太陽光発電なら電気代をゼロにできる?導入費用や節約ポイントも解説
太陽光発電で生み出した電気を自家消費で使えば、電力会社から購入する電気が減って、電気代の削減が可能です。
ただ、太陽光発電にはどのような経済的メリットがあるか、自分の家庭ならどれくらい電気代を削減できるか気になるでしょう。
この記事では、太陽光発電で家庭の光熱費がお得になる仕組みや電気代がどのくらい安くなるのかをシミュレーションした内容を解説します。
太陽光発電で高い電気代を削減したい方や、いくら安くできるかシミュレーションしたい方は、ぜひ当記事をご参照ください。
目次
太陽光発電で電気代は安くなる!ただしゼロにするのは難しい
太陽光発電を導入すれば、月の電気代を安くすることが可能です。太陽光発電は、文字通り太陽の光で発電します。太陽光発電で生み出した電気を売電するだけでなく、自家消費に利用すれば、その分電力会社から電気を購入する必要がありません。
蓄電池や発電した電気をEVに充電する「V2H」などを活用し、自家消費分をすべて太陽光発電で賄えると、電気代をゼロに近づけることも可能です。
そのため、月々の電気代を削減したい方は、太陽光発電を導入することをおすすめします。
太陽光発電の経済的メリットは?家庭の電気代がお得になる仕組みも解説
太陽光発電を導入することで、どのような経済的メリットを生み出せるのでしょうか?具体的には、以下4つが挙げられます。
それぞれの経済的メリットを把握すれば、なぜ太陽光発電で電気代が安くできるか理解できるでしょう。
自家消費により電気料金を削減できる
太陽光発電の経済的メリット1つ目は、太陽光発電で生み出した電気を自家消費できる点です。そのため、発電した電力分は電力会社から電気を購入する必要がなくなります。電力会社の電気料金は、燃料輸入価格や為替の影響で変動します。特に、2022年2月に起きたロシアのウクライナ侵攻の影響で、燃料輸入価格は2022年1月と比較して最も高いときは、液化天然ガス(LNG)1.7倍、石炭2.8倍、原油1.7倍となっていました。
出典:資源エネルギー庁「2023年6月の電気料金、なぜ値上がりするの?いくらになるの?」
電気を毎年同じような使い方をしていても、電気代が上がったり下がったりすると、家計のやりくりが大変になりますよね。
そこで太陽光発電を導入し、発電した電気を自家消費すれば、電力会社から購入する電気を減らせて、電気代を抑えることが可能です。
再エネ賦課金の負担を抑えられる
太陽光発電の経済的メリット2つ目は、再エネ賦課金の負担を抑えられることです。電力会社の電気料金には、主に基本料金・電気量料金・再エネ賦課金の3つに分けられます。
出典:資源エネルギー庁「月々の電気料金の内訳」
再エネ賦課金とは、太陽光発電や風力発電など再生エネルギーを活用した電力の買取費用を賄う賦課金です。再エネ賦課金は、上図のように電力会社から購入した電力量に応じて発生します。
逆に言えば、太陽光発電で生み出した電力を自家消費すれば、再エネ賦課金の負担はありません。電力会社から購入する電力量が減ると、電気料金だけでなく再エネ賦課金の負担も抑えることが可能です。
自家消費で使わなかった電力は売電できる
太陽光発電の経済的メリット3つ目は、自家消費で使わなかった電力は売電できることです。太陽光発電で生み出した電力を自家消費しても、時間帯によって余る場合があります。余った電力を電力会社に売電すれば、売電量に応じた売電収入が得られます。
必要な分は自家消費しつつ、余った分は電力会社に売電すれば、電気代を削減できるだけでなく副収入を得ることも可能です。
太陽光発電で生み出した電力を売電するには、「FIT制度」に申請する必要があります。FIT制度に申請すると、申請した年から住宅用は10年間、事業用なら20年間売電することが可能です。
売電価格は、FIT制度に申請した年度に応じて決まります。2024年度では、以下のように10kw未満が16円/kwh、10kwh以上は最大10円/kwhとなっています。
2024年度の売電価格(kwh単位) | ||||||
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住宅用 | 10kW未満 | 16円 | ||||
事業用 | 屋根設置 | 10kW以上 50kW未満 |
12円 | |||
50kW以上 | 12円 | |||||
地上設置 | 10kW以上 50kW未満 |
10円 | ||||
50kW以上 250kw未満 |
9.2円 | |||||
250kw以上 | 8.98〜9.2円※ |
※入札制度適用区分なので参考価格を掲載
FIT制度の売電価格は減少傾向にあるため、少しでも多くの売電収入を得たいなら、早めに太陽光発電を導入するのがおすすめです。
消費電力が把握しやすく節約意識が高まる
太陽光発電の経済的メリット4つ目は、消費電力が把握しやすく節約意識が高まることです。太陽光発電の導入方法によっては、スマートフォンやタブレットなどの端末で太陽光発電の発電量が確認できます。
