エコ生活を始めるには?日用品の選び方と洗濯・掃除の工夫
公開日:2021年12月6日 / 最終更新日:2026年9月8日
エコな暮らしは、使えるものを長く使い、必要な分だけ購入することから始められます。この記事では、日用品の選び方と、洗濯・掃除で資源を無駄にしない工夫を紹介します。
商品情報と公的機関・メーカーの説明を確認し、2026年9月に内容を見直しました。価格・在庫・仕様は変わるため、購入時は公式情報をご確認ください。現行販売を確認できない商品は、その旨を明記しています。
初めてエコ商品を買うときの2つポイント

エコな生活を何から始めればいいのか悩んだ経験があるのではないでしょうか。これは、エコな暮らしを始める上で、誰もが一度は通る道です。最初に押さえるべきポイントを2つ紹介いたします。
繰り返し使う
再利用できるもの、エコバッグやマイボトルなどは必ず何度も使うことを意識してみてください。
数回しか利用しない場合、使い捨てと変わらない環境負担になる可能性がありますので、意識してアイテムを購入・使用するのがおすすめです。
あるものを使い切る
消耗品は買い換えするタイミングで、本日紹介したエコアイテムに切り替えるのをおすすめします。
従来の商品を使えるのに取り替えてしまうと、資源を無駄にすることになりますので、使い切った上でエコなアイテムにスイッチするようにしましょう。
エコ生活に役立つ日用品の例と選び方
新しく買う必要があるかを考えたうえで、用途・素材・手入れのしやすさを比べて選びましょう。
Stojoの折りたたみカップ
使い終わったら折りたためる携帯用カップです。日本公式ショップでは「ビギー 470ml(BIGGIE)」を掲載しています。以前の記事にあった355mlは別モデルの容量で、混同しないよう修正しました。必要なサイズを選び、繰り返し使いましょう。
WWF PANDA SHOPのコットンバッグ
WWFの公式ショップでは、GOTS認証のオーガニックコットン製バッグなどを扱っています。初回掲載の「リサイクルコットンパンダバッグ」と現在の商品を同一仕様として扱わず、購入するバッグの素材・サイズ・認証を確認してください。必要以上に買い増さず、手元のバッグを長く使うことも大切です。
Last Strawの再利用ストロー(現行販売は未確認)
伸縮するステンレス製ストローをケースに収納する商品として紹介していました。ただし、掲載していたUNBYの販売ページには、確認時点で登録商品がありません。現在購入できる商品としての推奨は取り下げます。再利用ストローを選ぶ場合は、内部まで洗える構造や使用上の注意も確認しましょう。
LOVEGの大豆ミート
大豆ミートを自宅の料理に取り入れる選択肢です。公式サイトにはソイミールのブロックタイプ120gなどが掲載されています。肉と栄養が同一というわけではないため、原材料・栄養表示・アレルギー表示を確認して利用しましょう。旧ショップへのリンクは現行の公式商品一覧へ変更しました。
Froschの食器用洗剤
植物由来の洗浄成分の活用などに取り組むブランドです。ノンアルコールなどの処方でも、すべての人に刺激が起きないわけではありません。食器用などの商品表示に従って使用してください。
セルロースを使ったスポンジ
植物由来のセルロースを使ったスポンジは、日用品の素材を見直す際の選択肢です。初回掲載のZero Waste Living「セルロースエコスポンジ(やわらかめ)」は、現行の公式販売情報を確認できなかったため、購入リンクを外しました。
研磨面などに別の素材を使う製品もあります。製品全体の素材を確認し、使用後は自治体の分別に従って処分してください。下水道や自然の中に流してはいけません。
ecostoreのランドリーリキッドと量り売り
