電気代の節約方法まとめ|節電よりも安くするコツを解説【2024年】
2024年もじわじわと値上りしている電気代。政府による電気代の値引きも終了となり、生活の中で電気代の負担は大きく、電気代節約の必要性は高まっています。
とはいうもののここ数年、夏は猛暑が続いていますし冬は灯油も高騰しています。「電気代を節約しないと」とは思っていても、節約のためにエアコンを使わず過ごすのは難しいですよね。
日々、節電に取り組んでいる方についても、気がつけば「節約しているのになぜこんなに高いの?」と電気代の請求額に驚いた経験があるのではないでしょうか。
この記事では今すぐできる簡単な節約法から、ライフスタイルを見直す節約法、そして今電気代の節約に最も効果的だといわれる新電力の乗り換えについて分かりやすく解説しています。
毎月の電気代が高いので困っているという方に役立つ情報を満載でお届けしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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当記事は電力ジャンルの制作ポリシーに沿って制作しています。ランキングロジックの詳細は「【電力】コンテンツ制作ポリシー」にて開示されています。当記事では、2024年11月1日時点で確定している、11月分の各電力会社の燃料費調整額を基に情報提供をしています。
2024年10月使用分(11月請求分)で電気・ガス代の「酷暑乗り切り緊急支援」は終了します。 詳しい電気代・ガス代補助の内容については、こちらの記事「電気・ガス料金補助が8月から再開!いくら安くなるのかを解説」にて解説しています。
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目次
電気代が高い原因は?
「あれ、こんなに電気を使っていたっけ」――電気料金の請求を見て思わず驚いたり、中には想定外の電気代で困ってしまうような方もいます。一人暮らしの方や電気の使用量が少ない方でも、ここ数年の電気代を比較してみると2022年~2024年にかけてじわじわと電気代が高まっているはずです。
燃料費高騰の理由から一気に電気代が高騰した2022年の冬。2023年6月には大手電力会社の7社が電気料金を値上げしました。
その後、電気代高騰のピークと比較すると電気代は落ち着いたものの、2024年4月1日に再び全国の大手電力会社は電気料金を改定。
一斉に値上げとなった電気代ですが、今後も、様々な理由から電気代の値上げが予想されます。
今後も電気代はどんどん高くなってしまうのか心配ですよね。夏・冬シーズンの電気代のピークを迎える前に、今のうちにできることを始めましょう。
電気代の計算方法と節約のために知っておきたいポイント
そもそも電気代は、どのような方法で計算されているのでしょうか。この見出しでは、大手電力会社での一般的な計算方法や、家電製品ごとの電気代の計算方法を解説。ぜひ、計算方法を知り、日々の電気代を節約するための参考にしてください。大手電力会社の電気料金は、次の方法で計算されることがほとんどです。
電気料金の計算方法
電気料金=基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再エネ賦課金
電気料金の計算方法の中で、大きく節約できるのはやはり電力量料金です。
電力量料金は「1時間あたりの消費電力(kW)」×「使用時間」×「各社の料金単価(円/kWh)」の計算方法で算出されます。
電気代を節約するには、家電製品の消費電力量を減らすか、使用時間を短くするか、安い料金単価の電力会社に乗り換えるかということがポイントになります。
具体的な電気代を知って節約につなげるには、まず各家電製品が消費する電力量を調べましょう。
電力量の計算方法
電力量=「消費電力」×「時間」
電力量は「消費電力」×「時間」で計算できます。例えば、消費電力が「1,000W」と記載されている家電の場合、2時間使ったときの電力量は「1,000W」×「2時間」=「2,000Wh」です。
次に、求めた「Wh」を「kWh」に変換します。1,000Wk=1kWhであるため、先ほど計算した「2,000Wh」は「2kWh」です。この数字に、料金単価を乗じることで実際の電気代を計算できます。料金単価が「40円/kWh」と仮定すると、電気代は「2kWh」×「40円/kWh」=「80円」です。
