リボンエナジーの電気代は安い？メリット・デメリットなどを徹底解説！

リボンエナジーは市場連動型の料金プランを提供する新電力会社。

市場連動型の料金プランを提供している新電力会社はいくつかありますが、リボンエナジーはライフスタイルに合わせた割引が受けられることが大きな特徴です。

この記事ではリボンエナジーの基本情報、料金プランは安いのかどうか、メリットやデメリット、実施中のキャンペーン、そして具体的な契約方法まで分かりやすく解説します。

リボンエナジーを見かけて気になっていたけれど、「どんな電力会社？」「電気代は安くなるの？」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

この記事を読めば、そんな懸念もきっと解消されるでしょう。ぜひ当記事をお役立てください。

リボンエナジーの基本情報｜信頼できる会社？

リボンエナジー（株式会社リボンエナジー）は、2023年11月1日に設立され、2024年5月に小売電気事業者として登録された新しい電力会社です。

「テクノロジーを活用して電気代を抑える」ことをミッションに掲げ、一般家庭向けの電力供給サービス「リボングリーン」を提供しています。

リボンエナジーの会社概要
運営会社名	株式会社リボンエナジー
設立日	2023年11月1日
代表者	代表取締役 佐々木広夢
所在地	東京都中央区銀座6丁目12番2号 東京銀座ビルディング4階
資本金	5,500万円
小売電気事業者登録番号	A0886
問い合わせ先	【電話番号】 050-1721-4564 受付時間　9:00～17:00 （土曜・日曜・祝日・年末年始を除く）

リボンエナジーは、経済産業省資源エネルギー庁から正式に小売電気事業者としての登録（登録番号：A0886）を受けており、国が定めた基準を満たして事業運営を行っています。

設立から間もないため、口コミや評判がまだ少ないのは事実ですが、「新しい電力会社だから電気が不安定になるのでは？」という心配は不要です。

設立は2023年11月と、設立から間もない電力会社ではありますが、ユーザーのライフスタイルに寄り添ったサービスが提供されています。

リボンエナジーの供給エリア

リボンエナジーの供給エリアは、沖縄電力エリアと一部離島を除く全国です。

リボンエナジーの供給エリア
北海道電力 エリア	北海道
東北電力 エリア	青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・新潟県
東京電力 エリア	茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・静岡県の一部（富士川以東）
中部電力 エリア	愛知県・長野県・岐阜県（一部を除く）・三重県（一部を除く）・静岡県（富士川以西）
北陸電力 エリア	富山県・石川県・福井県（一部を除く）・岐阜県の一部
関西電力 エリア	大阪府・京都府・兵庫県（一部を除く）・奈良県・和歌山県・滋賀県・三重県（一部を除く）・福井県の一部・岐阜県の一部
中国電力 エリア	鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・兵庫県の一部・香川県の一部・愛媛県の一部
四国電力 エリア	徳島県・香川県（一部を除く）・愛媛県（一部を除く）・高知県
九州電力 エリア	福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県

リボンエナジーの料金プランの仕組みを解説

リボンエナジーの料金プランはシンプルなワンプラン。市場連動型プランの「リボングリーン」のみを提供しています。

市場連動型プランは、大手電力会社で提供されているような従来の従量電灯プランと違い、市場価格が安ければ大きな恩恵を受けられる反面、価格が高騰した際にはその影響を直接的に受けることになります。

従来の従量電灯プラン（大手電力会社の標準的なプラン）は、基本的に使用量に応じて段階的に料金単価が設定されていますが、市場連動型プランは電気を使う「タイミング」が重要になります。

リボンエナジー「リボングリーン」が、どのように電気料金が決まるのか、従来のプランと比較しながら詳しく見ていきましょう。

大手電力会社の料金プランとどう違う？

リボンエナジーと大手電力会社の料金プランの主な違いをまとめると、以下のようになります。

• 燃料費調整額とは：原油価格や液化天然ガス価格など、燃料価格の変動を電気代に反映する料金のこと

つまり、大手電力会社の一般的な料金プランが、ある程度固定的な単価であるのに対し、リボンエナジーは電気を使うタイミングによって電気料金が大きく変わる可能性があるということです。