ecostoreでは洗濯用洗剤などの量り売りを実施しています。通常のリフィルステーションは、蓋がしっかり閉まる清潔な容器であれば専用ボトル以外でも対応すると案内しています。一方、自動充てん機「ecofill」は専用パックを使う方式です。利用する店舗・方式・商品の取り扱いを事前に確認しましょう。
洗剤は成分と用途を確認して適量を使用してください。植物由来の成分を使用していても、界面活性剤を含まないという意味ではありません。
MiYO ORGANICの竹歯ブラシ
柄に竹を使う歯ブラシです。公式の商品表示では素材は「竹・ナイロン」であり、毛の部分まで竹でできているわけではありません。歯ブラシ全体が数か月で自然分解されるという以前の説明は適切でないため削除しました。
メーカーは使用後に柄の水分を拭き取り、乾いた場所で保管するよう案内しています。毛先の状態や衛生状態を見て交換し、自治体の分別ルールに従って処分しましょう。
LUSHの歯磨き用タブレット
LUSHは歯磨き用タブレットなどのオーラルケア製品を扱っています。歯磨き用とマウスウォッシュ用は使い方が異なるため、購入する商品の説明を確認してください。形状や天然由来という理由だけで、健康効果や排水への影響を断定することはできません。
洗濯用洗剤の環境配慮と選び方
洗剤を選ぶ際には、洗浄力、衣類との相性、使用量、詰め替え・容器回収などを確認しましょう。植物由来や生分解性という表示だけで、肌への刺激や環境負荷がないとは判断できません。
洗濯と環境負荷について
洗濯には水・電気・洗剤を使います。洗剤の界面活性剤は汚れを落とすための成分で、植物由来の原料から作られたものも含まれます。「植物由来」と「合成界面活性剤不使用」は同じ意味ではありません。石けんも化学物質であり、天然か合成かだけで安全性を比較することはできません。
環境への影響は成分、使用量、排水処理などに左右されます。洗剤は表示された量を守り、衣類・洗濯機の説明に従って使いましょう。生分解性の試験結果も、川や海に流してよいという意味ではありません。
Frosch
ドイツの洗剤ブランドです。食器用と衣料用では用途や成分が異なるため、ブランド名だけで「合成界面活性剤不使用」「低刺激」とは判断できません。購入する商品の日本語表示で、用途、成分、使用量、使えない素材を確認してください。
Ecover
植物由来の成分の活用や容器の見直しに取り組む洗剤ブランドです。濃縮タイプやおしゃれ着用などで処方が異なります。すべての商品が酵素不使用・無香料というわけではありません。
出典:エコベール・洗濯用製品
ecostore
植物由来の洗浄成分を用いた衣料用洗剤などを展開しています。例えばランドリーリキッド〈ゼラニウム&オレンジ〉1Lの公式表示には、界面活性剤11%(アルキルグリコシド、アルキル硫酸エステルナトリウム)と記載されています。「合成界面活性剤不使用」とする説明は適切ではありません。香りや成分は商品ごとに確認しましょう。
HAPPI EARTH
ソープナッツなどを原料にした濃縮洗剤を展開しています。使用回数や1回あたりの費用は、洗濯物・水の量と使用量で変わります。原料由来の特徴と実際の洗浄条件を分けて確認し、衣類の表示を超える高温で洗わないようにしましょう。
Happy Elephant
サラヤの洗剤ブランドで、濃縮液体洗剤や洗たくパウダーなどがあります。液体と粉末では配合や使える素材が異なるため、製品ごとの表示に従ってください。天然由来原料でも、原液の取り扱い・目への接触などには注意が必要です。
自然洗剤「Birds(バード)」