発電状況が把握できれば、太陽光発電で自家消費分をすべて賄えているか、今月の売電収入がいくらなのか把握できるので、自宅の消費電力が管理しやすくなります。
そのため、日々の電気の使い方に無駄がないか、家庭の節約意識を高めることが可能です。電気使用量を抑えれば、消費電力を太陽光発電だけで賄えたり、売電収入を上げられたりします。
太陽光発電を導入すると、自ら電気を発電することになるため、節約する意識が高めやすくなるでしょう。
太陽光発電を導入した場合の売電収入・電気代をシミュレーション
ここまで、太陽光発電を導入することの経済的なメリットを解説しましたが、なかにはいくら電気代を安くできるか気になる方もいるでしょう。そこで、太陽光発電の導入で売電収入がいくら得られるか、どの程度電気代が安くなるかシミュレーションしていきます。
売電収入をシミュレーション
まずは、太陽光発電の年間売電収入のシミュレーションをしていきます。年間売電収入は、以下の計算式で算出することが可能です。年間売電収入の計算式
太陽光発電の年間発電量 × 売電割合 × FIT制度の売電単価1つ目の太陽光発電の年間発電量は、地域や設置方法によって変動しますが、都道府県別の予想発電量を参照します。
- 都道府県別の予想発電量はこちら
-
地点 1kWあたりの年間予想発電量 地点 1kWあたりの年間予想発電量 札幌 1,150kwh 大津 1,153kwh 青森 1,105kwh 京都 1,160kwh 盛岡 1,137kwh 大阪 1,208kwh 仙台 1,160kwh 神戸 1,246kwh 秋田 1,095kwh 奈良 1,192kwh 山形 1,143kwh 和歌山 1,285kwh 福島 1,150kwh 鳥取 1,127kwh 水戸 1,192kwh 松江 1,124kwh 宇都宮 1,188kwh 岡山 1,259kwh 前橋 1,240kwh 広島 1,282kwh さいたま 1,198kwh 山口 1,217kwh 千葉 1,188kwh 徳島 1,285kwh 東京 1,134kwh 高松 1,275kwh 横浜 1,208kwh 松山 1,294kwh 新潟 1,118kwh 高知 1,339kwh 富山 1,118kwh 福岡 1,233kwh 金沢 1,118kwh 佐賀 1,233kwh 福井 1,140kwh 長崎 1,253kwh 甲府 1,339kwh 熊本 1,275kwh 長野 1,221kwh 大分 1,221kwh 岐阜 1,285kwh 宮崎 1,339kwh 静岡 1,301kwh 鹿児島 1,307kwh 名古屋 1,278kwh 那覇 1,304kwh 津 1,272kwh 全国平均 1,215kwh
上図によると、全国平均の年間予想発電量は1kwあたり1,215kwhです。5kwの太陽光発電を導入した場合、年間発電量は6,075kwh (5kw×1,215kwh)となります。
経済産業省によると、太陽光発電の売電割合は平均69.4%(※)です。
※出典:経済産業省「第73回 調達価格等算定委員会配付資料『太陽光発電について』」
2024年度のFIT制度の売電単価は10kw未満で16円/kwhなので、太陽光発電による年間予想売電収入は下記のようになります。
年間予想売電収入
6,075kwh × 69.4% × 16円/kwh ≒ 67,457円したがって、太陽光発電を導入すれば、年間で約7万円の売電収入を得ることが可能です。
都道府県別の年間予想売電収入は以下の比較表にまとめましたので、お住まいの都道府県をぜひご参照ください。
- 都道府県別の年間予想売電収入
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地点 5kw 6kw 7kw 8kw 9kw 札幌 63,848円 76,618円 89,387円 102,157円 114,926円 青森 61,350円 73,620円 85,889円 98,159円 110,429円 盛岡 63,126円 75,751円 88,377円 101,002円 113,627円 仙台 64,403円 77,284円 90,164円 103,045円 115,926円 秋田 60,794円 72,953円 85,112円 97,271円 109,430円 山形 63,459円 76,151円 88,843円 101,535円 114,227円 福島 63,848円 76,618円 89,387円 102,157円 114,926円 水戸 66,180円 79,416円 92,652円 105,888円 119,124円 宇都宮 65,958円 79,149円 92,341円 105,532円 118,724円 前橋 68,845円 82,614円 96,383円 110,152円 123,921円 さいたま 66,513円 79,816円 93,118円 106,421円 119,723円 千葉 65,958円 79,149円 92,341円 105,532円 118,724円 東京 