜の区分をせずに1日の電気代で考えれば、太陽光パネルと同様に算出できます。

実際に蓄電池を導入した場合のシミュレーションを下記のパターンで見ていきます。

想定パターン
  • 3人家族
  • 月の電気使用量:350kWh(1日の電気使用量:11.3kWh)
  • 月の電気代:11,000円(電気代基本料:1,100円)

太陽光パネルに加えて蓄電池も設置した場合、電気代は下記となり、実質電気代で見ると6割強、総電気代で見ると7割強安くなることがわかります

実質電気代 = 4,213 – 1,141 =3,072(円)
  • 総電気代:4,213(円)
  • 売電収入:1,141(円)

蓄電池を導入すると自家消費率が上がりますが、売電収入も多少は得られるので、太陽光パネルのみと同様に実質電気代を下記として算出しています。

実質電気代 = 総電気代 – 売電収入
  • 総電気代 = 天候別の電気代 + 電気代基本料金
  • 売電収入 = 1日の余剰発電量 × 売電単価(16円/kWh)

では、蓄電池も設置した場合の総電気代と売電収入を計算していきましょう。

総電気代の計算方法

太陽光パネルだけでなく蓄電池も設置した場合の総電気代は、昼と夜の区分を考慮せずに計算します。そのため、天候別発電率は下記で算出できます。

天候別発電率
= 1日の発電量 × 天候別発電効率 ÷ 1日の電力使用量
  • 天候別発電率:上限100%
  • 1日の発電量:H × K × P ÷ 1で算出
  • H:設置面の1日あたりの平均日射量(今回は東京の平均3.73kWh/㎡/日とする)
    K:損失係数(太陽光パネルの種類や汚れ状況を加味し、一般的な73%とする)
    P:システム容量(今回は住宅用の容量として5kWとする)
    1:標準状態における日射強度(kW/㎡)
    以上から1日の発電量は、3.73 × 0.73 × 5 ÷ 1 = 13.6kWh
  • 天候別の発電効率:晴れ100%、曇り50%、雨(雪)15%

想定パターンにおける天候別の発電率
  • 晴れの日:13.6kWh × 100% ÷ 11.3kWh = 100%
  • 曇りの日:13.6kWh × 50% ÷ 11.3kWh = 60.3%
  • 雨(雪)の日:13.6kWh × 15% ÷ 11.3kWh = 18.1%

次に、天候別の電気代を算出します。ここでも昼と夜の区分を考慮しないので、下記のとおりになります。

天候別電気代 = 電力量料金 × 天候の出現割合 × 非発電率
  • 電力量料金:使用量に応じて変動する部分の電気代(前提条件から9,900円
  • 天候の出現割合※:晴れ51.6%、曇り19.4%、雨(雪)29%
  • ※:天気出現率における東京都の平均日射量から算出
  • 非発電率:100% – 天候別発電率(%)

想定パターンにおける天候別電気代
  • 晴れの日:9,900円 × 51.6% × (100 – 100)% = 0円
  • 曇りの日:9,900円 × 19.4% × (100 – 60.3)% =762円
  • 雨(雪)の日:9,900円 × 29.0% × (100 – 18.1)% =2,351円

以上より、総電気代は下記のとおりとなります。

総電気代 = 天候別の電気代 + 電気代基本料金

想定パターンにおける総電気代
  • 総電気代 = (0 + 762 + 2,351)円 + 1,100円 = 4,213円

今回の想定パターンにおいて、総電気代で見た場合、電気代は6割強安くなることがわかります。

売電収入の計算方法

次に、売電収入を見ていきましょう。売電収入は、余剰発電量がわかれば算出できます。

余剰発電量 = 1日の発電量 × 天候別発電効率 – 1日の電力使用量

想定パターンにおける余剰発電量
  • 晴れの日:13.6kWh × 51.6% – 11.3kWh = 2.3kWh
  • 曇りの日:13.6kWh × 19.4% – 11.3kWh = -8.66kWh → 0kWh
  • 雨(雪)の日:13.6kWh × 29.0% – 11.3kWh = -7.36 → 0kWh

