母子健康の鍵を握る、妊娠期の食事習慣- 谷内教授の研究から学ぶ
2024.07.29

母子健康の鍵を握る、妊娠期の食事習慣- 谷内教授の研究から学ぶ


2024年6月5日に厚生労働省が2023年の人工動態統計の概数を公表し、なかでも話題となったのは「合計特殊出生率」が過去最低の1.20という数字だったことだ。

そんな中で、若い男女が将来の妊娠や出産などのライフプランを考えながら、正しい知識を身に付けて健康と向き合う「プレコンセプションケア(Preconception care)」に注目が集まりつつある。

そこで今回は、妊婦を含む若年女性の痩身願望などを研究する千葉県立保健医療大学の谷内洋子教授にプレコンセプションケアの重要性についてお話を伺った。

谷内 洋子
インタビュイー
谷内 洋子氏
千葉県立保健医療大学 健康科学部 栄養学科
教授
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。自身の出産経験から、母児の健康と母体の体型・食生活について関心を持ち、若年女性を対象とした食事・生活習慣調査をスタート。「令和元年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業 妊産婦のための食生活指針の改定案作成および啓発に関する調査研究」検討委員。管理栄養士としての臨床現場実務経験を基に、実生活で即実践可能な食事療法の提案とプレコンセプションケアの普及に精力的に取り組んでいる。お茶の水女子大学生活科学部非常勤講師, 千葉県立保健医療大学健康科学部栄養学科准教授を経て, 2019年4月より現職. 日本疫学会代議員, 日本糖尿病妊娠学会評議員,日本病態栄養学会評議員,日本栄養改善学会評議員,日本栄養・食糧学会倫理審査委員,ほか.


プレコンセプションケアとは―女性だけでなく全ての人が持つべき知識


千葉県立保健医療大学 取材用写真
―――谷内教授は妊婦を含む若年女性の痩身願望や体型と健康障害、その児への影響などを研究していると伺いましたが、まずは今注目されているプレコンセプションケアについて教えてください。

プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら、女性はもちろんカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと、またそれを支援するサービスのことです。簡単に言うと、妊娠前からの健康ケアで、妊娠前から健康的な生活習慣(適切な栄養管理、体重管理、身体活動)を身につけることが大切です。

受胎から1,000日間の栄養状態が赤ちゃんの一生涯の健康に影響すること、この時期の適切な栄養が将来の健康維持に重要であることをUNICEF(国際連合児童基金)、WHO(世界保健機関)も提言しています。

プレコンセプションケアは、2012年にWHO(世界保健機関)が「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義しました。日本でも近年、高校生などを対象に“思春期からの男女の心身の健康管理”を促すべく、「プレコンセプションケア」を取り入れた授業が行われている地域も見かけるようになりました。しかし、言葉の概念を知っている人はまだ多くないかもしれませんね。

―――プレコンセプションケアという概念が徐々に浸透してきている世の中において、食生活の誤認識など昨今の課題はどんなところにあるでしょうか?

「小さく産んで、大きく育てる」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは誤りで、出生体重が2,500g未満で生まれた赤ちゃん(低出生体重児)は将来、肥満や糖尿病など生活習慣病発症リスクやうつ病などの精神疾患など、様々な疾患に罹患するリスクが高くなる可能性が、国内外の研究において示唆されています。「小さく産むことが赤ちゃんにとって必ずしも良いことではない」ことは、我々研究者の間では認知はされつつありますが、「小さく生むと安産につながる」「スムーズなお産をするためには、小さい赤ちゃんを産んだ方がいい」と考えている若い女性は実際には多くいらっしゃいます。

実際、日本人妊婦を対象とした研究では、「出生体重が小さい方がスムーズな出産に繋がる」と考えている人が69%と多くを占めていました。このことからも、低出生体重児が生涯にわたってもたらす健康障害リスクについて、十分な理解が妊婦さん本人に浸透していないことは明らかで、正しい情報の普及が急務と考えられます。

千葉県立保健医療大学 取材イメージ画像
―――昨今、過剰なダイエットや過度な美容医療への課金に走ってしまう若年層の女性も多いと聞きます。こういった時代のトレンドについてプレコンセプションケアの視点から先生はどのようにお考えですか?

