U29,山崎さんイメージ

週休3日制どう活用する?「時短正社員×起業家」U-29.com代表 山崎氏に学ぶ働き方


2021年4月、各メディアが大きく取り上げた「選択的週休3日制」という言葉は、世間に大きな話題を呼びました。

経済財政運営の基本方針となる「骨太の方針」に盛り込まれたことで、いま政府は企業へ「週休3日制」の導入を呼びかけています。

ウィズコロナ時代に入り、過渡期を迎えている私たちの「働き方」。今回は、週休3日制からさらに先へ行く「時短正社員×起業家」というニューノーマルな働き方を実践されている株式会社ユニーク代表の山崎さんに取材しました。

「時短正社員×起業家」とは、一体どのような働き方なのでしょうか? また、このような働き方を目指したきっかけや、経緯を詳しくお伺いしました。


U-29.com山崎さん
インタビューイー
山崎 貴大
(やまざき たかひろ)
株式会社ユニーク 代表取締役社長
株式会社オンリーストーリー 広報PR/編集
1993年生まれ。大学卒業後、2015年に新卒で旅行会社に入社。成田空港において訪日旅行業務に従事。その後、手作りミニ火鉢を積んで鹿児島〜岡山間(約1000km)をリヤカー徒歩移動生活を開始。中断後、株式会社オンリーストーリーでインターンシップを開始し、経営者インタビューサイト編集長・新規事業を経験。その後、同社へ時短正社員として入社し、複業を開始。2021年4月、株式会社オンリーストーリーに正社員として席を置きながら株式会社ユニークを設立し、代表取締役に就任。


「時短正社員」は求められる密度が高い働き方

────現在、「時短正社員×起業家」というニューノーマルな働き方をされているとお伺いしました。まずは、どのような事をされているのか、簡単に自己紹介していただけますでしょうか?

山崎さん:
私は現在、時短正社員として「株式会社オンリーストーリー」で働いています。BtoB向けの決裁者マッチング支援SaaSを提供する会社で、広報PRをしています。

その他の時間を、今年の4月に法人化した「株式会社ユニーク」で代表を務めています。

「株式会社ユニーク」は、ユニークな価値観を発掘し、発揮して生き、働くことを目指す29歳以下の方が3000人以上集まるコミュニティ型メディア「U-29.com(ユニーク ドッドコム)」を事業基盤としています。

その上で、U-29メンバー向け、企業・地域向け、それぞれに事業を展開しています。



────なるほど!株式会社オンリーストーリーでは、広報を担当されているとのことですが、具体的にどのようなことをされているのでしょうか?

onlystory決裁者SaaS,so-gud(ソウグウ)
山崎さん:
でははじめに、オンリーストーリーの事業内容を簡単にご説明しますね。弊社は、決裁者マッチング支援SaaS「ONLY STORY」を提供しています。8月の時点で、4,000人ほどの決裁権をもった役職者の方々にご登録いただいているんですよ。

決裁権をもった役職者同士が直接メッセージを送りあえたり、オンラインイベントに参加できたりする仕組みになっています。それによってビジネスも早く進み、決裁者との出会いからアポイントまでオンライン上で完結させる事ができるんです。

このようなプラットフォーム事業を展開する会社で、広報を担当しています。プレスリリースの作成やメディアリレーション、SNS運用、自社note運用など行なっています。でも実は、広報を担当してまだ半年ほどなんですよ…笑


────そうなんですね!以前はどこの部署にいらっしゃったんですか?