  • ※売電収入の計算のため最小は0とする

以上より、売電収入は下記のとおりとなります。

売電収入 = 1日の余剰発電量 × 売電単価(16円/kWh)× 31日

想定パターンにおける売電収入
  • (2.3 + 0 + 0)kWh × 16円/kWh × 31日 = 1,141kWh

よって、実質電気代は4,213円 – 1,141円 = 3,072円となり、今回の想定パターンにおいては、7割強の電気代を節約可能です。

エコキュートを併用すればガス代も節約可能

エコキュートとは、空気中の熱と電気を利用し、お湯を効率的に沸かす給湯器です。

エコキュートの導入により、今までガスで沸かしていた分のガス代が節約できることに加えて、昼の電気代と比べて夜の電気代が安いプランが適用可能です。

そのため、日中の電気代がほとんどかからない太陽光発電との相性は抜群です。

太陽光発電に加えて蓄電池もエコキュートと併用することにより、お湯を沸かす電気も自宅で発電した電気を利用できるので、もっとお得になります。

お湯を沸かすためにガス代をどの程度使用しているかによりますが、エコキュートを導入するとガス代がおおよそ7割程度削減されると言われています。 想定パターンにガス代を加えて見ていきましょう。

想定パターン
  • 3人家族
  • 導入設備:太陽光パネル、蓄電池、エコキュート
  • 月の電気使用量:350kWh(1日の電気使用量:11.3kWh)
  • 月の電気代:11,000円(電気代基本料:1,100円)
  • 月のガス代:6,000円

光熱費 = 3,072 + 1,800 = 4,872(円)
  • 実質電気代:3,072(円)
  • ガス代:1,800(円)

太陽光発電システム導入前の光熱費が17,000円なので、7割強の12,128円も節約できる想定です。

もちろん、概算で算出しているので、詳細にシミュレーションをすると値は変わりますが、光熱費が大きく節約できる点はメリットでしょう。

太陽光発電の設置を検討されている人は、エコキュートも併せて導入し、光熱費を節約することをおすすめします。

今後はさらに電気代を節約できる可能性が高い

太陽光発電を導入することで自家消費をした電力分だけ電気代を節約できることはお伝えをしました。

電気代は下記の式で料金が決まるため、太陽光発電を導入することで、使用量に応じて変動する「電力量料金」および「再エネ賦課金」が下がります

電気料金
=基本料金または最低料金+電力量料金+再エネ賦課金
電力量料金 = 電力量料金単価 × 使用量 + 燃料費調整額

また、今後はこの電力量料金における「燃料費調整額」と「再エネ賦課金」の高騰が見込まれています

加えて、これまでは政府の対策により電気代高騰の影響は少なくなっておりましたが、2024年5月使用分にて「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が終了しました。

これに伴い、2024年7月・8月の電気代が急に高くなったと感じた人も多いでしょう。

現在は別の対策である「酷暑乗り切り緊急支援」により電気代の値引きがされていますが、これも終了した場合は、また電気代を高いと感じるようになるかもしれません。

酷暑乗り切り緊急支援 値引き額
電気代値引き単価 都市ガス代値引き単価
2024年8・9月使用分 低圧 4.0円/kWh
高圧 2.0円/kWh
17.5円/㎥
2024年10月使用分 低圧 2.5円/kWh
高圧 1.3円/kWh
10.0円/㎥
※都市ガスについて、家庭及び年間契約量1,000万㎥未満の企業等が対象

電気量料金の単価が30円/kWhだと仮定すると、値引きが終了した場合、34円/kWhとなり、使用量に応じた部分の電気代は約113%にもなります。

仮に、太陽光発電を導入していれば、電力会社から供給された電気の使用量は少なくなるので、電気代の高騰による影響も少なくて済みます

そのため、これ以上に電気代が上がると苦しい人や、既に太陽光発電の導入を検討されている人は、高騰の影響を受ける前に太陽光発電を導入すると良いでしょう。

太陽光発電で毎月の電気代を節約できる理由

太陽光発電を導入することで、毎月の電気代を節約できる理由として、以下3つが挙げられます。


自家消費により電気料金を削減できる

太陽光発電により電気代を節約できる理由の1つ目は、太陽光発電で生み出した電気を自家消費できる点です。そのため、発電した電力分は電力会社から電気を購入する必要がなくなります

電力会社の電気料金は、燃料輸入価格や為替の影響で変動します。特に、2022年2月に起きたロシアのウクライナ侵攻の影響で、燃料輸入価格は2022年1月と比較して最も高いときは、液化天然ガス(LNG)1.7倍、石炭2.8倍、原油1.7倍となっていました。

燃焼価格の推移 出典:資源エネルギー庁「2023年6月の電気料金、なぜ値上がりするの?いくらになるの?

