“暮らしの最適化”を追求するUnito(ユニット)が提案する暮らし方の最適化とは?変わりゆく時代のニーズに最適な暮らしの提案―――
あなたは「暮らし」に課題を感じたことはありますか?
新型コロナウイルスの影響で、働き方が大きく変化したにも関わらず「暮らし」は今までのままだったり、数日しか出社しない会社の近くに賃貸を借りていることが無駄に感じていたり……今、ひとりひとりの暮らしに最適化が求められようとしています。
そんな時代を予測したかのように2020年6月に事業を開始したのが暮らしのプラットホーム「unito(ユニット)」でした。
今回は同サービスを運営する株式会社unitoのCMO玉木崚爾さんにお話を伺いました。「unito」は暮らしに課題を感じている人の「暮らし」と「未来」を変える存在かもしれません。
取締役CMO
「unito(ユニット)」なら、月5日からホテル暮らしとアパートメントの部屋に住める
────本日は株式会社UnitoのCMO玉木さんにお話を伺っていきます。まず貴社の事業について教えてください。
当社は「暮らしの最適化の追求」をミッションに掲げ2020年6月に設立しました。”住んだ分だけの家賃になる部屋”など変わりゆく暮らし方のニーズに答えるために、日々暮らしに関わるサービスを提供しています。
具体的には、住んだ分だけの家賃になる仕組み「リレント」を導入したホテルやアパートメントで暮らせるサービスを提供しています。掲載されているお部屋は家具家電付きで、公共料金や通信費込みで、オンラインで契約を済ませて、明日からすぐに入居が可能です。
────暮らしの在り方が変化する時代に最適のサービスと言えますね。そもそも株式会社Unitoが設立された経緯はどのようなものだったのでしょうか?
代表の近藤は、株式会社Unito創業前にもホテルや住居をつくり運営する事業を立ち上げたことがありました。当時は、さまざまな土地のホテル・住居を開発・運営する事業だったこともあり拠点が数週間単位で、何度も移動をしていました。そもそも起業家は賃貸審査が通りにくいということ、そして月に数日しか滞在しない都内にそもそも賃貸物件を借りる必要性はあるのかなど課題を感じるようになったのが事業開始のきっかけだと聞いています。
また、地元のように住み慣れた街が日本中至る所にあったらいいなという想いもこのサービスに込められています。仕事や留学で長く滞在した街は第二の故郷に感じるように、そんな場所が日本や世界にいくつもある……さまざまな土地での暮らしを比較することで豊かな暮らしが実現できるとも私たちは考えています。
そんな経緯と想いから立ち上がったのが株式会社Unitoです。
────私たちの生活様式を一変させた新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに立ち上げられたサービスなのかと思っていましたが、そうではなくそれ以前から「暮らし」に対する課題意識をもちソリューション提供に取り組んでいたんですね。
おっしゃる通りです。まさに新型コロナウイルスが蔓延し緊急事態宣言が出された頃に「unito」はリリースしたので、コロナをきっかけに誕生したと思われることも多いのですが、それ以前からリリースへ向けて活動していました。
ただコロナをきっかけに少しずつ方向転換したこともあります。コロナ禍では、インバウンドの宿泊客はもちろん出張などのビジネス利用もなくなり人気ホテルであっても稼働率が20%ほどという状態でした。そもそも「unito」は自社運営のホテルを利用した直営型サービスとして考えていたのですが、稼働率を上げたいホテルにとって「unito」はセカンドハウス利用などの稼働率向上の可能性を提供できると考え、現在のようなプラットホーム型も提供を開始しました。
────会社名、サービス名どちらにも「unito(ユニット)」を名付けられていますが、こちらはどのような想いでつけられたのでしょうか?
「unito」は、集団や一団などの意味をもつ「unit」と、~そこへ行くという意味をもつ「to」を合わせた造語です。ホテル、物件、そして地域と人など、さまざまな場所と人との出会いを繋ぐ存在になれるようこの名を付けています。
リーズナブルな料金設定や使い勝手の良さが魅力。「unito(ユニット)」の特長とメリットに迫る!
────「unito」は時代の変化にもマッチしていて、これからどんどん拡大していくサービスだと思いますが、どのような特長がありますか?
