カーシェアとは?おすすめの7社をご紹介|すぐに分かる失敗しない選び方
最近、新宿や渋谷などの東京都内や地方の都心部で「カーシェア」というサービスが普及しています。カーシェアとは会員同士で車をシェアするサービスのことです。
カーシェアは、スマホやパソコンから予約ができ、旅行先での長距離移動の長時間理由からちょっとした買い物や送迎などの短時間まで気軽に利用できるのがポイントです。
車を所有するスペースがない方、乗ってみたい憧れの車種に乗車してみたい方、車を所有しているが、あまり使用できていないカーオーナーさんなど車を利用する方と所有者両方にメリットが存在します。
しかし、「利用してみたいけどサービス内容がいまいち分からない」「利用料金が気になる」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、カーシェアの基本情報からメリット・デメリット、選ぶ際の注意点、おすすめのカーシェアサービス7社を紹介します。
最近見聞きする「カーシェア」とは?
カーシェアとは、会員同士であれば24時間いつでも車を利用できるサービスのことで、首都圏を中心に普及しています。
カーシェアはもともとスイスで始まったとされていますが、日本でも市場規模を拡大していて、2030年には市場規模4,555億円の予測。この数字は2018年比の約11.9倍にもなる数字です。
*引用元:MaaSの国内市場を調査
市場規模の拡大を考慮しても、今後は全国で利用ステーションが展開されていくことが予想されます。また現在は、個人間でのやり取りが一般的ですが、法人の利用も増えていくとされています。
カーシェアとレンタカーは何が違うの?
カーシェアとレンタカーの大きな違いは、ステーション(無人)か店頭(有人)かということです。
カーシェアは、初期費用や月額料金をあらかじめ支払っているので面倒な手続きが不要で利用できます。一方でレンタカーの場合は、店頭で書類の手続きを済ませなければ利用できないことが大半です。
料金に関しても、カーシェアはガソリン代や保険料が不要ですが、レンタカーは借りるたびに保険料やガソリン代を支払わなければなりません。
とはいっても、それぞれに向き・不向きがあるため、利用時間や移動距離、コストを考慮して選択するのがおすすめです。
どんな人におすすめ?メリット・デメリットを紹介
こちらでは、カーシェアのメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。最適な選択をするためにも、しっかりと把握しておきましょう。
メリット
- ガソリン代や保険料が月額料金に含まれている
車内にある専用のカードで適宜給油します。また、サービスによっては給油を行うと割引を受けられることもあります。
- キャンセル料が無料
- 24時間レンタル可能
レンタカーのように、店頭に足を運んだり、手続きを行ったりする必要がありません。
- 短時間の利用が可能
それに比べてレンタカーは、最低でも6時間からの利用といったケースが多いため、短時間の利用には不向きといえます。大学生どうしでの日帰り旅行やドライブ、ゴルフ場までの送迎などには便利な利用方法といえるでしょう。またなかには、学生限定の学割プランがあるカーシェアサービスもあるようです。
- 税金を支払わなくてよい
デメリット
- 希望の車種に乗れるとは限らない
車種が選択できるサービスの場合には、人気のモデルはすぐに予約で埋まってしまう場合があります。早い段階で希望の車種を事前に予約しておくことをおすすめします。また車種によって金額が変わる場合があります、乗りたい車種と金額を比較して最適な利用方法を検討しましょう。
- 利用しない月があってもお金がかかる
しかし、サービスによっては利用していない月額料金を他の料金に補填できたり、利用していない月が無料になったりするプランもあるため、会員を維持したい方におすすめです。レンタカーの方が安いのか、カーシェアサービスのほうが安いのかは、ご自身の利用目的や頻度に応じて比較検討してみましょう。
- クレジットカード払いが一般的
- 喫煙者やペット同伴不可な車両が多い
- 設定した時間内に返却する必要がある