山崎さん:
私は入社して3年目になるんですが、もともとは事業内容も今と異なりまして…

当初はプラットフォームではなく、経営者の想いを伝えるインタビューサイトだったんです。私は編集長として入社して、主に経営者へのインタビューや執筆などをしていました。

そこから徐々にインタビューさせてもらった企業と企業を繋いでいくプラットフォームへ進化させようという事になり、メディアの価値を上げることから繋がりを生む方へシフトしたんです。

その変革のタイミングで、社員の配置換えが行われました。インタビューサイト編集長から外れ、兼務していた新規事業もクローズした後、いくつかの役割を経験させていただき、最終的に広報に流れ着いたという感じですね。


────なるほど!でも広報って事業の中でも重要なポジションですよね?時短で働く難しさや、プレッシャーを感じることはありますか?

山崎さん:
おっしゃっるとおり、うまくいくことばかりではありません。

やはり、自分で時短で働く決断をした以上は、少ない工数で週5日働く人と同等の結果を出したいと思っています。

そのためには、今までと同じ事をやっていてもダメで、時間の使い方の工夫が重要なんです。だからこそ、自分がやる事とやらない事を正確に捉えることが求められます。


────時間がないからこそ、密度を上げて仕事をする必要があるということですね。

山崎さん:
そうです。でもそうは言っても、劇的に変化が生まれたわけではないんですよ。

「時間が足りない…じゃあどうしたらいい?どう変える?」という風に自問自答の繰り返しで、徐々に超えていった感覚ですね。



コミュニティ型メディア「U-29.com」

────なるほど。ここまでメインのお仕事について聞かせていただきましたが、もう一方の山崎さんが代表を務める株式会社ユニークの事業内容もお伺いできますでしょうか?

U-29.comイメージ
山崎さん:
私たちは、ユニークな価値観を持つ29歳以下のためのコミュニティ型メディア「U-29ドットコム」を運営しています。U-29世代の経営者やサラリーマン、アスリートなど多様なポジションで活躍されている方を、インタビュー形式で紹介するメディアです。

“コミュニティ型メディア”と言っているのには理由があります。読者の方が参加できるFacebookのコミュニティページを用意していて、ご登録いただくとインタビューにも参加することができるんですよ!

メンバー同士が交流機会を持てるイベントなども開催しています。


────読者がインタビューに参加できるんですか!?驚

山崎さん:
そうなんです。また、質問や感想をシェアできる形式をとっているので、コミュニケーションも生まれます。

その他の事業としては、29歳以下の方が沢山集まってくださっているので、「U-29世代に知って欲しいサービス、地域があるのだけど、どうしたらいいかな」という自治体や企業からの相談を受けることも増えてきました。

なので最近は、U-29世代と企業・地域の間をコーディネートして課題解決に貢献するような事もしています。


────なるほど、世代や立場の違いを超えて橋渡しをしているのですね。コミュニティへは29歳以下なら誰でも参加できるのでしょうか?

山崎さん:
コミュニティへはU-29世代なら誰でも参加可能です!ただ、メディアに出ていただく方々は、主にインタビューされたら次にユニークだと思う29歳以下の方へ繋げる「紹介制」になっています。



同世代のユニークな価値観を多様なロールモデルとして届けたい

────紹介制だったんですね!インタビューされている方の幅が広いなと思いました。

山崎さん:
そうなんですよ。実際、ご紹介していただけなければ出会えなかった方がたくさんいます。例えば、起業家や経営者の方はもちろん、会社員として独自の働き方をしていたり、アスリートと会社員の兼業をされている方まで、本当に様々で……

でも、そこに至るプロセスや、途中にある分岐点、問題や挫折をどう捉えてきたのかってなかなか聞く機会がないじゃないですか。

じゃあそれを聞いて「自分だったらどうするんだろう」と考え直すきっかけを得られたり、「なるほど、そういうやり方もあるのか」と自分が向き合ってることに対するヒントを得られたりすることが多いという感想をよくいただきます。

