企業が未来を創る!SDGs達成に向けた企業の取り組みを紹介~北海道・東北地方編
公開日:2024年8月21日 / 最終更新日:2026年9月8日
内容確認・更新:2026年9月8日
2024年に掲載した北海道・東北の11企業・団体について、公式情報を確認して記述を更新しました。2025~2026年の進展は発表日を付して追記し、過去の受賞・開発事例や、現在の販売を確認できない商品は区別しています。目標と達成実績は異なります。
2030年までに持続可能でより良い世界を目指すための国際目標である持続可能な開発目標こと、通称「SDGs」。日本においてもSDGsが重要視されるようになり、SDGsに取り組む個人・企業が増えてきました。
そこで今回からSDGsに取り組む日本の企業を地域ごとに紹介する企画をスタート。記念すべき第1弾は北海道・東北地方編です。企業での取り組みに取り入れる際など、是非参考にしてください。
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「他にもこんな施策をしている!」「こんな企業もある!」という情報がございましたらこちら(株式会社EXIDEA 問合せフォーム)までお知らせください!記事にてご紹介させていただきます。
【おさらい】SDGsとは?どんな目標が掲げられている?

SDGsとはSustainable Development Goalsの頭文字を取ったもので、日本語にすると「持続可能な開発目標」です。
SDGsは2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標です。
人権、経済・社会、地球環境、さまざまな分野にまたがった課題に分類する17のゴールで構成されるSDGsは、地球上の誰一人取り残さないことを誓っています。
- 1.貧困をなくそう
- 2.飢餓をゼロに
- 3.すべての人に健康と福祉を
- 4.質の高い教育をみんなに
- 5.ジェンダー平等を実現しよう
- 6.安全な水とトイレを世界中に
- 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 8.働きがいも経済成長も
- 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
- 10.人や国の不平等をなくそう
- 11.住み続けられるまちづくりを
- 12.つくる責任 つかう責任
- 13.気候変動に具体的な対策を
- 14.海の豊かさを守ろう
- 15.陸の豊かさも守ろう
- 16.平和と公正をすべての人に
- 17.パートナーシップで目標を達成しよう
企業がSDGsに取り組む理由

日本でもSDGsへの理解が深まり、個人での心がけや行動にとどまらず、企業レベルでSDGsに取り組む企業が増えてきています。企業としてSDGsに取り組む理由には以下のものが挙げられます。
- 企業ブランドイメージの向上につながる
- 新しいビジネスチャンスが生まれる
- 社会課題の解決に貢献
- 企業の存続に貢献
企業ブランドイメージの向上につながる
企業は、地球環境や人間社会の上に成り立っているものであるという認識から、社会的責任を果たすために行動すべきである、という社会的風潮が高まっています。
顧客のSDGsへの意識の高まりにともない、企業の方向性や施策がブランドイメージを左右し、購買行動にも影響するようになりました。SDGsの取り組みを通して、企業の信用度やブランドイメージの向上が期待できます。
新しいビジネスチャンスが生まれる
SDGsへの取り組みは、新しいビジネスチャンスの創出の機会です。環境や社会への影響を把握し、具体的な課題を解決する過程で、新しい商品やサービス、取引先との協働が生まれる可能性があります。
社会課題の解決に貢献
SDGsの目標は、さまざまな社会課題の解決です。企業ならではの発想やイノベーションによって、社会課題の解決への貢献が期待されています。
企業全体でSDGsに取り組むことは、社員のモチベーションアップにつながります。社会に貢献しているという意識により、働きがいや仕事に対する満足度の向上も期待できます。
企業の存続に貢献
SDGsに取り組むことは、事業の継続や企業の存続に貢献します。SDGsに取り組むことで、SDGsに積極的に取り組んでいる企業と取引できる機会が増えることもあるでしょう。
ただし、SDGsを掲げるだけで利益や事業継続が保証されるわけではありません。事業と関係する課題を選び、目標と実績を測定・開示することが大切です。
北海道・東北地方ってどんなところ?

企業のSDGsに関する取り組みを紹介する本企画。記念すべき第1弾は北海道・東北地方の企業の取り組みを紹介します。企業の取り組みを紹介する前にまずは、地域の魅力をお伝えします。
北海道