もちろん、渋滞に巻き込まれて返却時間に間に合わないといったこともあるかと思いますが、トラブルを回避するためにも余裕をもって時間設定しておきましょう。
個人の車シェアするサービスの場合は、カーオーナー様に早めに連絡をいれるのが重要です。
カーシェアサービスのなかには乗り放題プランが設けられているものがあるため、用途に応じでプランを比較しながら利用するとよいでしょう。
また次に予約を控えている方がいる場合は、時間を延長できないことが大半です。
カーシェアを選ぶ際の注意点3つ
カーシェアを選ぶ際の注意点3つを紹介します。カーシェア選びで失敗しないためにも、きちんと把握しておきましょう。
ステーションの場所と数
カーシェアを選ぶ際に一番重要なのが、自宅から近くにステーションがあるかということです。ちょっとした外出が多い方であれば、自宅から近くにある方が圧倒的に楽です。
また、ステーションの数も見ておきましょう。旅先や出張の際に、ステーションが利用できれば便利です。併せて、全体の車両数も比較しておくとよいでしょう。
チャイルドシートなどのオプションの有無
カーシェアの中には、チャイルドシートやスタッドレスタイヤが装着できる車両があります。小さい子どもがいる方やウィンタースポーツに出かける方に便利です。ドライブレコーダー(カレコ)があるかないかも確認すると良いでしょう。
ただ、全ての車両でオプションが付けられると限らないので、近くのステーションの車両状況を確認しておきましょう。
保険内容の確認
カーシェアは月額料金に保険料金が含まれているので、保険料金を支払う必要がありません。
基本的に「対人・対物・車両・人身傷害補償」がカバーされているので問題ありませんが、トラブルを避けるためにもカーシェアの補償制度を確認しておきましょう。万が一の事故などにより個人では負担しきれない修理費などが発生するリスクも存在するので、事前に補償制度に入るのをおすすめします。
また、無断延長や事故の無申告などをすると保険や補償が適用されないケースもあるので注意が必要です。
サービス利用時の料金(金額)はいくら?安いってほんと?
カーシェアは個人や法人での会員登録が必須のサービスです。そのため、入会金や初期費用、月額利用料金などを比較・確認しておきましょう。
中には、個人での入会金が無料のキャンペーンや法人登録でお得に利用できるサービスあります。また、より詳細な料金をシミュレーションしたい方は以下を参照してみてください。
料金シミュレーション
(*引用元:タイムズカー)
初期費用
初期費用は、カードの発行料などで初回のみ支払う費用のことです。カーシェアの多くは、初期費用無料のキャンペーンを実施していることが多いので、無料で始められるサービスを選ぶのがおすすめです。
月額料金
月額料金とは、月々の基本料金のことです。個人プラン、家族プラン、学生プラン、法人プランなど様々なプランを用意しているカーシェアサービスが大半です。
また月額料金は、各サービスごとに異なるので確認しておきましょう。
利用料金
利用料金とは、利用した時間に応じた料金のことです。予約開始時間から返却手続きまでの実際に利用した時間を請求されます。
利用中に洗車や給油を行うと割引が適用されるカーシェアもあるため安く利用した方にとってはお得です。
距離料金
距離料金とは、利用開始時からの走行距離に応じて課金される料金のことです。基本的に短時間の利用であれば距離料金は発生しませんが、6時間など一定の時間を超えると1km走ったごとに加算されます。
1kmごとの距離料金は、それぞれのサービスによって異なるので確認しておきましょう。
今注目すべきおすすめのカーシェア7社
ここでは、国内のカーシェアサービスのおすすめを紹介します。
タイムズカー
https://share.timescar.jp/
・初期費用:1650円(税込)※無料あり
・月額料金:880円(税込)
・利用料金:220〜440円/15分(税込)
・距離料金:16円/1km(税込)※無料:6時間未満の場合
タイムズカーは、2021年11月の段階で業界トップクラスのステーション数と車両数を誇ります。ステーションの数が全国的に多いため、どこでも利用可能です。
料金プランには、学生プラン、個人プラン、家族プラン、法人プランの4つが用意されていて、それぞれお得な価格設定になっています。また、クイック入会であれば初期費用が無料になるサービスもあります。