私たちは「U-29ドットコム」を通じて、この価値ある経験や情報を届けていきたいと思っています。

じっくり話を聞くと、「この人だからできたんだ」ということはなく、きっかけは些細なことで、誰にでもありそうなそのきっかけを拾い上げ、育ててきた人たちばかり。

天才だからできた、持って生まれた才能があったからできたなんてことはなく、自分のユニークな部分と日々向き合い、積み上げた結果が今なんだということがよくわかります。


────たしかに10代20代の時って、周りの環境に刺激を受ける部分がすごくありました。

山崎さん:
そのとおりで、特に29歳以下の若い時期って自分の置かれた環境は、人生の選択肢に大きな影響力を与えると思うんです。最初に「U-29ドッドコム」と出会った時に自分自身が共感した部分はここにあります。

私自身、高校卒業後の進路を考えた時に「ジャーナリスト」になりたいと思っていたのですが、結局、ジャーナリストになる事を諦めて四年制の大学を選択しました。

なぜ諦めたかといえば、周りにジャーナリストになっている人がいなかったから想像ができなかったんですよね。10年経った今、そんな自分が前よりも多くの選択肢を選べるようになったのは、環境の変化が大きく影響していると思います。

その時、周りに挑戦している人、ビジョンを実現している人がいるって大きな財産だと気づきました。

もし高校生の時「20代でジャーナリストとして頑張っています」という記事を見ていたら、その存在を糧にジャーナリストになれるんだ!と思えたかもしれない。

だからこそ、ユニークな生き方をしている同年代の価値観をロールモデルとして届けたいんです。


────同年代の実体験だからこそ、より自分に投影しやすいのかもしれないですね。私もU-29だったら入りたかったです…泣

山崎さん:
すごくそう思いますね。「同世代」という1つの共通点があるからこそ、情報が受け取りやすかったり、伝えやすい関係が作れたりする。

あとは、同世代にこんな事ができるなら、自分にもできるんじゃないかと思うことができる。そこも「U-29」の魅力ですね。

出演するのはU-29世代の方限定なんですが、実は30代以上の方にも「刺激をもらった」とフィードバックをいただいたり、サポートしてくださっている方もいるんですよ。



挫折経験からリアカーの旅へ

────では、ここからは「時短正社員×起業家」という働き方になるまでの経緯をお伺いしていきたいと思います。山崎さんは、はじめからフレキシブルな働き方がしたいと考えていたのでしょうか?

リアカーの旅,so-gud(ソウグウ)
山崎さん:
私が自分なりの働き方を目指すきっかけとなったのは、リアカーで鹿児島から岡山県を旅していた時の経験が大きいですね。



────どうゆう状況ですか!?

山崎さん:
少しさかのぼりますが、新卒で旅行会社に入っている間に「何か自分で事業を立ち上げてみたい」という気持ちが芽生えて、退職後にコミュニティを基盤とした事業を立ち上げようとチャレンジしたんです。

当時23歳の私には何もかも足りず、、結果的には大ゴケしまして…

わずか2ヶ月で家賃も払えない状況になりました。漫画みたいな話なのですが、気づいたら水道の蛇口から流れる水をぼーっと眺めてて、最終的に泣きながら実家に電話していましたね笑

そして実家に帰ろうとした時にたまたま知り合いにお声がけいただいて、少し都心を離れた場所で何もせずに静かに過ごすことにしました。そこで、火を囲む穏やかな空間とコミュニケーションに初めて触れる経験をしたんです。

次第に元気が戻ってきて、そうした空間とコミュニケーションの交わされる場を作ろうと思いたちました。自分が救われたように、こうした場に救われることを待ってる人、願っている人もいるんじゃないかとビビッときたのです。

それからは、即興的に場を作れるアイテムを自作し、それを運ぶためのリヤカーも自作し、出会った人と自作のアイテムを使ってコミュニケーションを取り続ける暮らしをはじめました。

鹿児島から北へ向けて歩き続け、土地も世代も超えてたくさんの方と出会い、時間を共にできたことは貴重な経験です。

その旅の途中で「日本にはこれだけサラリーマンと違う軸で働いている人がいるんだ」と気付いて、自分はどっちだろうと考えさせられました。サラリーマンとして生きるのか、旅人として生きるのか。
その時「どっちだと言い切らなくてもいいんじゃないか?」という答えを出しました。

