EXIDEA
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2019.07.22

恩師に学んだ「おかげさま」の精神。グロースハッカーを目指す25歳が語る、過去・現在・未来

今回インタビューしたのは、中途入社2年目の篠原さん。いつも明るく、社内では周りを笑顔にさせてくれる存在です。

彼とは入社時期が近いこともありよく話をしますが、改めて過去のことなどを聞いたことはなかったので、個人的にも楽しみにしていました。

それではご覧ください!

篠原 知志(Kazushi Shinohara)
WEBメディア事業部アシスタントマネージャー。新卒で求人広告代理店に入社。1年ほど働いた後、「できるだけたくさんの人に価値提供したい」という気持ちからWebマーケティングを志し、株式会社EXIDEAにジョイン。入社後は約2年間、年間粗利3000万円規模通信系比較メディアを主に担当してきた。

プレッシャーも含めてやりがいを感じるメディア運営

まず現在の仕事内容を教えてください。

プロバイダ比較.netというWebメディアを運営しています。

簡単に説明をすると、最新の料金・キャンペーン情報や利用目的などから、ユーザー1人ひとりに最適なプロバイダを選んでもらえるような比較メディアですね。

月に数百万の売り上げがあるメディアを任せてもらっているので、やりがいはもちろんありますが、気が抜けないし、自分がやらないとっていうプレッシャーみたいなものは常に感じています。

仕事で大変なことを教えてください。

2つあるんですが、1つは良くも悪くもGoogleのアップデートの影響を受けることです。

実際に昨年の8月、9月にアップデートがあって、その影響を受けてからなかなか収益が上がらなくなってしまいました。

通信系メディアの繁忙期は3月4月なので、それまでには何としてもアップデート前の水準まで戻しておきたかったんです。

そこで1月からは通信系プロジェクトと称して8名ほどのプロジェクトが立ち上がりました。

とはいえ、プロジェクトを組んでもらったものの、メディアって一朝一夕で伸びるものじゃないんですよね。

自分のメディアにたくさんの人が協力してくれているのにサイトが伸びない状況に歯がゆさを感じました。それと同時に、同じ目標の下みんなで頑張る面白さを高校ぶりに感じた気がします。(笑)

元高校球児なんで、なかなか上手くいかない状況でもみんなで頑張るのとか好きなんですよね!

結果的に、別の通信系メディアの伸びもあって目標を達成できた時は本当に嬉しかったです。

同時に、自分の担当メディア自体は伸び悩んでいたので非常に悔しい思いもありました。

だからこそ、今は自分のメディアをスケールさせるために試行錯誤しながら奮闘中です。

もう1つの大変なことはなんですか?

2つ目はメディアで扱う商品数の多さです。

プロバイダって本当に商品数が多いので、料金表の更新をするだけで100以上の商品を確認する必要がある。

料金ってユーザーが最も気にしている比較項目の1つで、絶対に間違いがあってはいけない部分なので、確認にはどうしても時間がかかって、残業することもしばしばあります。

他のメンバーからは、いつも残ってて仕事遅いって思われてるかもしれないんですけど、こればっかりは手は抜けないですからね。(笑)

高校野球で学んだ「おかげさま」の精神。

大切にしていることはありますか?

仕事だけじゃないんですが、僕の中で大切にしていることがあって、それは「おかげさま」っていう意識を常に持つことです。

さっきも元高校球児って言ったんですけど、「おかげさま」っていう言葉はその時の恩師が常々僕に言ってくれた言葉なんです。

僕はすぐに調子にのっちゃうところがあって…(笑)

高校の頃はプラス面だけじゃなくて、マイナス面でも感情に左右されるところがありました。

野球ってチームプレーなのに、僕は試合中に1つミスすると上手く切り替えられず、やる気のないプレーを続けてしまうことがあったんです。

守備でエラーすると打席にたっても簡単に見逃し三振して、その悪循環を止められないし、態度の出して周りの雰囲気まで悪くしてしまう。

そういう時は先生にめちゃくちゃ怒られましたね。

どんな恩師だったんですか?

