
最終更新日:2022.06.21
シャチハタのインク補充で失敗しない方法を紹介
シャチハタは「インク充填式浸透印」、つまりインクを補充することで繰り返し使えるスタンプです。
しかし、その補充方法はあまり知られておらず、「インクが切れたら新しいシャチハタに買い換える」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこちらのページでは、インクの補充と新しいシャチハタの購入ではどちらがコストパフォマンスに優れているか、1回の補充で何回使えるのか、などを紹介します。
また、種類が多くあるシャチハタですが、その種類ごとに充填方法が違うことはご存知ですか?
当ページではシャチハタの種類別にインクの補充方法を紹介するので、ぜひご確認下さい。
Contents
正しくインクを補充すればシャチハタは何度でも蘇る!

シャチハタは内部にインクが内蔵されており、ゴム製の特殊な印面にインクが染みることで、朱肉やスタンプ台がなくても押印できる便利な印鑑です。
そのため日常的に使用する場面も多く、「今使っているシャチハタのインクが薄くなってきた」という方も多いのではないでしょうか。
もし、インクの薄さを感じた場合、シャチハタごと買い換える必要はありません!インクを補充することで、お気に入りのシャチハタを復活させることができます!
薄いと感じたらまずは2点確認を!
シャチハタで上手く印影を残せない場合、印面が汚れている、インク残量が少ないという2点が考えられます。印面が汚れている場合
シャチハタの印面、ゴム印部分にゴミや汚れが付着していると、上手く押せないことや印影が薄い原因となります。汚れを見つけたらセロハンテープを使い、印面を綺麗にします。その際にゴム印部分を強く押さないこと、無理に擦らないことに気をつけましょう。
シャチハタの印面はデリケートなので、丁寧にクリーニングをしないと破損してしまう恐れがあります。
インクの残量が無い
印面は汚れていないが印影が薄い場合、シャチハタ内部にインクが残っていないことが考えられます。残量不足になった場合、補充や交換を行います。基本的にはシャチハタ本体を買い換えるよりも補充をする方がコストパフォーマンスが良いです。
下記で具体的な補充・交換方法について説明していますので、早速見ていきましょう。
補充には2つの方法があるので注意!

シャチハタにインク補充を行うときは、染料の種類と補充方法のタイプに注意しましょう。手持ちのシャチハタに合った染料・方法で補充しないと、シャチハタ本体が破損する可能性があります。
下記でタイプを確認し、失敗せずに補充を行いましょう!
インクの染料の種類
シャチハタインクには、顔料系と染料系の2つの種類があります。顔料インキ
インクの色を構成している粒子が大きく、押印後の耐光性に優れ、発色が良い特徴がある。染料インキ
インクの色を構成する粒子が顔料インキより細かく、紙に浸透しやすく、速乾性と連続での使用に適するという特徴がある。シャチハタは種類によって使用するインクの種類が変わります。
もし、別のタイプのインクを補充してしまうと、印面のゴムに上手く浸透せず、最悪の場合使えなくなってしまうこともありますので、注意が必要です。
インクの交換・補充方法も2パターン
上記でシャチハタのインクには2つの染料が使用されていることがわかりましたね。ですが、シャチハタには交換・補充のタイプも2つに分かれておりますので、下記で確認しましょう。
補充式
シャチハタの印面を上にして置き、スタンプ面にインクを1滴補充する方法。補充後は印面を上に向け、3時間程度置いておく必要があります。手や衣類にインクがついてしまうと落ちにくいので注意しましょう。
カートリッジ式
シャチハタ本体のホルダーを外し、カートリッジを新しいものに交換する方法。補充後は一定時間置き、交換後に押印する際は1度いらない紙等に試し押しをしましょう。【コラム】インクとインキって何が違うの?
シャチハタのインク交換をする際に、インクとインキの文字を目にするかと思います。では、この2つは一体何が違うのでしょうか。結論から言うと、2つに違いはない。ということになります。
印刷物や印刷業界では「インキ」が好まれ、一般的な商品や口語では「インク」を使うことが多いようです。
また、「インク」は英語圏の発音、「インキ」はオランダ語が語源となっています。実際にシャチハタの補充インクの商品名は「〇〇インキ」となっていますね。
インキとインクで名前が異なりますが、指しているものは同じですのでご安心下さい。
【種類別】商品名と補充・交換方法の一覧表

シャチハタには数多くの種類があり、それぞれ染料と補充方法が異なります。
自分の持っているシャチハタをどのように補充したらいいかわからないという方は、下記の一覧表で、人気のシャチハタでの交換方法をまとめておりますのでご覧下さい。
商品名 | 方法 | 染料タイプ | 色の種類 |
---|---|---|---|
ネーム9 ネーム9 Vivo |
カートリッジ式 | 顔料系 | 7種類 |
キャップレス9 キャップレス9 リール式 |
補充式 | 顔料系 | 7種類 |
ネーム6 ネーム6 キャプレ ブラック8 |
カートリッジ式 | 顔料系 | 7種類 |
ネームペン用ネーム オピニネームペン |
カートリッジ式 | 顔料系 | 7種類 |
ネームペンQ | 補充式 | 顔料系 | 7種類 |
ブラック11 キャップレスネーム |
補充式 | 顔料系 | 7種類 |
上記の表では、認印の代わりとして多くの方が使用している「ネーム9」や、ペンの上部にスタンプが搭載されている便利な「ネームペン」など、個人用として使われるシャチハタのインク交換方法を紹介しています。
商品名 | 方法 | 染料タイプ | 色の種類 |
---|---|---|---|
Xスタンパー ・角型印 ・丸型印 ・マルチスタンパー |
補充式 | 顔料系 | 7種類 |
タートスタンパー | 補充式 | 専用多目的インク | インクの種類による |
データネーム | 補充式 | 顔料系 | シャチハタの種類による |
こちらの表では、主に企業などで事務作業に使われるシャチハタインクをまとめています。
住所印などの定型文言の記入ができる「Xスタンパー」や、日付を変え繰り返し使用できる「データネーム」などの商品は、全て顔料系インクの補充形式となっています。
しかし、スタンプ台不要・連続押印が可能で工業用として人気の「タートスタンパー」のみ専用インクが必要となっていますので、インク交換の際には注意しましょう。
上記の表からお使いのシャチハタのインクタイプを確認し、正しい方法と染料で補充を行いましょう!
補充用インキはどれくらいの値段で販売されているの?

