社会を良くする一杯。ネパール産オーガニックコーヒー、BIKAS COFFEEが目指す世界とは?
皆さんは、毎日どんな場面でコーヒーを飲みますか?
朝の一杯、ランチのあとの一杯、頭をリフレッシュさせる一杯。
色んな場面で飲まれるコーヒーですが、今回ご紹介するのは、ネパール産の豆を使った、飲めば飲むほど社会が良くなるコーヒーです。
「このCOFFEEが世界をDEVELOP(発展)させる。」
今回は、そんな熱い思いをもつ、代表の菅 勇輝さんにインタビューを通して、BIKAS COFFEEの秘密を探ってきました。
NPO法人DREAM-Hackを立ち上げ、代表理事を務める。
イベント事業や教育をはじめとする国際開発事業、トレード事業を展開。トレード事業の一環として、BIKAS COFFEEを展開中。
ネパールは第2の故郷。
環境も健康もケアするネパール産コーヒーとは
佐藤:
それでは、BIKAS COFFEEがどのようなコーヒーなのか、教えていただけますでしょうか。
菅:
私たちが販売するBIKAS COFFEEは、アグロフォレストリーという環境に優しい農法で栽培された、ネパール産のオーガニックコーヒーです。
また、こちらでは簡単に説明しますが、BIKAS COFFEEは皆さんに飲んでもらえば、飲んでもらうほど、社会に貢献できるコーヒーです。
佐藤:
なるほど!環境にも、カラダにも、そして社会にも優しいコーヒーなんですね。
ちなみに、アグロフォレストリーという言葉を初めて聞いたのですが、どういう農法なのか教えていただけますか。
菅:
簡単に言うと、アグロフォレストリーは、1つの農地で何種類もの作物を栽培する方法です。
自然と人間が共存できる特徴をもち、環境にもよく、現地の人々の発展にもつながります。
実はと言うと、私が訪れたハルパン村は、土地が少なく、物流にも不便な山岳地に位置していたため、世界で主流の大量生産には不向きでした。
でも、だからこそアグロフォレストリーの良いところが、より生きるんです。
要は、1つの作物に固執する必要がないため、副業感覚でコーヒーを育てることができます。それでもって、庭の近くで他の作物と合わせて栽培しているので、豆の一粒一粒に管理の目がいきやすくなり、結果として、品質の良いコーヒーを育てることができるんです。
上位10%に匹敵する質の高い味
佐藤:
様々なこだわりが詰まった、コーヒー豆であることが伝わってきました!
ただ、コーヒー豆といえば、アフリカ産や南米産がやはり有名だと思います。
私自身、ネパール産のコーヒー豆が美味しいというイメージがあまりないのですが、正直なところどんな味なんでしょうか。
菅:
やはり、皆さんお馴染みのコーヒー豆の産地と比べると、ネパール産のコーヒー豆はまだまだ有名ではないでしょう。
しかし、BIKAS COFFEEの味には、もちろん自信があります。
先日、コーヒー豆を焙煎して頂ている方に、プレミアムクラスレベルのコーヒーだ、というお言葉を頂きました。
プレミアムクラスのコーヒーといえば、人気カフェで一杯500円ほどするような上位10%のコーヒーを意味します。
自信があるだけでなく、周りからも好評を頂いています。
流行りのサードウェーブで焙煎
佐藤:
ネパール産のコーヒー豆が、美味しいというイメージをあまり持っていなかったので、上位10%に相当するクオリティとは、驚きました!
もう少し、BIKAS COFFEEについて教えていただきたいのですが、ずばり朝昼晩だったら、どんな場面にピッタリなコーヒーですか?
菅:
おすすめしたいのは、やはり朝です。
BIKAS COFFEEはネパールのコーヒー豆を浅く焙煎していて、すっきりとした後味の、飲みやすいテイスト。
苦いコーヒーがあまり飲めないという方に、よく気に入って頂いてます。
僕自身、緑に囲まれた場所で、朝に出来立てのホットサンドと飲んだBIKAS COFFEEが忘れられません(笑)
素敵な朝のスタートと一緒に、BIKAS COFFEEを飲んでもらえたら、嬉しいです。
ネパール郊外の、ある村との出会いがBIKAS COFFEEの原点
佐藤:
私もぜひ、BIKAS COFFEEで素敵な一日をスタートしたくなりました!
ここまで、コーヒーについてお話を聞かせていただきましたが、BIKAS COFFEEを始めようと思ったきっかけに移りたいと思います。
菅さんが、ネパールに貢献したいと思ったきっかけって何だったんですか?
菅:
私とネパールとの出会いは、学生時代まで遡ります。
ボランティア活動で、ネパールを何度か訪れていたのですが、いつの間にか出会った人々や文化、ネパールという国のとりこになっていました。ネパールの大ファンですね(笑)
そして、ネパールへの思いをそのままに、一度は就職したのですが、どうしてもネパールを忘れることができませんでした。
ビジネスだからこそ持続可能な側面があったり、関わる人数も増やせそうだったりと考えたので、覚悟を決めてネパールへ向かいました。
そこで、たまたま出会ったのが、コーヒー農業が盛んなハルパン村。
現地の人々のこだわりや発展したいという未来に向かう思いに、共感が大きくて、ネパールのコーヒー豆を通して、現地を盛り上げていきたいという熱い気持ちになりました。
こうして、BIKAS COFFEEが誕生したんです。
ネパール社会の人口流出を食い止めるコーヒー
佐藤:
菅さんのネパールへの思いと、素敵なコミュニティとの出会いが、BIKAS COFFEEのベースにはあったのですね!