62,960円 75,552円 88,144円 100,735円 113,327円 横浜 67,068円 80,482円 93,895円 107,309円 120,723円 新潟 62,071円 74,486円 86,900円 99,314円 111,728円 富山 62,071円 74,486円 86,900円 99,314円 111,728円 金沢 62,071円 74,486円 86,900円 99,314円 111,728円 福井 63,293円 75,951円 88,610円 101,268円 113,927円 甲府 74,341円 89,210円 104,078円 118,946円 133,814円 長野 67,790円 81,348円 94,906円 108,464円 122,022円 岐阜 71,343円 85,612円 99,880円 114,149円 128,418円 静岡 72,232円 86,678円 101,124円 115,570円 130,017円 名古屋 70,955円 85,145円 99,336円 113,527円 127,718円 津 70,621円 84,746円 98,870円 112,994円 127,119円 大津 64,015円 76,817円 89,620円 102,423円 115,226円 京都 64,403円 77,284円 90,164円 103,045円 115,926円 大阪 67,068円 80,482円 93,895円 107,309円 120,723円 神戸 69,178円 83,014円 96,849円 110,685円 124,520円 奈良 66,180円 79,416円 92,652円 105,888円 119,124円 和歌山 71,343円 85,612円 99,880円 114,149円 128,418円 鳥取 62,571円 75,085円 87,599円 100,114円 112,628円 松江 62,404円 74,885円 87,366円 99,847円 112,328円 岡山 69,900円 83,880円 97,860円 111,839円 125,819円 広島 71,177円 85,412円 99,647円 113,883円 128,118円 山口 67,568円 81,081円 94,595円 108,109円 121,622円 徳島 71,343円 85,612円 99,880円 114,149円 128,418円 高松 70,788円 84,946円 99,103円 113,261円 127,418円 松山 71,843円 86,211円 100,580円 114,949円 129,317円 高知 74,341円 89,210円 104,078円 118,946円 133,814円 福岡 68,456円 82,147円 95,839円 109,530円 123,221円 佐賀 68,456円 82,147円 95,839円 109,530円 123,221円 長崎 69,567円 83,480円 97,393円 111,306円 125,220円 熊本 70,788円 84,946円 99,103円 113,261円 127,418円 大分 67,790円 81,348円 94,906円 108,464円 122,022円 宮崎 74,341円 89,210円 104,078円 118,946円 133,814円 鹿児島 72,565円 87,078円 101,590円 116,103円 130,616円 那覇 72,398円 86,878円 101,357円 115,837円 130,317円 全国平均 67,457円 80,948円 94,440円 107,931円 121,422円
節約できる電気代をシミュレーション
続いて、電気代のシミュレーションをおこないましょう。太陽光発電で生み出した電気を自家消費する場合、節約できる電気代は以下の式で算出できます。節電できる予想電気代
自家消費分の電力量 × 平均電力単価先ほど解説したように、太陽光発電の売電割合は平均69.4%なので、残りの30.6%が自家消費分の割合となります。
全国平均の年間予想発電量は、5kwの太陽光発電だと6,075kwhなので、自家消費分の年間予想電力量は約1,857kwh(6,075kwh × 30.6%)です。
全国の平均電力単価は31円/kwh (※)なので、節約できる年間予想電気代は以下のようになります。
※出典:全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」
節約できる年間予想電気代
1,857kwh × 31円/kwh ≒ 57,580円したがって、太陽光発電を導入すれば、年間で約6万円の電気代を節約することが可能です。
都道府県別で節約できる年間電気代を以下の比較表にまとめましたので、お住まいの都道府県をぜひご参照ください。
- 都道府県別の年間予測節約電気代