リボンエナジーと大手電力会社の電気料金計算式の違い

リボンエナジー「リボングリーン」の料金体系

リボンエナジー「リボングリーン」の固定従量料金単価は、エリアごとに設定されています。以下はその料金表です。

エリア	固定従量料金単価（1kWhあたり・税込）
北海道電力エリア	24.20円
東北電力エリア	22.00円
東京電力エリア	22.00円
中部電力エリア	22.00円
北陸電力エリア	22.00円
関西電力エリア	19.80円
中国電力エリア	22.00円
四国電力エリア	22.00円
九州電力エリア	19.80円

• 上記は2024年8月1日実施の電気料金メニュー定義書に基づきます。

実際の電気料金計算に使われる従量料金単価は、上記の「固定従量料金単価」に、30分ごとに変動する「変動従量料金単価」を合算したものになります。

リボンエナジーの契約者は、会員専用の「マイページ」で、当日および翌日の30分ごとの変動従量料金単価（エリアプライスと連動）をいつでも簡単に確認できます。

マイページでは、料金が安い時間帯に「●」マークが表示されるなど、視覚的にも分かりやすくなっているため、いつ電気を使えば割安になるのかが一目で判断できるよう工夫されています。

市場連動型プランで安くなるケースは？口コミ・評判を調査

リボンエナジー「リボングリーン」のような市場連動型プランは、本当に安くなるのか心配される方がとても多くいらっしゃいます。

リボンエナジー「リボングリーン」で電気代が安くなるかどうかは、電気の使い方やライフスタイルに大きく左右されます。

ここでは、実際に安くなる可能性が高いケースと、市場連動型プランに関する口コミ・評判を紹介しますので参考にしてください。

安くなるケース①｜電気の使い方を工夫できる

電気代を節約するために、電気の使い方を積極的に工夫できる方、特に電気料金が安い時間帯に集中的に電気を使用できる方（ピークシフトを実践できる方）は、市場連動型プランのメリットを感じやすいです。

• 新しいページが開きます。

これらの口コミのように、マイページで料金単価を確認し、安い時間帯に洗濯乾燥機、食洗機、掃除機といった消費電力の大きい家電の使用をシフトすることで、楽しみながら電気代を節約することが可能です。

「節電」というと我慢するイメージがありますが、市場連動型プランの場合は「使う時間をズラす」という発想がポイントになります。

具体的には「どの家電がどれくらい電力を消費するのか」を把握し、「どの時間帯が安くなりやすいのか」をリボンエナジーのマイページで確認しながら、計画的に電気を使うことが重要です。

安くなるケース②｜オール電化住宅 or 蓄電池がある

オール電化住宅のご家庭や、太陽光発電システムに加えて家庭用蓄電池を設置しているご家庭は、リボンエナジー「リボングリーン」をより有効に活用できます。

深夜や、太陽光発電量が多く市場価格が下がる日中などは電気料金が安くなる傾向にありますが、以下のような工夫をすることで、電気代の節約効果を最大化し、市場価格高騰リスクも軽減できます。

• 新しいページが開きます。

上記の口コミのように、蓄電池を活用することで、電力購入のタイミングを最適化し、電気料金の変動に賢く対応できるようになります。

リボンエナジーには「オール電化割引」「太陽光割引」「蓄電池割引」があるため、ご家庭にこれらの設備がある場合は、リボンエナジーはとてもおすすめです。

リボンエナジーのメリット｜家計に嬉しいポイントは？

リボンエナジーには、特に電気の使い方を工夫できるご家庭や、特定の条件に当てはまるご家庭にとって、家計に嬉しいメリットがいくつかあります。ここでは主なメリットを4つ紹介します。

メリット①契約期間縛り・解約金なし

リボンエナジーの「リボングリーン」プランには、契約期間の縛りがなく、解約金も一切かかりません。

リボンエナジーなら、「市場連動型プランを試してみたいけど、もし合わなかったらどうしよう…」と不安な方でも、ペナルティなしでいつでも他の電力会社に切り替えることができるので試しやすいでしょう。

メリット②基本料金0円

大手電力会社の一般的な家庭向け料金プランでは、契約アンペア（A）数に応じた基本料金や、最低料金が毎月固定で発生します。電気を使わない月でも一定額の支払いが必要です。