越智先生っていうんですけど、高校時代は3度の甲子園出場経験があり、その後早稲田大学の野球部で主将を務めたこともある方です。

余談ですけど、越智先生が早稲田大学の野球部で主将だった時の同級生にはソフトバンクホークスの和田毅投手がいて、1学年下にはヤクルトの青木選手、阪神の鳥谷選手などすごいメンバーが揃っていました。

そんな方が顧問なんで、練習はすごく厳しかったです。

ただ、越智先生から教わったことは正直技術より精神面の方が多かったと思っています。

いろんな人のおかげで練習や試合ができることに感謝しなさいっていうことを越智先生はいつも伝えてくれました。

失敗してもいいから、とにかく全力でやってみよう。周りの人がいるおかげで自分の好きなことが出来るんだって考えられるようになったのは、確実に越智先生のおかげですね。

その場その場で後悔のない選択を

今までのキャリアも教えてもらえますか?

新卒では最初は銀行に入りたいと思ってました。

きっかけは大学2年の時に留学してたトロントでの経験です。

トロントって北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴの次に大きな都市って言われてて、日本人も1万人以上いるんですけど、現地の人はあんまり日本のこと知らなくて、日本って言ったらトヨタだよね!ぐらいな感じだったんです。

それで留学中に感じた、日本のいいものをもっと知ってもらいたい!伝えたい!という思いをそのまま就活の軸にしちゃいました。

今考えれば留学したことのある学生にはよくある考えで、誰に何をどうやって伝えたいとかは本当に曖昧だったんですけど。(笑)

さらに言えば、特定のものだけを海外に届けるんじゃなくて、いろんなものを届けたかった。

それでいろんな会社を調べたんですけど、正直どんな企業に入ればいいのかよくわからなくて。(笑)

その時にぱっと思いついたのが銀行でした。

銀行なら企業の海外進出をお金の面で支援してるし、いろんな企業と関われるかもしれない。

そうやって多くの企業の海外進出を支援できたら、自分がやりたいことも叶えられるのかもしれない!と。

実際の就活はどうでしたか?

とはいえ、就活中にあっさりその夢は崩れちゃいました。(笑)

当たり前ですけど、面接で面接官の話を聞くと、銀行に入ってもそのポジションに行けるのはほんの一部だし、そもそも、僕は銀行の話を聞いてワクワクできなかった、銀行で30年とか働ける気がしなかったんです。

しかも、学生が調べられる情報だけをもとに、就職先を選ぶことに違和感が芽生えていました。

なので、学生のうちにどんな仕事があるのかなんてわからない!って開き直っちゃいました。

それで、いろんな業界の人に会えると思い、新卒では求人広告の営業会社にいったんです。

新卒チケット世間でいういい会社に行くのではなく、入った会社でさらに世の中の仕事のことを知って、自分に合う仕事を見つけようって思ってました。

求人広告の営業はいかがでしたか?

想像以上にキツかったです。

毎日テレアポ200件、代表電話にかけても求人広告営業って伝えちゃったらブロックかけられちゃうので、どうしたら担当者と話させるのか考えてスクリプト作ったりしました。

とはいえ、200件とか架電してると、いろいろ考えてもしょうがないってなっちゃって、結局は数打ちゃ当たる戦法になるんですけど。

あの経験はキツかったですけど、一方でそこで会えた人の話はどんな仕事の人真剣に聞くようになりました。

こちらが本気で話を聞いていることが伝わったのか、だいたいの人はそれぞれの仕事での大変なことややりがいを素直に教えてくれたんですよ。

その中で感じたのは、どんな職業でも案外楽しんで働いている人が多いということでした。

新卒チケットを使ってやりたいことは見つかりましたか?