そしてもう1度、みんなが経済・資本軸で生産と消費を行なっている社会やコミュニティに戻って自分が心地よいバランスを見つけようと思ったのが、自由な働き方を目指したきっかけですね。


「時短正社員×副業」のメリット

────なるほど、人生のストーリー展開が濃厚ですね汗
それでは「時短正社員×起業家」になるまでの経緯を教えていただけますか?

山崎さん:
まずは、旅を中断し、現在正社員で務めるオンリーストーリーにインターンとして入社しました。

1人でリヤカーを引いて歩く中、自己対話をしていて言葉にならない感情を向き合うもどかしさから救ってくれたライター、編集者の言葉と力に憧れを抱きはじめた頃、ちょうどオンリーストーリーの募集を見かけたことが中断の背景です。

大学生に混じってインターンをはじめたのですが、みんなによくしてもらって、社会人の自分も不思議と馴染めたのを覚えています。

インターン時代は当時の事業基盤の一つだった経営者インタビューサイトの編集長と、そのサイト運営リソース・経験を活かした新規事業の立ち上げ、運営を行いました。今の働き方に至る一つ目の転機を迎えたのは、その頃です。

当時の弊社には月間表彰制度がありました。成果、クレド、周囲からの印象…さまざまな視点から評価され、受賞者が決められる方式です。

月間賞を6つ獲得するとMVP社員として認められるのですが、僕は入社後6ヶ月ほどでそのMVP社員の資格をいただくことができました。その後、社長から「社員にならないか」と声をかけていただきました。

結果的に入社をしたわけですが、この時、僕は入社を一度断ってしまいました。先ほど触れたいろんな価値観で、いろんな生き方をしている人たちを思い出し、週5正社員ではなく、旅人でもない…

もっと自分にとって馴染む働き方、グラデーションのある働き方を実験してみたいと思ってしまって。

その後、翌月にもう一度社長と話す機会がありました。その時、当時所属していた他の社員全員から「なぜ、僕がこの会社に必要なのか?どれだけ僕に期待をかけてくれているか?」について書かれたメッセージスライドをいただきました。

それも受け取った上で、「この会社で働いてみたいけど、働き方をどうしよう」と考えていたところ、僕と社長の間で「時短正社員」という選択肢が浮かび上がってきました。

「これまでの頑張りは、みんな見てきたよ。今まで前例はないけど、成果を上げてきて、信頼されてるヤマだったら、みんなもこの選択を肯定してくれるはず。

まさに、クレドにある『成果からの要求』だね。成果を出したんだから、会社に要求してもいいんだよ。実現したい働き方があるなら、やってみればいい。それが、ヤマのオンリーストーリー(自分の実現したい夢、物語)なんでしょ」

そんな会話を経て、オンリーストーリーに入社すると同時に時短正社員×副業OKという働き方をスタートさせました。もちろんその働き方を多面的に考え、その分かかるプレッシャーなども考慮し、それでも挑戦してみたいと思ったので、思い切って決断しました。



────なるほど、皆さんとの信頼関係があったからこそ実現したのですね。では、実際に「副業」をやってみていかがでしたか?

山崎さん:
はじめは「時短正社員×副業」のバランスで働いていて、他社の広報や、インタビュー、編集を副業にしていました。

実際に副業をしてみると、このスタイルが自分に合っている感覚がありましたね。仕事が変わると、当たり前ですが会う人・行く場所・環境が変わる。

そうすると、本業では得られなかった新しい価値観を知ることができたのが楽しかったですね!

あとは、求められる事が違えば鍛えられる部分も違って、成長の幅が広がっていく感覚がありました。


────それぞれの場所で刺激を受ける事ができるのはメリットですね。本業に活かされる部分もありましたか?