リボンエナジーの「リボングリーン」プランでは、この基本料金が0円です。これにより、特に以下のようなご家庭では、基本料金0円のメリットを大きく感じられるでしょう。

基本料金が0円になることで、電気代の固定費部分を削減でき、家計の負担軽減に繋がります。

メリット③使い方次第で電気代が安くなる

リボンエナジーは、電気の市場価格（JEPXエリアプライス）に連動して30分ごとに電気料金単価（変動従量料金単価）が変動する「市場連動型プラン」です。

これにより、電気料金が安い時間帯を狙って家電を使用することで、電気代を効果的に節約できます。一般的に、市場価格は以下のような傾向があると言われています。

上記は、東京電力エリアにおけるエリアプライスの一例です。時間帯によって大きな価格差があることがわかります。

市場連動型プランでは、このような価格変動を活かして、電気を使う時間帯を意識的に調整することで、電気代を節約できるのが大きなメリットです。

リボンエナジーのマイページでは、当日・翌日の料金単価をリアルタイムで確認できます。市場連動型プランを利用している家庭では、以下のような工夫をしています。ぜひ参考にしてください。

特に、洗濯乾燥機、食洗機、エアコン、エコキュートなど、消費電力の大きい家電の使用タイミングを、マイページで確認できる安い時間帯に合わせることで、電気代の節約効果は非常に大きくなります。

日中の在宅時間が長く、家事をする時間帯を柔軟に調整できる方や、テクノロジーを活用して賢く電気を使いたい方に、リボンエナジーはおすすめです。ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、電気の使い方を工夫してみてください。

メリット④豊富な割引特典

リボンエナジーでは、ライフスタイルに合わせた最大7種類の割引特典が用意されており、これらは全て併用可能です。条件に多く合致するほど、電気料金単価から大きな割引を受けることができます。

これらの割引は併用可能です。例えば、以下のようなご家庭の場合の割引額を見てみましょう。

このケースでは、合計で1kWhあたり2.64円の割引が適用されます。

仮に月々の電力使用量が500kWhの場合、ひと月あたり1,320円（2.64円×500kWh）、年間では15,840円もの割引額となります。すべての割引条件を満たせば、最大で3.85円/kWhの割引が可能です。

家族構成の変化やライフスタイルの変化があった場合でも、後からマイページで簡単に割引を追加申請できます。

7つもの割引メニューが用意されているリボンエナジー。割引条件に多く該当するご家庭ならば、メリットも大きくなります。

リボンエナジーの公式サイトでは、これらの割引を適用した場合の電気料金をシミュレーションできますので、ご自身の状況に合わせて一度試してみてはいかがでしょうか。

リボンエナジーのデメリット｜契約前に知っておきたい注意

多くのメリットがある一方で、リボンエナジーには契約前にしっかりと把握しておきたいデメリットも存在します。特に市場連動型プラン特有のリスクについては、十分に理解しておく必要があります。

デメリット①電気料金の高騰リスクがある

リボンエナジーの料金プラン「リボングリーン」は、JEPX（日本卸電力取引所）の市場価格に30分ごとに連動して変動従量料金単価が変わります。

リボンエナジー「リボングリーン」のような、市場連動型プランは、市場価格が安い時は電気代も安くなるというメリットがある反面、市場価格が高騰した場合には、電気料金も大幅に上昇するリスクがあります。

この他、電力の市場価格の高騰には、雨が続く・寒波などの悪天候、需給バランスの悪化、燃料費の高騰や国際情勢の悪化などが影響を与えます。

リボンエナジーに乗り換える時期や、その後の市場動向によっては、乗り換え後の電気代の方がかえって高くなってしまう可能性もゼロではありません。

リボンエナジーのマイページでは、当日・翌日の変動従量料金単価を確認できますので、事前に確認することで、このようなリスクを低減することが可能です。

デメリット②電気の使い方を工夫する必要がある

メリット③で「使い方次第で電気代が安くなる」と解説しましたが、これは裏を返せば、電気料金が安い時間帯を意識して家電製品を使うといった工夫をしなければ、市場連動型プランの恩恵を十分に受けられない可能性があるということです。

