オリラジ中田敦彦が新アパレルブランド「カールフォンリンネ」を発表
※編集部注:本記事で紹介している商品・価格は取材当時のものになります。最新の情報は「CARL VON LINNÉ / カール フォン リンネ」のホームページを参照ください。
2021年8月8日に芸能人でありYouTuberの中田敦彦氏が、新いくアパレルブランドのプロジェクトを開始することを発表しました。
ブランド名は「CARL VON LINNÉ / カール フォン リンネ」。持続可能性に極限配慮し、生地の選び方から、生産方法にまでこだわり、さらにそれを受注生産で販売するとのこと。新しくサスティナブルファッションブランドを立ち上げたことになります。
当記事では、ブランドの特長を紹介し、加えてこのプロジェクトが社会的にどのような意味を持つのか、考察できればと思います。
考える全ての人へ向けたブランド
中田氏がプロデュースするカールフォンリンネは、考える全ての人へ向けたアパレルブランド。ファッションデザイナーの村松啓市氏を迎え入れ、話題性ではなく、その品質とコンセプトを以って、「社会を変える」ことを目指しています。
ブランド名のカールフォンリンネは、スウェーデンの植物学者から来ており、「未来のために知性の上にきる」がコンセプト。
そのコンセプトに沿って、アパレルの常識とはうって変わった、大胆な取り組みを次々に盛り込んでるのが特長です。
ブランドの3つの特長
カールフォンリンネは持続可能性を考えたブランドとして、下記の3つのことに特に注力しています。
- 環境に優しい生地
- 伝統産業を継承する
- 高い原価率で高品質低価格を実現
1つずつ見ていきましょう。
環境に優しい生地
カールフォンリンネでは、環境に配慮するために、オーガニックコットンを使用しています。
また、どの農園から採れたコットンかがわかるようにトレーサビリティーを大事にしているのも特長の1つ。
こちらのロングスリーブシャツはオーガニックコットン100%でできた一着です。
引用:https://cvl-linne.com/items/610630102023972a08c7ce6a
伝統産業を継承する
カールフォンリンネでは、埋もれてしまっている日本の伝統的な技術にも目をつけ、その技術を活用しています。
例えば、こちらは静岡県の遠州織物を使ったシャツ。
引用:https://cvl-linne.com/items/610650dd46e30e06fae6b583
そして、こちらのニットは、最高級のリサイクルウールでできた愛知の尾州織物が使われています。
引用:https://cvl-linne.com/items/610652d78696c72875b8c374
高い原価率で高品質低価格を実現
もう1つカールフォンリンネの特長として挙げられるのは、破格の原価率。
原価率は15~30%が通常、原価率を公開し、高いと言われているブランドでも50%のところを、カールフォンリンネは65%とかなり挑戦的な設定。
通常はこれだけ原価率が高いと宣伝費が採れずに売れないか、もしくは値段を上げざるをえないのですが、有名なYouTuberである中田氏の宣伝力があることで、これだけ原価率が高く、高品質な商品をリーズナブルな価格帯で世に出せると言います。
社会貢献を兼ねた社会実験
ここまで、中田敦彦氏が立ち上げた新ブランド「カールフォンリンネ」に関して見てきましたが、いかがでしたか。
多くの方にとっては、なぜこのタイミングで同氏がアパレルに手を付けたのか、疑問が残る部分だと思います。
しかし、同氏は過去にも「地球に住めなくなる日」を解説し、気候変動に関する動画を作っていたり、自分自身がヴィーガンであり、食事と環境問題に関しても発信しています。
また、最近の動画では、著書「大量廃棄社会」を題材に、衣類ロスの問題、ラナプラザ事故を含む労働環境の問題なども発信したところでした。
同氏の動画の特徴として、マスメディアでは利害関係から考えて発信できない内容を発信することも多いのも特徴です。
同氏が動画内でも語っていたように、自身の影響力を使って、サイドビジネスだからできる社会貢献、そして壮大な社会実験を行おうとしているのではないでしょうか。
さいごに。買い物は投票
中田敦彦氏が立ち上げた新ブランド「カールフォンリンネ」。改めて自分たちが毎日接する洋服というトピックから、様々な問題に気づかされた方も多いのではないでしょうか。
同氏も動画の中で強調していたのは、我々消費者には世界を変える力があって、それは買い物は投票という言葉からも現れているように、買い物を通じて自分たちの声を上げ続けることだと思います。
「カールフォンリンネ」は廃棄を出さないために受注生産の形をとっていて、8月8日~15日までの期間限定で予約注文が可能とのことですので、興味がある方はぜひホームページを訪れてみてください。
ただ、モノを買う際は、本当に必要か、10年後も着ようと思えるかを見極めた上で、ぜひ意思決定をしてみてください。
それでは最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
【免責事項】
※本記事に掲載の情報は、公的機関の情報に基づき可能な限り正確な情報を掲載しておりますが、情報の更新等により最新情報と異なる場合があります。※本記事はエシカルな情報提供を目的としており、本記事内で紹介されている商品・サービス等の契約締結における代理や媒介、斡旋をするものではありません。また、商品・サービス等の成果を保証するものでもございません