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地点 5kw 6kw 7kw 8kw 9kw 札幌 54,545円 65,453円 76,362円 87,271円 98,180円 青森 52,410円 62,892円 73,374円 83,856円 94,338円 盛岡 53,928円 64,713円 75,499円 86,285円 97,070円 仙台 55,019円 66,023円 77,026円 88,030円 99,034円 秋田 51,936円 62,323円 72,710円 83,097円 93,485円 山形 54,212円 65,055円 75,897円 86,740円 97,582円 福島 54,545円 65,453円 76,362円 87,271円 98,180円 水戸 56,537円 67,844円 79,151円 90,458円 101,766円 宇都宮 56,347円 67,616円 78,886円 90,155円 101,424円 前橋 58,813円 70,576円 82,338円 94,101円 105,864円 さいたま 56,821円 68,185円 79,550円 90,914円 102,278円 千葉 56,347円 67,616円 78,886円 90,155円 101,424円 東京 53,786円 64,543円 75,300円 86,057円 96,814円 横浜 57,295円 68,755円 80,214円 91,673円 103,132円 新潟 53,027円 63,632円 74,237円 84,843円 95,448円 富山 53,027円 63,632円 74,237円 84,843円 95,448円 金沢 53,027円 63,632円 74,237円 84,843円 95,448円 福井 54,070円 64,884円 75,698円 86,512円 97,326円 甲府 63,509円 76,211円 88,912円 101,614円 114,316円 長野 57,912円 69,494円 81,077円 92,659円 104,242円 岐阜 60,948円 73,137円 85,327円 97,516円 109,706円 静岡 61,706円 74,048円 86,389円 98,730円 111,072円 名古屋 60,616円 72,739円 84,862円 96,985円 109,108円 津 60,331円 72,397円 84,463円 96,530円 108,596円 大津 54,687円 65,624円 76,562円 87,499円 98,436円 京都 55,019円 66,023円 77,026円 88,030円 99,034円 大阪 57,295円 68,755円 80,214円 91,673円 103,132円 神戸 59,098円 70,917円 82,737円 94,556円 106,376円 奈良 56,537円 67,844円 79,151円 90,458円 101,766円 和歌山 60,948円 73,137円 85,327円 97,516円 109,706円 鳥取 53,454円 64,144円 74,835円 85,526円 96,216円 松江 53,311円 63,974円 74,636円 85,298円 95,960円 岡山 59,714円 71,657円 83,600円 95,543円 107,486円 広島 60,805円 72,966円 85,127円 97,288円 109,449円 山口 57,722円 69,267円 80,811円 92,356円 103,900円 徳島 60,948円 73,137円 85,327円 97,516円 109,706円 高松 60,473円 72,568円 84,663円 96,757円 108,852円 松山 61,374円 73,649円 85,924円 98,199円 110,474円 高知 63,509円 76,211円 88,912円 101,614円 114,316円 福岡 58,481円 70,177円 81,874円 93,570円 105,266円 佐賀 58,481円 70,177円 81,874円 93,570円 105,266円 長崎 59,430円 71,316円 83,202円 95,088円 106,974円 熊本 60,473円 72,568円 84,663円 96,757円 108,852円 大分 57,912円 69,494円 81,077円 92,659円 104,242円 宮崎 63,509円 76,211円 88,912円 101,614円 114,316円 鹿児島 61,991円 74,389円 86,787円 99,186円 111,584円 那覇 61,849円 74,218円 86,588円 98,958円 111,328円 全国平均 57,627円 69,153円 80,678円 92,204円 103,729円
太陽光発電の経済的メリットは5kwで年間約13万円!