賃貸物件検索サイトの場合は賃貸物件しか検索できませんし、宿泊予約サイトはホテルなどの宿泊施設しか検索できません。「unito」の場合は、ホテルや賃貸物件など住む場所のレパートリーの多さが強みになると思います。
また気軽に都心の一等地の拠点を確保できるのも特長といえます。例えば、赤坂駅から徒歩3分の物件に6万円で住めるところもあります。このような安価での物件提供が可能な理由としては、カプセルタイプのホテルやシェアハウスなどの部屋タイプも用意しているためです。今後もお客さまのニーズに答えるため、随時サービスアップデートを行っていきます。
────「unito」はunitoが運営する物件と、運営しない物件の2つがあると思いますが、それぞれ利用する特徴はどのようなどころにあるでしょうか?
直営型の特徴は、不動産の企画開発、家具家電の設定、運営管理、収益シミュレーションまで一貫して当社にお任せいただけることだと思います。民泊物件にリフォームする際には、冷蔵庫や収納スペースに鍵をかけられるものを導入するなど、セカンドハウスとして利用するお客さまがより利用しやすい部屋を企画できるのも当社の強みです。実際、東急株式会社様と企画・開発・運営を行っている民泊物件は多数のメディアに取り上げられ好評いただいています。
直営型と当社が運営しない物件両社ともにいえる特徴として、挙げられるのはスピーディーにお客さまと全国300か所もある拠点を繋ぐことができることです。不動産賃貸物件の場合は、物件探しや審査、契約など1~2カ月ほどかかるケースが多いと思います。「unito」を利用いただけば、住みたい街、部屋へホテルを予約する感覚で気軽に申し込めるのが魅力です。
また、さまざまなニーズに対応できるコンシェルジュの存在もメリットだと思います。例えば、賃貸物件を探す場合は、街の不動産仲介会社などに相談していくと思いますが、unitoの場合は、お客さまの暮らし方にマッチするお部屋やプランの提案から入居中のサポートまでコンシェルジュがLINEで対応しています。
────実際「unito」を利用したい場合はどのような流れになるのでしょうか?
まずはこちらのサイト(https://unito.life/)から住みたい部屋をお探しいただきます。お部屋が決まったら申し込みになります。イメージとしてはホテルを予約するようなものと思ってください。3分ほどで完了する必要情報(カード情報など)を登録したら申し込みは完了です。続いて空室確認になります。こちらは数分~1日ほどかかります。空室確認後、初期費用決済が行われ、決済完了で入居が確定します。手続きは全てオンラインで完結し、誰でも気軽に利用可能です。どんなプランが最適か迷う場合には「コンシェルジュに相談する」をクリック下さい。LINEでご相談いただけます。
────「unito」には「リレント」というサービスがあると伺いましたが、こちらはどのようなサービスなのでしょうか?
リレントとは、居住者の方がお部屋に帰らない日に、お部屋を宿泊者に貸すことで、家賃を下げることができる仕組みです。リレントの申請は、入居者さまへご案内している専用アプリで簡単に行えます。アプリ内でリレント希望日を申請(希望日の3日前まで受付※部屋により異なる)、同時に当月の実質お部屋料金が算出されます。自分の借りている部屋を他の人に貸すことに不安を覚える方もいるかもしれませんが、当社では独自の補償制度、自社開発した申請システムなどにより、徹底したプライバシー保護など高い安全性を実現しています。
「unito(ユニット)」なら平日のみの都心暮らしができる。二拠点生活、ホテル暮らし、アドレスホッパー、賃貸×セカンドハウスの実現が可能―――
────実際「unito」はどのような方に多く利用されているのでしょうか?
全国展開しているカフェオーナーさまや大手企業の持ち家や賃貸が郊外にあり、都心に勤めている会社員の方、地方再生に取り組む事業に従事している方など移動の多い職業のユーザーさまと「unito」の相性は非常にいいと思っています。毎週平日2~3日を都内で過ごすためのセカンドハウスとして利用していただくことが多いですね。
他には、一人暮らしをしてみたいと思っている学生や新社会人の方も、数カ月だけ「unito」を使って一人暮らしに挑戦してみるといった娯楽と暮らしの中間のような使い方をしていただくケースも増えてきました。
────今後、どのような方に「unito」を利用してもらいたいと思いますか?
unitoを使えば「賃貸を自分の趣味などが楽しめるところに持ち、仕事で必要な時に都心のunitoを使う」という行動変容がまだまだ世の中的に起こっていないなと思ってます。結婚後、パートナーの実家近くに住むことになったため都心にある会社まで遠くなりunitoを利用する……など、その人の暮らし全般に合わせた提案ができていないことが課題だと思っています。
例えば、逗子や房総に賃貸を借りつつ、渋谷にセカンドハウスを契約するなど、賃貸×セカンドハウスの提案もしていけたらいいなと考えています。
────現状の業界的な課題はなにかありますか?
