無料で給水ができて、環境にも良い。今話題のエシカルアプリmymizuとは?

プラスチックフリー

パタゴニアやアウディーでも、無料の給水スポットが登録されていることで話題を集めるmymizu
 
今日は、そのmymizuを普段から活用している、動画プランナーの福田直輝さんにインタビューし、mymizuの魅力とmymizuが彼の生活にもたらした変化を語っていただきました。
 
マイボトルを持ち運ぶようになった、だけではないmymizuがもたらす真の変化とは、一体なんなのでしょうか。
 

インタビューイー
福田直輝
動画プランナー
鎌倉在住で、サーフィンや山登りなど、自然を愛してやまない。その影響から、最近はプラスチックフリーを生活に取り入れる、食肉の量を減らすなど、グリーンコンシューマーの第一歩を踏み出している。

 

エココンシャスな人の間で、今話題のアプリmymizuとは?

吉高:
まず、mymizuとは何か、教えていただけますでしょうか?
 
福田:
簡単に言うと、mymizuは無料で給水できるスポットを教えてくれるアプリです。
 
具体的には、3つのステップで利用します。

  1. アプリ上で近くの給水スポットを探す
  2. 給水スポットに向かい、マイボトルで給水する
  3. mymizuアプリで給水を記録

給水を記録することで、自分がどれだけペットボトルの使用量を減らしたか、mymizuコミュニティー全体でどれぐらい減らしたかが可視化されます。
 
吉高:
なるほど!便利なアプリですね!福田さんはよくmymizuを使われるのですか?
 
福田:
そうですね、特に東京ではよく使います。
 
例えば、ランチなんかで東京に行って、喉が渇いた時にはまずmymizuを開きます。
 
普通だったら、近くのコンビニを探すと思うんですけど、僕や周りの友人はコンビニに行くのではなくて、mymizuで給水スポットを探すのが第一の選択肢になっています。
 

便利な世の中で、あえてマイボトルを持ち歩く理由。

無料で給水できるマイミズ
吉高:
行動スタイルも変えてくれる側面があるんですね!面白いです。で、疑問なんですが、そもそもなぜ福田さんはマイボトルを使って給水してるんですか?
 
福田:
それはシンプルに、ペットボトルを使いたくないからです。
 
要は、ペットボトルを使わないことで、環境問題に対して自分も何かアクションができるということです。
 
日本は、ペットボトルのリサイクル率が80%を超えていて、世界的に見てもすごく高いのですが、実際にどういうふうにリサイクルされているか皆さん知らないと思います。
 
リサイクルされたペットボトルの約56%は、サーマルリサイクルといって、燃やすことで発電のエネルギーに使われています。そうすれば当然、温室効果ガスも出ますし、環境にも良くないですよね。そういうのを知ってから、 ペットボトルはできるだけ使わないようにしています。
 
また、mymizuがあることで何か飲み物を買おうとした時に、一歩立ち止まることができます。これって本当に必要なのか、ペットボトルに入ってるものじゃないとだめなのか。
 
そうやって、今まで意識せずにペットボトルを買っていたんですが、mymizuがあるから、『mymizuで給水すればいいじゃん』て、思えるようになりました。
 
mymizuがあることで、ペットボトルの飲料じゃなくて、給水するという具体的なアクションが取れるようになったんです。
 

mymizuとの出会い。そして気づかされた本当に大切なこと。

吉高:
それは大きな変化ですね!また、リサイクルされたペットボトルの大半が燃やされているのは驚きです汗 ちなみにですが、mymizuはどのように見つけたのでしょうか?
 
福田:
きっかけは大学時代からの親友です。その親友がmymizuの初期メンバーで、彼がアプリを作ったりとか、給水スポットを探して登録している、そういう活動を横で見ていたのがきっかけでした。
 
なので他のユーザーとは入り口がかなり違いますが、そんなアクションをしている親友を持っていて、本当に誇らしく思います。
 

吉高:
親友が初期メンバーなのですね!そうやって横で、制作側の苦労も見ているかと思うのですが、最初にmymizuをインストールした時の第一印象はどうだったんでしょう?
 
福田:
親友が作っていたとか、そういうの抜きで、「本当に良いな!」と思いました。グーグルマップを見てるような感覚で、シンプルで使いやすいんです。
 
また、自分がどれだけペットボトルの使用を減らしたか、mymizuコミュニティー全体で、どれだけペットボトルの使用を減らしたか、その効果が見える化されてるのが本当にいいですし、もっと頑張ろうってモチベーションに繋がります。
 
余談ですが、 親友がこういう活動しているということで、人生において大切なものに気づかせてもらっていて、本当に感謝しています。
 

あなたにも、環境問題に対してできることはあります。

マイボトルで給水できるマイ水アプリについて話す福田直輝
吉高:
そう思わせてくれる親友にも感謝、っていうのは痺れます。ちなみにですが、使っているうちに発見した、意外な魅力があれば教えていただけますか?
 
福田:
皆さんあまりご存じないかもしれないですけど、実は自分で給水スポットを登録することもできるんですよ。
 
給水スポットを登録して、それがmymizuの運営側から承認されれば、新たな給水スポットとして地図に表示されるようになります。
 
給水スポットを探すのもいいですけど、こうやってコミュニティの一員として一緒に何かを作り上げて、ともにホットボトル削減という問題に取り組める感覚があること、ていうのは最近発見した魅力です。
 

吉高:
コミュニティの一員として、参加できるのは大きな魅力ですね!私も次は発見した給水スポットを登録してみようと思います。今日は、貴重なお話をありがとうございました。

 
編集後記
ペットボトルを使わない以外にも、クーラーを極力使わない、肉も自分では買わない、洋服もオーガニックで栽培されたものをを積極的に購入するなど、 日頃からエシカルな行動を心がけている福田さん。
 
趣味でサーフィンやダイビングも行う福田さんの表情には、綺麗な海、自然を美しいまま残したいという強い決意が見て取れました。
 
一方で、自宅もmymizuに登録しようかなと冗談をこぼすなど、常に笑顔で素敵な人間性も垣間見えたインタビューでした。福田さん本当にありがとうございました。
 
mymizuのダウンロードはこちらから行えます。
iOS版
アンドロイド版

               
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの初代編集長。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることがミッション。

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