デメリット③電気ガスセット契約はできない

リボンエナジーは電力供給サービスに特化しており、2024年5月現在、都市ガスやプロパンガスとのセット契約プランは提供していません。

現在、電気ガスセット契約で割引を受けている場合、リボンエナジーに乗り換えることで、ガス料金の割引がなくなってしまう場合があります。

ただし、電気とガスをそれぞれ個別に最適なプランを選ぶことで、セット契約時よりもトータルの光熱費が安くなるケースも十分に考えられます。

現在の契約内容をしっかりと確認したうえで、リボンエナジーへの乗り換えを検討してみてください。

デメリット④支払方法に口座振替がない

リボンエナジーの電気料金の支払い方法は、クレジットカード、Apple Pay、Google Payのみとなっており、口座振替には対応していません。

公共料金の支払いを銀行口座からの自動引き落としで統一している方や、クレジットカードの利用を避けたい方、あるいは何らかの事情でクレジットカードを持てない方にとっては、この点は大きなデメリットと言えるでしょう。

申し込みから供給開始までの流れ：簡単4ステップ！

リボンエナジーへの申し込みは、スマホやPCで簡単に行うことができます。

入力に慣れている方であれば、約3～10分程度で手続きが完了。ここでは、申し込みから実際に電気が供給開始されるまでの流れを、わかりやすく解説します。

申し込み手続きをスムーズに進めるために、事前に以下の情報を用意しておくと良いでしょう。

もし供給地点特定番号やお客さま番号がわからない場合は、現在契約中の電力会社に問い合わせて確認しましょう。

今お住まいの住所でリボンエナジーに乗り換えたい方は切り替えのお申し込みを、引っ越し先でリボンエナジーを使いたい方は引っ越し先のお申し込みから手続きに進みましょう。

申し込みの手順は、大きく分けて以下の4ステップです。画面の指示に従って、契約に必要な情報を入力していくだけなので、初めての方でも簡単です。

申し込み手続き中にメール認証が行われます。リボンエナジーからのメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っていないか、登録したメールアドレスに誤りがないかなどを確認してみましょう。それでも解決しない場合は、リボンエナジーのカスタマーサポートに問い合わせてください。

無事に申し込みが完了すると、次はいよいよ利用開始です。現在のお住まいで他の電力会社からリボンエナジーに切り替える場合と、お引越し先で新たにリボンエナジーの利用を開始する場合とでは、手続きのポイントが少し異なりますので、それぞれ確認しておきましょう。

なお、ご自宅にスマートメーターが設置されていない場合は、原則として無料で地域の電力会社によって設置されます。スマートメーターの設置には基本的に立ち会いは不要です。

Web申し込み限定！リボンエナジーのキャンペーンを紹介

リボンエナジーでは、Webサイトから「リボングリーン」を申し込んだ方限定で、最大5,000円のキャッシュバックが受け取れるキャンペーンを実施しています（2024年8月開始、終了日未定）。

キャッシュバックの金額は、リボンエナジーの利用開始から1年間の電力使用量に応じて、以下のように決まります。

使用電力量	キャッシュバック金額
5,000kWh 以上	5,000円
4,000kWh 以上 5,000kWh 未満	4,000円
3,000kWh 以上 4,000kWh 未満	3,000円
2,000kWh 以上 3,000kWh 未満	2,000円
1,000kWh 以上 2,000kWh 未満	1,000円

• 年間1,000kWh未満の場合はキャッシュバック対象外となります。

例えば、月に約420kWh以上の電気を使用するご家庭であれば、最大の5,000円キャッシュバックを受け取れる計算になります。これは、一般的な4人家族の平均的な電力使用量（月間約400～500kWh程度）に相当します。

キャッシュバック特典の受け取り時期と方法は以下の通りです。

確実にキャッシュバック特典を受け取るためには、案内メールが届く時期をカレンダーに登録しておくなど、忘れずに手続きを行うようにしましょう。

まとめ

Web上では「市場連動型はやばい」「やめておいたほうがいい」といった意見を見かけることもありますが、市場連動型の仕組みをしっかりと理解し、使い方を工夫できるならば電気代を大幅に節約できる可能性があります。

リボンエナジーが特におすすめなのは、以下のようなご家庭です。

リボンエナジー「リボングリーン」は、電気の使い方を「賢く」工夫することが最も重要です。

解約金や契約期間の縛りがないため、「まずは試してみたい」という方は、当記事を参考にリボンエナジーが最適な選択肢となるかどうか、じっくりと検討してみてください。

リボンエナジーに関してのよくある質問

最後に、リボンエナジーに関して多く寄せられる質問とその回答をまとめました。契約を検討する際の参考にしてください。