「ロボタンゴ」が実現する未来の当たり前とは?スターティアレイズ株式会社鈴木氏が語る、人とITの関係って?
さまざまな業界で「働き方改革」や「DX(デジタルトランスフォーメンション)」が進む現代において、注目を集める技術のひとつが「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」です。
「RPA」とは、事業プロセス自動化技術のひとつで、簡単に説明すると人がコンピューター上で行う作業をロボットが自動化すること。業務効率化や人材不足を解消するすばらしい技術ではあるものの、RPA導入には「導入コストが高い」、「ロボ作成が難しい」といった課題も多く残っています。
そこで今回は新たなRPAサービス「RoboTANGO(ロボタンゴ)」を提供すスターティアレイズ株式会社にお話を伺いました。
お話を伺う中で見えてきたのは、RPA技術の浸透がもたらす私たちの働き方の変化でした。
新しい仕事の相棒「RPA」とは?
────本日はスターティアレイズ株式会社の鈴木さんにお話を伺っていきます。まずはスターティアレイズ株式会社がどのような会社なのか教えてください。
鈴木さん:
スターティアレイズでは、「RoboTANGO(ロボタンゴ)」を始め、複数のRPAを取り扱っており、お客様の環境やご要望に最適なRPAツールを提案しています。
当社が提供するRPAなどのITツールは「ITツールは上手く使いこなせなかった」といった経験を持つ方でも安心して使っていただけるのがひとつの特徴です。導入やトライアル、運用開始後のサポートやセミナーも充実。お客様が上手にRPAを活用できるようサポート担当者が、丁寧に支援しています。
────ITツールに自信がない人でも丁寧なサポートがあれば安心して導入できますね!鈴木さんは業務自動化ソリューション部に所属されていますが、どのようなお仕事をされているのでしょうか?
鈴木さん:
業務自動化ソリューション部は、営業担当者が6名、エンジニアが4名という体制で、私はシニアマネージャーを務めています。当部署は、当社が提供する複数のRPAツールをメインターゲットとしている中小企業の方へ向けて提案する業務を担っています。
仕事をする中で感じたのは、中小企業の業務改善担当者さまは、さまざまな業務を兼任していたり、多くのタスクを抱えていたり、日々の業務に追われてしまっている方が非常に多いということでした。そういった方々の仕事を、当社のRPAツールを導入していただくことで少しでも減らしていくのが私たちの使命です。
また実際に企業を訪問し、システム確認や業務ヒアリングによって「この業務を自動化すると、このような形にもっていけます」「このRPAツールが適しています」という提案も行っており、業務コンサルに近い仕事もしていますね。
────では、御社が提供しているRPAツールについてお話を聞かせて下さい。そもそもRPAとはどのようなツールなのでしょうか?
鈴木さん:
RPAは便利なツールではあるもののまだ世の中に浸透しきっていません。そのためRPAという言葉も知らないという人もまだたくさんいると思います。
簡単に説明するとパソコンで行っている業務をロボットに覚えさせることで、代わりにやってくれるのが「RoboTANGO(ロボタンゴ)」などのRPAツールです。
例えば、毎日ルーティーンで行っている商品発送後の出荷報告作業があったとします。その手順をロボットに覚えさせると面倒な手順を踏むことなく、ボタンひとつで業務が完了するという感じです。
新しい仕事の相棒というイメージですね。
初心者でもロボ作成可能!「RoboTANGO(ロボタンゴ)」の魅力に迫る
────────単純作業から解放してくれる心強い相棒ですね。では、御社が提供するRPAツールのなかでも初心者向けである「RoboTANGO(ロボタンゴ)」についてお話を聞かせて下さい。
鈴木さん:
「RoboTANGO(ロボタンゴ)」についてお話する前に、まずRPAを取り囲む環境の課題についてお話したいと思います。
今までのRPAツールには「導入するコストが高い」、「複数ライセンスでないと拠点間では使えない」、「ロボ作成が難しい」、「サポートがない」という課題がありました。
中小企業にとって、こうした課題は導入を検討する上で非常に高いハードルになってしまいます。そこで当社が提供する「RoboTANGO(ロボタンゴ)」は、従来のRPAが抱える課題を可能な限り取り払い、中小企業の方にも導入していただきやすいサービスにしました。
────なるほど。「RoboTANGO(ロボタンゴ)」は今までのRPAツールより導入しやすくなっているんですね。具体的にはどのような特徴があるのか教えてください。
鈴木さん:
まず最大の特徴と言えるのが1ライセンスを共有して利用できるところです。一般的なRPAツールは、ひとつのパソコンに1つのRPAライセンスを付与するというものが多いのですが、当社ではフローティングライセンスを採用しており、1つのライセンスを複数のPC端末で使うことができます。※1ライセンス5台まで。1ライセンスの同時利用は不可です。
このフローティングライセンスは、離れた拠点や部署間でも使うことができるので中小企業にとても好評いただいています。
分かりやすく具体的な使用例を挙げてみます。東京と大阪、福岡に拠点がある企業があり、それぞれ経理部で同じ業務が発生しているとします。
この経理業務を「RoboTANGO(ロボタンゴ)」に覚えさせれば、使う時間を変えるだけで東京、大阪、福岡で使うことができるのです。コスト削減になるのはもちろん、RPA導入初期に起こりがちな「何に使ったらいいのかわからない」という問題も作成したロボットを部署間で共有することで、解決に繋がるケースも多くあります。
────フローティングライセンスはコスト削減というメリットだけでなく、RPAツールをスムーズに業務に取り入れるためにも重要なんですね。「RoboTANGO(ロボタンゴ)」は初心者向けと伺いましたが、扱いも簡単なのでしょうか?