ここまでのシミュレーション結果を踏まえると、得られる年間の経済的メリットは以下のとおりです。年間の経済的メリット
売電収入67,457円 + 節約できる電気代57,580円 ≒ 125,037円2024年度中に太陽光発電を導入すれば、約13万円の経済的メリットが10年間得られます。
都道府県別で太陽光発電の経済的メリットを以下の比較表にまとめましたので、お住まいの都道府県をぜひご参照ください。
- 都道府県別の年間経済的メリット
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地点 5kw 6kw 7kw 8kw 9kw 札幌 118,393円 142,071円 165,750円 189,428円 213,107円 青森 113,760円 136,512円 159,264円 182,016円 204,768円 盛岡 117,054円 140,465円 163,876円 187,287円 210,697円 仙台 119,422円 143,306円 167,191円 191,075円 214,960円 秋田 112,730円 135,276円 157,822円 180,368円 202,914円 山形 117,672円 141,206円 164,741円 188,275円 211,809円 福島 118,393円 142,071円 165,750円 189,428円 213,107円 水戸 122,716円 147,260円 171,803円 196,346円 220,890円 宇都宮 122,305円 146,766円 171,226円 195,687円 220,148円 前橋 127,658円 153,190円 178,721円 204,253円 229,784円 さいたま 123,334円 148,001円 172,668円 197,335円 222,001円 千葉 122,305円 146,766円 171,226円 195,687円 220,148円 東京 116,745円 140,094円 163,443円 186,792円 210,142円 横浜 124,364円 149,236円 174,109円 198,982円 223,854円 新潟 115,098円 138,118円 161,137円 184,157円 207,177円 富山 115,098円 138,118円 161,137円 184,157円 207,177円 金沢 115,098円 138,118円 161,137円 184,157円 207,177円 福井 117,363円 140,836円 164,308円 187,781円 211,253円 甲府 137,850円 165,420円 192,990円 220,560円 248,130円 長野 125,702円 150,842円 175,983円 201,123円 226,264円 岐阜 132,291円 158,749円 185,207円 211,665円 238,123円 静岡 133,938円 160,726円 187,513円 214,301円 241,088円 名古屋 131,570円 157,884円 184,198円 210,512円 236,826円 津 130,952円 157,143円 183,333円 209,524円 235,714円 大津 118,701円 142,442円 166,182円 189,922円 213,662円 京都 119,422円 143,306円 167,191円 191,075円 214,960円 大阪 124,364円 149,236円 174,109円 198,982円 223,854円 神戸 128,276円 153,931円 179,586円 205,241円 230,896円 奈良 122,716円 147,260円 171,803円 196,346円 220,890円 和歌山 132,291円 158,749円 185,207円 211,665円 238,123円 鳥取 116,025円 139,230円 162,435円 185,639円 208,844円 松江 115,716円 138,859円 162,002円 185,145円 208,288円 岡山 129,614円 155,537円 181,460円 207,382円 233,305円 広島 131,982円 158,378円 184,775円 211,171円 237,567円 山口 125,290円 150,348円 175,406円 200,464円 225,522円 徳島 132,291円 158,749円 185,207円 211,665円 238,123円 高松 131,261円 157,514円 183,766円 210,018円 236,270円 松山 133,217円 159,861円 186,504円 213,148円 239,791円 高知 137,850円 165,420円 192,990円 220,560円 248,130円 福岡 126,937円 152,325円 177,712円 203,100円 228,487円 佐賀 126,937円 152,325円 177,712円 203,100円 228,487円 長崎 128,996円 154,796円 180,595円 206,394円 232,193円 熊本 131,261円 157,514円 183,766円 210,018円 236,270円 大分 125,702円 150,842円 175,983円 201,123円 226,264円 宮崎 137,850円 165,420円 192,990円 220,560円 248,130円 鹿児島 134,556円 161,467円 188,378円 215,289円 242,200円 那覇 134,247円 161,096円 187,946円 214,795円 241,644円 全国平均 125,084円 150,101円 175,118円 200,135円 225,152円
ただし、実際の経済的メリットはご自宅の日射量・屋根の方角や傾斜角などで変動します。より詳細にシミュレーションしたい方は、販売会社に見積もりを依頼するのがおすすめです。
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高い設置費用は売電収入で賄える?