山崎さん:
ありましたね!本業の環境はまだ従業員数が少なかったのですが、副業で規模が大きな会社にいた時は「人が増えるとビジネスの流れが変わるんだ」とか「今後、自分たちはこういう課題に当たるな」とかを感じられ、今後経験するであろう状況を自分の中でシミュレーションすることができました。

他にも、自分たちと違ったビジネスモデルを作る経営者のお話を伺うと、新しい視点が生まれることもありましたね。

「時短正社員」として軸足を本業に置いているからこそ、アウトプットは本業に帰着できると考えていました。副業が楽しいというよりは、本業に活きる色々なアイディアやインスピレーションをもらっているような働き方でしたね。



ロールモデルや似た他者の人生が「時短正社員×起業家」の決断を後押し

────なるほど。では次に副業から起業家に至った経緯をお伺いできますか?

山崎さん:
実はもともと業務委託として法人化する前の「U-29ドットコム」のメディア運営を手伝っていました。きっかけは、「U-29ドットコム」発起人の方が30代で、当事者世代である20代で運営メンバーを探していたのです。

その募集をたまたまFacebookで見かけ、僕から連絡を取り、縁が始まりました。その後、ある時を節目に「山崎くん、バトンを受け取ってくれないか?」と言われまして、その時はじめて「会社を設立する」「代表取締役になる」という選択肢が生まれました。

【ユニーク設立記念 公開インタビュー】はこちら

そもそも本業があるのに両立できるのかと迷いましたね。ただ、そんな時に「週末起業家」「週末社長」という働き方のロールモデルの存在が、できない事はないんだと背中を押された気がしました。



────実際に「時短正社員×副業」「時短正社員×起業家」としてニューノーマルな働き方をしてみて、一般的な週5日正社員として働いている時と比べて、どのような心理的変化がありましたか?

山崎さん:
心理的な内面の変化はたくさんありますね。1つは、「重要なことにフォーカスし続ける」事がとても重要だと気付かされました。

そのために、「何が一番大事か、自分がやるべき事とやるべきではない事は何か、自分のリソースをどこに使うのか、それによって誰のためにどんな価値が生まれるのか」という事を、以前よりも自分に対してシビアな視点で向き合えるようになった点です。

2つ目は、小さな事に気を止めなくなったことが大きな変化だと思います。もともとHSP気質なところがあって…

いわゆる「繊細さん」で、他人の事や小さな事を気にしすぎるタイプだったんですよ。自分の根っこにある気質なのですが、以前よりは上手く飼いならしてストレス回避ができている感覚ですね。


────なるほど、やはりたくさんの学びと成長を実感されているんですね。では、皆さんにも「正社員×起業家」まではいかなくとも、「正社員×副業」というフレキシブルな働き方はおすすめできますか?

山崎さん:
正直いうと、聞かれたこの場ですぐに「おすすめです!」とは言えないですね….笑

なぜなら、慣れないうちは頭も、体も、パワーも、2人分以上使ってるような感覚になり、結構タフな働き方だからです。2つ以上に関わるわけなので、当たり前のことではあるのですが。

ただ、僕みたいに欲張りな方の気持ちはわかります笑

僕はビュッフェに行くとショートケーキも食べたいし、すき焼きも食べたいし…と悩んで動けなくなってしまう時があるのですが、働き方や生き方においてもそういう感覚に陥ることってありませんか?選択肢が多いと迷いますよね。

「それでも、どっちも経験したい!そういう働き方をしているときの自分が好きだ!」という方には、おすすめできるかもしれません。

その上で、その働き方を始めることはできても、やがては「続ける壁」と「両立する壁」がやってきます。僕の場合、の話ではありますが。

その時、自分で自分に尋ねたくなるんですよね。「それでも、続けるの?」と。

そういう時になってこそ考えることや言語化できることもあり、僕は何度かそういう過程を経験し、今も節目ごとに乗り越えながら両立を続けています。

最後にですが、両立したり身近に期間で密度高く経験することで気づくこともあったので、そういう経験を求めている方は、両立して働く方の話を聞いてみると楽しいかもしれません!