鈴木さん:
RPAツールは難しいというイメージを持っている人も多いと思いますが、「RoboTANGO(ロボタンゴ)」の操作はとても簡単です。録画機能を使えば、自分が行っているパソコン画面上の操作をそのまま録画することができます。また、作業内容を確認しながらロボを作っていきたい人向けのshiftボタンでの簡単作成機能もあり、自分の好みのスタイルでロボを作っていけます。
このように可能な限り操作をシンプルにしたのは、大きな理由があります。RPAが必要になるような単純作業を行っているのは、IT知識が豊富な社員とは限りません。RPAツールを導入するためだけにITに詳しい部署の社員を別部署に呼び、作業内容を説明してロボを作成するよりも、自分がどのようなオペレーションをしているか熟知している人がロボを作成するほうが、はるかに効率的でミスも少なくなるのです。
RPAツールを使う上で大切なのは、ロボを作成する人と使う人を一致させること。 これを可能にするのが初心者向けRPAツール「RoboTANGO(ロボタンゴ)」です。
────他にはどんな特徴がありますか??
鈴木さん:
1ライセンス月額5万円で利用できるのも魅力だと思います。※初期費用10万円、税抜価格最低利用期間も1カ月から始められるので、はじめてRPAを導入する企業にもおすすめです。早く確実に使いこなしたいなら、ライセンスとリモートレクチャーのセットプラン(月額8万円~)も用意しています。
また、当社では「RoboTANGO(ロボタンゴ)」専用のサポートサイトも用意しており、操作でわかないことがあれば、サイト内を検索して調べることはもちろん、質問を投げていただければ技術担当者がサポートいたします。
────────実際どのような現場で「RoboTANGO(ロボタンゴ)」は活躍しているのでしょうか?
鈴木さん:
「RoboTANGO(ロボタンゴ)」をはじめとしたRPAツールが得意とするのは、ルーティーン業務です。人がルーティーン業務を行っていると慣れが出てきてしまい、ミスやモチベーションの低下に繋がってしまうこともあります。そのため「RoboTANGO(ロボタンゴ)」は経理などのバックオフィス業務で使っていただくことが多くなっています。実際、当社ではいくつかのルーティーン業務やチェック作業をRPAに任せています。
RPA導入において大切なのは「使い方の発想」です。「使い道がない」と決めつけてしまわずに、現場の人が抱える小さなルーティーン業務を自動化することから始めることをおすすめしています。
RPA×AIが創る新しい未来
────「RoboTANGO(ロボタンゴ)」のようなITサービスが普及することで、5年、10年先の働き方はどのように変化するとお考えでしょうか? ────スターティアレイズの未来の挑戦やビジョンについて教えてください。
取材を進める中で感じたのは、RPAの浸透により変化する働き方への期待でした。毎月の経理業務や毎日のルーティーン作業などから解放され、よりコアでクリエイティブな仕事に注力できる未来はもうすぐそこ。そんな想像してしまうほど「RoboTANGO(ロボタンゴ)」の操作は簡単で、とてもわかりやすいものでした。 はい いいえ はい いいえ
鈴木さん:
RPA技術の発達で経理や事務などの業務は、ロボットが担う未来が予想されます。その前段階として考えられるのが、RPA導入を前提とした業務フローの組み立てです。
RPAは業務を忘れることも、自身が契約を切らない限り急に退職することもありません。この魅力にいち早く気が付き、既に業務改革に踏み切っている企業は多くなっています。今後、今までのビジネスプロセスを見直し、DXを進められている企業とそうでない企業の格差は広がっていくでしょう。
鈴木さん:
すでに無料で使えるRPAツールなども登場し、今後は私たちが今当たり前に使っているオフィスソフトと同様に、RPAも誰でも使えるツールになっていくと思います。ただ、現状のRPAには、人が明確に指示をしないと動かないという性質があります。そこで考えられるのが、RPAとAIの融合です。RPAだけではできないこともAIが実装されることで、判断まで委ねられるツールに変わっていきます。
人にはよりクリエイティブな仕事が求められる世の中になっていくでしょう。
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誰もがRPAを使いこなす時代が来た時、どんな世の中になっているのでしょうか?人が気軽にロボを操りながら働く……スターティアレイズ株式会社のサービスは、そんな少し先の未来を見せてくれました。
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