太陽光発電の経済的メリットが知りたい人のなかには、太陽光発電の設置費用を売電収入で賄えるか気になる方もいるでしょう。結論を申し上げると、設置費用の負担を売電収入だけで賄うことは難しいかもしれません。
太陽光発電の平均設置費用は、1kwあたり28.8万円(※)です。5kwの太陽光発電を導入した場合、設置費用は144万円となります。
※出典:資源エネルギー庁 「国内のコスト動向:システム費用(設置年別の推移)」
もし発電した電気をすべて売電できた場合、年間の平均売電収入は約97万円(6,075kwh × 16円/kwh)なので、約47万円足りません。
ただ、FIT制度による売電収入で初期費用が賄えなかったとしても、電力会社によっては引き続き売電できます。売電しない場合でも、すべて自家消費すれば電気代を必要最低限に抑えられます。
太陽光発電で生み出した電力をすべて自家消費した場合、具体的な経済的メリットは以下のとおりです。
すべて自家消費した場合の経済的メリット
発電量6,075kwh × 31円/kwh = 188,325円上記のように売電せずに自家消費すると、年間20万円近くの経済的メリットが得られます。その際、蓄電池を導入すれば、発電が難しい朝方・夜間でも効率良く自家消費できます。
したがって、長期的に見ると太陽光発電の初期費用は、実質的に回収可能です。
電気代を毎月ゼロ円にできない理由
太陽光発電で生み出した電気を利用して、電気代をゼロにしたい方もいるでしょう。残念ながら、太陽光発電を導入しても電気代をゼロにすることはできません。その理由は、以下の3つ挙げられます。
太陽光発電で電気代がゼロにできない理由
上記の理由を把握すれば、太陽光発電を導入しても電気代をゼロにできないことが理解できるでしょう。
昼間の平均発電量は天候によって左右される
ご存知のように、太陽光発電は太陽の光を電気に変換して発電します。昼間の天気が曇りだったり季節が冬だったりすると、太陽光パネルに届く光の量が減って発電量が減少します。太陽光発電の発電量に対して消費電力が上回ってしまうと、足りない分の電気は電力会社から購入しないといけません。そのため、昼間の発電量が少なくて消費電力をすべて賄えない場合は、どうしても電気代が発生してしまうのです。
当然ながら天候はコントロールできないので、日によっては消費電力を太陽光発電で賄えないことを理解しておきましょう。
消費電力が多い朝方・夜間の発電が難しい
一般的なご家庭の場合、消費電力は日中が少なく朝方・夜間が多くなります。一方、太陽光発電で生み出す電力は、ほとんど日中に発電します。つまり、太陽光発電はたくさん使う時間帯の発電量が少なく、消費電力を太陽光発電で賄えない可能性が高くなります。消費電力が太陽光発電で生み出した電力を上回ると、電気代が発生してしまいます。
ただ、太陽光発電で使用しない分の電力は電力会社に売電できるので、売電収入と電気代を相殺することで、電気代を実質的にゼロへ近づけることは可能です。
FITの売電価格が下落傾向にある
太陽光発電で毎月の電気代をゼロにできない理由の1つに、FIT制度の売電単価が毎年度減少傾向にあることが挙げられます。。上記のグラフ推移を踏まえると、申請する年度が遅くなるほど、得られる売電収入が減る可能性があります。そのため、太陽光発電を導入する年度が早いほうが、電気代をゼロに近づけやすくなります。
売電収入を上げて少しでも電気代をゼロに近づけたい方は、今年度中に太陽光発電を導入するのがおすすめです。
月々の光熱費を安くするポイント
太陽光発電の導入で電気代をゼロにすることは難しいと解説しましたが、月々の光熱費をゼロに近づける方法はあります。具体的には、以下の3つ挙げられます。
太陽光発電で光熱費を安くする方法
太陽光発電の導入と同時に上記3つを実践すれば、月々の光熱費を削減できるでしょう。
エコキュートやIHを導入して自宅をオール電化にする
エコキュートやIHを導入して自宅をオール電化にすれば、光熱費を抑えることが可能です。オール電化を導入すれば、オール電化専用の電気料金プランが選択できます。従来の電気料金は消費電力に応じて電力単価が変わりますが、オール電化専用の電気料金プランは、時間帯によって電力単価が変動します。
オール電化専用の電気料金プランは、昼間は高く朝方・夜間は比較的安いのが特徴です。昼間は太陽光発電で生み出した電力で賄い、発電量が少ない朝方・夜間は電力単価が安いため、電気を購入しても電気代を抑えられます。
つまり、ご自宅をオール電化にすることで専用の料金プランに変更でき、太陽光発電の電気と電力会社の電気を効率良く使い分けることが可能です。