日本では、出生時に体重が2500g未満の低出生体重児の出生率は9%を超え、およそ10人に1人の割合であり、先進諸国の中でも低出生体重児の出生割合が極めて高い状況にあります。

低出生体重児の出生割合が高い一つの要因として、若い女性の痩身願望と体型の誤認識が挙げられます。体格を表す指標として、国際的に用いられるBMI(Body Mass Index)は、[体重(kg)]÷[身長(m)2]で求められます。日本肥満学会の基準では、25以上を肥満、18.5未満は「低体重」(やせ)と定義し、18.5以上25未満は「普通体重」に分類されます。BMIは、医科学的な基準ですが、若い女性の間で少し前にSNS等で話題となった“シンデレラ体重”をご存じでしょうか。“シンデレラ体重”は身長(m)2×20×0.9で算出される体重のことで(BMI18に相当;やせに分類)、若年女性を中心とした“やせたい”気持ちが投影された理想体重のひとつです。こういった“やせ願望(体重を減らしたい、細くなりたい)”は、スマートフォンの普及とSNSの発達との関連も示唆されていて、SNSの長時間閲覧が誤った体型の自己認識や“やせ願望”につながる情報を得る可能性が高いことも、懸念されているところです。SNSの発達によって、自身の日常の写真を発信する人も増え、他者との比較が容易になっている現代において、自身の体型の認識は医学的基準であるBMIではなく、“他者と比べて痩せているか太っているか”が基準となりやすく、常に他者との比較を強いられることで、やせ願望を抱きやすい環境に現代の若い女性はさらされているとも考えられます。

そして、この誤った体型認識と“やせ願望”の是正は、女性本人へのアプローチだけでは解決しないのが、現代日本が抱える課題ともいえます。生理的に体重増加が必要な妊婦まで巻き込んだ近年の若年女性の“やせ願望”は、「やせているほうがより魅力的である、やせていることは美しい」という社会的風潮や、その価値観を含む文化社会的背景が影響していると考えられます。実際に、適正体重であるにもかかわらず、既製品(洋服)のサイズに合わせてダイエットに励む若い女性も一定数いることから、洋服のサイズ設定の見直しなど、若い女性とその将来の子どもの健康支援のために、産業面からの理解と協力も必要だと思われます。そしてマスメディアが女性の“やせ願望”に与える影響は大きいため、メディアに対する働きかけ(体型の理想イメージを“スリムであること”から“より健康的であること”へ)をしながら、健康的な体型認識の推進に社会全体で取り組んでいく必要があると思います。

また母親をはじめとする周囲の人々との関係も“やせ願望”に関連することも研究によって示唆されています。母親から「年頃だから痩せなさい」というプレッシャーを感じることや、母親自身が“瘦せている体型を理想とする意識”を持っていることが、若年女性の“やせ願望”につながることが報告されています。このことから、若い女性本人と同様に母親世代にも、“やせ”が健康に及ぼす弊害や正しい体型認識を伝えるなど、健康教育が大切だと考えられます。

葉酸や栄養バランスも大切!しかし妊娠前、妊娠中の食生活でまず注意すべきは「適切な摂取エネルギー(カロリー)の確保」


千葉県立保健医療大学 取材イメージ画像
―――妊娠前と妊娠中の食生活において気を付けておいた方がいいポイントを教えてください。

妊娠前からの食生活に重要な栄養素のひとつとして、代表的なものに葉酸が挙げられます。妊娠を希望する女性は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害発症低減のために、十分な葉酸摂取量が必要とされていて、日本では2000年に厚生労働省(旧厚生省)から、妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に関する通知が出されました。