北海道地方は、日本の最北に位置し、広大な自然と独自の文化が特徴です。日本の面積の約22%を占め、四季折々の美しい風景が楽しめます。夏は涼しく、冬は積雪が多く、ニセコや富良野などのスキーリゾートが人気です。美瑛や富良野の花畑、釧路湿原、世界遺産の知床半島など、多彩な自然環境が魅力です。これらの地域では、ハイキングやカヌー、釣り、野鳥観察などのアウトドア活動が盛んです。
北海道の食文化も魅力の一つで、新鮮な海の幸やラーメン、ジンギスカン、乳製品などが楽しめます。特にカニやウニ、イクラは絶品で、観光客に人気です。農業も盛んで、じゃがいもやとうもろこし、乳製品など、質の高い農産物が生産されています。
文化面では、アイヌ民族の伝統が残り、彼らの文化や歴史を学べる施設もあります。毎年2月に札幌で開催される「さっぽろ雪まつり」は、巨大な雪像や氷像が立ち並び、多くの観光客を魅了します。
交通面では、新千歳空港や函館空港など、多くの空港があり、国内外からのアクセスが良好です。北海道新幹線は新函館北斗駅まで開業しており、利便性が高まっています。
東北地方

東北地方は、日本の本州の北部に位置し、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県から構成される地域です。豊かな自然、美しい風景、歴史的な文化遺産が特徴です。
東北地方は、四季折々の風景が魅力で、特に冬の厳しい寒さと豪雪が知られています。冬季には、蔵王や八幡平、安比高原などのスキーリゾートが人気で、国内外から多くのスキー愛好者が訪れます。夏には青森のねぶた祭りや仙台の七夕祭りなど、色鮮やかで活気あふれる祭りが開催され、多くの観光客を魅了します。
自然環境も豊かで、奥入瀬渓流や十和田湖、松島、山寺(立石寺)などの名所があります。これらの場所では、ハイキングやボートツアーなどのアウトドア活動が楽しめます。また、温泉地も数多く、秋保温泉、鳴子温泉、酸ヶ湯温泉などがあり、訪れる人々を癒します。
東北地方は、農業が盛んな地域で、特に米の生産が有名です。秋田県の「あきたこまち」や宮城県の「ひとめぼれ」など、全国的に評価の高いブランド米が生産されています。また、海に面しているため、新鮮な海の幸も豊富で、三陸海岸の牡蠣やホタテ、青森のマグロなどが楽しめます。
歴史的には、平泉の中尊寺や毛越寺が世界遺産に登録されており、東北地方の歴史と文化を感じることができます。さらに、青森県の津軽塗や岩手県の南部鉄器など、地域の特産品も多彩です。
交通面では、東北新幹線が主要都市を結び、東京からのアクセスも便利です。これにより、観光やビジネスでの訪問も容易になっています。
企業のSDGsへの取り組みを紹介

ここからは早速企業のSDGsへの取り組みを紹介しています。自社での取り組みの参考にする他、地元企業に関心を持つきっかけにしていただければと思います。
- 株式会社三好商会
- 株式会社鈴木商会
- JAアオレン
- 北洋硝子株式会社
- 株式会社秋田農販
- 稲庭うどん 小川
- MOMIJI株式会社
- 株式会社岩手銀行
- 東北電力株式会社
- 東北おひさま発電株式会社
- 日東紡績株式会社
株式会社三好商会

北海道札幌市を拠点に、オフィス環境や企業の経営課題を支援する企業です。フォーバルグループの一員として、企業や自治体のデジタル化・環境対応の支援に取り組んでいます。
現行の公式ESGページでは、省エネ、車両の見直し、社員への環境教育、環境対策の数値実績報告などを紹介しています。令和5年度の札幌商工会議所「SDGs経営表彰」総合賞は過去の受賞実績として掲載しています。
株式会社鈴木商会

北海道で資源リサイクルを手がける企業です。現行の公式サイトは資源リサイクル、家電リサイクル、アルミ精錬、自動車リサイクルに加え、漁網リサイクルを事業として紹介しています。以前の「4事業」という限定は見直しました。
廃棄物を資源として活用する本業と、地域社会への取り組みを結びつける事例です。個々の取り組みの対象地域や実績は、公式資料に記載された範囲で確認してください。
JAアオレン

JAアオレンは、青森県の農産物の加工・販売を通じて地域農業を支える組織です。公式サイトでは2030年に向けた目標と、そのための取り組みを区別して掲載しています。
例として、2021年比での温室効果ガス削減や工場の節水、食品ロス削減、りんご副産物の活用を目標に掲げています。りんご搾り粕の飼料・包装資材への利用などを紹介していますが、目標値をすでに達成した実績として読み替えないことが大切です。
北洋硝子株式会社

青森市の北洋硝子は、伝統工芸品「津軽びいどろ」を製造しています。使われなくなった漁業用のガラス製浮玉を回収し、再び溶かして製品にする「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」を展開しています。
公式の商品紹介では、浮玉をアップサイクルした花器やピッチャーなどを掲載しています。2024年には酒器の第二弾も発表されました。地域で不要になった素材を、職人の技術で新しい用途に活かす事例です。販売品や在庫は公式ショップで確認してください。
株式会社秋田農販

