「旅するチョコレート」のピピルティンココアがインドネシアから「Bean to Bar」を届ける理由とは?
チョコレートと言えば、コンビニなどでも手軽に買えて、好きな人も多いお菓子ではないでしょうか。原産地によって味が変わるのがチョコの魅力の1つですが、今回紹介するのはインドネシア発のチョコレートブランド「ピピルティンココア」。
カカオ豆の仕入れからチョコレート板になるまでをカカオ生産国のインドネシアで行う珍しいブランドです。
そんな「ピピルティンココア」が大切にしているコンセプトが「旅するチョコレート」。
今回は、一見珍しいコンセプトに込められた想いと、カカオ生産国発のチョコレートブランドならではの魅力を紐解いていきます。
インドネシアを旅するということの意味
──まず、ピピルティンココアがどのようなチョコレートか教えていただけますか?
ピピルティンココアは、インドネシアを旅するチョコレートです。インドネシアはいろんな産地でカカオが採れるのですが、産地ごとに味や風味が異なります。
それこそワインのようなイメージです。例えば、フランスのワインは地域によって異なった味や風味になりますよね。
チョコレートも同じなんです。
なので、バリのカカオなら、その特長を最大限に楽しめるように、シングルオリジン(*)で届けています。
(*)いろんな産地のカカオと混ぜずに、1つの産地のカカオだけを使ったチョコレートのこと
──コンセプトの「旅するチョコレート」というのはどういうことでしょう?
産地が描かれているパッケージ
先ほども申し上げましたように、ピピルティンココアでは、シングルオリジンでチョコレートを製作していますので、産地ごとに違った味わいが楽しめるのが特徴です。
だからこそ産地に想いを馳せて、チョコレートを楽しむことができます。
例えば、
「バリってどんなところなんだろう?」
「リゾートのイメージもあるけど、カカオも採れるんだ。」
「他にはどんな文化があるのかな?」
そんな風に想像を膨らませて食べるチョコレートはきっと一風違った味わいになるはず。
また、ピピルティンココアでは、「Bean to Bar」でチョコレートを製作しています。
そうすることで、カカオを作っている農家さんからカカオを仕入れて、実際に製品になるまでの流れが見えるじゃないですか。
そのような背景も含めて、想いを馳せて楽しんでいただけるチョコレートなんです。
──実際にどんなチョコレートがあるのでしょうか?
はい、下記の4産地のものがメインになります。
- 東ジャワ
- アチェ
- フローレス
- バリ
──それぞれの特長を教えていただけますか?
まずは、東ジャワ島産のカカオを使用したチョコレートから紹介できればと思います。
こちらは「イーストジャワ65%」という商品です。
インドネシアでは、小規模な農家が多いのですが、「イーストジャワ65%」のカカオは、農協のようなカタチで、オランダ統治時代から続く伝統的なプランテーションで栽培された珍しいカカオです。
爽やかな味が特徴で、蜂蜜っぽさや酸味が感じられ、フルーティなチョコレートに仕上がっています。
爽やかな味なので、チャイティーやほうじ茶、ジャスミンティーなど、飲み物も爽やかなものが合いますよ。
カカオ豆(インドネシア東ジャワ産カカオ豆100% 使用)、砂糖、ココアバター栄養成分
エネルギー209kcal/たんぱく質2.2g/脂質14.4g/炭水化物17.7g/食塩相当量 0.01g
製品情報
産地:ジャワ島グレンモア地域
カカオ豆:トリニタリオ種
──おやつに食べたいチョコレートですね。
そうなんです!続いては、フローレス島のカカオを使用したチョコレートです。
小規模の自作農家が複数の作物を栽培しており、乾燥した土壌、砂、石灰岩からできた肥沃な大地で収穫されることで、個性的なフレーバーが生まれます。
チョコレートは「フローレス65%」という名前で、カカオが65%、残りの35%はココナッツシュガーを使用。
大地っぽい味が特徴的で、ココナッツシュガーの甘さの中に渋みがしっかりと感じられるんですよ。
味がしっかりしているので、コーヒーやビールなどをおすすめします!