────では最後に、山崎さんがこれから目指す働き方や、ビジョンを教えていただけますでしょうか?

山崎さん:
1つは、本業での役割を全うしながら株式会社ユニークの事業を成長させ、欲を言えば本業にまた個人的に価値を提供できる、貢献できるようになれたら嬉しいなと思います。

どちらも僕にとっても大切な居場所として貢献したいし、それができると僕とオンリーストーリーの社長が「時短正社員×起業家」という働き方を共に決断して良かったと、この選択が正解だったとお互いに思える結果を出していきたいですね。

株式会社オンリーストーリーは「一人一人のオンリーストーリーを実現する」、株式会社ユニークは「ユニークさが発揮される喜びに溢れる社会を」と掲げているのですが、僕にとってはその両方が達成されたら素敵な世界線が生まれるなあと思っています。

時々、「自分の会社が大きくなったらそっちに軸足を移す予定なんですか?」と聞かれるんですがそういう発想をしたことはなく、僕にとって大事な居場所である2つに貢献できることを増やすために成長をしながら、どんな形であれ関わり続けていけたら嬉しいなと思っています。

2つ目が、個人的なことですが、「自分が好きな自分」で生きていきたいと思っています。

身近な人、友人…僕自身も含め「他者から評価される自分」を生きていた時代に苦労していた姿を何度もみてきたので、自分の今後の姿や今の仕事、事業を通して生きづらさや働きづらさの解消につながるアイデア、情報を届けていきたいですね。

自分の軸に沿った「自分が好きな自分」の人物像や要素を見つけ、その要素を少しずつでも取り入れていくことで何歳からでもユニークさを発見できるし、それを活かす働き方・生き方を実現できると思っています。

とはいえ、「こうなれたら、これを実現したら人生のゴール!」みたいなものはまだなくて、その過程でまだやりたいこともあるので、引き続き自分の身をもって実験を繰り返し、ユニークな生き方、自分のオンリーストーリーを探求していければと思います。

その舞台を自分の中に閉じたものではなくあえて社会に置くことできちっとしたバランス感覚も身につけ、人から信頼されつつもユニークな日々を積み上げたいです。



U-29.comの詳細を見る 株式会社オンリーストーリーの詳細を見る

<編集後記>

事業の失敗、放浪旅、そして予測もしていなかった社長になった山崎さん。20代にして、すでに人の何倍も濃厚な人生を歩むそのポテンシャルは、いったいどこから生まれるのでしょうか?

「正社員×起業家」はおすすめしないと言うほど、ハードなライフワークを容易に想像できます。

しかし、山崎さんはその先に感じる「大きなやりがいや使命感、そして過去の失敗した自分自身が原動力になっている」ともおっしゃっていました。

また、大学生の時に体験した「東日本大震災」をきっかけに、「能天気に生きてても人生いつ終わるかわからない。それなら、やりたい事はできるうちにやろう。自分を表現する生き方をしたい」と思うようになったそうです。

山崎さんの働き方をロールモデルにするには、ハードルが高いですが笑

ぜひ、皆さんも自分らしい働き方のバランスを追求してみてはいかがでしょうか?



ライター松中朱李
ライター
So-gúd編集部
松中 朱李
神奈川県・横浜市出身。アパレル企業にて販売からバイイングを経験したのち、流行に流されないプロダクトを学ぶためイタリア・フィレンツェへ留学。現地で2年間を過ごし、気づけば靴職人に。帰国後は、メンズシューズブランドにて広報PR、メディア運営、ECサイトディレクション等に従事し、現在に至る。うさぎの散歩とヨガが日課。
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