買い物をするだけで森が増える「tells market」がNext資本主義を掲げる理由とは
SDGsやサスティナブル、エシカルというキーワードを見る日が増えてきましたが、中々自分の生活の中で、変化を起こすことのハードルは高いと感じている方も多いのではないでしょうか。
エシカルと言われても、何をすればいいのかよくわからない。
そんな方に一度試していただきたいのが、オンラインサービスの「tells market」です。
発行されるコインが植林に利用されるなど、ユニークな特徴があるサービスですが、一体どのような経緯で、そして何を目指して作られたサービスなのでしょうか。
当記事では、サービス立ち上げの経緯と、コンセプトである「エシカルには物語がある」に込められた意味に迫ります。
買い物をするだけで森が増えるオンラインマーケット
tells marketは、マーケットの商品を購入すればするほど、消費者が意図しなくても持続可能な社会や環境に貢献できるエシカルオンラインマーケットです。
商品の裏にある作り手の製造環境や、製造過程でどれくらい環境にダメージを与えているかってなかなか意識できないもの。
また、昨今のSDGsなどの流れで、地球にいいことをしなきゃと考えると、疲れてしまう人も多いのではないでしょうか。
今までのやり方を変えなくても、お洒落にかわいいものを買ってたら、自然と地球に貢献してた。くらいがちょうどいいと思うんです。
と、語るのは白木さん。
tells marketでは、消費をすると独自のコインがたまりますが、コインは1ヶ月で失効し、植樹に使われます。
自然と森が増える仕組みがtells marketには組みこまれています。
世界で再認識したMade in Japanの実力
昨今では、エシカルやサスティナブルな商品セレクションを売りにしたオンラインマーケットが増えてきています。
その中で、tells marketの特長である、自然と森が増えるという構想を持っているのは、同社代表のToshi Asabaが海外での経験と、その中で再発見した日本の良さを広めたいという想いから生まれました。
格差や環境の問題をビジネスの力で解決したい。その想いを形にしたサービスの1つがtells market。
ただ、地球環境の問題を変えていくことには、膨大な労力が必要です。それに人々の環境意識を変えることも一筋縄ではいきません。
商品の選定基準はストーリーがあるか
通常、エシカルというと、ヴィーガンであることや、プラスチックフリーであることなど、その特徴に注目が集まりがちです。
tells marketでは、もちろんそのような特徴も大事にしていますが、一番重要にしているのは、ストーリーが宿っているか否か。
ただの商品ではなく、そのストーリーも含めてエンターティメントとして楽しんでもらうために、ストーリーが必要不可欠だと、Tellsという名前に込められた想いを語ります。
認証よりも想いが重要
tells marketで販売されている商品は、どれも丁寧に想いが伝えられています。
例えば、こちらの「最高に気持ちいいニットストール」の”Ukniti(ユニティ)”。
紹介文には、こう記してあります。
極端にいえば「これまでの業界の常識と真逆なことをしてやる!」みたいな反骨精神が私のものづくりの原点です。
(中略)
そのような使命感から始まったユニティは、ゴールと価格を優先してプロセスを決めるのではなく、エシカルなプロセスを吟味しその中でできる事を最大限に行い世の中にない商品を生み出すブランドです。
(中略)
「リサイクル=安い」ではなく、「アップサイクル=ならではの上質な価値観を表現する」ことを目指しています。
と白木さんは語ります。
伝統技術の継承や、環境や働き手に優しい製造方法など、実に様々な商品が並んでいますが、商品の選定基準に関して尋ねてみると、
と自信を覗かせます。
目指すはNext資本主義
tells market以外にも、ソーシャルインパクトを見える化するクラウドファンディングサービスのSPINなど、グローバルITサービスを展開するFreewill社。
同社が目指すのは、Next資本主義だと言います。
その根底にある想いは、利益至上主義に取り残された真の豊かさへの挑戦です。
“Sustainable eco Soceity”という全く新しい、生産・消費の循環社会の形(エコシステム)を作り上げたいと考えている同社。
商品に”投票”することができる消費者のこれまでのあり方を、プロシューマー(生産消費者)に無意識に変えていくtells marketから今後も目が離せません。
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