シャチハタがインクの補充によって長く使用できるとしても、補充用インクの値段が高い場合、本体ごと買い替えたほうが良いのではないかと思ってしまいますよね。
しかし、シャチハタの中でもポピュラーかつ安価なネーム9(既成品)の販売価格は980円、そしてネーム9に使用する補充用インクの値段は290円です。このことから、インクを補充しながらシャチハタを使用する方がコストパフォーマンスに優れるということがわかります。
1回の補充で何回押印できるの?
気になる使用可能回数ですが、これについては販売元のシヤチハタ株式会社の調査から、1回の補充につき約3,000~5,000回の押印が可能という結果が出ています。人気のネーム9などの交換カートリッジは、3,000~5,000回押印可能なインクが2本ついてくるので、290円で約6,000~10,000回使用可能となります。
その他のシャチハタでの補充用インクも、本体を買い換えるより圧倒的に安く済むため、インク切れなど本体を変更する必要が無い場合は、補充・交換をおすすめします。
インク販売価格一覧表
今回当ページでは、「補充インキの取扱い数」「割引販売」の2点から、ハンコヤドットコムが運営しているシヤチハタ館での値段を参考に下記の一覧表を作成しました。お使いのシャチハタに対応しているインクを確認し、お得な補充・交換の参考にしてください!
商品名 | 用途 | メーカー小売価格 | シャチハタ館での価格 |
---|---|---|---|
補充インキ XLR-9N(2本入り) | ネーム9・Vivo専用 | 380円 | 300円 |
補充インキ XLR-9N(2本入り) | ネーム6/ブラック8/ペアネーム、その他 | 380円 | 300円 |
補充インキ XLR-11N | ブラック11/データーネーム/シール用、その他 | 380円 | 300円 |
補充インキ XLR-GP(2本入り) | ネームペン/ペアネーム、その他 | 620円 | 500円 |
補充インキ XLR-60N | 顔料系Xスタンパー全般用 | 1,460円 | 1,200円 |
補充インキ XR-2NF | Xスタンパー非複写用 | 530円 | 400円 |
補充インキ XKR-20N | Xスタンパー光沢紙用 | 616円 | 616円 |
補充インキ XR-2N(X-300) | 染料系インク | 530円 | 420円 |
補充インキ XLR-GL | データーネームEX専用 | 374円 | 374円 |
こちらの表にも記載されている通り、シャチハタのインクも通販サイトの方がリーズナブルなことが多いです。
愛用のシャチハタのインクが薄いと感じた方は、当ページで確認した補充インキをネット通販でお得に購入して頂くことをおすすめします!
補充インキ・交換カートリッジはどこで買える?

シャチハタインクは地域の印章店や文房具店、または本屋の文房具コーナーや通販サイトと、多くのショップで取り扱われています。
しかし、どうしても実物を手に取ってから購入したいという方以外は、通販サイトでシャチハタインクを購入することをおすすめします。
実店舗より通販サイトでの購入がおすすめな理由
通販サイトがおすすめな理由としては、下記の3点が上げられます。実店舗に比べ商品が安い
先出の表にも記載されている通り、通販サイトではメーカー小売価格よりも安価にシャチハタインクが販売されています。例えば、会社で使っているシャチハタのインクをまとめて購入する際などは、割引されている通販サイトの方が出費が少なく済みますね。通販ショップは品数が豊富
シャチハタの補充インキや交換カートリッジは、本体のタイプごとに種類があり、色も最大7種類と品数が多いので、地域の印章店や文房具店では求めているシャチハタインクが取り扱われていないことがあります。そのため、できるだけ早く補充の必要がある方などは、通販サイトで購入されることがおすすめです。
情報量が豊富
シャチハタに使用するインクの種類は多く、実際に購入するとなると「本当にこのインクでいいんだっけ?」と迷ってしまいがちです。もし間違えたインクを補充してしまい、愛用のシャチハタが破損することは避けたいですよね。そんなとき通販ショップなら、購入画面に対応しているシャチハタの種類や補充方法が表示されているため、余計な迷いや商品の間違いが起きにくいというメリットがあります。
以下にメリットをまとめているので当ページの復習としてご覧ください。
- シャチハタインクが低価格で買える
- 売切れや取扱い無しに遭遇しにくい
- 購入ミスが起こりにくい
お使いのシャチハタがインク切れになりそうな方は、ぜひ1度通販サイトで商品を探してみてください!