家電製品ごとの電気料金計算方法
効果的に節約するため、ここからは、一般的な家電製品の電気代を計算する方法を見ていきましょう。なお、料金単価は「40円/kWh」として計算します。電気代を計算する際に必要な家電製品の消費電力は、カタログや仕様書に書いてあります。しかし、記載している家電製品の消費電力はあくまで「最大値」であることに注意しましょう。節約する際には、正しい消費電力を知る必要があります。
エアコン(クーラー・暖房)の場合、
- 1時間あたりの電気代=「消費電力(kW)」×「1kWhあたりの料金単価(円/kWh)」
- 1ヵ月あたりの電気代=「1時間あたりの電気代(円)」×「1日の使用時間」×「1ヵ月の使用日数」
で電気代を計算できます。消費電力が「1,000W(1kWh)」のエアコンでは、1時間あたりの電気代は「1kWh」×「40円/kWh」=「40円」です。1日5時間、1ヵ月で20日稼働する場合は、「40円」×「5時間」×「20日」=「4,000円」と計算できます。
なお、エアコンは夏であれば冷房、冬なら暖房など、運転するモードによって消費電力が異なります。そのため、冷房・暖房の電気代を計算する際はカタログなどにある「期間消費電力量」を参考にしましょう。
次に、冷蔵庫の電気代を計算する方法を見てみます。冷蔵庫の電気代は、カタログなどにある年間消費電力量を参照しましょう。年間消費電力量が「300kWh」の場合は、「300kWh」×「40円/kWh」=「12,000円」が1年にかかる電気代の目安です。
節約するために1ヵ月あたりの電気代を知りたい場合は、12で割ることで計算できます。しかし、季節や使い方によって消費電力は変動するものです。あくまで目安程度に考えて節約に挑みましょう。
最後にテレビの電気代を計算する方法を解説します。
テレビの電気代はカタログなどにある定格消費電力をもとに計算しましょう。定格消費電力が80Wの場合、テレビを3時間つけたときの電気代は「0.08kWh」×「40円/kWh」×「3時間」=「9.6円」です。毎日テレビを3時間付けた場合、1ヵ月の電気代は300円ほどになります。テレビはこまめに消すことで、節約につながるかもしれません。
家電製品別消費電力割合
電気代を節約するには、家電製品がどれだけ電力を消費しているのか、その割合を知ることが重要です。消費電力が多い家電製品から節電するほうが、費用対策効果は圧倒的に高まります。夏と冬それぞれの家電製品別の電力消費割合をグラフで見てみましょう。
参考資料:資源エネルギー省 家庭でできる省エネ
消費電力割合を見てみると、やはり夏・冬ともにエアコンと冷蔵庫の割合が高いです。そして意外にも待機電力の割合が高いことにも気が付かれたのではないでしょうか。
次の見出しでは、消費電力割合が高い家電製品の使い方を見直すために、どのような工夫ができるのかそのコツを解説します。引き続きご覧ください。
電気代の節約術①家電製品の使い方を工夫
どの家電製品がどのくらい電気代がかかっているのかイメージすることは、電気代を節約するためにとても重要です。電気代が高い家電製品の使い方を見直すことで、大幅な電気代の節約につながります。この見出しでは、生活に欠かせない家電製品について、どんな工夫をすれば電気代を節約できるのか具体的に解説。家電製品にかかる電気代を抑えるポイントは下記の通りです。
- 消費電力
- 使用時間
- 待機電力
年間を通して消費電力割合の高いエアコンや冷蔵庫から、電気代の節約方法を見ていきましょう。
エアコン(夏・冬)
1年間で最も電気代を使うのがエアコンです。そもそもエアコンの冷房・暖房を使わなければ、電気代は大幅に節約できます。しかしながら、一切エアコンを使わない生活というのは難しいもの。まずはエアコンを使いながら、しっかりと電気代を節約する方法について具体的に解説します。節約方法①フィルターの掃除
エアコンを使う時は必ず、こまめにフィルターを掃除しましょう。フィルターが目詰まりしているとエアコンの効率が落ちてしまい、電気代が余計にかかります。エアコンをつけても冷えない・温まらないときは温度設定を変える前にフィルターを掃除してみてください。節約方法②扇風機・サーキュレーターを併用する