また、フローレス島のカカオは少しスパイスが効いているので、チャイとの組み合わせも人気です。
カカオ豆(インドネシアフローレス産カカオ豆100% 使用)、ココナツシュガー、ココアバター栄養成分
エネルギー212kcal/たんぱく質2.9g/脂質15.3g/炭水化物15.7g/食塩相当量 0.02g
製品情報
産地:フローレス島ラジャウォウォ地域
カカオ豆:トリニタリオ種
── 大地っぽいチョコレート、大人の味な感じでいいですね。コーヒーもいいですが、ワインに合うチョコレートはありますか?
こちらのスマトラ島で採れたカカオを使った「アチェ 84%」はまさにワインにぴったりのチョコレートです。
アチェというのは、インドネシアの中でも非常にイスラム色が強い地域で、短い乾燥工程と湿度の高い気候で育ち加工されたカカオ豆を使用しています。
そんなアチェ産のカカオを使った「アチェ 84%」はカカオの含有量が多いこともあり、カカオの強い香りを感じやすいチョコレート。
さらには、大地のようなアーシーな感じとポリフェノールの酸味、加えてスパイシーでナッツィーな感じが合わさっています。
赤ワインはもちろんのこと、コーヒーにも合いますし、ビールに合わせる方もいらっしゃいます。
カカオ豆(インドネシアアチェ産カカオ豆100% 使用)/ココアバター/砂糖/全粉乳(乳成分を含む)栄養成分
エネルギー223kcal/たんぱく質3.3g/脂質17.6g/炭水化物13g/食塩相当量 0.03g
添加物
乳化剤(大豆由来)
製品情報
産地:スマトラ島アチェ州ピジジャヤ地域
カカオ豆:トリニタリオ種
──夜中にチョコレートをつまみにワインを飲みながらNetflixを見たいものですね。
それは最高です(笑)
最後に紹介するのは、伝統的な手法で発酵されたバリ島のカカオ豆を使った「バリ 70%」。
4種類の中で最もクリーミーで食べやすいチョコレートです。
口に入れた瞬間はベリー系のフルーティーさ、後からキャラメルのような少し強めのカカオの香り味わうことができます。
──どんな飲み物が合うのでしょうか?
ジャスミンティーや緑茶ほうじ茶など、まったりとした感じのお茶がカカオの華やかな香りとよくマッチします。
カカオ豆(インドネシアバリ産カカオ豆100% 使用)/ココアバター/砂糖/全粉乳(乳成分を含む)添加物
乳化剤(大豆由来)
栄養成分
エネルギー220kcal/たんぱく質3.1g/脂質16.9g/炭水化物14g/食塩相当量 0.04g
製品情報
産地:バリ島タバナン地域
カカオ豆:トリニタリオ種
時間を楽しむ余裕を持つということ。
──「インドネシアを旅するチョコレート」4種類をそれぞれ紹介していただきました。それぞれの産地に想いを馳せながら食べられることを考えると、ワクワクします。
それも私たちの「異文化体験をていねいに。」という企業理念に繋がっています。
色んなことが便利になった現代ですが、その反面、時間に追われたり、情報の量に圧倒されることが多くなってきたのではないかと思うんです。
そんな時に、異文化に触れて、そっと一息をついて、あえて時間や手間がかかることを楽しんでもらう。生活にほんの少しの豊かさを感じていただく。
それにぴったりなのが、大規模生産ではなく、小規模生産で作られているチョコレートだと思います。
今、チョコレートは世界中で楽しまれている食べ物ですが、そのほとんどが欧米のブランドです。カカオ生産国から仕入れたものを付加価値をつけて販売しています。
それももちろん一つの形ですが、ピピルティンココアは、インドネシアで採れたカカオを使って、インドネシア人が作っているチョコレートです。
カカオ原産国であるインドネシアで作られているので、農家の方にもその分利益を還元できますし、それが生活水準の向上を実現すると共に、しっかり発酵された高品質なカカオを適正価格で買い取れるため、カカオの質の向上に繋がります。
現地の工房の様子
そうやって、本当の意味で持続可能な循環を起こせるというのもピピルティンココアの魅力だと私たちは考えています。
こういった背景も含めてインドネシア発の「旅するチョコレート」で、異文化をていねい楽しんでいただければ嬉しいです。
──チョコレートが食べてみたくなりました!ピピルティンココアはデパートなどで試食はできないのでしょうか?