秋田県大仙市の秋田農販は、農産物の生産や、もみがらボイラーなどの技術を通じて地域農業に取り組んでいます。「あきたSDGsアワード2023」の受賞事例にも掲載されました。
技術実証の状況を更新しました。同社の2025年4月7日付発表によると、令和3~6年度に実施したアンモニアマイクロガスタービンのコジェネレーションシステムによるゼロエミッション農業の技術実証は終了しています。発表時点では設備を残して視察を受け付け、技術を生かす次の段階へ進むとしています。「現在も同じ実証が実施中」という説明にはしていません。
株式会社 稲庭うどん小川

稲庭うどんの製造で生じる切れ端を活用し、廃棄物を減らす取り組みが紹介されています。「あきたSDGsアワード2023」を受賞した事例です。
同社の発表では、切れ端を副原料にした「INANIWA HAPPOUSHU – 稲庭発泡酒」は2023年7月26日に発売されました。「TENOBE INNOVATION」は商品名ではなく開発プロジェクト名です。
これは2023年の開発・発売事例として紹介しています。2026年の継続販売や在庫は確認できていないため、現在買える商品としての案内にはしていません。
出典:稲庭うどん小川・開発紹介
MOMIJI株式会社

岩手県大槌町のMOMIJIは、鹿肉の加工・販売を通じて野生鳥獣の資源活用に取り組んでいます。公式サイトではジビエ食品に加え、革・角の小物や、講演・ツアーを通じた食育体験を案内しています。
大槌ジビエソーシャルプロジェクトには「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2020優秀賞などの受賞歴があります。2026年には山火事の影響に伴う出荷・販売案内や価格改定も発表されているため、商品や体験の申し込み時は現在の案内を確認してください。
出典:MOMIJI・受賞歴
株式会社岩手銀行

盛岡市に本店を置く岩手銀行は、地域経済と環境・社会の課題を金融面から支える取り組みを掲げています。現行のサステナビリティ方針では、地域の課題解決、環境に配慮した経営、ガバナンス、人材への取り組みなどを示しています。
環境・社会に負の影響を与え得る特定分野への融資方針や、サステナブルファイナンスの目標も開示しています。目標額と実行実績、対象期間を区別して確認することが大切です。
東北電力株式会社

仙台市に本社を置く東北電力は、電力事業を通じたサステナビリティへの取り組みを公開しています。公式サイトではカーボンニュートラル、再生可能エネルギー、生物多様性、資源循環、水資源などの環境分野と、人権・安全・地域社会などの分野を扱っています。
企業の方針や取り組みを、そのまま環境影響がないことや目標達成済みの証拠とは扱いません。統合報告書やデータブックに記載された対象年度・実績も併せて確認してください。
東北おひさま発電株式会社

山形県長井市の東北おひさま発電は、太陽光・小水力・バイオガスなど地域の資源を活かした発電を紹介しています。バイオガス事業では牛の排せつ物から発電用のガスを得るほか、たい肥や液肥などの地域利用につなげています。
2026年5月14日の近況報告では、メンテナンスで休止していた野川3号幹線小水力発電所が、灌漑期の水量増加に合わせて稼働を開始したとしています。公式サイトには2026年の発電レポートも掲載されています。施設数や稼働状況を過去の紹介のまま固定せず、対象月の報告を確認しましょう。
日東紡績株式会社

日東紡は、グラスファイバーなどの事業を通じ、省エネ、再生可能エネルギーの利用拡大、資源循環などに取り組んでいます。
新しい事例として、2026年1月30日に郡山市のグリーン電力証書の購入開始を発表しました。市内の廃棄物処理施設のバイオマス発電による「環境価値」を地域企業が活用する取り組みです。証書の活用を、事業活動からの排出がすべてゼロになったという意味には扱わず、削減実績や対象範囲は開示資料で確認してください。
出典:日東紡・気候変動対応
現在の取り組みを確認する公式資料
2026年9月8日に確認した資料です。各社の目標は達成実績と区別して読み、数値は資料の対象年度を確認してください。
- 三好商会:会社紹介・令和5年度の受賞歴
- 鈴木商会:会社紹介
- JAアオレン:2030年目標と取り組み
- 津軽びいどろ:公式ブランドサイト
- 秋田県:秋田農販・稲庭うどん小川の2023年受賞事例
- 稲庭うどん小川:発泡酒の開発紹介(2023年)
- MOMIJI:公式サイト
- 岩手銀行:サステナビリティ方針
- 東北電力:サステナビリティ
- 東北おひさま発電:2026年の発電レポートなど
- 日東紡:サステナビリティ資料
さいごに
今回は、企業のSDGsに関する取り組みを紹介する企画の第1弾として、北海道・東北地方の企業を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
企業の取り組みを参考にする際は、実施した年、目標と実績の違い、自社の事業との関係を確認してみてください。
【免責事項】
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