営業をしながら多くの人と接してみて、自分も楽しく働きたいなって思ったんですけど、同時に日本のいいものって限定しなくてもいいから、何か広めたり、届ける仕事をしたいと思うようになりました。

また求人広告の営業だとどうしても媒体の力に頼らざるを得ない部分があって、どんなにいい求人でも媒体が合わなければPV数とか上がらないんですよ。

だから媒体という縛りをなくしたいって感じるようになってましたね。

それで、自分がWEBで発信して多くの人に伝えたり届けたりできるようになったらいいんじゃないかと思うようになったんです。

一度決めてしまってからは早かったですね。

転職活動はどうやって進めたんですか?

主要媒体は全部登録しました。媒体にはいろんな企画があって、企画ごとに料金と記事の大きさが変わってきます。

求人広告営業していて感じたことなんですけど、やっぱり人を大切にする会社はそれなりに大きく記事が掲載される企画を選んでるんですよね。

なので、主要媒体に登録して、一番大きい企画と次に大きい企画で求人を出している会社でWEBで情報発信ができる会社という2軸で転職先を探していました。

そこで出てきたのがEXIDEAで、面白そうだし行ってみようと思いました。

たった1日で終わったEXIDEAの選考

EXIDEAの選考はいかがでしたか?

実は僕の採用面接は1日で終わったんです。

すごくないですか???

当時僕は大阪に住んでいて、EXIDEAは東京にあるので、東京まで面接を受けに行ったんですけど、最初に人事面接して、その場で「通過ですけど、この後時間ありますか?」って言われて、もう次に会ったのが社長だったんです!(笑)

それで社長との面接の後にメンバー数人との面接がありました。

メンバーで印象に残っている人はいますか?

そこで話したのが、執行役員の瀬田です。その時は執行役員ではなかったですけど、ホームページに彼のインタビュー記事が載っていて、同い年の人が活躍していることは知っていたので、面接されているというよりは、どんな思いで働いているのか、逆に質問ばかりしましたね。

そこでもまたすごい奴がいるなって思って、面接受けながら思いました。

メンバーとの面接の後、最後に専務と副社長と面接して、ライティングテストがありました。

4回面接した後なんで、正直ライティングテストの時は全然頭働かなかったですけど。(笑)

確か翌日には内定のメールをいただいたんですけど、親には直接報告してからにしたかったので、返信しなかったんですよ。

そしたら、社長から電話かかってきちゃって、あの時はめちゃくちゃ焦りました!!!(本当にすみませんでした。。。)

マーケティングとエンジニアリングを5:5のスタンスで

今後の目標を教えてください!

はい、まずは当たり前なんですけど、Webマーケティングのスキルをもっと高めていきたいです。

個人的には、広告やソーシャルなど、フルチャネルで考えて最適な施策を打てるグロースハッカーになりたいと思っています。

今は、自社メディアを主担当として運営していますが、業務の幅をどんどん広げっていってバリューを出していけるようになることが直近の目標ですね。

中長期的な目標もありますか?

そして、ちょっとエンジニア寄りというか、フロントエンドのスキルも合わせて身につけていきたいです。

これはエンジニアの方々と仕事をさせてもらうようになって感じたことなんですけど、サービス考える時に、エンジニア目線とユーザー目線の両方で考えられることは付加価値が高いと思うんですよね。

自分でサイトに新しい機能を実装できるのも楽しいですし。

なので、ゆくゆくはマーケティングとエンジニアリングを5:5のスタンスで仕事に取り組みたいと思っています。

その結果として、EXIDEA内では「しのに頼んどけば何とかなるよね」というポジションを確立していくことが目標とする到達地点です。

グロースハッカーとは、いかなる組織、いかなる状況においても結果を出していける人材だと思うので、確実に達成していきたいと思っています。

―編集後記―

普段は聞くことがないお話をたくさん聞くことができました。「おかげさま」って言葉には恩師の存在があったんですね。

篠原さんはすでに他の社員にHTMLやCSSを教える存在になっていますが、今後、さらにスキルを身につけながら成長してくれるでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!