過去に紹介した洗剤の事例です。現在の製品仕様・販売条件を確認できていないため、食品の洗浄用途や生分解率を現行の性能として案内していません。野菜・果物や哺乳瓶への使用は、購入する商品の用途表示に明記されているかを確認してください。
「洗たくマグちゃん」の過去の表示について
消費者庁は2021年4月27日、宮本製作所の「洗たくマグちゃん」など3商品について、洗浄・除菌等の効果をうたう表示に対し、景品表示法に基づく措置命令を行いました。提出資料は表示の合理的根拠と認められませんでした。過去の「洗剤を使う必要がない」という説明を根拠に、通常の洗濯や衛生管理を省略することは勧められません。
洗濯で水・電気・資材を無駄にしない工夫
服を清潔に保ち、長持ちさせるためにも洗濯は欠かせませんよね。
しかし、洗濯には水も電気などの資源を使用します。さらに、洗剤や化学繊維が下水道を通って川や海に流出するリスクが気になるところなのではないでしょうか。
洗濯は、日常を快適に送るために必要なことだからこそ、より地球環境に配慮しながらおこないたい。そうお考えの方のために、ここからは今日からできる工夫をお伝えします。
後半では、エコな洗濯におすすめな、日本で意外と知られていないアイテムもご紹介いたしますので、ぜひ最後までお読みください。
洗濯の水・電気を無駄にしない
使用する水や電気の量は、洗濯機の方式・容量・コース・水温・乾燥方法によって異なります。国別の古い平均値を、現在の各家庭にそのまま当てはめることはできません。衛生を保ちながら、適正な容量で洗う、汚れや素材に合うコースを選ぶなどの工夫をしましょう。
衣類と汚れに合う洗剤を適量使う
衣類の取り扱い表示と洗剤の用途を確認してください。自然由来・オーガニックというだけで、どの衣類にも適するわけではありません。必要以上の洗剤を入れず、すすぎ回数は商品の案内や洗濯機の設定に従いましょう。
風呂の残り湯は、洗濯機の説明に従って使う
対応する洗濯機では残り湯を洗いに活用できます。すすぎには水道水などのきれいな水を使うことが推奨されます。入浴剤や水の状態によって使えない場合もあるため、洗濯機・入浴剤の表示を確認してください。残り湯を使えば必ず衛生的に仕上がるとは限りません。
衣類の繊維くずを回収する
合成繊維の衣類からは洗濯時に細かな繊維が抜け落ちることがあります。専用の洗濯バッグは流出を減らす選択肢ですが、すべての繊維を完全に防ぐわけではありません。GUPPYFRIENDは40℃以下などの使用条件を案内しています。回収した繊維くずは排水に流さず、自治体の分別に従ってごみに出しましょう。
洗濯物を干して自然乾燥させる
洗濯物を乾かすなら「自然乾燥」させることが、電気も使わずにできる方法です。洗濯物を毎日干して、自然乾燥させている方が多くいらっしゃると思いますが、すでに地球を思いやる選択なんです。
しかし、梅雨の時期など天気が悪い日が続くと、お洋服の生乾きの臭いが気になりますよね。自然乾燥よりも、乾燥機を使いたい。そんな時は、次にご紹介するアイテムをおすすめいたします。
乾燥補助具は対応機種と使用条件を確認する
ウール製の乾燥ボールなどは、乾燥時に衣類をほぐす補助具として販売されています。乾燥時間や節電効果は衣類の量・素材・機種によって変わり、個人のレビューの短縮時間をすべての家庭に当てはめることはできません。洗濯乾燥機の取扱説明書と商品の使用条件を確認しましょう。
洗濯の頻度は汚れと衛生状態で判断する
衣類ごとの一律の回数ではなく、汗・汚れ・使用状況と取り扱い表示に応じて洗濯しましょう。節水のために必要な洗濯を省くことは勧めません。洗濯後は放置せず、素材に合う方法で十分に乾かしてください。
エシカル大掃除とは?人と環境に優しいお掃除方法を紹介!
家を掃除することが環境問題につながっている可能性があることをご存知でしょうか?