しかし、葉酸摂取の重要性をお話する以前に、必要な栄養量を摂ること、1日3食しっかり食事をとることが一番大切です。

体重はエネルギー(カロリー)摂取と消費のバランスが基本となりますが、若年女性のスリム化の背景には、栄養摂取量の減少が関連している可能性が考えられます。実際に、近年の国民健康栄養調査の20代の平均エネルギー摂取量の推移をみると、エネルギー摂取量が約20年間で10%以上減少していて、これは妊娠出産を迎える若い世代がだんだん痩せてきていることを裏付けていると言えます。

20歳代女性の推奨されるエネルギー必要量(推定エネルギー必要量)2000㎉に対して、令和元年度の20歳代女性のエネルギー(カロリー)摂取量は1600㎉と推奨量の8割しかエネルギー(カロリー)を摂っていないのが実情です。ちなみに8~9歳女児の推定エネルギー必要量が1700kcalなので、それをも下回っていること、そして終戦直後の昭和21年の国民一人あたりのエネルギー(カロリー)摂取量が1903kcalであることから、いかに現代の20歳代女性の栄養摂取量が足りていないか、ご理解いただけるかと思います。エネルギー(カロリー)摂取量、つまり食事全体の摂取量が減少すれば、先ほど挙げた“神経管閉鎖障害”発症低減に有用な葉酸の摂取不足も懸念されるところですが、実際に葉酸をはじめ、鉄やカルシウム等の摂取量も不足しています。野菜の食べ方も目標量より少なく、それに伴い食物繊維の摂取量も少ないことは、生活習慣病予防の観点から考えても憂うべき事象です。鉄も葉酸も妊娠中は赤ちゃんの発育のために必要量がさらに増大しますが、妊娠を経験する前の年代、またはまさに経験する年代の女性において、必要量を満たしていない現状は、女性本人ばかりでなく次世代の子どもの健康への影響も危惧されます。

妊娠中に大切な栄養素や栄養摂取バランスを考えることももちろん大切ですが、まずは1日3回食事をとること、十分なエネルギー(カロリー)を確保することがとても重要だと思います。

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―――妊娠中は血糖を下げるインスリンが効きにくくなり、妊娠糖尿病になってしまう人もいると聞きます。そのため妊娠中の炭水化物の摂取量を気にされている妊婦さんも多いと聞きますが、妊娠中の炭水化物の摂取量と妊娠糖尿病の関係についてもお話を聞かせて下さい。

妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常のことで、妊婦さんの7~9%(全妊婦に糖負荷試験をした場合はおよそ12%)が妊娠糖尿病と診断されるといわれています。

糖代謝に影響を与える食事因子のひとつは、炭水化物摂取量と言われていて、いくつかの研究が炭水化物と妊娠中の糖代謝異常リスクの関連を調べてきましたが、結果は一致しておらず、妊娠中の適切な摂取量については、明らかではありません。

日本人の一般的な食生活で考えると、炭水化物のエネルギー比は約45~60%ぐらいが炭水化物で、たんぱく質が20%以下、残りが脂質というのが一般的でしょう。

我々が2017年に行った健常妊婦を対象に、炭水化物の摂取量と耐糖能異常との関連を検討した研究では炭水化物摂取量が高い群(エネルギー比率;60.6%)は低い群(エネルギー比率;49.5%)に比べて、有意な耐糖能異常リスクの低下が示唆されました。赤ちゃん(胎児)の健やかな発育のためにも、お母さんの十分なエネルギー(カロリー)摂取の重要性をより周知していくことの大切さは、先ほどお話ししたとおりですが、エネルギーの十分な摂取を考える際には、エネルギー産生栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)をどのようなバランスで摂取するかは、多くの人にとって関心事のひとつかもしれません。本研究において、炭水化物摂取量が高い群で耐糖能異常発症リスクが有意に低かったことから、糖代謝異常予防の観点から言えば、現状の日本人妊婦の摂取状況では、炭水化物からのエネルギー摂取を制限する必要はないと考えられます。しかし決して、炭水化物摂取が多ければ多い方が良いという訳ではなく、極端に制限する必要はないと考えています。