頻繁にカーシェアを利用したい方、ステーション数や車両数が多い方が安心するといった方におすすめです。
Anyca(エニカ)
https://anyca.net/
・初期費用:会員登録料金無料
・月額料金:月額費無料
・利用料金:500円(1時間)〜28,000円(36時間)(税込)
・距離料金:16円/1km(税込)※無料:カジュアルクラス・ベーシッククラスは、6時間未満の場合0円
Anyca(エニカ)は、乗りたい車種が選べるカーシェアサービスです。2015年に誕生したこのサービスは、車を貸し出したい個人のカーオーナー様と希望の車種に乗りたい利用者をマッチングさせ、無人で貸出・返却ができます。サービスローンチの翌年、2016年から着々と利用者数を拡大しているカーシェアサービスです。
プランも充実しており「カジュアルクラス」「ベーシッククラス」「プレミアムクラス」「ラグジュアリークラス」の4つのプランから選択可能。
また損保ジャパンと保険保証サービスを設けているので、万が一のトラブルのときも安心。多種多様な種類のクルマを比較しながら、乗ってみたい憧れの車に乗れるのも嬉しいポイントです。
d-カーシェア
https://carshare.dmkt-sp.jp/portal/
・初期費用:無料
・月額料金:1,000円(税込)※無料プランあり
・利用料金:250〜400円/15分(税込)
・距離料金:15円/1km(税込)
d-カーシェアは、株式会社NTTドコモが提供するカーシェアサービスです。自社で車両やステーションを保有せず、業務提携しているカーシェアサービスを利用できます。
・オリックスカーシェア
・カレコ
・カーシェアリングクラブ
・カリテコ
・トヨタシェア
・NISSAN e-シェアモビ
以上の5社からカーシェアを選択できます。各カーシェアサービスごとに料金体系が異なるため、事前に確認し料金も比較しておきましょう。
日頃からdポイントを貯めている方や全国のカーシェアサービスを試してみたい方におすすめです。
カレコ・カーシェアリングクラブ
https://www.careco.jp/
・初期費用:無料
・月額料金:980円(税込)※無料プランあり
・利用料金:140〜500円/10分(税込)
・距離料金:16円/1km(税込)※無料:6時間未満の場合
カレコ・カーシェアリングクラブは、首都圏と関西を中心に三井不動産リアルティ株式会社が提供しているサービスです。
月額料金が980円(税込み)ですが、乗車した月はその金額を利用料金として使えるので、実質0円でカーシェアを利用できます。また、カーシェア業界では珍しい10分の料金体系を採用しているので、無駄なお金を支払う必要がありません。
個人で近所へのちょっとした買い物や送り迎えなどのシーンでも最適なカーシェアサービスです。
毎月利用する方でコスパを重視したい方にもおすすめ。さらに、車種の種類も豊富なので様々な車に乗ってみたい方にも向いています。
オリックスカーシェア
https://www.orix-carshare.com/
・初期費用:無料
・月額料金:880円(税込)※無料プランあり
・利用料金:220〜520円/15分(税込)
・距離料金:16円/1km(税込)※無料:6時間未満の場合
オリックスカーシェアは、レンタカーやカーリースでも知られるオリックス株式会社が提供しているサービスです。首都圏を中心にステーションが展開されています。
月額料金は880円(税込み)ですが、使わない月は利用料金に補填できたり、料金が無料になったりするプランも用意されています。また、6時間以上の長時間プランの料金が、業界の中でも最安値でお得です。
遠出で利用したい方や出張時に利用したい方におすすめ。水素で走る燃料電池車で話題の「MIRAI」にも乗れます。
トヨタシェア
https://mobility.toyota.jp/toyotashare/
・初期費用:無料
・月額料金:無料※無料キャンペーン時
・利用料金:150〜200円/15分(税込)
・距離料金:11〜16円/1km(税込)※無料:6時間未満の場合
トヨタシェアは、トヨタ自動車株式会社が運営するカーシェアサービスです。他サービスに比べてステーションの数こそ少ないですが、トヨタ車がメインのため、安心して乗車できます。