電気を毎年同じだけ使っていても、電気代が上がったり下がったりすると、家計のやりくりが大変になりますよね

そこで太陽光発電を導入し、発電した電気を自家消費すれば、電力会社から購入する電気を減らせて、電気代を抑えることが可能です。

再エネ賦課金の負担を抑えられる

太陽光発電の経済的メリット2つ目は、再エネ賦課金の負担を抑えられることです。

電力会社の電気料金には、主に基本料金・電力量料金・再エネ賦課金の3つに分けられます。

電気代の内訳 出典:資源エネルギー庁「月々の電気料金の内訳

再エネ賦課金とは、太陽光発電や風力発電など再生エネルギーを活用した電力の買取費用を賄う賦課金です。再エネ賦課金は、上図のように電力会社から購入した電力量に応じて発生します

逆に言えば、太陽光発電で生み出した電力を自家消費すれば、再エネ賦課金の負担はありません。電力会社から購入する電力量が減ると、電気料金だけでなく再エネ賦課金の負担も抑えることが可能です。

消費電力が把握しやすく節約意識が高まる

太陽光発電の経済的メリット3つ目は、消費電力が把握しやすく節約意識が高まることです。

太陽光発電の導入方法によっては、スマートフォンやタブレットなどの端末で太陽光発電の発電量が確認できます。

発電状況が把握できれば、太陽光発電で自家消費分をすべて賄えているか、今月の売電収入がいくらなのか把握できるので、自宅の消費電力が管理しやすくなります

そのため、日々の電気の使い方に無駄がないか、家庭の節約意識を高めることが可能です。電気使用量を抑えれば、消費電力を太陽光発電だけで賄えたり、売電収入を上げられたりします。

太陽光発電を導入すると、自ら電気を発電することになるため、節約する意識が高めやすくなるでしょう。

売電収入で家庭の光熱費をさらに削減可能

太陽光発電において、自家消費で使わなかった電力は売電できます

太陽光発電で生み出した電力を自家消費しても、時間帯によっては使用量を発電量が上回り、余る場合があります。余った電力を電力会社に売電すれば、売電量に応じた売電収入が得られます

必要な分は自家消費しつつ、余った分は電力会社に売電すれば、電気代を削減できるだけでなく副収入を得ることも可能です。

太陽光発電で生み出した電力を売電する可能性がある場合は、「FIT制度」に申請しましょう。FIT制度に申請すると、住宅用の太陽光発電は申請した年から10年間、一定の単価で売電が可能です。

売電価格は、FIT制度に申請した年度に応じて決まります。2024年度では、以下のように10kw未満は16円/kwhとなっています。

2024年度の売電価格(kwh単位)
住宅用 10kW未満 16円
事業用 屋根設置 10kW以上
50kW未満
12円
50kW以上 12円
地上設置 10kW以上
50kW未満
10円
50kW以上
250kw未満
9.2円
250kw以上 8.98〜9.2円※
出典:資源エネルギー庁「買取価格・期間等(2024年度以降)
※入札制度適用区分なので参考価格を掲載


FIT制度の売電価格は減少傾向にあるため、少しでも多くの売電収入を得たいなら、早めに太陽光発電を導入するのがおすすめです。

一方で、売電価格と電力量料金単価を比較すると、電力量料金単価の方が2倍近く高い(※)ので、より電気代を削減したい人は、蓄電池を導入し、自家消費率を上げると良いでしょう。
※2024年9月現在

月々の光熱費を安くするポイント

誰もが安くできるなら光熱費を安くしたいと思うでしょう。

本章では、太陽光発電の導入と同時におこなうことで月々の光熱費をゼロに近づける方法を紹介します。


エコキュートやIHを導入して自宅をオール電化にする

エコキュートやIHを導入して自宅をオール電化にすれば、光熱費を抑えることが可能です。

オール電化にすると、オール電化専用の電気料金プランが選択できます。従来の電気料金は消費電力に応じて電力量料金単価が変わりますが、オール電化専用の電気料金プランは、時間帯によって電力量料金単価が変動します

オール電化専用の電気料金プランは昼間は高く、朝方・夜間は比較的安いのが特徴です。昼間は太陽光発電で生み出した電力を使い、電力単価が安い朝方・夜間は電気を購入しても電気代を抑えられます。

つまり、ご自宅をオール電化にすることで専用の料金プランに変更でき、太陽光発電の電気と電力会社の電気を効率良く使い分けることが可能です。

太陽光発電の導入で光熱費を削減したい方は、同時にオール電化も検討すると良いでしょう

蓄電池・V2Hを導入する

太陽光発電で生み出した電気をいつでも使えるよう、蓄電池・V2Hを導入することもおすすめです。

太陽光発電は、電気をあまり使わない日中にたくさん発電し、たくさん使う朝方・夜間はあまり発電しません。朝方・夜間の電気代を削減するには、発電した電気を日中に使うことがポイントです。