赤ちゃんの主なエネルギー源はブドウ糖です。そのため、妊娠中は糖質を中心に十分な栄養を摂取することが重要になりますから、過度な糖質制限は禁物と考えられます。

また現代は個別化医療の時代と言われていて、BMIやエネルギー(カロリー)摂取量、炭水化物の摂取割合等の目標も、1つの基準にしばるのではなく、食事療法も個々の嗜好やライフスタイルを尊重しながら、ある程度柔軟に対応していく流れとなっています。5年ぶりに改定となった「糖尿病診療ガイドライン2024」において、食事療法の項で“個別化”が必要であることが記載されていることからも、今後は体格や食嗜好に配慮した個別化を基本とした栄養指導の実践が求められていると感じています。

プレコンセプションケアの認知拡大のためにできること―自治体、民間の協力も鍵に


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―――妊娠中、妊娠前の健康維持に関して男性(パートナー)がサポートできることや知っておくべきことはどのようなものがありますか?

妊娠は女性だけの問題ではないので、男性にもプレコンセプションケアが必要ですね。知識がないことで、女性に対して配慮の欠けた言葉をかけてしまうこともあるかもしれません。プレコンセプションケアでは、男女(カップル)で将来の妊娠について考える事も目的のひとつとされているので、男性も妊娠に関する正しい知識を身につけて、将来の妊娠・出産やライフプランについてパートナーと一緒に考えていく時間を持つことはとても大切です。

例えば、婚姻届け時に葉酸サプリメントと妊娠期に必要な栄養に関するリーフレットを配布する自治体も近年少しずつ増えています。これは知識をインプットする機会の提供に加えて、カップルで将来の妊娠・出産について考えるきっかけづくりにもなっていると感じています。若者と将来の子どもたちの健康を支援する環境づくりも大切になってきますよね。

赤ちゃんがリスクを抱えてもなお、命を授かって生まれてきてくれた際に責任を感じてしまうのは、女性側の場合が多いように思います。ただでさえ妊婦さんは、赤ちゃんを気遣うあまり頑張りすぎる傾向にあるので、ご自身を責めて「自分のせいで」と負い目を感じてしまう方もいらっしゃること、このことも含めてパートナー(男性)はもちろん、周囲の人間が知り、理解し寄り添う姿勢、そして赤ちゃんとカップルの将来の健康を共に考え、歩む姿勢が必要だと感じています。

―――自治体や病院、そして何よりも男性(パートナー)の協力によってプレコンセプションケアの認知拡大につながっていくという感じでしょうか?

そうですね。妊娠は食生活を含む生活習慣を見直す絶好の機会ともいわれていますが、妊娠を希望している女性であっても、栄養と生活習慣の推奨事項を遵守する女性は少なかったことも様々な疫学調査でも明らかにされているところです。実際に、妊娠したらたちまちこれまでの生活習慣を是正し、これまで朝食を食べる習慣がなかった人が急に毎朝朝食を食べることは容易ではないこと等、知識があってもすぐに行動変容できない実態を考えると、ヘルスリテラシー向上のためにも、すべての人が受ける義務教育の段階から、性別に関係なく、系統的な健康に関する学習機会が整えられることが強く望まれます。

現在、食育の授業や保健の授業などで、栄養や健康について学ぶ機会はあるものの、限られた時間内で栄養バランスと将来の妊娠・出産、さらに自身の健康につなげて学ぶ時間を捻出するのは、現状ではかなりハードルが高いのではないかと感じています。今後は学校での効果的なアプローチの可能性を探るとともに、学習塾や予備校との協力も視野に啓蒙活動をしたり、自治体からワクチン接種の案内通知の際に、プレコンセプションケア絡みの資料を同封するなど、保護者の世代にも認知していただくこともプレコンセプションケア認知拡大には必要かもしれません。

子どもや家族…将来を見据えた健康管理のために!体型を含めた価値観の多様さへ寛容な社会に!