年末年始は、一年を汚れをリセットするため、大掃除を行う方も多くいらっしゃると思いますが、家を綺麗にする掃除グッズには環境に良くない影響を与えてしまうものがあります。
掃除と環境問題には、どんな繋がりがあるのでしょうか。早速見ていきましょう。
掃除と環境被害
洗剤やスポンジ、使い捨て用品やプラスチック用品など、大掃除には欠かせないもの中には、水を汚染し、海洋生物に悪い影響を与えたり、マイクロプラスチックを排出してしまうものがあります。
環境に優しいエシカル大掃除アイデア

お掃除に必要なものは洗剤やフキンなどのグッズです。具体的に例を挙げると、以下になるのではないでしょうか。
【お掃除用洗剤類】
-
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダ
- クエン酸
- 漂白剤
【お掃除用グッズ】
- スプレーボトル
- ふきん
- ブラシ
- スポンジ
- ラップ
ここで重要なのは、汚れと素材に合う洗剤を適量使い、不要な買い足しや使い捨てを減らすことです。それでは、これらの道具を使用した具体的な環境に良い行動を紹介していきます。
あるものをリサイクルする
まず、大掃除のお買い物をする方も多くいらっしゃると思いますが、お家の中を一度探検し、掃除に使えそうな不要品を探してみてください。
ふきんやブラシは家にある古い服で代用可能。ブラシは歯ブラシなどを使うことができます。
こびりついている汚れなどを落としたい場合は、デニム生地など、硬い布を使えばより汚れを取りやすくなります。
小さな工夫で、新しい商品を買わずに済むケースありますので、ぜひ不用品を探して、おエシカル大掃除に当ててみてください。
汚れに合う製品を、使用表示どおりに使う
重曹・クエン酸なども化学物質です。「天然」「オーガニック」だけで安全性や洗浄力を判断せず、汚れ・素材に合ったものを選びましょう。異なる洗剤を自己判断で混ぜず、特に塩素系製品と酸性の製品は併用しないでください。必要に応じて換気や手袋を使用し、製品表示を守りましょう。
出典:国民生活センター・住宅用塩素系洗浄剤の使い方(2026年)
再利用する
使い古した布や歯ブラシを掃除に活用する方法もあります。素材を傷つけないか目立たない場所で試し、衛生上問題のあるものは再利用しないでください。掃除機は対応していない水分を吸い込ませず、取扱説明書に従って使いましょう。
エシカル大掃除代用品の紹介
年末の大掃除を何から始めればわからない、そんな方におすすめの、掃除用具のエシカル代用品を紹介いたします。
Sonett ナチュラルブリーチ
過炭酸ナトリウム・炭酸ナトリウムを原料とする酸素系漂白剤です。「漂白剤の代用品」ではなく、漂白剤の一種です。公式案内ではウールやシルクには適していません。塩素系ではないことを、無条件に安全という意味に取らず、表示された使用方法を守りましょう。
出典:ソネット・製品Q&A
OxiClean
酸素系漂白剤のブランドです。製品によって成分が異なり、「オキシクリーンEX」には界面活性剤が配合されています。ブランド全体を界面活性剤不使用としたり、水環境への影響がないと断定したりすることはできません。用途・使用量・使えない素材を確認してください。
セルローススポンジ
植物由来のセルロースを主原料とするスポンジです。研磨面や補強材に別の素材を使う商品もあるため、製品全体の素材を確認しましょう。生分解性でも下水や自然の中に流してよいわけではありません。使用後は自治体の分別方法に従って処分してください。
ヘチマ
乾燥したヘチマの繊維を使うスポンジもあります。素材に合う用途で使い、洗浄後はよく乾かして清潔に保ちましょう。天然素材であっても、傷みや汚れが進んだものを無理に使い続けないことが大切です。
さいごに。お家も地球もグリーンにクリーンに

大掃除からでるエシカルな取り組み。新年が始まる前に、地球とお家をきれいさっぱりでスタートさせてみませんか。
最後まで読んでくださってありがとうございます。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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