ありがとうございます!残念ながら、このご時世で試食はできません。その代わりと言ってはなんですが、今回特別に「ピピルティン・お試しセット」を販売しております。
ぜひ試食をするように、いろんなフレーバーを楽しんでいただければと思います。
──4つのチョコレートの他にも入ってるものがありますね!
はい、チョコレート2種類と、キャラメリゼしたカカオニブが入っています。
1つ目は、バリ島産カカオをベースに、アーモンドの香ばしさとほんのり塩気がたまらない「シーソルト&アーモンド60%」。スタッフも一押しのチョコレートです。
スプライトなどの炭酸と合わせて、ジャンキーに食べるのがおすすめです(笑)
カカオ豆/ココアバター/砂糖/全粉乳(乳成分を含む)/アーモンド/塩添加物
乳化剤(大豆由来)
栄養成分
エネルギー215kcal/たんぱく質3.4g/脂質15.8g/炭水化物14.7g/食塩相当量 0.07g
製品情報
産地:バリ島タバナン地域
カカオ豆:トリニタリオ種
もう1つが、ポテチ入りの「ポテチチョコ」です。
こちらも塩味が少し効いていて、食べ出したら止まりません(笑)
砂糖、カカオ豆、カカオバター、全粉乳(乳成分を含む)じゃがいも、コーンフラワー、小麦デンプン、マルトデキストリン、塩、米粉、ブドウ糖、大豆油、綿実油、とうもろこし油、ひまわり油添加物
乳化剤(大豆由来)
製品情報
産地:バリ島タバナン地域
カカオ豆:トリニタリオ種
そして、実は一番人気なのがこちらの「カラメルがけニブカシュー」。
カシューナッツとカカオニブをココナッツシュガーでキャラメライズしており、イベントなどで出すとすごく美味しいと言っていただきます。
1日で2回お買い求めにきてくださる方もいらっしゃる程なんですよ。
見た目だけだとわかりにくいかも知れませんが、味には自信があります。
カシューナッツ/ココナツシュガー/カカオ豆/砂糖栄養成分
エネルギー804kcal/たんぱく質19.7g/脂質45.6g/炭水化物78.9g/食塩相当量 0.1g
製品情報
産地:フローレス島ラジャウォウォ地域
カカオ豆:トリニタリオ種
──最後に、「お試しセット」はどんな方におすすめでしょうか?
(左)奥村 瑛莉奈 様 (右)澤村 紗季 様
先ほども申し上げましたが、試食の代わりに試していただければと思います。
それこそ、お店で食べるよりも、ゆっくり自分のペースで試して決めてみたい方もそうですし、バレンタインのプレゼント用にも、自分で食べる用にもおすすめです。
通常より少しだけお求めやすい価格帯で、送料もかかりませんので、ぜひお気軽に試していただければと思います。
編集後記
今回は、インドネシア産のカカオを使って、インドネシア内で製作しているチョコレートブランド、ピピルティンココアを紹介しましたが、いかがでしたか。
チョコレートはどこでも買えるものですが、製造の背景を考えたり、産地に想いを巡らせて楽しむことができるというのは、また一味違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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