ネパールの社会課題を解決したいとのことですが、例えばどんな課題が印象的でしたか?
菅:
最も印象的だったのは、人口流出の問題です。
村に雇用がないと、現地の人々は都市部へ出稼ぎに行く選択肢しか、なくなってしまいます。
人口が都市部へ流れ、村から将来の担い手がいなくなってしまうことは、農業などの発展も見込めない原因になってしまう恐れがあります。
そこで考えた解決策が、現地に雇用を生み出すために、私たちが日本でコーヒー豆を販売するということ。
日本のマーケットで、丁寧に作られた豆に見合った価格で販売することによって、現地の農家さんの副収入を増やすことができます。
さらに、私たちは仲介業者を最小限に抑えており、フェアトレードの側面も最大限に生かしているのが強味です。
現地からコーヒー豆を購入し、日本で売る。
難しいことは一つもしていませんが、確かにネパールの社会課題解と発展へつながっているのです。
佐藤:
なるほど!購入するだけで貢献になるのであれば、とても気軽なアクションですね。
菅:
そうなんです。
どうしても、国際貢献や社会貢献って、少しハードルが高く見られてしまうと思います。
しかし、私たちは、どれだけ小さなアクションでも、貢献につなげることができるという気軽さを、もっと広めていきたいです。
ただの国際貢献じゃない、一杯のコーヒーが思いをシェアするチケット
佐藤:
小さなアクションでも、貢献であるとおっしゃっていましたが、例えばBIKAS COFFEEを一杯買うこともアクションに含まれますか?
菅:
もちろんです。
いわば、BIKAS COFFEEは、社会を良くしたいという思いを持つ仲間が集まる、そんなコミュティへのチケット。
私たちは、社会を良くするための、どんなに小さなアクションでもGLOBALACTIONと呼んでいますが、一杯のコーヒーを通じて、人々を繋いだり、次のGLOBALACTIONが生まれるきっかけになればと考えています。
BIKAS COFFEEでは、『新しいGLOBALACTIONを開発し、全ての人が社会に貢献できる経済社会をつくってゆく』をビジョンに掲げていますが、そのビジョンを一杯のコーヒーがきっかけで作れればこれほど嬉しいことはございません。
佐藤:
コーヒーを購入することによって、GLOBALACTION(社会を良くするアクション)が広がっていくんですね!
ネパールと身近なコミュニティ、どちらにも貢献できるという点が、まさに「このCOFFEEが世界をDEVELOP(発展)させる。」というコンセプトに当てはまっていますね!
世界を発展に導く思いを込めた名前、BIKAS COFFEE
佐藤:
BIKAS COFFEEというブランド名には、どのような思いが込められていますか?
菅:
BIKASは ネパール語で、発展、開発、繁栄といった意味を持っています。
私は、BIKASという名前のとおり、コーヒーを通して社会を繁栄させたいという思いを込めて、この名前にしました。あと、BIKASは私のネパールネームなんです(笑)
佐藤:
まさに、BIKASさんが、世界をBIKAS(発展)に向かわせていますね!(笑)
苦めのコーヒーが飲めない、そんなあなたにおすすめしたいBIKAS COFFEE
佐藤:
本日は、BIKAS COFFEEがオーガニックでフェアトレードという特徴だけではなく、たくさんの思いが込められている、素敵なコーヒーだということが伝わってくる、素敵な時間でした。
最後に、特にこんな方にBIKAS COFFEEをおすすめしたい!というメッセージを頂けますでしょうか。
菅:
はい。もし、コーヒーの苦味があまり好きではない、という方がいらっしゃれば、ぜひ一度飲んでみてください。
BIKAS COFFEEは、コーヒーの苦味に抵抗があるような、コーヒー初心者の方から気に入って頂けることが多いです。
また、浅く焙煎をしているコーヒーが好きな方にもおすすめします!
佐藤:
私は、まさに苦いコーヒーが苦手で、ブラックコーヒーが飲めないので、BIKAS COFFEEをぜひ飲んで、GLOBALACTION(社会を良くするアクション)に参加しようと思います!
本日は貴重な時間をありがとうございました。
編集後記:
カラダや環境に優しいだけではなく、BIKAS COFFEEを一杯消費することによって、ネパールも、身近なコミュニティも、さらには世界までもよくすることができる、素敵なコーヒーをプロデュースしている菅さん。
BIKAS COFFEEを通して、世界をよりよくしていけるアクションを広げていきたいという菅さんの強い思いが伝わってくる、そんなインタビューでした。
今回の記事が、思いをシェアできるコミュニティへのチケットであるBIKAS COFFEEと皆さんとの出会いになればと思います。菅さん本当にありがとうございました。
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