そこで蓄電器やV2Hを導入すれば、日中に発電した電気を充電でき、朝方や夜間でも太陽光発電の電気が利用できます。発電した電気を蓄えれば、電力会社から購入する電気が減らせるため、電気代を削減することが可能です。

特に近年はFIT制度の売電単価が減少傾向にあるため、自家消費目的で太陽光発電を始める家庭が増えています。電気代の節約金額を考えると、売電するよりも自家消費をしたほうが、太陽光発電の経済的メリットが大きくなるからです。

そのため、太陽光発電を導入する際は蓄電池やV2Hを導入して、発電した電気がいつでも使える状態にしておきましょう


節電を心がける

自宅をオール電化にしたり蓄電池・V2Hを導入したりしつつも、節電も心がければさらに光熱費を削減できます。

太陽光発電で生み出された電力量や現在使用している電力量を把握できれば、管理しやすくなります。そこでおすすめなのが、「HEMS(ヘムス)」の導入です。

HEMSとは、Home Energy Management System(ホーム・ エネルギー・マネジメント・システム)の略称で、家庭内で使用している電気機器の電力使用量を可視化し、電気機器の消費電力を自動で最適化してくれる仕組みです。

HEMSを導入すれば、家庭内の電力使用量が見える化され、何に電気を使い過ぎているか一目で把握できます。使用状況が把握できれば、節約意識も自然と高められるでしょう。

ちなみに、政府は2030年までに全世帯へHEMSの設置を目標として掲げています(※)。政府もHEMSを推進しているため、太陽光発電と同時にHEMSの導入も検討してみてください。
※出典:資源エネルギー庁 「長期エネルギー需給見通し 関連資料

実際に太陽光発電を導入した人の電気代

ここまで、太陽光発電を導入した場合の電気代や電気代を節約する方法について解説しました。

では実際、太陽光発電を導入した人がどのくらい電気代を節約できたのか紹介します。

※横にスクロールできます
review
50代・男性
導入設備:太陽光パネル
削減電気代:3,000円~4,000円未満
★★★★★5
長い目で見ればお得であり、環境にも寄与できるので満足です。
review
40代・女性
導入設備:太陽光パネル・蓄電池・エコキュート(オール電化)
削減電気代:9,000円~10,000円未満
★★★★★5
電気使用量、発電量、蓄電池残量を見ながら、どこを動画節電したら効率が良いか分かるので、節電するのが楽しくなりました。
review
30代・女性
太陽光パネル・エコキュート(オール電化)
削減電気代:7,000円~8,000円未満
★★★★4
電気代の高騰の影響が少ないです。災害時にも使えると思うと安心感があります。
review
50代・男性
導入設備:太陽光パネル・エコキュート(オール電化)
削減電気代:10,000円以上
★★★★★5
電気代がかなり安くなり、ガス代がかからなくなりました。
review
50代・男性
導入設備:太陽光パネル
削減電気代:3,000円~4,000円未満
★★★★★5
長い目で見ればお得であり、環境にも寄与できるので満足です。
review
40代・女性
導入設備:太陽光パネル・蓄電池・エコキュート(オール電化)
削減電気代:9,000円~10,000円未満
★★★★★5
電気使用量、発電量、蓄電池残量を見ながら、どこを動画節電したら効率が良いか分かるので、節電するのが楽しくなりました。
review
30代・女性
太陽光パネル・エコキュート(オール電化)
削減電気代:7,000円~8,000円未満
★★★★4
電気代の高騰の影響が少ないです。災害時にも使えると思うと安心感があります。
review
50代・男性
導入設備:太陽光パネル・エコキュート(オール電化)
削減電気代:10,000円以上
★★★★★5
電気代がかなり安くなり、ガス代がかからなくなりました。


太陽光パネルだけでなく、蓄電池やエコキュートなどを導入すると、電気代の節約幅が大きくなっていることがわかります。

ここまで、太陽光発電による経済的メリットや電気代を削減するポイントに加え、実際に太陽光発電を導入した人の声を紹介しました。

次章では、太陽光発電を導入する際に重要なポイントを紹介します。

総額費用を考えて太陽光発電を導入することが重要

実際に太陽光発電を導入する際は、どれくらい電気代を削減できるかだけでなく、総額費用を踏まえた費用対効果を考えることが重要です。

太陽光発電を導入すると初期費用だけでなく、維持費用も発生します。具体的に発生する費用は、以下のとおりです。

導入時の初期費用:
太陽光パネル1kWあたり28.8万※1
  • 太陽光パネル代
  • パワーコンディショナー代
  • 太陽光パネルの架台代
  • 蓄電池などその他設備費用
  • 工事費
稼働中の維持費用:
太陽光パネル1kWあたり3,000円※2
  • 点検費用
  • 太陽光パネルの清掃費
  • 保険料
  • 故障時の修理費
※:資源エネルギー庁「太陽光発電について」P-37,49