扇風機やサーキュレーターを併用することで、効率的に室内を冷やしたり温めることができます。サーキュレーターで空気を循環させることで、エアコンの温度設定を変更しなくてもよくなります。またエアコンの風量を最大にするより新しいサーキュレーターを使うほうが省エネです。さらに夏は湿度を下げること、冬は湿度を上げることで、温度設定を変更しなくても涼しく感じたり暖かく感じられるようになります。
節約方法③自動モード・ECOモードを使う
エアコンに備わっている自動モードやECOモードは、温度設定だけでなく湿度も調整してくれます。またエアコンによってはセンサーで人のいる場所を察知して効率よく温度管理してくれます。自動モードやECOモードは電気代を節約するための機能ともいえるので、これまで冷房・暖房の設定でエアコンを使っていた方はぜひ試してみてください。
節約方法④冷やした・温めた空気を逃がさない
せっかくエアコンで室内が快適な温度になったのに、設定温度から室温が変化してしまうと、エアコンはそのたびに電力を消費して再び温度を調整します。エアコンを使う時はカーテンを閉める、ドアの前に暖簾をかけておくなど、空気を逃がさないように工夫するだけで、エアコンの消費電力を節約できます。
節約方法⑤室外機をチェックする
室外機の吹き出し口がふさがっていないかどうか、直射日光があたる場所にないかチェックしてみましょう。室外機は風通しの良い日陰に設置されていることがベストです。そうでない場合は、直射日光があたらないように日よけを使うのがおすすめです。節約方法⑥こまめにオン・オフしない
エアコンの電気代を節約するためについついやってしまいがちなのが、エアコンの電源をこまめにオン・オフすることです。エアコンは運転開始時に最も多くの電力を消費します。短時間の外出についてはつけっぱなしにするほうが電気代は節約できます。エアコンの電気代を節約するために最も重要なのは、設定温度を保ち続けることです。
国内大手空調機器メーカーのDAIKINによると、エアコンの温度設定は冷房・暖房共に1℃変えると約10%の電気代節約に繋がるといわれています。エアコンの温度設定は夏は28度、冬は20~22度を目安に、ここまで解説した節約方法を組み合わせて、電気代を節約してみてください。
冷蔵庫
エアコンに次いで2番目に消費電力割合の大きい冷蔵庫。もちろん冷蔵庫は使わないわけにはいかないため、どうすれば電気代を節約できるのか具体的に見ていきましょう。節約方法①温度設定
冷蔵庫は冷やしすぎないようにすることが、一番簡単な節約方法です。温度設定を「強→中」に「中→弱」にすることで、日々意識をしなくても電気代の節約ができます。節約方法②温度を変化させない
開け閉めする回数が多いほど、冷蔵庫の中の温度は変化してしまいます。また熱いものをそのまま入れてしまうのも温度変化の原因になります。冷蔵庫の冷気を逃がさないよう、温度を変化させないように心がけることで電気代が節約できます。節約方法③中身の入れ方を工夫
冷蔵庫の中身はどうなっていますか?食品を詰め込みすぎることで、冷気の吹き出し口が塞がれてしまうと冷蔵効率が下がってしまいます。冷蔵庫については余裕をもって食品を入れるようにしましょう。冷蔵庫内に適度な空間があることも電気代の節約に効果的です。一方、冷凍庫についてはしっかりとぎゅうぎゅうになるまで詰め込んだほうが電気代の節約になります。
節約方法④冷蔵庫の大きさ
冷蔵庫は大きければ大きいほど電気代がかかると思っていませんか?実は、冷蔵庫の電気代は大きいほど高いというわけではなく、その製品によってさまざまです。新しい冷蔵庫を購入する場合、大きい冷蔵庫は電気代が高そう…と判断するのではなく、カタログを見てどのくらい電気代に違いがあるのか比較しながら選びましょう。
照明
照明器具による電気代の節約方法は、使わない部屋の照明を消すことはもちろん、無理のない範囲で明るさを下げることも効果的です。また、初期費用はかかってしまいますが、電灯をLED電球に変える、トイレや玄関の電気はセンサーライトに変えるなども節約に効果的です。
テレビ
テレビの電力消費割合は夏・冬ともに4%を超えており以外にも節約できるところがたくさんあります。「省エネモード」に設定して、テレビ画面の輝度を下げると電気代の節約につながりおすすめです。また、テレビのつけっぱなしはやめて、見ないときはテレビを消しましょう。温水洗浄