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―――プレコンセプションケアが広まりつつある中で、将来5年後、10年後にどのような役割を担っているかなど、先生が期待している世界観を教えてください。

私は若年女性の痩せの研究をしていますが、そもそも日本において低出生体重児が先進諸国の中でも極めて多い原因として、出産可能年齢女性のやせ(BMI<18.5)の人が多いことと、妊娠中の体重増加量が少ないことが指摘されています。

BMI18.5未満のやせの人の場合、妊娠中の体重増加指導の目安が12~15kgとされています。やせている女性が体重を増やすこと自体の難しさに対する対策も考えていかなければなりません。ビジネス面では、“やせるためのダイエット”目的の商品や支援の取り組み(痩せる必要のない人も含めて)は盛んですが、やせている女性が妊活中や妊娠中に体重を増やすための支援は少ないように感じます。

日本では、肥満は妊娠・出産時に難産につながる、巨大児出産のリスクが高いなど、ネガティブな側面は広く知られています。しかし、まだまだ“やせている”ことのネガティブな側面、特に妊娠・出産の場面においてはその影響が赤ちゃんの将来の健康にも及ぶ可能性については、あまり周知されていないように思います。このことを広く社会全体に認知が進み、浸透することで、次世代の健康が守られるような社会になって欲しいと願っています。

―――最後にこれから結婚、妊娠を控えている読者にメッセージをお願いします。

過度なダイエットや痩身願望是正へのアプローチの難しさは、骨密度の低下や低出生体重児出産リスクの上昇など、現在ではなく、将来の健康障害リスクであることが多く、女性本人にとっても“やせ”を是正する必要性が認識しづらいなどの点が挙げられます。

我々の研究において、20歳時のBMI値が「18」未満の場合は、それ以上の人(BMI;18~24)に比べると妊娠糖尿病発症リスクが高かったというデータもあります。これは観察研究なのでメカニズムについて言及することはできませんが、やせによる筋肉量の低下や、必要な栄養素の不足が影響した可能性を考察しています。実際に妊娠・出産を迎えるのは、20歳から10年後あたりなので、妊娠前から適正な体重を維持すること、低栄養を克服しておくことも必要になってきますね。

多様性や価値観の違いは認められつつある現代においても、体型については“スリムであること”を理想とし、賞賛する風潮がいまだ根強い点は、心配なことではありますね。多様性の時代と言いながらも、体型や美醜の価値観の多様さへの寛容さは、なかなか持ちにくい社会なのかな、とも感じています。健康日本21(第三次)では、若年女性のやせの減少が目標に掲げられているとおり、我々が健やかで幸せな生活を送るために、健康的な食生活は欠くことができない大切なことだと思います。

情報があふれる現代社会において、若い女性はもちろん、国民ひとりひとりがメディアリテラシー(氾濫する情報を、取捨選択して活用する能力)を身につけることも大切だと感じています。妊娠前の母体の体型(やせ)が、生まれてくる赤ちゃんの将来の健康へ影響するという事実は、残念ながら現在のところまだ広く認知されていないので、ぜひ、この記事を読んでくださった方には、プレコンセプションケア、自身の健康について考える機会にしていただければ幸いです。ありがとうございました。

新井那知
ライター
So-gúd編集部
新井 那知
埼玉県・熊谷市出身。渋谷の某ITベンチャーに就職後、2016年にフリーランスライターとして独立。独立後は、アパレル、音楽媒体、求人媒体、専門誌での取材やコラム作成を担当する。海外で実績を積むために訪れたニューヨークで、なぜかカレー屋を開店することに—-帰国後は、クライアントワークを通してライターとして日々取材や編集、執筆を担当する。料理と犬、最近目覚めたカポエイラが好き(足技の特訓中)。
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