スマートフォンのアプリがカード代わりになるため、初期費用が無料です。また、月額費用も無料キャンペーン(キャンペーン終了時期は未定)を行っているので、今ならお得に利用できます。
トヨタのコンパクトカーやSUV、ミニバンなどに乗車したい方、トヨタ車なら安心できるという方におすすめです。
NISSAN e-シェアモビ
https://e-sharemobi.com/
・初期費用:無料
・月額料金:1,000円(税込)※無料プランあり
・利用料金:200〜400円/15分(税込)
・距離料金:無料
NISSAN e-シェアモビは、日産株式会社が運営するカーシェアサービスです。全国的なステーション数こそ少ないものの、電気自動車に乗ることができます。
車両のラインナップもシンプルで、「NISSAN LEAF」「NOTE e-Power」「SERENA e-Power」の3車種の先進技術を味わえます。
電気自動車に乗ってみたい方や安全にドライブしたい方におすすめです。
ホンダ エブリゴー
https://everygo.honda.co.jp/
・初期費用:無料
・月額料金:無料
・利用料金:200円/15分(税込)
・距離料金:17円/1km(税込)
ホンダ エブリゴーは、本田技研工業株式会社が提供するカーシェアサービスです。軽自動車からコンパクトカー、SUV、ミニバンなど様々な車種に乗車できます。
専用のアプリから登録が可能で、誰でも簡単に操作できます。法人利用にも最適で、24時間365日オペレーターが対応。予期せぬトラブルにも迅速に対応してくれます。
HONDA車が好きな方や電気自動車の「Honda e」に乗ってみたい方におすすめです。
カーシェアはこんな方におすすめ
・車を短時間利用したい方
・車の維持費を抑えたい方
・メンテナンスが苦手な方
・車種にこだわらない方
車を低価格で定期的に利用したいという方におすすめです。また、車の清掃や整備はスタッフの方が行ってくれるので、車をメンテナンスする手間が省けます。
ご利用の流れ
それでは、カーシェアを利用する大まかな流れを解説します。
1.会員登録
各サイトのホームページや店頭にて手続きを行い、入会します。店頭で入会する場合は、即日利用が可能ですが、Webサイトからの場合は最短5営業日と時間を要することがあります。
また、手続きの際は免許証の提示が必須ですので忘れず用意しておきましょう。
2.予約
入会後に会員カードが手元に届いたらいつでも利用できます。携帯やパソコンから近くのステーションを検索し、車種や利用期間などの情報を入力して予約します。
3.ステーションへ行き乗車
予約した時間にステーションに行き、会員カードやスマホのアプリを通して解錠します。サービスによっては、免許証や電子マネーなどで解錠できることもあります。
車のキーは車内に専用のBOXが設置されていることが大半ですが、サービスごとの取り出し方法を確認しておきましょう。
4.ステーションに返却
利用し終わったら、元のステーションに返却します。車内のゴミは各自で持ち帰ることが原則ですので、忘れ物なども注意しておきましょう。
利用終了時は各サービスごと異なりますが、スマホのアプリでやり取り、会員カードをカードリーダーにかざして返却完了となります。
返却完了した後に忘れ物に気がついた場合、一回のみドアを開閉できるサービスもありますので安心してください。
まとめ
今回はカーシェアのおすすめを紹介しました。現在は、首都圏を中心に展開されているサービスですが、市場規模の拡大を見ると今後私たちの身近なサービスになることは間違いありません。
また、2035年までにガソリン自動車の販売を停止するという発表もあることから、電気自動車を利用したカーシェアが未来のトレンドになることでしょう。
カーシェアの利用を検討されている方は、自身のライフスタイルや利用頻度などを考慮してあなたに最適なカーシェアサービスを選んでみてください。
はい
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いいえ
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