太陽光発電の導入で光熱費を削減したい方は、同時にオール電化の導入も検討してみてください。
蓄電池・V2Hを導入する
太陽光発電で生み出した電気をいつでも使えるよう、蓄電池・V2Hを導入することもおすすめです。前章で解説したように、太陽光発電は電気をあまり使わない日中にたくさん発電し、たくさん使う朝方・夜間はあまり発電しません。朝方・夜間の電気代を削減するには、発電した電気を日中に使えることがポイントです。
そこで蓄電器やV2Hを導入すれば、日中に発電した電気を充電でき、朝方や夜間でも太陽光発電の電気が利用できます。発電した電気を蓄えれば、電力会社から購入する電気が減らせるため、電気代を削減することが可能です。
特に近年はFIT制度の売電単価が減少傾向にあるため、自家消費目的で太陽光発電を始める家庭が増えています。時期によっては、売電するよりも自家消費をしたほうが、太陽光発電の経済的メリットが大きくなるからです。
そのため、太陽光発電を導入する際は蓄電池やV2Hを導入して、発電した電気がいつでも使える状態にしておきましょう。
節電を心がける
自宅をオール電化にしたり蓄電池・V2Hを導入したりしつつも、節電も心がければさらに光熱費を削減できます。太陽光発電で生み出された電力量や現在使用している電力量を把握できれば、管理しやすくなります。そこでおすすめなのが、「HEMS(ヘムス)」の導入です。
HEMSとは、Home Energy Management System(ホーム・ エネルギー・マネジメント・システム)の略称で、家庭内で使用している電気機器の電力使用量を可視化し、電気機器の消費電力を自動で最適化してくれる仕組みです。
HEMSを導入すれば、家庭内の電力使用量が見える化され、何に電気を使い過ぎているか一目で把握できます。使用状況が把握できれば、節約意識も自然と高められるでしょう。
ちなみに、政府は2030年までに全世帯へHEMSの設置を目標として掲げています(※)。政府もHEMSを推進しているため、太陽光発電と同時にHEMSの導入も検討してみてください。
※出典:資源エネルギー庁 「長期エネルギー需給見通し 関連資料」
総額費用を考えて太陽光発電を導入することが重要
ここまで、太陽光発電による経済的メリットや電気代を削減するポイントを解説しました。ただ、実際に太陽光発電を導入する際は、どれくらい電気代を削減できるかだけでなく、総額費用を踏まえた費用対効果を考えることが重要です。
太陽光発電を導入すると初期費用だけでなく、維持費用も発生します。具体的に発生する費用は、以下のとおりです。
導入時の初期費用
- 太陽光パネル代
- パワーコンディショナー代
- 太陽光パネルの架台代
- 蓄電池などその他設備費用
- 工事費
稼働中の維持費用
- 点検・メンテナンス費
- 太陽光パネルの清掃費
- 保険料
- 故障時の修理費
※:資源エネルギー庁「太陽光発電について」に記載の1kwあたり平均維持費を元に算出。
太陽光発電を導入したい方は、総額費用がいくらになるか、販売会社でしっかり見積もりを取りましょう。
どこの販売会社で見積もりを依頼するか迷っている方は、SUNSエナジー株式会社に依頼するのがおすすめです。
SUNSエナジー株式会社
SUNSエナジーは、関東で17社しか選ばれていないPanasonicの指定販売店です。※出典:Panasonic「販売店を探す」
また、SUNSエナジーは埼玉県指定の協働事業者(※)でもあります。協働事業者には、3年間で30件以上の太陽光発電設備を施工した実績がある販売会社が選定されています。
※出典:埼玉県「住宅用太陽光埼玉あんしんモデル」
そんなSUNSエナジーでは、太陽光発電だけでなく蓄電池・エコキュートを含めた無料相談に対応しています。太陽光発電の話を聞いてみたい、導入を迷っているけど不安が残るという方は、下記のボタンからフォームを送信しましょう。
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まとめ
当記事では、太陽光発電を導入することで、電気代がどれくらい安くできるか解説しました。太陽光発電で自家消費すれば電力会社から購入する電気が減り、電気代を削減することが可能です。加えて、蓄電器やV2Hなどで発電した電気を蓄えれば、より効率的に太陽光発電の電気を消費できます。
また、使用しない電気は電力会社へ売電できるため、電気代を削減できるだけでなく売電収入も得られます。
ただし、これらは太陽光発電を設置する家の状況により異なるため、設置費用を含めたシミュレーションをしておくことが重要です。
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