温水洗浄便座で節電する際のポイントは、温水をオフにしたり、タイマー機能を使ったりすることです。特に夏場は温水機能が不要な場合も多いので、積極的にオフにして節約につなげましょう。温水オフ機能や、タイマー機能がない温水洗浄便座を使うのもおすすめです。その場合、使わないときはコンセントからプラグを抜いておくと電気代が安くなります。
便座
あまり家電製品として意識していない便座ですが、暖房便座はふたが開いている状態だと多くの電力を使ってしまいます。トイレを使用しないときは必ずふたを閉めるようにして電気代を節約しましょう。暖房便座の温度を低くするのも、節電・節約のコツです。また、夏場などそこまで暖房機能がいらないシーズンは、電源をオフにしたり、コンセントからプラグを抜いておくと電気代の節約になります。
洗濯機・乾燥機
洗濯機の電気代を節約するには、使う回数を減らすのが有効です。洗濯物がある程度たまってから洗濯しましょう。目安は、洗濯機容量の8割以上です。電気代は洗濯するコースによっても変動します。あまり汚れていないものを洗濯するときは、スピードコースやお急ぎコースなど、短時間で済むものを選べば節約繋がるでしょう。
炊飯器
炊飯器の保温機能は1時間当たり約0.5円。保温時間が長くなる場合はその都度、電子レンジで温めるほうが節約できます。古い炊飯器を使っている場合は、新しい炊飯器を購入することで消費電力が抑えられます。ごはんもよりおいしく炊けますよ。電気ポット
保温機能付きのポットを使っている方はぜひ、その都度お湯を沸かすタイプの電気ケトルを使ってみてください。お湯を使いたいときに使いたい分だけを沸かすので、保温し続ける電気ポットより電気代を節約できるメリットがあります。常にたくさんのお湯を常備しておきたい方でなければ電気ケトルのほうがおすすめです。家電製品の待機電力を節約するには?
家電製品は、使用していないときでもわずかに電力を消費しています。これを「待機電力」と呼びます。待機電力は、家電をオンにしたときにすぐ稼働できるようにしておくためのものです。小さなものと思うかもしれませんが、電気代の節約には重要です。待機電力で消費する電力は、ひとつひとつは非常に小さい電力ですが、多くの家電で待機電力が発生することで結果として電気代が高くなってしまいます。
オフシーズンのエアコン、サーキュレーター、扇風機、ファンヒーター、電気ストーブ、電子レンジ、電気毛布、ドライアー、ヘアアイロン、パソコンのモニターなど、決まったタイミングでしか使わないもの、タイマーや時間表示の必要がない家電製品はコンセントから抜くことで待機電力を節約できます。
電気代の節約術② 節電グッズを取り入れて意識しない節電生活
節電グッズを使うことで、簡単に家電製品の消費電力を抑えることができます。節電グッズを導入する際は、使用する頻度が高い、または消費電力が多い家電製品に関するものを選んでみましょう。節電、節電と意識しすぎてしまうと面倒になってしまいますが、便利な節電グッズは意識をしなくても自然と家電製品の電気代が節約できるようになります。
例えば冷蔵庫の節約グッズ。冷気を逃がしにくく、庫内の温度を一定に保ちやすくする「冷蔵庫カーテン」や効率的に冷蔵庫を冷やす専用の保冷剤を使えば、冷蔵庫の開け閉めしないように…と意識しなくても自然に節約した使い方ができます。
夏・冬ともに電力消費割合の大きいエアコンですが、ここ数年の夏は、電気代が無駄なるからとエアコンを消すには厳しい気候が続いていますよね。窓ガラスに張り付けるタイプの節電グッズは室内の断熱性能を高めてくれるので、エアコン使用時の大幅な節約になります。専用商品も販売されていますが、金額の安い梱包材を使う方法もあります。
特におすすめなのが、先の見出しでも少し触れたLEDです。照明器具を蛍光灯からLED照明に切り替えるだけで、特に意識をしなくても大幅な電気代の節約につながります。
電気代の節約術③ 省エネ家電への買い替えで電力量を減らす
コツコツ電気代の節約に取り組んでいても、なかなか効果が感じられないときは、思い切って家電製品の買い替えもおすすめです。特に年間の消費電力割合の大きいエアコンや冷蔵庫は買い替えによる電気代節約効果がとても高いです。新しい家電製品は便利な機能が増えるだけでなく、消費電力が小さくて節約に有効なモデルがどんどんと発売されていますから、長い目でみると最新の省エネ機能を搭載した家電製品に買い替えることはとてもメリットがあります。