例えば、5kwの太陽光発電を導入する場合、初期費用は144万円、維持費は約15,000円/年です。

また、太陽光パネルやパワーコンディショナを取り替える場合は、新しい太陽光パネルの設置費用にくわえて、古い太陽光パネル・パワーコンディショナの廃棄・撤去費用も発生します。

太陽光発電を導入したい方は、総額費用がいくらになるか、販売会社でしっかり見積もりを取りましょう

どこの販売会社で見積もりを依頼するか迷っている方は、SUNSエナジー株式会社に依頼するのがおすすめです。

SUNSエナジー株式会社

太陽光発電ならSUNSエナジー SUNSエナジーは、関東で17社しか選ばれていないPanasonicの指定販売店です。
※出典:Panasonic「販売店を探す

また、SUNSエナジーは埼玉県指定の協働事業者(※)でもあります。協働事業者には、3年間で30件以上の太陽光発電設備を施工した実績がある販売会社が選定されています。
※出典:埼玉県「住宅用太陽光埼玉あんしんモデル

そんなSUNSエナジーでは、太陽光発電だけでなく蓄電池・エコキュートを含めた無料相談に対応しています太陽光発電を導入したらどのくらい電気代を節約できるのか知りたい、光熱費を節約するために最適な設備を教えて欲しいという方は、下記のボタンから相談が可能です。

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まとめ

当記事では、太陽光発電を導入することで、電気代がどれくらい安くできるか解説しました。

太陽光発電で自家消費すれば電力会社から購入する電気が減り、電気代を削減することが可能です。加えて、蓄電器やV2Hなどで発電した電気を蓄えれば、より効率的に太陽光発電の電気を消費できます

また、使用しない電気は電力会社へ売電できるため、電気代を削減できるだけでなく売電収入も得られます

ただし、これらは太陽光発電を設置する家の状況により異なるため、設置費用を含めたシミュレーションをしておくことが重要です。

太陽光発電に興味を持っている方は一度SUNSエナジーに相談してみましょう!

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最終更新日:2024年10月15日

電気代が安い!一人暮らしにおすすめの電力会社ランキング【2024年10月】

当記事では、700社以上ある新電力の中から「一人暮らしにおすすめの電力会社」を調査し、電気料金の安さを中心にランキング形式で電力会社ご紹介。 一人暮らしで初めて電力会社を乗り換える・契約する方にも、電気料金の仕組みや一人...
           
最終更新日:2024年10月10日

東京ガスの電気の評判は?サービス内容を徹底解説【2024年10月最新】

「ずっと東京電力を使っているけど、値上げで電気料金が高くなった?」 「新電力も気になるけど、やっぱり大手で評判の良い会社のほうが安心……」 このように感じている方に、電気料金が安く評判の良い電力会社としておすすめなのが「...
           
最終更新日:2024年10月2日

【2024年10月最新】太陽光発電のメリット・デメリットをわかりやすく解説!

太陽光発電を導入する前にはデメリットとメリットを理解しておかないと不安ですよね。 太陽光パネルは決して安い買い物ではないので、「とりあえず試して後悔した」なんてことだけは避けたいはず。 そのため、事前に太陽光発電のデメリ...
           
最終更新日:2024年10月2日

【2024年】太陽光発電の設置費用相場は?太陽光パネルの価格と費用対効果を解説!

太陽光発電の設置費用を考えずに導入をすると、大きく損をする可能性があります。 そのため、太陽光発電の設置費用の相場を知っておくことは重要です。 太陽光発電の設置費用相場 1kWあたり平均28.8万円 しかし、上記は一般的...
           
最終更新日:2024年10月2日

ソーラーカーポートの価格相場は?メリット・デメリットも紹介【2024年】

ソーラーカーポートの設置において価格を気にされる方は多いでしょう。 当記事では、カーポートに太陽光発電システムを導入するソーラーカーポートの費用について補助金制度を踏まえて解説します。 また、ソーラーカーポートを設置する...
           
最終更新日:2024年10月2日

太陽光発電と蓄電池を同時に設置するメリット・デメリットは?

太陽光で発電した電力を、日常生活や災害時などの必要なタイミングで使えるメリットがある家庭用蓄電池。 しかし、太陽光発電システムの自体の導入費用に加え、蓄電池も設置する際はさらに予算が必要です。せっかく蓄電池を設置をしても...
           
最終更新日:2024年10月17日
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