ホテルさまへの価値最大化が難しいポイントだと思っています。これからコロナが収束し、インバウンド需要なども増えていくとホテルの稼働率は自然と上がっていくでしょう。実際、2019年前半のホテル稼働率は非常に高い数値を維持していました。
そのような状態になった時でも「unito」を利用いただくメリットをホテル様へ感じていただく必要があります。ホテルマネージャーさまのニーズに合わせ売上の最大化できるご提案をしていきたいと考えています。
「暮らしのOTA(Online Travel Agent)」を「unito(ユニット)」で実現する
────5年後、10年後の未来では「暮らし」という概念はどのように変化していくと思いますか?
今までは、一軒家を建てること、大手企業に勤めていること、高級車をもっていることなどが憧れの対象だったと思いますが、シェアエコノミーの拡大や生活様式の多様化、価値観の変化により、その人の〝所有″しているものに価値を感じなくなってきているように思います。今、私たちが価値を感じるのは、その人らしいライフスタイルや個性です。「暮らし」も同じくその人らしい暮らしが魅力的とされるようになっていくでしょう。
現在は賃貸物件か持ち家、ホテル住まいなど3~4通りほどの暮らし方から各々が最適と思う「暮らし」を選んでいると思います。5~10年後には100人いたら100通りの「暮らし」があり、それをサポートし実現できる存在が「unito」でありたいと思っています。
────暮らしの概念が変わっていく中で、業界的にはどのようなサービスが成長していくと思いますか?
リゾート地に別荘を持ち、利用しない日をアプリでホテルに切り替えられるサービスや、自然の中にもう一つの家を持つセカンドホーム・サブスクリプションサービスなどにみられるように、個性的な「暮らし」を提案するサービスが今後もたくさん登場していくと思います。
またホテルの客室を365分割してNFTで販売するという不動産テックビジネスが開始されたと聞いています。不動産業界はテクノロジーに遅れをとった業界ではありますが、今後は急速に発展していくと思っています。
────将来的に挑戦したいことはなんですか?
私たちがテーマとしているのは「暮らしのOTA(Online Travel Agent)」です。OTAとはインターネット上だけで取引を行う旅行代理店のことなのですが、それの「暮らし」版になるのが私たちの目指すところです。例えば、旅行をする時にホテルを探すと「朝食付き・夕食なしプラン」や「アーリーチェックインOK・朝食なしプラン」などニーズに合わせてさまざまなプランが用意されていると思います。
しかし、賃貸物件の場合は1部屋に10名の人が住みたいと思ったとしても、そこに住めるのはたった1名(組)であり、1部屋の契約料金も1つたけです。今後は、その人の暮らし方に合わせてホテルのようにさまざまなサービスと提携しつつ、複数のプランを用意していけるような部屋を提供できるようにしていきたいと考えています。
また「unito」では入居者さまのデータも取れているので、「unito」を利用して引越していただければ家具や寝具は同じものが使えるなど、ユーザー満足度が高まるサービスも導入していきたいです。業界の垣根を超え、他業界との連携を強めることでより暮らしに課題を感じている全ての皆さまへ最大限最適なサービスを提供していきたいと考えています。
────玉木さんにとって「unito」はどのような存在ですか?
「unito」は会社としてもサービスとしてもゼロから関わり、創り上げてきたものです。「暮らし」という文化を変えるサービスなので、皆さまの暮らしがわかるようにしっかりと力を尽くしていきたいと思っています。存在としては「わが子のようなサービス」でしょう。これからも成長を見守り、もちろん私も力を入れて成長させていく……そんな存在です。
――本日は貴重なお時間ありがとうございました。
私たちの暮らしはコロナをきっかけに急速に変化しました。リモートワークは当たり前になり、家で仕事をすることが一般的になりつつあります。そして今回お話を伺った「unito」を代表する変わりゆく暮らし方のニーズに答えてくれるサービスも増えた今こそ、私たちは「本当に住むべき場所はどこか」や「どんな暮らしがしたいか」という重要な問題を改めて考える絶好のタイミングなのかもしれません。自分自身が幸せと感じること、暮らしやすさ、趣味……本当に自分らしい「暮らし」が実現できる場所を「unito」で探し始めてみてはいかがでしょう?
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