エアコンの場合、Panasonicの資料では10年前のエアコンに比べ、最新のエアコンの消費電力は約15%カットできるとあります。エアコンの寿命は約10年。同じエアコンを10年以上使っているご家庭はぜひ検討してみてください。
※参考資料:https://panasonic.jp/aircon/contents/replacement.html#function
次に、冷蔵庫の寿命は8~10年とされます。450リットル程度の寿命が過ぎた冷蔵庫を買い替えることで、年間10,000円超の節電・節約効果を見込めるようです。
液晶テレビの場合ですと、寿命が6~7年ほど。寿命が過ぎた液晶テレビを最新機種に買い替えるだけで、年間約1500円の節電・節約効果があるとされます。
冷蔵庫の寿命は8~10年とされます。450リットル程度の寿命が過ぎた冷蔵庫を買い替えることで、年間10,000円超の節電・節約効果を見込めるようです。
またインターネットに接続して電源をOn/Offできるスマート家電もおすすめです。テレビやエアコンのつけっぱなしに気が付いたときに、外出先からスマートフォンから操作をしてすぐに電源をオフにできます。
スマートプラグ(スマートコンセント)を使えばスマホから電源操作ができるだけでなく、リアルタイムでの消費電力をチェックすることもできます。家電製品の利便性が高まるだけでなく節約にも役立ちますよ。
特に、室内の状況に合わせて外出先から操作できるスマート家電は、ペットを飼っている方からとても人気です。電気代の節約はもちろん、快適な生活にも役立つ最新省エネ家電をぜひチェックしてみてください。
電気代の節約術④ ライフスタイルを見直して電気の無駄を減らす
電気代を安くするには、日々のライフスタイルを見直すのも有効です。電力会社が提供しているアプリを活用したり、時間帯別に家電製品の使い方を見直したりしてみましょう。アプリやホームページで電気の使い方を把握する
各電力会社では、契約者向けに電力の使用状況が見られるページを用意しているのが一般的です。自分がどの時間帯や季節に多くの電力を消費しているのかをチェックすると、節電するポイントの理解につながります。電力会社以外でも、節電に関するアプリを数多く提供しています。なかには目標とする消費電力を設定できるアプリもあり、ゲーム感覚で節電できるでしょう。
電力会社との契約を確認して電気代が高い時間帯を避ける
電力会社と契約しているアンペア数やプランを確認して、電気代が高くなる時間帯を避けることも節電につながります。時間帯ごとの電気代は、契約している料金プランによって異なるため、まずはどのような契約内容かを確認してみましょう。各社が提供している契約プランには、夜間の電気代が安くなるものもあります。日中は家にいない場合は、そうした契約プランを使うのもおすすめです。特に一人暮らしの方は契約の見直しも検討してみましょう。
消費電力と使用時間を抑えることで電気代を節約
電気代を節約するためにできることについていろいろとお話してきましたが、ここまで解説してきたことでできることは、電力量料金のうち家電製品の消費電力と使用時間を減らすことです。家族みんなが電力を無駄にしない生活を意識することで、家電製品にかかる電気代はかなり節約できます。ところが中には、すでに日々節電に取り組んでおり、これ以上電気代を節約するのが難しいところまで来ている方もいらっしゃるでしょう。
次の見出しでは電力量料金の最も重要な部分、料金単価を節約する方法について解説します。どんどん電気代が高くなり、困ってしまっている方にこそ見ていただきたい内容になっています。今すぐに電気代を安くしたい方はぜひ引き続きご覧ください。
電気代の節約術⑤ 最も効果的!安い新電力会社への乗り換え
10年以上使っている家電製品を新しいものに買い替えるのは、電気代節約にとても効果的ですが、エアコンや冷蔵庫を買い替えるには出費がかかかるため、なかなか今すぐできることとはいえませんよね。ここからは、電気代を大きく節約できる最も効果的な方法、安い新電力会社への乗り換えについて解説します。当サイトでおすすめの口コミ・評判が良く、そして電気代が安くなるおすすめ新電力をピックアップしているのでぜひ参考にしてください。
各新電力会社をチェックする前に、電気代節約のためのポイントを押さえておきましょう。
- 現在の契約内容の確認(料金プラン・契約アンペア数・毎月の使用量など)
- 電気をよく使っている時間帯の確認
- 乗り換え先の電力会社の料金プランを比較しながら確認
長年、大手電力会社の規制料金(従量電灯)を契約している方ならば、新電力に乗り換えることで電気代を節約できる可能性が高いです。
自分自身のライフスタイルに見合う新電力会社を見つけることで、中には月に数千円単位で電気代を節約できることも。もちろんすべての方が100%電気代が安くなるわけではないものの、一度安くなるかどうかだけでも調べてみることをおすすめします。
それでは、電気代が安い新電力を見ていきましょう。
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電気代はどのくらい払っている?目標を簡単に達成する方法
節電する際には、何か目安や目標を定めるようにしましょう。目標を設定せずにいくら節電をしても、キリがなくなってしまうだけでなく、達成感が得られないことからなかなか進まないものです。ここからは、節電をする際はどのくらいを目標とすればいいのか家庭ごとの電気代目安を紹介します。一人暮らしの場合に電気代を節約する目安
総務省が2020年に実施した家計調査によると、一人暮らし世帯の電気代平均は年間69,492円でした。月額に換算すると、5,791円です。もし、一人暮らしで毎月6,000円以上の電気代がかかっている場合には、6,000円を切ることを目安に節電・節約に取り組んでみましょう。3人以上の家族世帯の場合に電気代を節約する目安
家族が多いと、その分だけ電気代も高くなってしまうものですよね。では、多くの家庭はどれくらいの電気代を支払っているのでしょうか。総務省統計局が発表した「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(用途分類(世帯人員別))」によると、2022年の3人世帯のひと月あたりの電気代平均は、13,157円でした。年間に換算すると157,884円、1日あたりでは438円ほどです。
特に冬の電気代が高い傾向にあり、暖房器具の見直しなどをしながら節電・節約に取り組んでみましょう。
オール電化家庭の場合に電気代を節約する目安
最近ではオール電化の家庭も増えてきました。ガスを使わない分、電気代が増えてしまうことから、一般家庭よりも電気代は高くなる傾向にあります。では、オール電化の家庭は、平均するとどれくらいの電気代がかかっているのでしょうか。関西電力の調査によると、2021年のオール電化家庭(4人以上)の電気代平均は17,738円でした。2022年以降、電気代の値上げが続いているため、昨今はさらに高くなっていると考えられます。20,000円程度を目安に節電・節約するとよいかもしれませんね。
オール電化住宅については初期費用はかかってしまうものの、蓄電池の導入が長期的な節約になるといわれています。電力量料金が安い時間帯に蓄電しておけば電気代を節約できます。
住宅設備として設置するブレーカー付きの蓄電池については費用が高額なため、電力量料金が安い夜の時間帯にポータブル電源を充電して活用するのもおすすめです。オール電化住宅は停電時に電気もガスも使えないため、ポータブル電源については緊急時の備えとしても役立ちます。
【まとめ】新電力に乗り換えて手軽に節電・節約しよう!
本記事では、電気代の計算方法や家電製品ごとの電気代、さらに今日から実践できる電気代節約のさまざまなポイントを紹介してきました。電気代を抑えるためには、日々の工夫だけでなくそもそも契約している電気会社自体を見直すことが最も手軽です。ぜひ、新電力会社も検討してみましょう。
おすすめの新電力会社をエリア別に解説している記事はこちらをご確認ください。
それでは最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
当ページ利用上のご注意
- 当ページで掲載している情報は、各電力会社の公表している情報を元に作成しており、閲覧時点での料金単価やキャンペーン内容を保証するものではございません。また、ご利用中の電力会社によっては、キャンペーンが適用されない場合がございますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
- 当ページで掲載している月額料金は、公表されている料金単価と基本料金(地域によっては最低料金)を元に独自に算出したものであり、実際の支払い料金とは異なります。あくまで比較における参考値としてご覧ください。